2024/08/23 - 2024/08/25
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Pomfiさん
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6年前に訪れて食事のすばらしさに感銘した神奈川県逗子市の「凛花」に、やっとまた行けました。そしてその料理は今回も最高でした。
もちろん、旅行記を書くからにはちゃんと船にも乗っています。今回は神戸~横浜の区間を新幹線じゃなくにっぽん丸で行きました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 タクシー 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京都から逗子に行くとき、どうしても途中で船を使うというのなら、通常は下記のルートになりますね。時間はだいぶかかりそうだけど。
京都>和歌山: JR
和歌山>徳島: 南海フェリー
徳島>東京: オーシャン東九フェリー
東京>逗子: JR
しかし、滅多に運行はないけれど、もっと便利なルートもあります。そのルートが使えるのは、神戸発横浜行きのクルーズ船が出る時です。
そして今年は8月23日にちょうどいいワンナイトクルーズがありました。これを逃す手はありません!
というわけで今回の往路は、下記のルートにしました。
京都>神戸: JR
神戸>横浜: にっぽん丸
横浜>逗子: JR -
にっぽん丸の乗船のとき、昨年からもはやPCR検査は行われていません。
しかし警戒モードはまだ続いており、健康状態の告知は今回も必要でした。 -
今回も船室は1階のスタンダードステートを申し込んでいましたが、そこは今すごく予約困難で、取れませんでした。
それで、新型コロナの頃にせっせと乗って貯めたポイント(22,000点)を使って、2年ぶりに5階のデラックスツインを取ることにしました。 -
部屋は自動扉を入ってすぐの526号室です。中は2年前とほとんど変わっていませんが、とりあえず写真だけはUPしておきます。
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ベッド。
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スリッパはグレーのが新登場してました。
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デスク。空気清浄機は今でも設置されています。
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テレビやお茶・コーヒーセットなど。
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双眼鏡もあります。
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冷蔵庫の中のフリードリンク。
また、写真の右上にある細長い容器に入ったものは、今回にっぽん丸が向かう横浜の「SWEETS garden YUJIAJIKI」のフルーツゼリーです。 -
ロッカー。
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ソファー。
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歓迎のシャンパンとおつまみ。
また、シャンパンのすぐ前にあるピンクのクッキー系のお菓子は、今回にっぽん丸が出航する神戸に隣接する芦屋市の「パティスリー エトネ」のお菓子です。 -
洗面所。
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コップ、アメニティー。
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タオルなど。
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バスタブ。お湯の温度も勢いも十分です。
ちなみに今回はにっぽん丸にしては珍しく、男性用の大浴場が15時から22時まで設備の故障で閉鎖になっていました。
おかげで部屋のバスタブにはとても有難味を感じました。 -
トイレはステートルームも含めて、全室ウォシュレット付き。
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部屋に荷物を置くと、まずは7階のリドテラスでハンバーガーと飲み物を。今日のハンバーガーは出来立てで、肉も厚かったです。
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お昼ごはんの直前だというのに、ホットドッグも食べ、ドリンクはお替りをしました。
なお、リドテラスのビールは生ビールで、冷蔵庫の中の缶ビールよりおいしいうえ無料なので、何杯も飲む人がけっこういます。 -
船内の記念撮影スポット。花は造花です。
以前のにっぽん丸の中は生花がいっぱいでしたが、それはコストも手間もかかるためか、今は全部造花になっています。
というわけで、今回の旅行記は花の写真を省略します。 -
避難訓練のあと、出航直前のデッキではハウスバンドのみなさんの陽気な音楽が鳴り響きます。
なお、この日のにっぽん丸の乗客は340名とのことでした。十分に盛況です。 -
セルアウェイセレモニーとシャンパンとカルピス。
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乾杯!
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12時。今回も紙テープではなく小旗を振っての出航です。
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今日のタグボートは新丸菱海運(株)の「神星丸」です。
■神星丸
総トン数:193トン
全長:33.3m
全幅:9.2m
造船所:金川造船
竣工:1991年6月
馬力:3,600ps
出力:2,648kW
航海速力:13.9ノット -
岸壁を離れたにっぽん丸は方向転換をします。
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方向転換中。
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方向転換完了。
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お昼ごはんはちょっと遅めの12時40分から、6階の「春日」でいただくことに。
丸窓の正面のずっと先には淡路島、右手には明石海峡大橋が見えます。 -
この日のランチは味噌カツサンドでした。
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洋風味噌汁といった感じのスープとグリーンサラダ。
とても暑い日なので、スープはサンラータンだとさらによかったでしょうね。 -
食後のホットドリンクはカプチーノにしました。
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デザートのフルーツ。
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神戸を出港して約1時間半後、にっぽん丸は大阪府南部の沖を航行中です。
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14時から6階のラウンジ「海」で「歌って歌って60分」が催されました。
基本的なノリは学芸会、または老人ホームのお歌会という感じで地味なのですが、これはこれで他の客船にはない楽しさがあります。
特にラストのほうで行われた4人の乗組員の方による歌のご披露が妙にウケていたところは、にっぽん丸らしくていい光景でした。 -
神戸を発って約2時間半後、にっぽん丸淡路島の南端のあたりを通り過ぎていました。
写真の中央のやや右側にある小さな島は沼島です。 -
暑いので、7階のリドテラスで苺のアイスクリームとミニサイズのショコリキサーをいただきました。
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冷たいもので少し体を冷やしたら、7階の後方デッキに出てにっぽん丸の軌跡を眺めたり。
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いい天気です。
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屋上にも上がってみました。ここはなぜか、4階のデッキよりも涼しかったです。
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15時頃、6階のラウンジ「海」でアフタヌーンティータイム。
ケーキもクッキーもおいしかったです。 -
15時40分頃、にっぽん丸の左舷側を見たら、なんだか見慣れないものを発見!
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拡大してみたら、潜水艦でした。
ふつうの海でふつうの航海中にこんなのを見るのは初めてですが、イルカを見るより嬉しい感じはしました。
またいつか、お会いしましょう! -
潜水艦を見たあとには、タンカーも現れました。あとで調べたら、Global Queen 1というタンカーでした。
■Global Queen 1
総トン数:4,063トン
全長:104.23m
全幅:17.00m
建造:1995年
船籍:パナマ -
前方からは、コンテナ船も来ていました。香港のT.S. Lines(徳翔海運)の船です。
船名はよく見えませんでしたが、たぶんTS LIANYUNGANGではないかと思います。
■TS LIANYUNGANG
建造:9,981トン
全長: 147.90m
全幅: 23.25m
建造:2023年
船籍:マーシャル諸島 -
17時頃、にっぽん丸は和歌山県白浜町あたりの沖を航行。
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17時40分ごろからはドルフィンホールでカクテルパーティーがあり、そのすぐあとにはハウスバンドによるステージがありました。
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カクテルにはアルコールフリーのもあります。
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18時55分、デッキに出てみると、夕焼けが見えました。
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夕日は見られなかったけれど、やっぱり船旅っていいなあ。
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今晩はデラックスツインに泊まるので、夕食は6階の「春日」です。
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この日の隣りのテーブルには、クルーズの超ベテランのお2人がいらっしゃって、面白い経験談をいくつもお伺いしました。
そのうちの1人のAさん(90歳直前)はにっぽん丸のプラチナ会員(チャータークルーズ以外で通算30回以上ご乗船)とのことで、これまでににっぽん丸で経験した最大の波は6m(奄美大島クルーズで)だったそうです。
6mの波だと船酔いに強いAさんでもさすがに食欲は全然でなかったそうですが、波に懲りていないところはさすがです。勇者に讃えあれ!
もう1人のBさん(私より20歳以上は若そうな人)はゴールド会員(乗船20回以上)で、新型コロナの全盛期でも果敢に乗船を続けていたそうです。
Bさんによると、乗船前のPCR検査に引っ掛かって乗れなかった人はけっこういたそうです。
また、Bさんは乗船した船にコロナ患者が出て、船室から出られなくなる経験もしたと言ってました。懲りたとは言ってませんでしたが。
なお、そんなに頻繁に船に乗るのなら次のクルーズもすでに予約済みかと思って訊いたところ、Bさんは私たちと同じ日の同じ船を予約されていました。また会えるんですね! -
この日はグラスワインまはたアルコールフリーのナンチャッテ食前酒が無料でした。
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オードブルは「オマールのショーフロア」でした。おいしかったです。
また、料理の見た目は以前のにっぽん丸に比べたら地味ですが、昨年の「瑞穂」のフレンチよりは彩がありました。 -
セカンドは「蛤のフラン 大山鶏コンソメ」でした。茶碗蒸しみたいな料理です。
見た目は地味ですが、これもおいしかったです。 -
魚料理は「ひらめのポワレ」でした。
これはハズレ。平目はなんだか身がパサパサでスカスカな感じだったのです。 -
お口直しは「桃のソルベ」でした。
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肉料理は「鹿児島県産黒毛和牛フィレ肉のグリエ」でした。
今回のビーフは大きめで、ソースは大人しめの味でした。 -
「春日」の名物であるローストビーフはハーフサイズを頼んだのですが、丸々一枚が出てきました。
で、サシが多くて脂が重かったため全部は食べ切れず、2人とも4割くらいを残しました。
にっぽん丸のディナーで食べ物を残したのはこれが初めてです。年のせい?
なお、今年5月からにっぽん丸では航海中1回に限り、2階の「瑞穂」のディナーでもローストビーフが食べられるようになりました。
で、それはワンナイトでもOKとのことでした。大幅な値上げの埋め合わせでしょうか? -
デザートは2種類から選べるようになっていました。
上の写真は「レモンタルト」で、レモンの酸味がかなり強かったです。 -
もうひとつは「ファーブルトン」でした。こちらはマイルドな味でした。
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食後のホットドリンクはコーヒー、エスプレッソ、カプチーノ、ハーブティー、本日の紅茶(この日はニルギリ)から選べるようになっていました。
なお、夕食のあとは部屋でまったりしたり、ラウンジ「海」で開催の「足つぼ教室」に行ってみたりしました。
「足つぼ教室」は見た目が地味な20分くらいのミニイベントだったのですが、実はあとあとの生活にとても役立ちました。
おかげで下船後も眠りがよくなっています。 -
22時半からは2階の「瑞穂」で夜食タイムがスタートです。
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で、まずはカレーうどんを。妻と2人でシェアでしたけど。
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おにぎり。
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最中は妻が1人で食べました。
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私はフルーツを少々。
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三重県の沖に進んだ頃、夜空には月が出ていました。
21時頃の月は大きめで赤っぽい色をしてて、これが志摩沖に達した23時頃には白くてとても明るい月になっていました。 -
2日目の朝は早起きしなかったので、朝日はとっくの前に昇っていました。
早起きできたら日の出のほか、伊豆諸島の島も見られたでしょうね。 -
東京湾の空は曇りです。航行する船は思ってたより少な目でした。
前方にはオレンジ色の船がいます。 -
にっぽん丸は遙か前方にいたオレンジ色の船に追いつきました。
その船名は「AMWAJ」と書いてあります。調べてみたら、サウジのケミカルタンカーでした。
■AMWAJ
船籍:サウジアラビア
竣工;2023年
総トン数:33,817トン
全長:183m
全幅:35.04m -
7時20分すぎ、朝食の前にモーニングコーヒーを飲みに、7階のホライズンラウンジへ。
ついでにクロワッサンとデニッシュも食べました。 -
モーニングコーヒーのわずか25分後には、朝食を食べに「瑞穂」へ。
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が、さすがにお腹は全然空いてなくて、妻がビュッフェから取ってきた量はいつもの半分以下でした。
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私もサラダとフルーツとごはん抜きのカレーだけ。
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そして小さなケーキを2人でシェア。
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で、締めはコーヒーです。
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朝食を食べ終わった頃、にっぽん丸の前方には少し青空が見えてきました。
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左舷側にいたのは、横須賀の海上自衛隊の船でしょうか。名前は分かりません。
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右舷側(だったと思う)には立派な船が。湿気でデジカメのレンズが曇って、船名は読めませんでしたけど。
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ワンナイトの超ショートクルーズだと、6階のパズルコーナーの進捗度は全然です。
なお、5階のカードルームにはとても小さなパズルも置いてあります。 -
9時からはドルフィンホールでビンゴゲームです。
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毎回楽しみにしている前座のオトボケ南京玉すだれ。今回もボケ役の人が上手に変な玉簾を連発していました。
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今回私はビンゴゲームの第2ラウンドで帆船「サンタ・マリア号」のミニも系を当てました。
なお、今回の賞品は2ラウンド合わせて65個くらいで、ゲームに参加した乗客は250人を下回っている感じでしたから、賞品が当たる確率は25%~30%くらいでした。
それと、日本のクルーズ船のビンゴゲームは参加無料なんですが、その代わりビンゴカードはお1人様1枚限りです。 -
ビンゴゲームの終わった頃、空はなんだか晴れてきました。
そして前方には横浜ベイブリッジが。 -
ベイブリッジをくぐるところです。
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くぐっています。
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くぐりました。
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横浜港はもうすぐです。
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町に近い港って、いい眺めですね。
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10時40分頃、にっぽん丸は横浜港に着岸しました。
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本日の入港を手伝ってくれたタグボートは東京汽船の「青葉丸」です。
■青葉丸
総トン数:14トン
出力:4,400PS
竣工:2012年
全長、幅は不明 -
11時に下船。
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そういえば下船の折には、昨日男性用の大浴場が故障した埋め合わせとしてにっぽん丸の船内ショップで売っているお菓子1箱が全男性客に配布されました。
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にっぽん丸を下船したあと、この日の宿のチェックインまでには5時間もあったので、時間潰しに横浜で「宮川香山 眞葛ミュージアム」に寄ってみました。
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なおこのミュージアムでは、フラッシュを使わなければ写真撮影もOKです。
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「宮川香山 眞葛ミュージアム」では、「幻の焼き物」と言われる「眞葛焼」が拝見できますが、開館は土日だけです。
今回は土曜日の下船だったので、ちょうどいいタイミングでした。 -
このリアルな蟹はマイセンを凌ぐ出来栄えですね。
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ミュージアムの一角には、横浜のお菓子の紹介コーナーもあります。
実を言うとこのミュジアムのコレクションは、横浜のお菓子製造会社の二代目の社長が短期間で集めまくった作品の数々なのです。 -
このあと横浜そごうのデパ地下や上階の白磁器コーナーを見学して、それから電車で鎌倉に向かい、そこでまた時間を潰しました。
そして、午後4時ちょっと前にタクシーに乗ろうと思ったところ、鎌倉駅のタクシー乗り場に行っても、GOアプリ使っても、全然ダメでした。
しかし路線バスが20分に1本あったので、宿にはそう遅くならないうちに着くことがちゃんとできました。 -
「凛花」はわずか4室の小さなオーベルジュ風の宿です。
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この宿の料金はそんなに値上がりしてなくて、6年前は9月の金曜日泊の2名1室2食付きが1人当たり20,900円だったのですが、同じ日程なら今でも1人あたり22,000円で泊まれます。
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「凛花」のロピー。
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2人用の部屋はそんなに広くありません。それと、この部屋のカーペットは裏地が滑りやすいので、室内を歩くときはご注意を。
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テレビ、電話、冷蔵庫、湯沸かし器。お茶とコーヒーはちゃんと揃っています。
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部屋のガラス戸の向こうには小さなテラスと椅子があります。
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寝室はコンパクト。
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洗面所。
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トイレ。
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お風呂は部屋にはなく、1階に貸し切りが2箇所あります。
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夕食は18時から個室でいただきます。で、まずは食前酒を。
なお、この宿ではできたての最高の状態で食事を提供するために、18時までにチェックインすることが厳守となっています。 -
先付は涼し気なガラスの皿に地産地消の品の数々が盛られて、味も見た目もすごくよかったです。
■今回の先付の内容
・ひらまさのフリット
・カツオのたたき
・鯵のマリネ
・バターナッツ南瓜の冷製ポタージュスープ -
その次は朝摘み鎌倉野菜のバーニャカウダで、その非日常感のある見た目にはとてもインパクトを感じました。
もちろん野菜の鮮度と味も最高で、6年前の料理のクオリティーはしっかり維持されていることが分かりました。
※注)バーニャ カウダ: イタリア北部のピエモンテ州の郷土料理。にんにく、アンチョビー、オリーブ油で作った温かいソースを野菜につけて食べます。なお、ネット情報によるとバーニャはソース、カルダは熱いの意味と書いてありましたが、それはピエモンテの方言かも知れません。というのも、普通のイタリア語なら熱いソースはサルサ カルダ(salsa calda)だと思うので。 -
お造りは地元の小坪港で上がった真鯛、鱸、サザエと三崎の鮪でした。
醤油は普通のもののほかに、山口県の甘めの送油も出ていました。
これも新鮮でおいしかったうえ、盛り付けもきれいでした。 -
魚料理は小坪の鰆のローストで、なんと鳥取のブランド鰆をも凌ぐほどのおいしさでした。
鰆の表面はカリカリに香ばしく焼いてあり、身はフワフワで、付け合わせのトマトソースは淡口のとても優しい味となっており、過去数年で食べた魚料理でいちばんの出来栄えでした。 -
口休めは赤紫蘇のグラニテでした。暑い夏にこの涼し気な一品は嬉しいです。
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肉料理は湘南豚と冬瓜の煮込みでした。これもとてもよかったです!
ちなみに6年前に泊まった時は相州牛のステーキが出て、その味はあの翌日に乗ったにっぽん丸の「春日」のステーキにも大勝していました。
で、今回「凛花」は宿代をさほど上げることなく食材費の高騰にどう対処するのだろうかと思っていたのですが、ポークを活用するとはいいところに目をつけましたね。
ちなみにポークといえば有馬温泉にある御所坊グループの花小宿も今、夕食の標準メニューには三田ポークを入れてて、これがちょっとした牛肉よりもずっとおいしいです。
また、過去ににっぽん丸で食べたポークでは、2016年5月に神戸発着の中津クルーズの夕食で出た鍋料理の錦雲豚がすごくおいしかったです。
さらに、錦雲豚といえば由布院の「亀の井別荘」の「茶房 天井桟敷」のカツサンドもそのポークを使っていて、これまた味は最高でした。 -
ごはんは紫蘇・ひじき入りごはんまたはわかめごはんが選べます。
汁物はあさりのおすましで、貝の出汁も十分に出ていました。 -
デザートは和食に合わせて甘さ控えめにしてありました。
以上、この日は久しぶりに今後もずっと記憶に強く残りそうな、「ときめきのある食事」をいただくことができました! -
「凛花」では夜食のいなり寿司のサービスも健在でした。これもおいしかったです。
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翌日の朝食(写真が増えすぎないように1枚にまとめました)もおいしかったです。
特によかったのは鯵の開きです。これは6年前にもすごくおいしいと思ったのですが、今回もそのクオリティーはちゃんと維持されていました。
また、その他のおかずの盛り合わせが前回とまったく違う内容になっていたところもよかったです。
それと、これは余談なんですが、この日の朝食を運んでくれた従業員の方のおじいさんは、帆船の日本丸の船長さんをしていたんだそうです。 -
帰りは宿から鎌倉駅までタクシーで行き、そこから電車にしました。
で、鎌倉駅のホームからは謎のレトロ建築の「ホテル ニューカマクラ」が見えて、14年前そこに泊まったことをちょっと懐かしく思い出しました。
この建物は文化財級の由緒あるものらしいのですが、今は素泊まり専用の宿で、その内部の格式と質素さの混在ぶりがけっこう面白かったです。
ご参考までに私が泊まった14年前の「ホテル ニューカマクラ」の中の写真を以下にUPしておきます。 -
まずは階段。赤い絨毯が敷いてあって、それなりに仰々しい感じが出ていました。
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廊下の幅は普通のファミリー向けマンションくらいしかありませんが、下は赤い絨毯だし、上はアーチ状の仕切りがあって、なんとなくいい雰囲気は出ていました。
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2階の廊下にはソファーも。
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館内にはボロアパート風の一角もあります。いい味を出してますね。
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上の写真はたぶん「ホテル ニューカマクラ」で最も上級の「御成」という部屋かと思います。現在の宿泊料は2名1室の場合平日は1人8,800円、土日祝は9,900円で、そんなに高くはありません。
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そして14年前に私が泊まったのは上の写真の部屋(シングルルーム、広さは3畳くらい)で、当時の料金は3,600円(平日泊)でした。今は平日5,200円、土日祝は6,300円です。
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帰りの新幹線はグリーン車にしました。というのも、新横浜~京都は普通車指定席が13,500円なのに対し、EXのぞみファミリー早特3(利用は2名以上で土日祝の乗車に限定)を使うとグリーン車が13,780円で乗れたので。
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帰りの新幹線の中でのお昼ごはんは崎陽軒のシュウマイ弁当(950円)にしました。これ、おいしいですね。
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おしまいに、今回は観光をしてないのでおみやげはほとんど買っていませんが、ひとつだけ思い出に残りそうなものは買ってきました。
それは鎌倉野菜のコリンキー(250円)です。
京都に戻ったあとも数日は、このコリンキーでサラダやスープを作ることで、「凛花」でおいしかった鎌倉野菜の余韻が楽しめました。
余韻のある旅って、いいものです。
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