2024/08/07 - 2024/08/16
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PuellaApuliaeさん
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今回の旅行記の最後になりました。この回はスーザ渓谷のノヴァレーザ修道院行きです。数年前にここの旅行記を拝見してどうしても行ってみたくなりました。(cokemomo様、最近全くお見かけしなくなりましたが、いかがお過ごしですか?)
想像した以上に素晴らしい11世紀のフレスコ画が見られました。予定を無理矢理突っ込んで行って良かったです。中世教会絵画に興味がある方には強くおすすめします。
おまけで最終日はちょっとモンドヴィへ足を伸ばしました。
表紙写真を並べて見るに、私の旅行記は青色の写真が多いのですが(つまり海)、今回は山間の海なし州なので緑色中心になって面白いです。
この写真はノヴァレーザ修道院に到着する寸前の光景です。
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今回の旅行の第二の目的であるノヴァレーザ修道院へ向かいます。もう数キロ先はフランス国境という場所です。
トリノからローカル線でスーザまで行き、そこから約20分バスに乗ります。しかし電車もバスも本数が大変少なく、見学時間と調整するのがちょっと困ります。
真夏は見学者が多いせいか、月曜以外毎日午前中と午後の数回に見学ができ、メール予約制です。予約係の人がとても親切で、希望日付を間違ってメールしてしまっても変更を速やかにして下さいました。多分案内役の地域ボランティアの方だと思われます。
ここはバスの終点、ノヴァレーザの集落です。一応民家があって、宿もあるようです。バスにはスペインの若者達が数人乗っていました。気になる天気予報によればこの日の午後は雷雨ということでドキドキしています。イタリアの天気予報アプリを入れていたのでレーダーも随時チェックしていましたが、確かに雨雲が近づいていました。 -
何となく信州の山奥の村に似ていて、ここに泊まったら良かったなあと思ってしまいました。そういえばアオスタのB&Bの朝食で桃といってネクタリンを出していただいたのです。夏冬だけ信州育ちなので懐かしかったです。
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修道院への道は本当に信州のようです。放牧されている牛も所々いました。
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この先に修道院があります。途中に滝に行く道もあったので、帰りに寄ってみようかなと思っていましたが、結局雨のせいで行けませんでした。この写真の次が表紙写真です。
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修道院に着いたときに後ろを振り返りました。冬はかなり雪が積もるようです。
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ノヴァレーザ修道院の正式名称は、聖ピエトロと聖アンドレア修道院です。到着後見学時間までの間、静かに教会に入って時間をつぶしました。
近代になって一度はうち捨てられた修道院でしたが(ホテルにされていた時代もあったそうで・・何と罰当たりな)、70年代に復興されて修道士さん達が修行されています。待っていると修道士さん達が数名で美しい声でグレゴリオ聖歌を歌って祈り始められました。アザーンも唱名もそうだけど、伴奏なしの単旋律の人間の声ってどうしてこう感動的なのでしょう。聞き入ってしまいました。おかげで煩悩だらけの心が洗われました(デスヴォイスが好きな人間のセリフとは思えんわと突っ込む・・あ、オペラも同じぐらい好きです、念のため)。これから礼拝堂を訪問するのにふさわしい心構えになったようです。写真を撮るのは失礼かなと思ったので、お祈りが終わって退出されてから堂内のみ撮りました。
ちなみにこちらはベネディクト派の修道院です。私は白衣のシトー派が好きです。
来客面会用のデスクには、修道院のモットーであるOra et labora(祈り、働け)が書かれていました。 -
見学時間になりました。見学希望者がものすごく多かったです。多分40人ぐらい?滝に行ったついでに何となく来ました風の俗っぽい人たちも多かったです。そういう人たちは途中で退屈したのかいなくなりました。予約との照合をいちいちしていませんでしたので、飛び入りもいたようです。
聖エルドラド礼拝堂というところが見学の目玉なのです。エルドラドというと「七つの黄金郷」を瞬時に思い浮かべてしまう世代ですが全然違います(当たり前や)。エルドラドゥスという聖人の名前なのです。 -
修道院の敷地内に小礼拝堂が点在しているので、引率の方について行きます。空が暗くなってゴロゴロ鳴り始めたので、まず最初にエルドラド礼拝堂に行こうとおっしゃいました。人数が多すぎて2グループに分けての見学となりました。礼拝堂はこの二つを越えてまだ先にあります。
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これがその小礼拝堂で、いつもは鍵が閉まっています。見学時にのみ開けてもらえます。地味な外からは中の様子は想像もできません。小さいので数人ずつ入って見学しました。待ちくたびれた人たちもいたみたいです。
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これは素晴らしい・・息をするのも忘れて見入りました。ここまで来た甲斐があります。
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聖母の物語のようです。
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聖ニコラウス。バーリの大聖堂にいるあのお方です。
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ビザンツ式なので、アプスには全能者キリストの図像があります。横にはアルカンジェロのミカエルがビザンツの服装で立っています。西欧の武人姿より私はこっちの官服姿の方が好きです。
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見上げていたら首が痛くなってしまいました。肝心の説明を覚えきれず忘れてしまいましたが、ラッパを吹く天使ということは最後の審判か。
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礼拝堂の外の景色です。とうとう雨が降り出しました。
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また別の聖マリア・マッダレーナ(マグダラのマリア)礼拝堂です。見学客がいつの間にか半減して静かになり、引率ボランティアガイドさんが気が良くなったのか、ここも開けて見せてくれました。
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きっと壁画があったと思われますが、すべてなくなっています。第2次大戦時に兵隊が寝泊まりしていたそうです。ここの下に埋められた戦死者もいます。
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これもまた別の聖サルヴァトーレ(救世主)礼拝堂で、大サービスで見せてくれました。最後まで付いてきている見学者は熱心なのだろうと思われたのでしょう。
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ここは6つの羽根の礼拝堂とも呼ばれるそうです。フレスコ画をじっと見ると、確かにセラフィムを表す6つの羽根が描かれています。
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修道院の中庭です。修道士さんと思われる方が静かに本を読んでおられました。
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日時計が描いてありますが、曇りや雨の日はどうやって時間を把握したのだろう?
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ここの修道士さん達は薔薇が好きみたいです。修道院につきもののハーブ園はあるのかな。
私は小説「修道士カドフェル」シリーズがとても好きなのです。ウェールズにも行きたいな。ついでに漫画「修道士ファルコ」もいいですよ。 -
修道院のメインの建物です。全然豪華ではありません。やっぱシトー派の方がふさわしいような清貧ぶりです。中には博物館もあります。喜捨のつもりで土産物屋の箱に10ユーロ入れてきました(修道院見学は無料なので)。
帰りのバスが2時間後という困った時刻表だったので、またもや前日にwhatsappでタクシー業者に片っ端から連絡しましたが、8月なのでなかなかあいている人が見つかりません。5人目でやっと見つかってほっとしました。スーザ駅よりもその隣のブッソレーノ駅からの方がトリノ行きの電車の本数が多いので、そこまで行ってもらいました。下界に降りたら雨も雷もなく、晴れていました。スーザもローマ遺跡が多くて見るべき都市だとは思うのですが、パスしてしまいました。 -
この日の夕食はトリノのチェントロにある(リンゴットの本店じゃない方)EATALYでとりました。昼はポルタ・ヌォーヴァ駅の上のロッソポモドーロで軽く食べたのでお腹がすきました。
鶏肉サラダと黒米(ヴェネレ米というらしい)を注文して、ワインはフリウーリの泡とランゲのネッビオーロのロゼを飲みました。
ピエモンテの白ではエルバルーチェとロエロ・アルネイスが好きなのですが、リストになかったのであえて(失敗がない)フリウーリにしたのです。ネッビオーロのロゼも珍しくておいしかったです。
いい気分で出ようとしたら、何と外は雷と豪雨(夏の終わりのテンポラーレというやつ)、雨宿りついでにEATALY内で買い物したり、雨宿り中のおじさん(というか同年齢だった)とおしゃべりしたりして時間をつぶしました。やっぱ日本のアニメがとても好きということでアニメ話・・私よりよほどに詳しかった。トルコ人の出稼ぎカメリエーレも雨宿りしていて、エルドアンはクソ独裁者だと言っていた。 -
最終日、どこに行こうか迷って、またサルッツォに行っても良かったけどふとモンドヴィに行きたくなりました。フェッラゴストの前日だったので、ちょうど準備中の状態でした。
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フェッラゴストで何かイベントするんでしょうね。見たかった気がします。南部みたいな仰々しい宗教行列じゃないような感じ。
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歴史的な建物だと思いますが、何かはわかりません。
そういえばこの横の道を登っていくと、ジョヴァンニ・ジョリッティ(19世紀末イタリア王国の首相)の生家がありました。 -
ベルヴェデーレの見晴台に行ってみましたが、イベントの出店が沢山準備中でした。
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トッレ・チヴィカという14世紀の塔です。
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ちょっと歩くと修道院が。
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なぜかガッロ(雄鶏)のオブジェが置いてあります。何だろう?
右横のバールの写真を大きくすると店名のロゴが見えるのですが、まるでメタリカのロゴなのです。面白いので昼食はここでとることにしました。しかし店内BGMはボーイジョージだった(懐メロ)。このロゴならバッテリーかクリーピン・デスやろーが(私はメタリカのファンでは全くありません、その世代なのだ)。 -
モンドヴィといえば、上の町と下の町の往来はケーブルカーです。
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ここの上が乗り場です。
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近づいてくるケーブルカー、割と早いです。
下の町も散策してから駅に歩いて戻りました。でもこの街はどちらかというと秋の景色の方が合ってますね。 -
トリノへ帰ってから、夕食はポルタ・パラッツォの市場の横にできたフードコート、メルカート・チェントラーレ(フィレンツェ中央市場やテルミニ駅などにあるやつ)にしようと思っていきましたが、ここってノンストップ営業じゃないんですね。入っているレストランは19時半ぐらいから開業のところばかりです。この日は空港近くのホテルに泊まるためあまり遅く行きたくないから(翌日は朝6時の便なので)、あきらめました。結局ポルタ・ヌォーヴァ近くで軽めの夕食とりました。
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翌日早朝に空港へ。ターミナル内にあるBaladinのビールスタンドは朝7時からの営業なので間に合わない~(当然だ)。
帰りもミュンヘン経由なのでまたエアブロイで一杯することにしました。外に出なくても2ターミナル内にもあるんですね。またヴァイツェンにしようか迷ったが、今度はヘレス(フリーガークヴェル)にしました。食事なしでZum Wohl! ちなみにこのときの時刻は朝9時前です。ほとんど人間のクズ化してるがな。
ラウンジに行こうとパスを持ってきたのに1ターミナルだったので行きませんでした。残念です。
この夏のイタリア旅行はこれで完了です。皆様ご覧いただきましてありがとうございました。ぜひアオスタ渓谷のお城に行ってみて下さい。
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