2024/07/21 - 2024/07/21
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AandMさん
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アムステルダム観光では、アムステルダム・カード(I amsterdam City Card, 48hrs 有効:85 Euro)を利用しました。このカードはメトロやバスなどの公共交通機関、多くの美術館や博物館を無料で利用できる便利なカードです。美術館や博物館の入館料は20-30 Euro程度ですので、3-4カ所を訪問すれば十分もとが取れるお得感があります。
国立美術館など大きくて有名な美術館の訪問の他、アムステルダム・カードを利用して、町中にある小規模な美術館や博物館にも立ち寄りました。
この旅行記では、「夜警」で知られるレンブラントが約20年間住んでいたレンブラントの家と、チューリップ博物館を訪問した様子を紹介致します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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レンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn, 1606-1669)が1639年から1658年まで約20年間住んだ家が、現在、「レンブラントの家博物館, Rembrandt House Museum」として公開されています。5階建の立派な建物です。
1639年頃、レンブラントは既に裕福な画家でしたが、この豪邸を年賦支払いで購入したそうです。レンブラントが住んでいた家が美術館になっています by AandMさんレンブラントの家 建造物
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建物入口を入ると受付があります。アムステルダム・カードを提示して入館。
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受付の後方はミュージアム・ショップ。レンブラントに関連する品々が売られていました。本の価格は20-100 Euro、レンブラント作品の小さなエッチング画が50 Euroで販売されていました。50 Euroは約¥8000ですので、安くはありません。
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博物館の中は一方通行で、各階を見学する仕組みでした。従って、進んできた通路を逆に戻ることはできません。
この部屋には、レンブラントのエッチング画が展示されていました。油絵と違って単色ですので、派手ではありません。 -
キッチンです。暖炉上に食器があり、調理具なども置かれています。
レンブラントが実際に利用していた当時の状況が、ほぼ忠実に再現されているそうです。 -
ベッドは、予想外に小さくて質素な感じです。
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ベッドルームにあった他のベッドです。二つのベッドは、レンブラントと妻サスキアのベッドと思われます。
ベッドは部屋中央ではなく、壁際の押し入れのような場所に置かれていました。ドラエモンのベッドと同じ感じだと思いました。 -
この部屋はリビングもしくは応接間でしょうか。壁に多くの絵が掲げられていました。
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壁に掲げられていた絵です。
絵の個別説明が無かったので、確かではありませんが、大部分の絵はレンブラント作品のようですが、彼が入手した絵もあるようです。
この絵、特定の人物に淡い光が当てられており、レンブラント画風で描かれているので、多分、レンブラント作品。 -
曇天の風景画、一部に光が当たっています。レンブラントは風景画も描いています。この絵は彼が描いた風景画の一つかも知れません。
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部屋壁の上の方にあった絵。照明の光反射が写り込んでいますので、細部が良く分かりません。
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光が上手に使われている絵で、「光の魔術師」とよばれるレンブラントの画風が感じられます。
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レンブラントが描いた絵のようです。
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照明の当て方に、レンブラント固有の画風が認められます。
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両手を大きく広げた3人の人物が描かれています。中世では、ダイナミックな人の動きを描いた例は多くはありません。
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人物の顔と手に暖かな光があたっています。レンブラントの技法です。
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中央と上部の左右の絵は、同じ人物のように見えます。身近にいた方の肖像のようです。
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光の差し込む書斎で、絵筆をとっている人物が描かれています。
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ローマ風の淡い景色を背景に、明るくてカラフルなカップルが描かれています。明暗、色彩、光のコントラストが巧みに活用されている絵、多分、レンブラント作品です。
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リビングにギリシャあるいはローマ風な石膏像がありました。レンブラントが人物を描く際に、参考にしたと思われます。
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暖炉はギリシャ風の大理石レリーフ像で支えられていました。レンブラントが購入した家、当時の大豪邸であったことが窺われます。
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こちらの壁付棚、カラフルな大理石柱と贅沢なタイルで飾られています。豪邸を購入した頃のレンブラントが裕福な暮らしをしていたことが想像されます。
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レンブラントのエッチングです。同じ作品が5枚掲げられています。エッチング作品は、彫刻した銅板にインクを塗って紙に転写することで製作されますが、紙によってインクの滲みや乾燥速度が変化し、作品に影響を与えます。
レンブラントは、各地から入手した紙で刷り上がり具合の相違を研究しています。 -
レンブラントが試した紙に、「日本の雁皮紙」が含まれており、驚きました。
ただ考えてみると、日蘭貿易が始まったのは慶長5年(1600年)。レンブラントが活躍した1660年頃に貿易船で日本産の和紙がオランダに運ばれていたのでしょう。ただ貴重で高価な紙を試し刷りに使用したレンブラント、相当裕福であったことが分かります。 -
エッチング作品の一例
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多種類、沢山の画材が展示されている部屋
様々な人物の胸像、はく製の動物、鳥の羽などがあります。これらの画材を参考にして、レンブラントは絵を描いたのでしょう。 -
棚に写真帳のような書類がありました。画材写真もあります。
ただ写真技術の発明は19世紀ですので、レンブラントの時代に写真はありません。レンブラントの家が改修される前、古い家にあった画材を撮影したのかも知れません。 -
レンブラントが使っていた画架(イーゼル)やパレットなどが再現されていました。
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弟子達にも絵を描かせていたようで、複数の画架がありました。
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レンブラントが書いたものでしょうか?「1656年7月, July, 1656」の記述が認められます。
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レンブラントの家の4階、絵を描いている人達がいました。このコーナーは、絵を描いてみたい人に公開されています。レンブラント体験ができる場のようです。
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レンブラントの家博物館の構造です。地下1階(半地下)が入り口で、3階(日本では4階に相当)までが展示室で、0階(日本では1階)が出口になっていました。
レンブラントの家は豪邸ですが、本人の居住やアトリエとしてだけでなく弟子達も抱えた絵画スタジオだったそうです。ただ金銭感覚が乏しかったレンブラント、借金が重なって1656年に破産し、1658年には邸宅は競売にかけられてしまいました。邸宅を去ったレンブラントは、貧民街に住み、寂しい晩年を送っています。 -
「レンブラントの家」の北西、約2kmにアムステルダム・チューリップ博物館があります。普通の建物1階、チューリップ球根を売る店の奥が博物館になっていました。
チューリップのことが分かる小さな博物館 by AandMさんチューリップ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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お店入口前に、鉢植えのチューリップが並べられています。
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花弁数が多く形や色が多様で、日本では見かけない美しいチューリップです。
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店内の様子
お店には誰でも入れます。店の奥に博物館入口がありました。入場料は5 Euroでしたが、我々はアムステルダム・カードを持っていましたので、無料で博物館に入ることができました。 -
チューリップが育って、枯れるまでの様子がパネルで説明されています。
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地球儀に赤い点が付けられている個所、野生チューリップの分布状況です。
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チューリップ球根を育てるために農場で使われていた農具などが展示され、写真で用途などが説明されていました。
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チューリップ栽培は、オランダで昔から今日まで活発に行われていること、などが説明されています。
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絵画が掲げられていました。女性の頭に花が飾られ、手にも花を持っていますが、チューリップではありません。
この絵、レンブラントが1634年に描いた「フローラに扮したサスキア」と題する作品です。オリジナルはエルミタージュ美術館にありますので、これはコピー。何故、ここにあるのか、説明も無いので意図不明です。 -
これはチューリップを描いた作品、でも説明はありません。
多分、有名画家の作品と思われます。 -
チューリップ球根の保管庫が再現されていました。
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博物館を出ると、チューリップ球根を売っているショップ。
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お土産に球根を買っている人もいました。ただ、日本への球根持ち込みは検疫「輸入検査」があるので、面倒です。見るだけで済ませました。
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チューリップ博物館の前は運河、対岸には「アンネフランクの家」があり、入場待ちの行列ができていました。「アンネフランクの家」も小さな博物館ですが、「チューリップ博物館」と違って大人気で、事前予約をしていない場合は入場できません。
今回、予約なしで見学できる「チューリップ博物館」と「レンブラントの家」を訪れました。「チューリップ博物館」は球根ショップに付け足された感じの施設で、入場料も5 Euroと安めです。ただ、チューリップに特別な思い入れのある人は別ですが、時間をとって入場するほどの価値があるかどうか疑問に思います。
一方、「レンブラントの家」は、レンブラントが約20年間住んだ家で、絵画などの展示品も充実しており、興味深く見学しました。国立美術館で「夜警」などのレンブラント作品を見て気に入った方にとって、時間が許せば、彼の家を見学するのはお薦めです。著名な芸術家が全盛期を過ごした場所を訪れることによって、新たな発見があるかも知れません。
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