2024/08/07 - 2024/08/16
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PuellaApuliaeさん
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アオスタ渓谷の古城巡りという今回の目的の一つを果たしたので満足してアオスタに戻って、初日に見損ねたサントルソ教会のフレスコ画と礼拝堂を見に行きました。これで三泊のアオスタ滞在はおしまいで、次の日にピエモンテ州トリノへ移動しました。そして早速サクラ・ディ・サン・ミケーレ修道院へ行きました。実は行ったことがなかったのです。そこで表紙写真にしました。猫人間なので高いところの上が好きなのです。
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では再びアオスタのサントルソ教会(聖堂参事会教会)へ。午後のガイドツアーは4時からです。それまでは市内をぶらついて遅い昼食を食べたりウィンドウショッピングしたりして待ちました。この建築自体は好きではないです。
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ガイドツアーの第一の見所はこれです。大聖堂と同じく、改築の際に身廊にあったフレスコ画(11世紀)が埋め込まれてしまい、今は屋根裏になっています。勿体ないなあ。
こちらは新約聖書の使徒達などの物語を描いています。パトラスと読めるような。ここに伝道したのはどなただっけな。お手紙魔の聖パウロ? -
色彩がきれいに残っています。身廊にあったらきれいだろうな。
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天使でしょうか。暗いから鮮明ではありません。たくさん撮ったのですがいまいちな写真ばかりです。
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聖アンデレと聖ペテロです。
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二つ目の見所が、教会に併設する建物の中にある美しい15~16世紀の聖ジョルジュ礼拝堂です。
教会の長(聖堂参事会長?)であるジョルジュ・ド・シャラン(やはりあの一族の方で、聖職者だから次男坊かな?)の館の二階にあります。貴重な青を使って描かれています。ラピスラズリを使っていたとガイドさんが言っていたので、遠く中東から運ばれてきたものなのでしょう。青と金の組み合わせの教会彩色をあちこちで見ましたが本当にきれいですよね。ガッラ・プラキディア廟、スクロヴェーニ礼拝堂、ブレーシャのサンタ・ジューリア教会などなど。 -
礼拝堂に入って正面奥には、聖母子とひざまずくジョルジュ・ド・シャラン院長が描かれています。この時代の聖職者って申し訳程度にしかトンスラ(剃髪)してないですねえ。思い切りが悪いというか俗っぽいというか。まるでカツラかぶって祇園のお茶屋に行くお寺さんのような・・ってあわわ。
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定番の竜と戦う聖ゲオルギウス。お姫様を救っています。
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これも聖ゲオルギウス。ジョルジュ・ド・シャランの父に洗礼を授けている画だそうです。馬がゆがんでいるぞ。床の遠近法も変だし。ウッチェッロ大先生に習おう。
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受胎告知の絵の半分。ガブリエルです。
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受胎告知の絵のもう半分。マドンナです。
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聖マリー・マドレーヌ(マグダラのマリア)です。イタリアでもフランスでもドイツでも人気。常に長い髪の美女として描かれます。
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天井も豪華です。この文字たしかこの一族のモットーの略字だったと思います。フランス語はあまりわからないのですみません。
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ガイドツアーには最後に回廊も付いてた。一日目も行ったのに。まあ解説付きだからよしとしよう。
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アオスタ最後の夕食なので、暑いけどビールではなくてワインバーに行こうと思いました。この州のワインをよく知らないからです。イタリアワインにはかなりうるさいと自認しているのですが(退職後は資格とるぞ)、フランス語がよく分からないので、この州のワインだけ今まで避けていたのです。ボルツァーノなどアルト・アディジェなら幸いドイツ語が読めるしドイツワインに似ているから分かるのですが、フランス語圏はさっぱりです。
街の中心部にLa Vineriaというそのまんまの名前のワインバーがありました。三杯セットとおつまみとサラダを注文しました。
やっぱりワイン名わからん~読めん~ Blanc de morgen et la salle というらしい。とりあえずおいしかった。ブラン・ド・モルジェ・エ・ラ・サルだって。味はいわゆる「火打ち石のような」という形容です。 -
赤も名前分からない。Bloblanというらしい。サラミによく合いました。
泡も飲みましたがこれだけはピノ・ノワール(皮むいた)だから分かった。 -
日が変わってここからはトリノから行くサクラ・ディ・サン・ミケーレでございます。珍しく有名な巡礼地なのにまだ行ったことないのでこの機会に訪問しました。同じ聖ミカエルの巡礼地である南部のモンテ・サンタンジェロはずっと昔に行ったのですが(皆さんもそうじゃないですか?)。
アヴィリアーナAviglianaからシャトルバスがあるという話を聞いていたので安心していたら、土日祝日だけとな?!何いい~、というわけで、また前日にタクシー検索してwhatsappでお願いすることになりました。すぐ見つかってよかった。アヴィリアーナから往復頼みました。駐車場から歩いていく道です。 -
途中に中世の廃墟も残っています。修道士達の墓と書かれていました。
もらったパンフレットによれば、すべて聖ミカエルの巡礼地であるアイルランドのスケリグ・マイケルとコーンウォールのセイント・マイケルズ・マウントとノルマンディのモン・サン・ミシェルとこことモンテ・サンタンジェロが直線で繋がっており、それを伸ばすとエルサレムに至るそうです。へえ~。
スケリグ・マイケルとコーンウォールは絶対そのうち行くつもりにしています。 -
さて困ったぞ、そびえ立つ修道院が大きすぎて全体が入らない・・。おまけに一部修復中。
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全体を撮るのはあきらめて中に入りました。これが有名な「死者達の階段」のくぼみです。100年前までは亡くなった修道士たちの骸骨がそのまま立てかけられていました。写真も残っています。「死を思え」です。
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このくぼみにも沢山の骸骨がそのまま置かれていたみたい。日本や英国だと山のように幽霊話ができそうです。イタリア人って実はものすごく合理的な人たちで、幽霊話がほとんどありません。日本に住むイタリア人に事故物件の話笑い飛ばされたよ。
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たまにこういうロマネスクの彫刻が残っています。これは礼拝堂の扉のものです。
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定番の又裂けセイレーン?もいます。
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メインの教会の入り口。一方通行なので入ったら奥に進むしかありません。
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中に入りました。意外と簡素です。もっと絢爛豪華かと思ってました。
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壁画は色々残っていますが、あまり自分の興味をひくものではありませんでした。
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天に近いところで修行しようと思って建てたのがよくわかります。発想は柱頭行者みたいなものですね。
霧の日はきっと幻想的だろうなあと絵葉書見て思いました。 -
反対側です。発想は東洋のお寺や道観と同じですね。中国の峨眉山の金頂に行ったときのことを思い出しました。
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廃墟っていいなあ。
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建てるだけでも大変だったろうなと思います。
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サクラ・ディ・サン・ミケーレの帰り、アヴィリアーナの駅に行く途中、ついでにアヴィリアーナ城に寄って欲しいと運転手さんに頼みました。廃墟の城なのですが、いい形で残っているという話を聞いたのです。イタリア人ミュージシャンのフェデリーコ・モンデッリさんという人がこのことを書いてまして、バンドのMVを撮影したそうなのです。音楽的には全然ファンではないけれど、マンフレドーニア出身でトリノ在住というのに好感をもっているのです。(バンド名すらなかなか出てこない・・ゴメン、えっと・・Frozen Crownだ。思い出すのに1分かかった。新MVはリグーリアのドルチェアックアで撮ったそうですので良かったら見てあげて下さい。奥さんのジャーダさんがvo.でめっちゃ美人です。でも私はアチエネが好きなのよね。)
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もちろん山の上にあるため、タクシーでは近くに行けないから下に停めて待ってもらいました。私は一人で山登りです。どんだけ山の古城好きなんだと我ながらあきれます。そのうちマダニにやられるかも。
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廃墟のみ。ここは下から眺めるだけでいい城かも。
モンデッリさーん、あなたの故郷の方がいい古城が山ほどあるやん?! -
まあここまで行くアホな日本人は他におらんやろーと思います。ちょいと期待外れでした。駅で降ろしてもらってトリノに戻りました。
ちなみにこの日の晩はトリノのBaladinでビール三昧じゃと楽しみにしていたのに、行ってみたら臨時休業でガーン・・かなり落ち込みました。 -
列車から見たサクラ・ディ・サン・ミケーレです。これは次の日に撮ったのですが、アヴィリアーナの次の駅からの方がよく見えます。
この回これにて終了。
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この旅行記へのコメント (2)
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- マリアンヌさん 2024/08/30 10:39:48
- サクラ・ディ・サン・ミケーレ
- PuellaApuliaeさん
いつもなかなか行けない場所や城などマニアックな旅を興味深く拝見しています。
アオスタは、たった1日観光しただけで、サントルソ教会の肝心のフレスコ画も見れませんでした。
そしてサクラ・ディ・サン・ミケーレ。憧れているものの、なかなか行けない場所です。
聖ミカエルの巡礼地であるアイルランドのセイント・マイケルズ・マウント、モン・サン・ミシェル、モンテ・サンタンジェロ、エルサレムが直線で繋がっているというのは、だいぶ前に知ったのですが・・・
アイルランドはともかく、ミカエル好きとしては、サクラ・ディ・サン・ミケーレにはいつか行ってみたいです。
マリアンヌ
- PuellaApuliaeさん からの返信 2024/08/30 21:53:29
- Re: サクラ・ディ・サン・ミケーレ
- マリアンヌ様、いつもご覧いただきありがとうございます。
マニアックというよりも物好きな旅ばかりしております。まだまだ行きたい山城や修道院があちこちありますが、難易度が上がっていくので逡巡中です。ギリシャのシミ島にも聖ミカエルの修道院があるそうです。
来年はイタリアのどこに行こうかともう考えています。いや、コーンウォールかも知れません(笑)。
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