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2024年9月16日(月・敬老の日)午後、今年も隣町の城陽で開かれたクラシックの演奏会を聴きに行った。文化パルク城陽、城陽市寺田、墨染交響楽団に付いては昨年の記述をどうぞ。<br />https://4travel.jp/travelogue/11854418<br /><br />今年は早目に行って、40分前からのプレコンサートも聴いた。<br />(1) ホルン3重奏 ライヒャ(Antonin Rejcha) 24のトリオ(Twenty Four Trios)より1番、2番(Vol.1 &amp; Vil.2)<br />(2) チェロアンサンブル ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ピアノソナタ第8番(Piano Sonata No. 8 in C minor)「悲愴(Sonata Pathetique)」から第2楽章<br />(3) 金管五重奏 もののけ姫メドレー<br /><br />1曲目のライヒャは18世紀末から19世紀に掛けてのチェコ出身の作曲家で、1770年プラハ(Praha)生まれ。チェコ語発音では「アントニーン・レイハ」。ライヒャはドイツ語発音で、ドイツとフランスでの活動が長く、フラン語発音のライシャでも呼ばれる。晩年にはフランスに帰化し、1836年にパリ(Paris)で没した。<br /><br />ベートーヴェンとは同い年でボン大学(Universitat Bonn)に同期入学した友人だった。ボンがフランス革命軍によって占領され宮廷楽団が解体されたためハンブルク(Hamburg)に移り、ピアノ及び作曲の教師を務めた。知らんかった・・・<br /><br />1801年にウイーン(Wien)に移りハイドン(Franz Joseph Haydn)に師事する。1808年にパリに移り、後にパリ音楽院の作曲科の教授となり、フランツ・リスト(Franz Liszt)らを育てた。<br /><br />管楽器のための作品を多数残し、この分野での開拓者だった。創作活動はオペラやカンタータ、7曲の交響曲、管弦楽曲を始めとしてあらゆるジャンルに渡っているが、現在でも演奏されるのは室内楽の分野で、とりわけ木管五重奏曲、フルートのための二重奏曲など管楽のための楽曲が多い。<br /><br />「24のトリオ」はホルン三重奏曲集で、3本のホルン(Horn)、もしくは2本のホルンとファゴット(Bassoon)用に作曲されている。明確には分かってないが1815年以前にパリで出版され、今日ではホルンのレパートリーとして定着している。私にはイマイチの演奏に聴こえた。<br /><br />2曲目のベートーヴェンは今更説明不要。ピアノソナタ「悲愴」は1798年から1799年にかけて書かれたものと考えられており、彼の創作の初期を代表する傑作として知られている。ピアノソナタ第14番「月光」、第23番「熱情」と合わせてベートーヴェンの三大ピアノソナタと呼ばれることもある。<br /><br />「悲愴」という標題は初版譜の表紙に既に掲げられており、ベートーヴェン自身の発案かどうかは定かではないものの、本人の了解の下に付されたものであろうと考えられている。その意味について本人が説明したものは残ってない。<br /><br />第2楽章はベートーヴェンの書いた最も有名な楽章のひとつ。アダージョ・カンタービレ(Adagio cantabile)、2/4拍子、変イ長調で、ロンド形式。キリンメッツやサントリーBOSS、ヨコハマタイヤ、ユニチャーム、カネテツデリカフーズかまぼこ、ニッカ「竹鶴」など多くのCMにも使われており、耳慣れた曲だが、この合奏は酷かった。本番大丈夫かと心配になったわ・・・<br /><br />3曲目の金管五重奏はトランペット(Trumpet)とトロンボーン(Trombone)が各2本で、ホルンが1本の構成。<br /><br />「もののけ姫メドレー」は1997年公開の宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」のサウンドトラックから「アシタカせっ記」「タタリ神」「アシタカとサン」「もののけ姫」をメドレーにしたもの。久石譲作曲で、多分だが高橋宏樹編曲。これはなかなか良かった。<br /><br />今回の演奏会の指揮者やコンサートミストレス、セットリスト、曲目紹介、メンバーについては今回のアルバムの資料参照。資料にあるように今回は2020年にコロナ禍で開催できなかった「2020ベートーヴェンイヤー記念コンサート」で、ベートーヴェンの2曲。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.27034342922875709&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br />セットリストを再掲するが今回は全曲ベートーベンだった。<br /><前半 約50分><br />ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ヴァイオリン協奏曲(Violin Concerto in D major, Op. 61) 1806<br />(20分休憩)<br /><後半 約35分><br />ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) 交響曲第5番(Symphony No. 5 in C minor, Op. 67) 1808<br /><アンコール 約10分><br />ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ロマンス第2番(Romance for violin and orchestra No. 2 in F major, Op. 50) 1798<br /><br />「ヴァイオリン協奏曲」、私は多分この曲をちゃんと聴いたのは初めてのように思うけど、さすがメンコンやブラコンと並ぶ三大ヴァイオリン協奏曲、さらにチャイコンも加えた四大ヴァイオリン協奏曲の一つで、「ヴァイオリン協奏曲の王者」と呼ばれることはある。素晴らしかった。<br /><br />第1楽章、約25分もあり、長いのね。ソリストのギオルギ・バブアゼ(George Babuadze)さん、私は驚いたのだが、この楽章だけではなく全楽章だが、ソロパート以外も全部弾いてはる。オケパート弾くときは客席に背を向け、ソロのときは客席側を向いてってなんかカッコイイんだよな。楽譜なしだから、全部暗譜されてるってことだよね。まあ、プロなら当たり前なのかな。<br /><br />そんな感じで聴きごたえのあるカデンツァ(伴奏なしの完全なソロ)で盛り上がって終わったら、結構な拍手が起きちゃいました。まあ、あるあるだね。<br /><br />10分ほどの第2楽章から最後の第3楽章へはカデンツァで続く。バブアゼさんのソロやカデンツァは本当に素晴らしかった。簡単に弾いちゃうんだよねえ~。第3楽章も10分ほどで終了。<br /><br />休憩挟んで「運命」。これは何度か生でも聴いたことあるが、私は好きだわ。バブアゼさん、今度はメンバーの一人になって加わってる。これもなんか凄い。第3楽章から第4楽章は、これも間なしで続いて、盛り上がりに盛り上がって無事終了。<br /><br />そして、拍手の中、指揮者の大島さんが、メンバーに紛れているバブアゼさんを引きずり出して、アンコールの「ロマンス第2番」。これもなかなかいい曲だった。<br /><br />と云うことで、2時間ほどで演奏会は終了。いいコンサートだった。<br /><br /><br />以上

文化パルク城陽 墨染交響楽団 第32回定期演奏会(Sumizome Orchestra,Bunka Parc Joyo,Kyoto)

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2024/09/16 - 2024/09/16

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ちふゆ

ちふゆさん

2024年9月16日(月・敬老の日)午後、今年も隣町の城陽で開かれたクラシックの演奏会を聴きに行った。文化パルク城陽、城陽市寺田、墨染交響楽団に付いては昨年の記述をどうぞ。
https://4travel.jp/travelogue/11854418

今年は早目に行って、40分前からのプレコンサートも聴いた。
(1) ホルン3重奏 ライヒャ(Antonin Rejcha) 24のトリオ(Twenty Four Trios)より1番、2番(Vol.1 & Vil.2)
(2) チェロアンサンブル ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ピアノソナタ第8番(Piano Sonata No. 8 in C minor)「悲愴(Sonata Pathetique)」から第2楽章
(3) 金管五重奏 もののけ姫メドレー

1曲目のライヒャは18世紀末から19世紀に掛けてのチェコ出身の作曲家で、1770年プラハ(Praha)生まれ。チェコ語発音では「アントニーン・レイハ」。ライヒャはドイツ語発音で、ドイツとフランスでの活動が長く、フラン語発音のライシャでも呼ばれる。晩年にはフランスに帰化し、1836年にパリ(Paris)で没した。

ベートーヴェンとは同い年でボン大学(Universitat Bonn)に同期入学した友人だった。ボンがフランス革命軍によって占領され宮廷楽団が解体されたためハンブルク(Hamburg)に移り、ピアノ及び作曲の教師を務めた。知らんかった・・・

1801年にウイーン(Wien)に移りハイドン(Franz Joseph Haydn)に師事する。1808年にパリに移り、後にパリ音楽院の作曲科の教授となり、フランツ・リスト(Franz Liszt)らを育てた。

管楽器のための作品を多数残し、この分野での開拓者だった。創作活動はオペラやカンタータ、7曲の交響曲、管弦楽曲を始めとしてあらゆるジャンルに渡っているが、現在でも演奏されるのは室内楽の分野で、とりわけ木管五重奏曲、フルートのための二重奏曲など管楽のための楽曲が多い。

「24のトリオ」はホルン三重奏曲集で、3本のホルン(Horn)、もしくは2本のホルンとファゴット(Bassoon)用に作曲されている。明確には分かってないが1815年以前にパリで出版され、今日ではホルンのレパートリーとして定着している。私にはイマイチの演奏に聴こえた。

2曲目のベートーヴェンは今更説明不要。ピアノソナタ「悲愴」は1798年から1799年にかけて書かれたものと考えられており、彼の創作の初期を代表する傑作として知られている。ピアノソナタ第14番「月光」、第23番「熱情」と合わせてベートーヴェンの三大ピアノソナタと呼ばれることもある。

「悲愴」という標題は初版譜の表紙に既に掲げられており、ベートーヴェン自身の発案かどうかは定かではないものの、本人の了解の下に付されたものであろうと考えられている。その意味について本人が説明したものは残ってない。

第2楽章はベートーヴェンの書いた最も有名な楽章のひとつ。アダージョ・カンタービレ(Adagio cantabile)、2/4拍子、変イ長調で、ロンド形式。キリンメッツやサントリーBOSS、ヨコハマタイヤ、ユニチャーム、カネテツデリカフーズかまぼこ、ニッカ「竹鶴」など多くのCMにも使われており、耳慣れた曲だが、この合奏は酷かった。本番大丈夫かと心配になったわ・・・

3曲目の金管五重奏はトランペット(Trumpet)とトロンボーン(Trombone)が各2本で、ホルンが1本の構成。

「もののけ姫メドレー」は1997年公開の宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」のサウンドトラックから「アシタカせっ記」「タタリ神」「アシタカとサン」「もののけ姫」をメドレーにしたもの。久石譲作曲で、多分だが高橋宏樹編曲。これはなかなか良かった。

今回の演奏会の指揮者やコンサートミストレス、セットリスト、曲目紹介、メンバーについては今回のアルバムの資料参照。資料にあるように今回は2020年にコロナ禍で開催できなかった「2020ベートーヴェンイヤー記念コンサート」で、ベートーヴェンの2曲。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.27034342922875709&type=1&l=223fe1adec

セットリストを再掲するが今回は全曲ベートーベンだった。
<前半 約50分>
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ヴァイオリン協奏曲(Violin Concerto in D major, Op. 61) 1806
(20分休憩)
<後半 約35分>
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) 交響曲第5番(Symphony No. 5 in C minor, Op. 67) 1808
<アンコール 約10分>
ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven) ロマンス第2番(Romance for violin and orchestra No. 2 in F major, Op. 50) 1798

「ヴァイオリン協奏曲」、私は多分この曲をちゃんと聴いたのは初めてのように思うけど、さすがメンコンやブラコンと並ぶ三大ヴァイオリン協奏曲、さらにチャイコンも加えた四大ヴァイオリン協奏曲の一つで、「ヴァイオリン協奏曲の王者」と呼ばれることはある。素晴らしかった。

第1楽章、約25分もあり、長いのね。ソリストのギオルギ・バブアゼ(George Babuadze)さん、私は驚いたのだが、この楽章だけではなく全楽章だが、ソロパート以外も全部弾いてはる。オケパート弾くときは客席に背を向け、ソロのときは客席側を向いてってなんかカッコイイんだよな。楽譜なしだから、全部暗譜されてるってことだよね。まあ、プロなら当たり前なのかな。

そんな感じで聴きごたえのあるカデンツァ(伴奏なしの完全なソロ)で盛り上がって終わったら、結構な拍手が起きちゃいました。まあ、あるあるだね。

10分ほどの第2楽章から最後の第3楽章へはカデンツァで続く。バブアゼさんのソロやカデンツァは本当に素晴らしかった。簡単に弾いちゃうんだよねえ~。第3楽章も10分ほどで終了。

休憩挟んで「運命」。これは何度か生でも聴いたことあるが、私は好きだわ。バブアゼさん、今度はメンバーの一人になって加わってる。これもなんか凄い。第3楽章から第4楽章は、これも間なしで続いて、盛り上がりに盛り上がって無事終了。

そして、拍手の中、指揮者の大島さんが、メンバーに紛れているバブアゼさんを引きずり出して、アンコールの「ロマンス第2番」。これもなかなかいい曲だった。

と云うことで、2時間ほどで演奏会は終了。いいコンサートだった。


以上

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