2024/09/21 - 2024/10/06
151位(同エリア342件中)
ピサン・ザプラさん
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--9月26日(木)--
アイスランドのなんやかんやで5日目になりました。
レンタカー2日目。本日は今回の旅のハイライト候補となるランドマンナロイガルへ向かいます。
ランドマンナロイガルとは、知る人ぞ知るアイスランド屈指の壮大な景色が連なる中央高原地帯のことです。アクセス難易度が割と高いエリアとなりますが、今回アイスランド1周ではなく行きたいところを回るスタイルにした理由はこのランドマンナロイガルにどうしても行きたかったからです。
アクセス方法については複数あるものの、最も安全かつリバークロッシング(川を渡る道)がないルートがF26道路とF208道路を抜ける道となり、ツアーバスもこのルートを通ります。
事前に情報収集もしたし、オフロード走行のイメージトレーニングもにした。この日のためにレンタカー会社の評判や保険内容を調べまくったうえでの半年前にレンタカーも予約をした。
準備は万全。ついにこの日が来た。
でも事故った。
今回はそんな危なっかしい体験記の前半部分となります。
[日程]
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9/21 クアラルンプール(02:40)→コペンハーゲン(13:15) --乗り継ぎ-- コペンハーゲン(16:50)→レイキャビク(18:05)
9/22 レイキャビク市内散策+ヘルガフェル山(登山)
9/23 ケルリンガルフィヨルツアー参加 ※レイキャビク滞在
9/24 スナイフェルズネス半島周遊ツアー参加 ※レイキャビク滞在
9/25 (レンタカー1日目)グリムールの滝 / キャンプ場:Skátabúðir Campsite
9/26 (レンタカー2日目)シウルグリューヴル(涙の谷)→ランドマンナロイガル(事故発生) / キャンプ場:Landmannalaugar Campsite
9/27 (レンタカー3日目)ランドマンナロイガルから脱出 →セルフォス(車修理のため町まで帰る) / キャンプ場:Skátabúðir Úlfjótsvatni
9/28 (レンタカー4日目)セルフォス→セリャラントスフォス→スコガフォス / Guesthouse Kverna
9/29 (レンタカー5日目)スコガフォス→スカフタフェトル国立公園/ キャンプ場:Skaftafell Campsite
9/30 (レンタカー6日目)ダイアモンド・ビーチ→ムラグリュフールキャニオン / キャンプ場:Tjaldstæðið Kirkjubær II
10/1 (レンタカー7日目)フャズラオルグリューブル(※羽と川の峡谷)→ディルホゥラエイ / ホテル:Midgard Base Camp
10/2 (レンタカー8日目)クバラゲルジ→Strandarkirkja教会→レイキャビクに戻る
10/3 (レンタカー9日目)レンタカーを返しにいく(朝9時まで)、レイキャビク市内散策、お土産探し
10/4 午前中フリー / レイキャビク(16:30発)→コペンハーゲン(21:45着)
10/5 コペンハーゲン(15:35発)→クアラルンプール(14:25着)
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◆アイスランド気象局のホームページ
https://en.vedur.is/weather/forecasts/areas/
◆道路の状況(road conditon in iceland)
https://umferdin.is/en
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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本日はkátabúðir Úlfjótsvatniのキャンプ場から中央高原地帯ランドマンナロイガルへ向かいます。ルートは32号線→26号線→208号線を通るルートを採用します。
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32号線の地図。実はこの地図は出発前にリサーチしていた図をまとめていたものですが、昔は26号線の始まり(ここから先はFロードと書いてるところ)からFロード(いわゆる砂利道)と聞いていましたが今は舗装されていました。208号線に入るまで道路は」アスファルトが続くのでご安心ください。あと、時間的な問題でハイフォスの滝にはいけず。
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F26号線を進むとその後208号線に入る右折の道が出てきます。(道は1本しかないのでわかるはずです)
208号線からじゃり道がひたすら続きますが、このルートがランドマンナロイガル行きのもっともマシなルートになるそうです。ただし、川渡りなどがなく一番車が破損する確率が低いという意味でマシという感じなので運転が簡単というわけではありません。実際に行く方は覚悟して目指してください。 -
早朝のキャンプ場。オーロラから一転、朝陽がのぼってきました。
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朝8時のキャンプの様子。
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窓が凍っていました。雪はまだ降っていませんが、やはり9月末でも氷点下になるようです。
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昨日のロッジに行きケバブの残りとパンをとりあえずフライパンで焼きます。
アイスランドのキャンプ中はこんな感じの謎の料理で腹を満たします。 -
車内をあっためて窓の霜を溶かします。車用のタオルが毎朝非常に活躍しました。
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朝9時ごろ。日が射してきた。
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朝はおばちゃんたちとは会わず。まだ寝てるのかな?ゆっくり旅もいいかもしれないですね。キャンプ場なのでチェックアウト手続きなどは特になし。ランドマンナロイガルへ向けて出発です。
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ランドマンナロイガルに行く前にガソリン満タンにしておきます。(ガソリンスタンドがほぼないので)。緑色の95oktというやつが、レギュラーみたいな感じのやつです。
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カードを入れて給油したい分の金額を選びます。昨日から借りたため、まだ4分の3残ってますが2000クローナ分だけ給油。これで一応安心。
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あとはひたすら32号線を走ります。画面にちらっと写ってるとおり、アイスランドの道には路肩に停めるスペースがないので、止まって写真を撮りたい場所を見つけてもなかなか止まれません。
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街から離れて徐々に山へ向かう道になってきました。周りは石だらけ、羊や馬の牧場も見かけなくなってきます。
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こっから先が26号線。写真の通りまだ舗装道路です。
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こんな感じの一本道。アイスランドはこんな道ばっかりです。通る人は少ないと思いますが舗装してくれているのはうれしい限りです。
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黒い岩の奥にそびえる電線柱。そしてさらに奥のモノクロの山。高原地帯に近づいてきた感じがします。
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一部情報を残すためにせっせと降りてルートの写真も撮っています。これも特に意味のない写真ですが26号線の写真です。
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The Highland Center Hrauneyjarというホテルに到着します。宿泊客じゃないとトイレは貸してくれなかったため利用せず。これから長い運転が続くので、建物の中に入らずとも休憩拠点として寄るのもありですね。
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ぽつんとあるガソスタ。値段がわからず不安。うーん、母なる大地のガソスタって感じですね。
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ランドマンナロイガル周辺の地図。グーグルマップだとどこが未舗装道路かわかりづらいので、こういう実用的な地図は見てて楽しいです。
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ランドマンナロイガル紹介の掲示板。
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軽自動車はだめよという警告の看板。いよいよ砂利道が始まるなと思わせる標識です。
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ここから先は208号線。休憩も終わったので出発。このまでは早く到着しないかなと非常に運転を甘く見ていました。
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208号線に入りほどなく走ると途中でいきなり未舗装道路が始まります。画像の通りけっこうでかい石がごろごろ転がっており、でこぼこの凹凸だらけの道を進みます。スピードをあげて運転していると大きい石にぶつかっていたので、自分なりに慎重に運転していたつもりです。
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最初にここの無機質な駐車スペースにやってきました。Sigöldugljúfur(シウルグリューヴル)というカタカナ発音が非常に難しい地名で、俗に涙の谷(英語でTear of valley)という地名で観光客には認知されています。
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Sigöldugljúfur(シウルグリューヴル)に行く方法は2つあり、1つ戻った画像の駐車スペース(無料)に車を停めて15分ほど徒歩でいく方法と画像の通り強硬手段にて近くの駐車場まで行く方法。
私はさっそく砂利道の洗礼に面食らっていたため、迷うことなく15分の徒歩を選択。車をこちらにおいて歩いて近くまでいきます。 -
行き方などが詳しい情報がないため、私になりにまとめてみました。駐車場の位置がGPS的に若干違うかもしれないですが、だいたいこんな感じです。
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歩く場合はこんな感じの赤いポールがおいてるのでこれを目印にして目指してください。この辺までくると観光客がかなり少ないので、足跡などを参考にして方向や見極めてください。
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遠くにスーパージープが見えました。うーん、もしかしてこの辺もスーパージープとかの方がよかったのかなと運転の不安がさらに増す。
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数は少ないですが、運転してる車を見かけることはあります。車が向かう先などから方向を予測もできます。
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赤いポールに沿って進むと川と崖の道に出てきます。
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この川が見つかればシウルグリューヴルは近いです。もう5分ほど川に沿って歩いてきましょう。
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川沿いにも赤いポールも一応立っているので迷うことはないはずです。
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一部車が停まっていればそれを目指していくこともできます。
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Sigöldugljúfur(シウルグリューヴル)に到着です。事前に行き方を調べても詳細がよくわかりませんでしたが、無事たどり着けました。
崖の先から複数の小さな滝が醸成されており、とても不思議な景観を拝むことができます。 -
こんな感じの崖になっています。手すりなどはないので気を付けて観光する必要があります。また、観光地として整備されているわけではないため崖をおりたりすることもできません。
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アイスランドの滝の中でもかなり異質で神秘的な光景が見れる場所です。ランドマンナロイガルツアー参加にも立ち寄ってくれることも多いようです。
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構図的に同じような写真ばかりになってしまいますが、とてもお勧めできる場所です。
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本日は全体的に曇り。太陽が雲に隠れています。
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引き続きこんな砂利道が続きます。安全運転をそれなりに心がけていますが、欧米人はけっこう運転をスピードが速くそれに釣られて「もうちょっとスピードを出しても大丈夫なのかな?」と過信してしまいます。
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このへんの道を進んでいるあたりからドカンッと大きな石にあたった音が聞こえました。おそらく大きな岩を踏んでしまったと思います。
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車内から警告音が流れます。「前輪のタイヤの空気圧に異常が発生しています。ただちに確認してください。」的な表示が出てきます。
空気圧が0.2?やばいやんとは思いますが今は山の中。え、このタイミングでどうすりゃいいの?とは思いつつもとりあえず運転を続けます。 -
しばらく強行運転をしているとボンッと大きな破裂音がした。あっこれってもしかしてと思い車から出ると、あっ、、、。
前輪がパンクしとる。 -
車は停止してるが思考も停止する。周りは砂利道。目の前に広がるのは目いっぱいの大自然。あらためて現状がかなりまずいと我に返る。
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この写真だけ見ると大自然の中を走るワイルドな車の宣伝写真みたいじゃないすか。でも前輪がパンクしてるんだぜ。やばいんだぜ。
まずいまずいまずい!!!まずはレンタカー屋の緊急サービスに電話しよう!こんななにもない場所ですが携帯電話の電波はつながった。あらためてアイスランドのSIMカードを買っておいてよかったと認識。 -
レンタカーの緊急連絡先に電話します。深呼吸します。
「はい、ブルーカーBREAKDOWN SERVICE(緊急連絡先)です」
女性のオペレーターが出た。
「そちらでレンタカーを借りたものです。車がパンクしました。緊張しているので、ゆっくり話してください。」
かなり焦っており車がパンクしたことを「Tire is punked」みたいな言い方をしてしまい、電話越しでなかなか伝わりませんでした。ただしくは「Tire burst on my car」といった方が伝わるようです。
「状況はわかったわ。明日最寄りの修理サービスに行ってタイヤを交換してね。とりあえず今はスペアタイヤを積んでるはずだからそれに取り替えて」
スペアタイヤ??あっ!本当に積んであった! -
「えーとじゃあ、スペアタイヤに交換したらこのまま運転を続けていいんですよね?」
「いいわけないでしょ。それはテンポラリーのタイヤだから、あくまでも一時的に走行するためのタイヤよ。早めにタイヤ屋にいって交換することをおすすめするわ」
「今、その、、、ランドマンナロイガルの山におりまして。。近くに修理屋がなくって。。しかもここから安全運転で帰ったとしてももうお昼の14時なので、到着するころには修理屋も終わってるじゃないですか。画像は見せれないですが、今こんな感じの雄大な景色から電話してるんですよ。あの、僕は一体どうしたらいいですかね??」
「そうなのね、じゃあタイヤを変えて今日はそこでキャンプすれば?明日の朝、街に戻ってタイヤを交換してね。」
ええーなんですと???
※アイスランドの車整備屋はだいたい16時か17時に営業終了します。 -
とりあえずまずはこの悲惨なタイヤを交換をしないことにはなにも話は進まないので、オペレーターのお姉さんには困ったらまた連絡するとだけ伝えて一旦タイヤ問題に注力します。
さあ、まずはタイヤを交換しよう!! -
って、タイヤ交換なんてやったことねーーーッス!!
はあ、なんてことだ。今の今まで冬用タイヤに交換するときも、
「にちはっす!あの冬タイヤに交換してほしいっす。」
「ありゃっす。1タイヤ2,000円交換でよろしくて?」
「よろしくてー!」
みたいな感じですべて地元の整備工場にお願いしていたので、タイヤなんて交換したこともない。30歳を超えてタイヤも交換したこともない系おじさん、ここに爆誕。
とりあえずネットにつながるので、タイヤ交換の記事を探してトライします。 -
車なんてこないですが道端に車を停めているので失礼なので、パンクしたタイヤで20mほど移動。また簡易的な駐車スペースがあったのでこちらに停めて、タイヤ交換を頑張ります。
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はあ、こんな場所でも景色はきれい。
いや、はよタイヤ交換始めろやと思った方。まずは全体を見渡して自分を落ち着かせます。(しばしの現実逃避)
周りに助けがないことを確信したうえで、覚悟に代わるための大切な儀式です。
嘘です、こんな状況ですが景色はきれいですからね。写真は撮っておかないと損です。 -
あっちにランドマンナロイガルの山々が見えます。パンクしてなければもうあそこに到達できていたのかなー。
-
よし、もうとりあえずタイヤ交換をぶっつけ本番でやるしかない!!日本語のサイトを参照します。
①ジャッキで車体を持ち上げます
②トルクレンチでタイヤを取りだします
③新しいタイヤをはめます
④閉めます
ふむふむ、なるほどな。よっしゃ、まずは付属のジャッキで車の前の部分を持ち上げるぞ。おりゃーー。
10分後
全然車体が上がらない。まずい、①で既に詰んでる。どうする?ランドマンナロイガルに到着できずここで野宿か?みたいな不安な思考が脳内をかけめぐる。
そのとき、1台の車がこちらに向かってきているのが見えた!仕方がない!もはや旅の恥はかき捨て!素直に助けてもらえないか大きく手をふって車を呼び止めた。 -
車からは欧米人のカップルが出てきた。スコットランド人の方だった。
「すみません、あの車がパンクして。タイヤ交換をしたいのですがうまくできなくて。。なにか知ってたらアドバイスをいただけないですか?(自分でやろうとしていた)」
そういうと私の代わりにジャッキをうまくはめ込んでくれて、車体を持ち上げ簡単にパンクしたタイヤからスペアタイヤへ交換くれた。え、めっちゃいい人。いやそれ以前にこの地域に来る人はタイヤ交換程度はおてのもとなのか。。
準備不足の中来てしまった自分が少し恥ずかしかった。 -
「タイヤ交換できたよ。もしスペアタイヤもやばくなったら国立公園のレンジャーに連絡して助けを求めてね」
と言われる。緊急事態についてスマートすぎる回答。ていうか、さすがに手馴れすぎじゃないですかね。。こっちのお兄さんの方がよっぽど緊急窓口の人より頼りになった。
とはいえ本当に助かった!せめてものお礼がしたかったがなにもなく、【出発編】で紹介したダイソーの日本のお土産と手を汚したお詫びに簡易タオルを渡した。とても喜んでくれていた。 -
親切な旅行者の助けを借りてスペアタイヤをつけることができましたが、車体に対してタイヤが細く、最大で80kmまでしか出さないでねという注意書きがあります。
またタイヤ交換中にいろいろと考えていましたが、とりあえずこのまま町へ引き返さずに今日は10km先のキャンプ場までいって明日早朝に帰るというプランに変更しました。
当初はランドマンナロイガルキャンプ場に2泊を予定しており、明日は山登りに全力投球する予定でしたが、運が悪く今日パンクした日が木曜日。予定どおりこのとき2泊するシナリオもありましたが、そうなると町に戻るのは土曜日となります。
アイスランドでは土日タイヤ交換の店がやっておらず、土日に動けないと今後のスケジュールに支障が出る。とはいえ、ランドマンナロイガルという場所にも滅多にこれないので、このまま町まで帰るのも非常に悔しい!と思っていたのでここはオペレーターのお姉さんに言われたとおり、今日はキャンプをして明日の朝スーパー安全運転で帰る、という博打をうつことにした。
スペアタイヤもダメになってしまったらそこで完全終了ですが、リスク覚悟で前へ進む決断をします。 -
こんな状態でキャンプ場まで進むという判断が正しいのかクレイジーなのかわかりません。が、とにかく進む覚悟を決めました。出発前にもう1度写真を撮ります。(ここでタイヤ交換しましたー的な写真)
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景色は本当にきれいです。うれしい反面、緊張、不安、焦りなどの感情が渦巻く中で危険なドライブ再開です。
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出発前に掲示板でおおよその距離を確認。とにかく変な道がきませんように。
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車で慎重に走っていると「Hnausapollur (Bláhylur) View Point」の曲がり道が出てきます。うひょーこれはいくしかないと思っていくと坂道+岩道+凹凸道でやばい道に入ってしまいます。
いやいや、安全運転じゃないんかい!と思うかもしれませんが、運転は怖いです!でもこのランドマンナロイガルを見るために他の場所を削ってここまで来ているので、やはり見れるものはできる限り見て帰りたいです。神経をすり減らしながらなんとか砂利の坂道を登り、湖が一望できる場所まで到達。 -
これも割とアクセスには注意が必要なので、まとめておきます。Hnausapollur (Bláhylur) View Pointへ行く場合は、キャンプ場から帰る道から登った方が起伏が少なく運転しやすいです。26号線方面からスペアタイヤで登りましたが、よく考えたら正気の沙汰ではなかったです。
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湖からの眺め①。車が2台砂利道を走っています。あらためてすごい道を走ってるんだなと痛感。すごい、自然もこんな場所に来る人も。
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湖からの眺め②。こんな道を通ってキャンプ場を目指すんです。これさあ、208号線は比較的楽な道ととか言ってなかったっけ?逆にここより難しいルートってなんなの?
普通さ、こういう画像を張り付け写真者の人に警戒を促すべきじゃない?それに208号線は(砂利道走行に慣れていて万が一タイヤがパンクしてもすぐに交換できる人には)簡単なルートだよっていうべきだよね。なぜ()の部分をクリアにして情報発信しないのか。ここに来る人はそもそも運転強者しかこないのか。 -
ふー、こんな道を走ってきたんだぜ!どうだ、レンタカーで旅するこの俺様のこだわりの1枚!(精一杯の虚勢)
みたいな余裕をいつかいえるようになりたいですね。全身ガクブルで運転。これは、一息つくためにおりてなんとなく撮った1枚。 -
深呼吸しつつ引き続き運転を続けます。キャンプ場はまだか?
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岩山と流れる雲。パンクとかなければ楽しいドライブだったのかなー。
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こんなタイヤで寄り道する余力はないはずですが、キャンプ場に行く前に行ける観光地にはとりあえず寄るの精神でまた道草をきめます。
ここはLjotipollur(リョウティポリュル?)という湖が見れるポイントです。駐車場はありますが誰もきていません。 -
Ljotipollurへの具体的なアクセス方法も基本的に調べても出てきません。また私なりの感覚的な地図を残しておきます。
26号線を走っていたら、標識が出てくるので曲がります。しばらく砂利道を進んでいくと次の写真のようなただっぴろい大地に車を停めるスペースが突如として現れます。そこから徒歩で歩く感じになります。 -
時計はすでに15時半。キャンプ場には13時に到着してるはずが大幅な遅れ。
なんと壮大な駐車場。 -
さっき車を停めてた場所から少し登りになります。
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道なんて整備されてないです。とりあえず好奇心が赴くままに進みます。
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丘を上がった先に360度の一大パノラマが見渡せる場所がありました。すでに圧倒されっぱなしの絶景がこれでもかとばかりに続きます。
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すごい場所ですが、まわりに私以外で観光にきている人はいません。眼下に広がるのは写真では伝えられない圧倒するほどの景色。
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名前はわからないけどすごい山。あらためてすごい場所に来てしまっているなと実感。タイヤが持つ限り前に進む。いつ引き返しても後悔しないようとにかく撮影します。
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前も後ろも右も左も山。これが中央高原地帯・ランドマンナロイガルの実力か。アイスランド5日目ですが、ここが一番すごい自然が見れる気がします。文句なしのイチオシです。
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さっき車を停めていた方向。どこを切り取っても圧倒されるスケールの自然。
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あれ、結局Ljótipollurの湖はどこ?と思いますが、大丈夫です。もう少し歩いた先にありました。
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Ljótipollurは、英語では「Ugly Puddle(醜い水たまり)」という名前だそうです。醜いはさすがないでしょ!と思ったけど、うん、これは、、、濁っているというかちょっとドロッとした群青色ですね!(精一杯のフォロー)
天気があれでしょうかね、青空ならきっともっと美しいことでしょう。
※Hnausapollurというさっきの湖とはまた別の場所になります。 -
Ljótipollurから再度キャンプサイトに向けて出発します。
この道を見ていると海外初レンタカーで来るべき場所じゃなかったなとふつふつと思いが沸き起こる。少なくとも初心者が来ていい場所じゃない気がしてきた。
もう逆にさ、海外運転経験0の私が無事生還してきたらそれはもう多くの人に勇気を与えるのではないでしょうか、それこそガンジーのレベルで。
いつも話がおかしくなるのは平常運転ですが、今回は自分の旅行生命もかかわっているので安全運転に徹します。生還できないと意味ないので。 -
ほどなくまた走っていると前方に車が停まっています。もしやこれは??がたいの大きい筋肉のおじさんが後ろの車に近づいていきます。
-
なんと他にもパンクしている人がいました。
おいおいおいおい。
208号線のルートのどこが簡単なんじゃ。トラブルロードやんけ。
しかし、さっきまでパンクしていた身としてこのままほっとくわけにはいきません。どうせ役にたたないと思うけど、なにか手伝えることがあるか聞きにいくぞ!助けられた恩をここで発揮するのだ! -
「あのーなにか手伝えることは・・」
筋肉の人「タイヤがやはりパンクしているな。だがこのタイヤに交換すれば大丈夫だ。ジャッキで車体を持ち上げておいたからあとは自分でやってくれ」
パンクした欧米人「ああ、わかった」
「えーとあのー・・」
筋肉の人「すまないが今日は社会見学にきていてな。ここにいる5チルドレンを8時までにママのところに返してあげないと心配されるから俺は出発するぞ。幸運を祈る。」
パンクした欧米人「ありがとう。あとは自分でやるよ」
「あっ、解決してそうですねー。あのー手助けとかは??」
パンクした欧米人「大丈夫だ、心配してくれてありがとう。君は行って大丈夫だ」
はあー情報量が多すぎる。てか、さっきの筋肉の欧米人は何者やねん。本当に筋肉の車にキッズが5人くらい乗ってたし社会見学で来るとこちゃうやろここ。てか、やっぱりここに来る人はスキル的な意味でみんなタイヤ交換できるんかいな。
予想通りできることがなかったので自分のレンタカーに戻る。うん、そうだ。自分の心配をしよう。突っ込んじゃだめだ。自分の心配をしよう。 -
時として、こんな場所でぽつんとタイヤ交換が必要となる場合があります。アイスランドに行かれる方はこういう場所でタイヤ交換があるかも、と是非イメージトレーニングしておいてください。
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すでに午後4時。キャンプ場で観光していた人たちが帰り始めるころです。私の車を横切って町へ帰っていきます。
私に至ってはまだ未到着。早く!早くせねば! -
日が少しずつ沈んできた。寄り道しているせいとはいえ、そろそろまずいぞ。
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ゴツゴツ石の道、茶色い道を抜けた先には、、
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フー!!Frostastaðavatn Scenic Viewpointという場所です。(はよキャンプ場いけ)
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大丈夫です。ここは208号線沿いにあり、簡単にアクセスできる場所だったので本日これがほんとに最後の立ち寄りポイントとして車を停めました。
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すぐ隣にLake Frostastaðavatn,(フロスターサヴァトン)という湖もあります。
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湖がでかい。普通の写真サイズでは収まりません。
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ここからの展望が360度のパノラマ。最初の方に出てきた涙の谷から一貫して全部景色がすごいってむちゃくちゃなエリアですわ。
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ここからStútur craterという赤と緑の特徴的な溶岩層が見えるクレーターがあります。この写真だけでは赤色があまり目立たないですね。
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ああ登りたい!しかしいい加減キャンプサイトに到着しないと日が暮れてから飯や寝床の準備は面倒くさい!
速攻で登ろうかとも考えましたが、明日の朝帰る前に寄ればいいか、と考えパスしてしまいました。この判断が明日後悔することになります。 -
最後にもう1枚。今度こそ今度こそキャンプサイトまで直進します。
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ついにキャンプ場についに辿り着きました。こんなタイヤで。
川がちょろちょろと流れ天国に来たかと思った。 -
現在17時半。13時に到着のはずが、かなりスケジュールがズレて到着。キャンプ場にはこんな感じで車を停めます。
偶然先ほどタイヤ交換で助けてもらったスコットランド人カップルと再開。今から帰るところだよ、と言った。
キャンプじゃなくて日帰りでくる予定だったのか。それなのに、こんなアクセスは難しい場所に30分も足止めしてしまって非常に申し訳ない気持ちがした。
再度お礼を言って帰り道も気をつけてね、と伝えた。 -
体力はふらふらですが、暗くなる前に寝床の準備をします。周りに街灯がないので、
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寝袋を引くとスペースがなくなるのでパンクしたタイヤは外に出しておきます。山奥でこんなパンクタイヤを盗む人もいないだろうしこれで放置します。
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リバークロッシングの道。レンタカーの人からもリバークロッシングはやめろと忠告を受けていました。((川渡りで破損しても保険適用外になるため)
というか、スペアタイヤでそんなことやらかす勇気も気力も残ってないんじゃこっちは。 -
駐車場から歩いてキャンプロッジに向かいます。本日のキャンプ料金を払わなければなりません。
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キャンプ場の道すらもすごくきれいです。特にランドマンナロイガルに咲いているこの白い花?のような植物がとても特別感を創出してくれます。
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美しいけど遠いぜ。駐車場から10分以上歩きます。
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でもやっぱりきれいだぜ。写真の奥に見える車は川渡りでインフォメーションセンターに近いところで駐車してるっぽいですね。
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こちらのインフォメーションセンターでキャンプ料金の支払いをします。
ランドマンナロイガルのキャンプ場価格最新のリストです。(2024年9月現在)
キャンプの場合、併設のロッジで寝るか(毛布はないので結局寝袋で寝る必要あり)、テントで寝るか選ぶことができます。
テントもしくは車中泊 2900クローナ
ロッジで宿泊 13,000クローナ
宿泊税 333クローナ
お湯シャワー 900クローナ(5分間のみ)
日帰りの方のトイレ利用 600クローナ
うーん、場所が場所とはいえなんでもかんでも高すぎる。 -
外観はこんな感じ。夜、電気はついていたところを見るとスタッフはこのロッジで寝てる感じだった。毎日こんな景色のもとで働いてたら見飽きそう。
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営業時間。朝8時から夜19時ごろまでに受付するのが望ましい。
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昨日とうってかわってキッチンも暖房付きのロッジもありません。シャワーは有料。
スマホを充電できる場所さえありません。真の意味でのキャンプ力(ぢから)が試されます。 -
キャンプ場の水くみ場。利用停止中だったので、トイレの水面台から水をもらう。ロッジスタッフに聞いたら一応同じ水、らしい。沸騰させるからまあいいか。
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トイレ兼シャワー室。電気暖房が設置されているが、ドアが吹き抜けになっているため中はあったかくはない。こんな場所にあるトイレであるが、トイレットペーパーが完備されていて驚いた。
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キャンプ場にある道標。
どうも夏の間はÞórsmörkという場所からテントを担いでここまで歩いてくる猛者もいるとのこと。車でたどりつくだけでも相当なアドベンチャーだったのに、歩いてくるとかもうただの冒険王じゃん。 -
ランドマンナロイガルのハイキングルート。しかし、トレッキングをしている時間はなさそう(悲)。
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ロイガベーグルの看板。
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約13,500円で泊まれるロッジ。今は観光客が少ないので当日予約なしでも泊まれると言われましたが、高すぎる上に何もないところで寝る(寝袋、エアマットは持参)ので利用せず。でもちょっと憧れる。
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そういえば事前情報ではキャンプサイト内に羊がいたら、簡易的なキャンプ道具が売っているバスがあると聞いていたがなかった。9月末で利用客も少ないので撤退していまったか。
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車で寝ないキャンパーもいました。雄大な大地で寝るテント。地球の一部と同化できるはずです。
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アイスランドの国旗がたなびいています。風は穏やか。
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お、向こうで温泉に入っている人たちがいます!今日の疲れと失態を水に流したいのであとで突撃予定です。
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キャンプ利用料を払い終わったので一度車に戻って水着と夕食を取りに行きます。受付から車まてま遠いので、最初から一括してもってくればよかった。。
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さっきからキャンプ場内をいったりきたりしてるだけですが、その短期間でも変化する雲の流れ。ひと時の運転から解放されて、写真を撮りまくっています。
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キャンプ場内にはこういう道もあります。面白い!
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この山ばっかり写真を撮っていますがこの山は登れません。ランドマンナロイガルのシンボル的な山ですね。
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日が徐々に沈んできました。まだ飯とお風呂に入っていないので、少し急ぎます。
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こんな時期ですがこんな場所にはるばるキャンプしにきてる人がこんなに!
ちなみに毎年9月15日以降は駐車場代金は無料となるので、今回は無料で停めれています。 -
夕方6時すぎ。黄金色の雲がきれい。
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夕飯前に温泉に突撃しにいきます。シャワーは高すぎるので今日はお風呂で汗を流す作戦です。ちなみに温泉前で着替える場所はないので、トイレで水着に着用してください。
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写真ななめっています。しかし、焦っていたから取り直ししてなかった。水面に映る空の色が美しい。
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ロッジから温泉まで徒歩5分。微妙に遠い。
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温泉にやってきました。ランドマンナロイガルといえば温泉!というくらいには有名な場所で、トレッキングに興味ない人はお風呂だけ入って帰る人もいるようです。
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温泉を楽しむ先客。昨今のプライバシー事情を察して遠巻きから撮影しております。ましてや彼らはあられもない水着姿。削除要請がこようものなら即座に削除する心構えもばっちりです。というわけで投稿です。
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温泉はこんな感じでぬるいところ、あったかいところ、めちゃ熱いところなどなど1つの浴場でさまざまなニーズにこたえるべく温度調整が施されています。お酒の持ち込みなどももちろんOKです。
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お風呂から撮影。着替える場所はあるにはありますが、こんな感じで服をかける場所があるだけ。温泉に入り終わった後その場で着替えるスペースはありません。欧米の方々はバスタオルを体にまいて器用に水着を脱いで服を着ていましたが、今回干しやすいようミニタオル×3しかもってきていない。アキラ100%じゃあるまいし、ミニタオルで敢えてチャレンジングなことは避けたい。
となれば、やることは1つ。温泉に入り終わったら水着のままダッシュして先ほどのインフォメーションセンターの横のトイレまでいって着替える、という方法しかありません。 -
ダッシュの前にもう一息。明日のこの時間には確実に帰らなければいけないので、この景色もたった1度だけかーとしんみり。
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さあトイレまでダッシュの時間です。この時間帯になると外の気温は6度くらい。
雲がオレンジ色に染まっていきます。寒いけど写真も撮りたい。結局泊まって撮影。ほんまにきれいな空。 -
温泉のあとは夕飯の時間です。レンタルしたやかんとガスバーナーでお湯を沸かします。世界一の自然の中、世界一豪勢な夕食を味わいます。
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飯を食べたあとはやることはありません。片付けて車に戻る準備をします。
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夜8時が過ぎ、まわりが暗くなってきました。あんなにいたレンタカーも帰ってしまい、10台くらいがキャンプをするようです。めっちゃ1日が長かった。このキャンプ場にスペアでたどり着いた自分に勲章をあげたいです。
そして、疲れてますが明日の動き方を再確認します。
①朝7時ごろに起きて、2時間だけでもいいから山登りする。
②遅くとも午前10時頃までにはランドマンナロイガルキャンプ場を出発。ひたすら安全運転で砂利道を突破、その後、目星をつけているタイヤ屋にいく。
③タイヤがある場合、あらためてレンタカーのBreakdown serviceに電話。タイヤ交換費用について、今回加入している保険で全額賄えるか?(約款では保険フル適用できると記載あり)
④レンタカー会社と確認がとれたらタイヤ交換。車を復活させる。
※アイスランドのタイヤ屋は16時か17時には終わってしまうで、替えのタイヤがないことも想定のうえ1件目は遅くとも14時までに到着したい。
あとは勇気と気合いで砂利道から帰るだけ。完璧な計画。
次回、こんなそんなで無事キャンプサイトから脱出できるのか?
続く
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