北タイかり棲まい　６『いつかの船着場』

2024/11/28 - 2024/12/05

正味、北タイでの滞在期間が4日しかありません。

懐かしの町を幾つか回って、今年の旅の終わりとしましょうか。

エリア チェンライ(タイ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

「地方バスは『ロッ・トゥー』で統一しないか」て意見が以前から
あります、とんでもない。

「ロッ（車）」「トゥー（箱）」ワンボックスです。
結構、真剣に論議されているそうですが、勘弁してください。

狭い上にコレ、荷物積めないでしょう。
いや、屋根に積めますが奥に押し込められると出すのが面倒。

正直、運営コスパはこちらが良いのだそうで、でもヤメテ。

チェンライ県は幾つかの「郡」に分かれてます。

チェンライ市のあたりは『ムアン・チェンライ』と
なっており「チェンライの中心地」と言う意味。

小生のアジトはメーチャン郡にあります。

皆さん、メーチャンって知ってる？
一応「交通の要衝」て事になってます、イヤ本当に。

まずはチェンライ東隣、ウィアンチャイへ。

チェンライ市街地を東へ抜けると、あっという間に田舎道。
ゆっくり、ダラダラ流せます。

路側帯にへばり付いて走れば、煽られることは滅多に無い
ですよ。

ウィアンチャイ郡の郡都、ウィアンチャイ。

「ああ、何かちょっと大きな町だな」て程度。

後からマップで確認したら「あの街がソコだったんだ」て
感じですね。

この町で街道筋が二手に分かれます。

左折北方、1173号線へ。

この「白地に黒文字」のタイの道路標識、私は好きです。
普通に見やすい（私感）。

のんびりと行きましょう。

で・も、二輪には事実上「出せるだけ出せと」のお墨付きがあります。
日本円で100万超えの大型バイクを所有してれば、のハナシ。

タイには通称『贅沢税』て50%増価格（関税）が有ります。

日本車だろうがハーレーだろうが、日本価格の x 1.5と思ってください。

路側帯をゆっくり走るのが「吉」だと思われます。

街道筋の国道は、概ね広い路側帯を併設しています。

全行程ではないですが、こんだけ広いと大型トラックに追い抜かれても
ストレスは微細で済みます。

ウィアンチャンルンへ至る手前で、右折（東行）。

北タイは、どこの郡でも基本的に交通量は少ないです。

1326号線に入ります。

チェンライ県内を南北に貫く国道１号線を除けば、1日を通して
ほぼガラガラと言っていいです。

県都チェンライ周辺以外は「人口希薄地帯」です。

でも諸車もれなくスッ飛ばしてきます、特にこの「ピックアップ」
て呼ばれる車種は。

ウィアンチャイ郡の東、パヤーメンライ郡のメーパオの交差点で
一旦メイン国道に出ます。

左折でチェンコーンを目指します。

タイ国国道1421号線です。

４桁国道ですが「AH」アジア・ハイウェイ３号線の称号を
頂いております。

素晴らしい高規格道路、でもこんな道走っても今ひとつ面白く
無い（私感）ですよね。

路側帯は格段に広くて安全、目的地へも時間の短縮になる
のだけれども。

この手の高規格道路は、標識がしっかりと作られている。
大きく、視認性が非常に良い。

このまま直進の方が早いし安全、でも少し遠回りしよう。

やっぱり、ローカル感満載のが走ってて気持ち良いよねぇ。

あとはずっと真っ平。

ただ大きな街路樹があったり、灌木も多いので景色は開けない。

イン川の流域、チェンコーンの平原です。

１１月の農閑期の方が「果てしない感」しますよね。
タイ国全体でハイシーズンらしいです。

暑すぎることもなく（朝夕はジャケット必要）雨の心配もない。

ツーリングには最高の季節だと思われます。

忽然と黄金パンチパーマが現れます。

どんな交通手段で来ても、絶対見落とさないハズ。

シュールな絵面だ。

家の隣にコレ立ってたら（寝てたら）、正直イヤだ。

ワット・バーンキア寺です。

まぁ「ワット／寺」「バーン／村」なので『キア寺』です。

日本の仏寺のように「山号」は有りません。
田舎だと、村の名前が寺の名前となっているのが普通です。

一村一寺。

チェンコンから20kmの地点。

バイクなら楽勝、チャリンコなら少し迷う。

バーン・トゥンギィウの交差点を左折で1020号線に。

チェンコンはもうスグそこ。

右折でラオス国境、例の新しい「友好大橋」へ。

当然、レンタルバイクで越境は無理。
今回は最初からラオスの予定はなかった、日程もキツイので。

でも『ふらっとバイクで国境越えって素敵やん』を実践したくて
頑張って自分名義のバイクを買った。

そのためのメーチャンのアジトだった（必要書類のため）。

チェンコンの街に到着、郡都ですが交通量は少ないです。

比べるのもなんですが、チェンマイやチェンライよりは
はるかにノンビリとしてます。

道程はこんな感じ。

路線バスも、だいたい同じルートになっています。

チェンコン市街地はメコン川にそって結構長い。

北側の方が賑やか、ツーリストエリアも多分こっち。

２ケツのおばちゃん、サンダル履きはいいとしてへルメットは
被ろうよ。

あ、BIG-C miniができている。

綺麗なホテルもできている。

市街地が過ぎたあたりから、ツーリストエリアっぽく
なってきた。

奥がホテルで入り口にツアー会社とカフェ、鉄板。

これで両替所とぶっかけ飯屋と麺屋台があれば完璧なのだが。

突き当たりを右折して‥‥‥。

うわ懐かしい、１１年前ここからバイクを艀船に乗せてラオスに
行きました。

昔はここから外国人旅行者もラオスに渡れた、見てね。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10811994/

今はローカル専用国境で、外国人はダメ。

我々は何らかの交通手段で、市街何郊の友好橋を使用する
しかありません。

こっちの国境の方が便利だったのに。

何かの博物館（写真展示場？）ができてた。

綺麗で広い。

ハイシーンでもガラガラ、おそらく一年中。
故に静かな館内は休憩に最適、エアコンは無いが風通しが良い。

そして、そこそこ清潔なトイレ。

裏手はメコンとラオスを見渡せる公園。

ちょっぴり昔を懐かしんだ、帰ろう。