2023秋　日本一の紅葉へ。冬の訪れを体感した秋の涸沢 1泊2日

2023/10/06 - 2023/10/07

「涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ」
　
と言われるほど、紅葉の代名詞である涸沢。

写真で見る涸沢は、3,000ｍを超える峰々に囲まれた箱庭に、濃い緑のハイマツ・鮮やかなイエローのダケカンバ・真っ赤に燃えるナナカマド、色とりどりのテントが散りばめられているよう。
これは是非とも自分の目で見てみたい！

ということで10月中旬に1泊2日のテント泊で涸沢に行ってきました。
前日にまさかの初雪が降ったため、到着時は雪景色で今シーズンイチの大荒れ。
極寒の中でいただいたおでんは最高でした。

翌日は快晴の青空。
真っ白に雪化粧した穂高連峰に紅葉が映えて絶景。
紅葉の涸沢、やっぱり行ってよかったです。

エリア 上高地(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2023年10月6日（金）　6:00
おはようございます。
まずは沢渡駐車場から上高地への移動。
平日だから余裕かと思ってたら1時間並んでようやく乗車。
紅葉シーズン恐るべし・・・

今日は天気予報晴れって言ってたのに土砂降りなんて聞いてない！

上高地バスターミナル 乗り物

7:15　河童橋
レインウェアを着込み、ザックカバーをかけてスタート。

河童橋 名所・史跡

8:00　明神
まだ霧雨が降ってる。

明神館 宿・ホテル

8:45　徳沢
ようやく晴れてきた。

ポテチいただきましょかね～

深刻な水不足の北アルプス2023。徳沢の小川も涸れているとは！

山の方見ると・・・なんか白くないか！？
見なかったことにしよーっと(^o^)

10:00　横尾
すっかりいいお天気に。気温も上がって長袖シャツ1枚でも良いぐらい。

若い頃、旦那氏が何度も通った屏風岩。
思い出がいっぱいあるようで、ここを通るたび毎回違ったエピソードを聞かせてもらっている。

11:20　本谷橋

旦那氏「水がない！」

私は初めて来たから知らないけど、普段はゴーゴーと流れるほど水量の多い川だそうで。
この沢の水源は涸沢を含む穂高連峰。
今年が如何に水が少ない年なのかがわかる。

川の真ん中でちょっと休憩。

本谷橋を過ぎると本格的な登りが始まる。

紅葉シーズンの涸沢はもはや“登り優先”など通用しない世界。
老若男女、あらゆるレベルの登山者がいてもはや都会。

1時間程登るとだいぶん標高が上がってきた。
ナナカマドの実が赤くなってる～

13:00　
涸沢の看板見えた！足元を見ると・・・

！！！
やっぱり積もっとるやんかー！

13:10　涸沢野営場
うん、山にもしっかり積もってる。思ってた涸沢と違う景色が広がってるｗｗ

反対側は紅葉真っ盛りで秋な景色。

どれどれ・・・
「今シーズン一番の大荒れ」「稜線上は5cm以上の積雪」「氷点下」「凍結」
などと思ってたのと違うワードが並んでいる。
昨日の雨は雪になってたのかー。

まぁこれはこれで貴重。
氷点下で寝ることになるので、できるだけ平らなところ探そう。

せーのっ「ここをキャンプ地とする！」

コンパネ不要な幕営適地に家が建ったので、近所を散策する。

バラバラバラ・・・・現れたのは荷揚げのヘリ 東邦航空AS350-JA504D。
明日から始まる3連休に備えて大忙し。

SNSで幾度となく目にしてきた涸沢売店のお食事。
ようやく今日食べることができるのだ。

涸沢ヒュッテ 宿・ホテル

14:45で既に列が。早めに食べておかないと売り切れる可能性が高いので急ごう。

新名物「涸あげ」に心惹かれるけれども注文したのは・・・

涸沢名物 おでん盛り合わせ。
アツアツで味がよく染みてて絶品。汁まで全飲みでご馳走様でした！

テン場に戻ると、平たいところは満員御礼。

斜面側も埋まってきた。
レンタルできるコンパネも出払っちゃってたし、これから到着勢の健闘を祈る。

16:30
先ほどおでん食べたけどしっかり夕食も食べる我ら。温かい麺が最高です。

18:00
夜の涸沢も素晴らしい。

旦那氏「まるで宝石箱や～」

スマホで撮ってもこれなんだから、一眼持ってくればとんでもない写真が撮れそう。

寒いと思ったら外気温0度。
温かい寝袋にくるまって鼻だけ出して寝ます。グンナイｚｚｚ

2023年10月7日（土）　5:30
おはようございます。めちゃくちゃ寒い氷点下の朝。顔面が冷たい！

涸沢小屋と北穂もおはようさん。

日の出は5:47であと10分ぐらい。皆でモルゲンを待つ。

おっ！？焼けるかーーー？？？

・・・これが限界。

とはいえ、うっすらでもピンクに染まる穂高連峰を間近で見れるとは。涸沢まで来てよかった。

朝6時から賑わっている涸沢ヒュッテ。頭上のうろこ雲が美しい。

昨日のテントは700張だった模様。ピーク時は1,000張とか聞く。最近は複数人でも1人1張になってるから今後増え続けるんだろうか。
トイレはたくさん用意されていたので混雑はそれほど無く感じた。

7:50
身支度を整えて撤収しているととんでもない青空が広がってきた。

ギザギザした山の影が落ちてる！

パノラマで。やっぱり青空は気持ちいい。最高。

北穂方面も雲がなくなった。

8:00
そろそろ出発しましょうかね～

「美しい三段紅葉とモルゲンロートのコラボに期待」

そういえば昨日より紅葉が鮮やかな気がする。

フィルターなしでこれ！

ようやく思ってた通りの涸沢を見ることが出来て大満足。

もう思い残すことはない。次はあの先の稜線まで行きたいな。

10:30　本谷橋
登り優先してたら一向に下れないCaosな登山道ともここでお別れ。

11:45　横尾

まだまだいいお天気が続いててる。

13:00　徳沢

良い時間なので徳澤園のみちくさ食堂で道草するよ。

じゃーん！山の手作りカレー（1,200円）
いつも徳沢通るたびカレーの香りにそそられていた。

これがまた泣ける程美味しいのなんのって・・・

氷壁の宿 徳澤園 宿・ホテル

徳沢キャンプ場も満員御礼。3連休だしね。

15:00　河童橋
少し雲がかかってきたかな。でもまだ見えてる。

帰りの上高地バスターミナル、登山と観光のお客さんでごった返し長蛇の列。
バスはどんどん来るから思ってた以上に待たなかった。

16:00　沢渡駐車場
無事帰還！
1日目はまさかの雪景色でびっくりしたけど、2日目は青空の下、見事な紅葉だった涸沢。

登山道は超整備されていてらくらく、ヒュッテのおでん美味しい、どこを撮っても映える写真が撮れるとくればそりゃ人気になるよね。

一度は行ってみたかった紅葉の涸沢。大変満足致しました！
ただこの時期は朝晩とっても寒いので、しっかりした防寒必須です。

最後までご覧いただきありがとございました。