2024/10/20 - 2024/10/27
78位(同エリア147件中)
旅の子犬さん
ギリシア旅行に参加した旅行記のパート2です。デルフィ遺跡、オシオス・ルカス修道院などを訪れました。楽しい旅行でしたが、なかなか歩いた旅行でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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朝ホテルを出発して、デルフィ遺跡に到着しました。デルフィ遺跡の入り口です。入場料は併設されている博物館と一緒で12ユーロでした。
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デルフィ遺跡は 紀元前10世紀前後に栄えた古代ギリシアの中心地で、アポロン信仰を守る神聖な場所であったそうです。アポロンの信託はここで巫女が神のお告げを聞いて神官に伝えるのですが、実際は巫女は断食した後、しこたまお酒を飲まされて、さらに硫黄ガスが噴き出るところにおかれて、ふらふらになった状態で言う訳の分からない言葉を神託ということにして、神官が自分の都合のいいようにお告げを訳していたそうです。
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これはアテネ人の宝庫と呼ばれる建物で、1906年に復元されたものです。前にはドリア式の柱が2本立っています。アテネがマラトンの戦いに勝ってペルシア軍を撃退したことをアポロンに感謝するしるしとして建てたそうです。
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アテネ人の宝物の奉納場所の柱廊の一部です。
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アポロン神殿の柱の一部です。
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デルフィ遺跡は広く山の斜面にいろいろな建物の遺跡があり、さらに上にはスタジアム、下の方には競技場があります。私はスタジアムに行くのはパスしましたが、行った人によると広いトラックがあり眺めが良かったそうです。
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これは世界のへそ(オンファロス)といわれる神聖な石のレプリカです。全能の神ゼウスが大地の中心を決めるために地平線の両端から放ったワシが出合ったのがデルフィだったそうで、そのシンボルの石だそうです。現物は博物館に陳列されています。
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すぐ近くに迫るごつごつした山肌を見ると、この山間の急傾斜の地に神殿を立てた古代ギリシア人は大変苦労をしただろうなあと思います。
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古代劇場です。現在も実際に公演が行われているそうです。
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併設された博物館で展示物を鑑賞しました。これはナクソス人のスフィンクスでアルカイック時代のものです。
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このスフィンクスは当時は高い円柱の上に建てられて、神託を見守っていたそうです。
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これはシノフス人の宝庫にあったレリーフです上は神域から鼎(神託の儀式に使う用具)を盗もうとするヘラクレスと取り返そうとするアポロンの様子、下は戦いの様子のようです。
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これも戦いのレリーフです。
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シノフス人の宝庫にあったカリアティデスという少女像で円柱の代わりに建物の正面に飾られていたそうです。
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神器の鼎の一部だそうですが、葬祭の儀式に使われていたのでしょう。
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台座を支える2人の少女像です。
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勇ましい雰囲気の2人の戦士の像です。ガイドさんの話ではマラトンの戦いに勝ったことを本国に知らせるため2人は走り続け、無事に勝利を伝令後、2人とも息絶えたそうです。
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小さいですが、アルカイック様式のきれいな像です。
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少女像です。どこの柱かは聞き漏らしました。
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これは大変有名な陶器皿で、カラスがアポロンを怒らせたために白いカラスが黒くなったという神話に基づいています。カラスは忠誠心から本当のことを伝えただけなのに少しかわいそうですね。
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これはとても小さい像ですが、エジプトのホルト神のハヤブサによく似ていました。エジプトから来たものでしょうか?
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アテネ人の宝庫の建物のレリーフの一部です。ヘラクレスの偉業をたたえたものだそうですが、バラバラでよく分かりませんでした。
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踊る少女たちの像です。アポロン神殿の北東部分に建てられていたそうです。
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世界のへそ(オンファロス)の複製です。浮彫の装飾が施してあります。
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かわいい少女の像でまだ10歳くらいでしょうか、にこやかに微笑んでいる表情が印象的でした。
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あどけない赤ちゃんの像です。前の少女と同じで可愛く、ギリシア時代のものでしょうか、アルカイック式とは少し違うように感じます。
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神域にあったといわれる円形の祭壇に飾られている女性のレリーフの一部です。細かく彫られているのが印象的でした。
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皇帝ハドリアヌス帝のお気に入りの小姓だったアンティノウスです。彼は自分が皇帝の寵愛を受けるなんて恐れ多いと悩み、ナイル川に身を投げて自殺したそうです。ハドリアヌス皇帝は彼の死を大いに悼み、80体の像を建立して、国のあちこちに建てたそうです。この像を見ると、少しうつむき加減で内気な青年だったのだろうなと思います。
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デルフィ博物館の目玉作品の馬車に乗る戦士で「青銅の駆者」像です。全体的に大変精巧に作られている感じがします。足も指が正確で血管が浮き出ています。
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ちょっと分りにくいですが、この青年の顔はなんと睫毛があり、目は黒曜石のような宝石を使っており、口の中には歯まで作ってあります。凛々しい顔つきは少し古代ギリシアの彫刻とは違ったオリエント風のようです。
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ガイドさんの話によりますと、ある家の主人がふとベッドの下に足が出ているのを見つけて掘ったところ、この青銅の駆者が埋まっていたそうで、写真にあるように馬車や馬の一部も見つかったそうです。睫毛までしっかり残っていたのは青銅製だったからでしょうねえ。
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昼食は近くのレストランで取りました。これはスブラキという料理で、豚肉を串にさして焼いたものでポテトが添えてありました。とても美味しく写真を撮るのを忘れて2本ありましたが1本食べてしまいました。奥の白いクリームはザジキと言ってサラダにつけるもので、どこのレストランでもプレーンと塩漬けの野菜が入ったものとが出ました。ヨーグルトか、チーズだと思いますが聞き漏らしました。こちらもおいしかったです。
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デザートはムースに甘いチェリーを添えたものでした。これもあっさりして美味しかったです。
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デルフィ遺跡の観光を終えて、オシオス・ルカス修道院へ向かいました。この修道院は10世紀に設立され、ビザンチン建築の傑作と言われる中央聖堂といくつかの建物があり、11世紀に描かれた多くの美しいモザイク画があります。
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中央聖堂は克肖者(ギリシア正教で聖人の意味)ルカスによって設立されました。
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オシオス・ルカス修道院の内部です。天井にきれいな模様と聖者が描かれています。添乗員のTさんがいろいろな説明をしてくれましたが、あまり頭に残っていません。上ばかり見ていた記憶はあります。すみません。
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中央聖堂のドームを見上げたところです。この聖堂は複合型スウィンチ式教会堂といって中期ビザンチン建築様式で世界文化遺産になっています。
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中央聖堂の側廊です。11世紀に作られた多くのモザイク画が保存されています。
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聖母子のモザイク画です。
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聖母子とキリストの画を掲げた祭壇です。
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聖母子画ですが幼子イエスキリストがあらぬ方向を向いているのは珍しいですね。
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キリストの画です。色彩が鮮やかで昔描かれたものとは思えないほどでした。
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聖人ルカスの壁画です。
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天井が丸くなっていて、多くの聖人やキリストの画が書いてあります。
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キリストと11使徒のモザイク画ですが、ユダの顔が削ってあります。
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天井のモザイク画です。聖人の顔がとても穏やかであまり宗教画という感じがしません。
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ルカス聖人でオシオス・ルカス修道院を片手に持っています。
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床のタイルの模様もとてもきれいです。
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聖書を読む時は修道僧は中央の台に集まって、立って読んだり、議論をしたりしたそうです。
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この奥には扉が閉じてある時は聖職者がおこもり中で誰も入れないそうです。
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中央聖堂の内部です。丸い窓がたくさんあり、光がたくさん差し込んできます。
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入り口近くに台がありました。何の目的で使われていたのか、聞き漏らしました。
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窓が多く四方から外の光が入ってきて、とても明るい聖堂でした。修道院の中をもっとゆっくり見たかったです。
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夕食は舌平目のグリルとポテト添えを頂きました。とてもジューシーで美味しかったです。ギリシアは野菜も果物も魚や肉も新鮮なので、シンプルな味付けで十分でした。前菜は今までと同じようにトマト、キュウリなどの野菜にオリーブの実とヤギのチーズが乗ったグリークサラダでした。海外旅行に来て、毎日こんなにたくさんの新鮮な野菜が食べられるとは思いませんでした。
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デザートはプディングでした。あっさりした甘さでおいしかったです。
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夕方、ZAFOLIA ホテルに到着しました。バスの中で寝たせいか、割と元気にお部屋に向かいました。メンバーの中には近くのスーパーへ買い出しに行った人もいました。
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旅の前半部分で買ったお土産です。これはカランバカへ行く途中のドライブインで買いました。ハーブティで6ユーロでした。
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これもカランバカへ行く途中のドライブインで買いました。ピスタチオです。10ユーロくらいでした。
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メガロ・メテオロン修道院で買ったラベンダーのポプリです。これに2つ入っています。他にも6個入りを買いました。とても香りが高く友達へのお土産にぴったりです。修道尼が売り子さんで悠長なペースで売っていましたが、誰も文句も言わず静かに順番を待っていたのが印象的でした。
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ヴァルラーム修道院で買ったキーホルダーです。8ユーロでした。表が十字で、裏は槍を構えた戦士でした。
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デルフィでホテルに着いた後、町へ散策に出かけた時に買いました。2,3ユーロだったと思います。お土産にぴったりと我も我もと皆さんたくさん買い求めていました。
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ギリシア神話のエピソードを書いたTシャツです。意味は不明ですが、アポロンの話だと思います。10ユーロでした。
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私は旅に出ると、いつもランチョンマットを買います。これは8ユーロだったと思います。下の模様はラーメン鉢にある模様と同じですが、ギリシアでは吉兆の模様なのだそうです。
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