#07 ライチャウ～ムーカンチャイ

2024/10/31 - 2024/10/31

2024年10月から11月　ラオスからベトナムを巡る。

2024/10/31 Day8　少数民族が集うライチャウの朝市を訪ねる。その後はライチャウからムーカンチャイまでのバス移動。

エリア その他の都市(ベトナム)

Day8　夜明け前に起床。
この旅一番の目的であるライチャウの朝市へ向かう。夜明けの田舎道、とてもきれいだ。

街外れにあるシンボルタワー？。交通量はほとんどない、肌寒い空気の中を気持ちよく歩いていく。

30分ほどでマーケットに着いた。早朝なのに結構な人が集まっている。

マーケットに入ってみると広い！カラフルな民族衣装を着た人がたくさんいる！

果物。

野菜。

大福みたいなものが売っていたので買ってみる。
１個！って言ってるのに４個くれた（10,000VND）。想像した甘い餡子ではなかったが、とてもおいしい！食べきれない分は今日のおやつにする。

香辛料。山椒がとてもいい匂い。

おしゃべりしながら作業している。民族の違いはわからないが、頭巾の形やかぶり方で違うんだろうなと推測できる。

食堂のお姉さんが「食べていけ！」と言っているっぽい。朝食を食べていないので立ち寄る。
写真撮っていい？と聞くと、最高の笑顔をくれた。

豚モツのブン。色々な部位と豚肉が入っている。
今後、好きなベトナム料理は？って聞かれたら「ライチャウで食べた豚モツのブン」と答えるくらいおいしかった！

隣で食事してる観光客に「市場で買ったトウモロコシの焼酎」をふるまってもらう。ライチャウの名産らしく、いいちこのストレートよりはるかに濃い！！大袈裟に「ゴホッ」って言えば彼らは大喜びだ。
話をしてみると「東京から来たの？観光か？こんな市場みて楽しいか？」など、この街では日本人が珍しいという。

この顛末を見ていたおじさんが話しかけてくる。「日本人か？俺が案内してやる！」しっかりした英語だった。
見た感じで日本人かと思ったらモン族のおじさんだった。全く怪しい感じがしなかったので遠慮せずについていく。

生姜を買っている。
おじさんに「日本人は生姜食べるの？」と聞かれるので「色々な料理に使うよ」と答える。

生姜売りのおばちゃん。
人懐っこい笑顔で「生姜食べるなら買って行きなさいよ」と言ってるらしいがそれは無理。

日用品も売り出した。何でも揃う。

ぼけーっとしてると置いていかれる。「早く来いよー」と何度も言われる。
このおじさんのお陰で地元の人の声がきける。本当に有り難い出会いだ。モン族の人たちは人懐っこいなと感じ始めた。

果物売りの女の子。寝坊して民族衣装に着替える時間がなかったそうだ。

井戸端会議。週に２回のマーケットなので、こうして知り合いと長話をするそう。

お菓子屋のおばちゃんもいい笑顔。
「美味しかったでしょ！もっと買ってく？」と商魂たくましい。

刃物屋さん。
山仕事に欠かせないのでよく売れるそうだ。お土産にどう？って言うけど持って帰れませんよ…

豆腐も売ってる。みんな大好きな食材だそう。
おじさんと話していると、モン族と日本人は共通点が多い気がしてきた。食材もそうだけど、彼等も「万物には神が宿る」と信じているそう。
日本人と似ている点が多いねと言うと、日本人の祖先はモン族じゃない？と返される。興味深い話だ。

肉屋さん。
急に「写真撮るぞ！笑顔だ！」って言われても無理ですよね。お邪魔しました。

モツ屋さん。豚の血は栄養満点でよく売れるそう。

青モン族？
青系の生地などを売っている。

花モン族？
モン族でも細かく分類できるらしいが、違いがわからない。聞きたい時におじさんはトイレへ行っていて確認できず。

子守している婆さん。平和な光景。

民族衣装の男性用はありますか？と聞いたら、カッコいいウエストポーチ勧められる。そうじゃないんだよ…

ここで売ってる民族衣装は本当に色鮮やか。見ていて飽きない。

どれもこれも素敵。女の子が楽しそうに買い物していた。

イケメン達がナンパ中？若者の交流の場でもあるみたいだ。

PSGのジャージと民族衣装の組み合わせがとてもカッコよく見えた。観光客かな？
ここは国内でもマイナーな観光地らしい。最近は観光客が増えだしているそうだが、外国人観光客は見かけなかった。

赤ちゃんも民族衣装の頭巾！かわいいな。

違う民族同士だけど交流がある。平和で素敵な風景。
モン族・タイ族・ザオ族の見分け方はわかるようになってきたぞ。

おじさんが帰るというので、自分も宿へ戻るとする。

お礼をしたくてお金差し出したが「金目当てじゃないんだ、君に自分達のことを知ってほしかっただけだ」と受け取ってもらえず。それじゃあ…と出したラオスで買ったタバコ一箱は笑顔で受け取ってもらえた。
おじさんありがとうございました。皆さんの暮らしぶりを少しのぞかせてもらえることができて、貴重で有意義な時間でした。

すっかり陽が昇ったライチャウ。
週に２回（木・日）しか開催されないマーケットにどうしても訪れたくて、結構無理した旅程になってしまったが本当に素敵な場所。来てよかった。

２時間以上もマーケットにいたので時間がない。あわてて宿をチェックアウト、バスターミナルへ向かう。
タンウエン行 09:15発、何とか間に合った。

サパとタンウエンの分岐地点。荷物（ひよこ！）を積み込みと休憩を兼ねて停車。助手席のお姉さんがヘルメット姿でかわいい。

美しい農村をひた走る。

収穫が終わったばかりの水田。

ライチャウからタンウェンまでは３時間、90,000VNDだった。

１２時過ぎ、タンウエンのバスターミナル着。ここでムーカンチャイを通るバスへ乗り換える。
降り際、運ちやんと車掌さんが「ムーカンチャイ！ファイブ！」と言ってるので 50,000VNDで行けるのだろう。教えてくれてありがとう。

チケット売り場でムーカンチャイを通るバスを確認すると「14:30発の Yen Bai 行だよ」と教えてくれた。
２時間も空くし、昼食とコーヒー飲んでちょうどいいな。

何食べようかな…とターミナルを離れようとした時「ニャパン！ムーカンチャイ！バス！」との声がする。
時刻表に乗っていないバス、ラオカイ発 Nghia Lo行のバスが停まってくれた！超ラッキー！

運ちゃんと車掌さん。
ちょっと狭いけどね…みたいなことを言っている気がする。

車内はとても混んでいた。しかも人より荷物の方が圧倒的多い。
車掌さん席に座らせてもらったが、荷物に座る人、立っている人もいる。写真に写るおじさんはビニール袋にアヒルを入れていた。

天井まで積まれている。
バスが揺れるたびに荷物がずれて圧迫される…万が一横転でもしたら圧死だよ。うぅ...早く降りたい。

１時間ちょっとでムーカンチャイに到着。
中心街で降ろしてもらい街を散歩。観光中のドイツ人２人と会ったので、この街のことを聞いてみる。「棚田しかないよ、それ以外なにもない」やはりそうなのか。

地域おこしっぽい看板。プロパガンダよりこういう方が見ていて楽しいな。
ムーカンチャイは美しい棚田が広がる街として絶賛売り出し中。

街の広場。工事中だったが完成間近らしい。
この街では、JICAから派遣された日本人が活躍している。

宿にチェックインして早々に夕食を食べに行く。
豚肉炒めとごはん。おいしかった！

今日は猫がなついてきた。犬派だけど猫もかわいいな。
連日早起きが続いているので疲れ気味。飲みには行かず、宿で洗濯してさっさと寝てしまう。
本当に良い一日だった。

この旅行記へのコメント （5）

• tabinakanotaekoさん 2025/04/18 07:11:49

  穴があくほど・・・

  エヌケイさん、
  　タイトルは穴があくほど熟読してますの意味です。いっそのことプリントアウトしようかなと思うくらいですが荷物は増えると困るので我慢。
  　ライチャウの市場で案内をして下さったおじさんに私も出会いたいなぁと思いました。羨ましいです。
  　　　　　taeko

  nk_infiniteさん からの返信 2025/04/18 08:05:36

  Re: 穴があくほど・・・

  taekoさん
  
  おはようございます。
  市場でおじさんに出会えたのは本当に幸運でした。出会いに感謝ですね。
  ここの朝市はまだ観光化されていないので、リアルなベトナム少数民族の暮らしを見ることができると思います！！
  ひょっとしたら出発はもうすぐ…でしょうか？

  tabinakanotaekoさん からの返信 2025/05/18 05:16:21

  Re: 穴があくほど・・・

  エヌケイさん、
  昨日、Mu Cang Chaiに到着しました。夜のバスはイヤなので朝から延々走り夕方の5時に到着し、一夜が開けたところです。さぁて、今日は何をしようかと計画中です。
  ではまた。
  　　　　taeko

  nk_infiniteさん からの返信 2025/05/19 12:27:52

  RE: Re: 穴があくほど・・・

  taekoさん
  
  着きましたか！！バス旅お疲れ様でした。
  もう絶景は目にされたのかな…と想像しております。
  ゆったりのんびりと楽しく過ごしてくださいね。
  旅行記、楽しみに待っています！！

  tabinakanotaekoさん からの返信 2025/05/19 17:17:20

  Re: 穴があくほど・・・

  エヌケイさん、
  　バイクには乗れないのが心配のタネでしたが、R ３２号沿いの地図を拡大して見るとタクシー会社がありそうだったので、それを頼りにやってきました。ホテルの人に呼んでもらってタクシーで往復してもらいました。あんなに大規模な美しいRICE　TERRACEは初めてで見惚れました。
  　でもね、バイクを利用されたエヌケイさんの遣り方に勝るものは無いと思いましたわ。ドライバーが「車を停めて欲しい時は遠慮なく言ってください」と言われましたがビュンビュン走るので、タイミングが合いません。停まった時には既に違う風景になってるのです。（笑）
  
  　今はGarrya Mu Cang Chai に食事に来て、数時間ウロウロ、キョロキョロしてリラックスしているところです。
  ではまた。
  　　　　　　taeko