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https://yamap.com/activities/33525314/tracks<br />どうも私は槍ヶ岳が好きなようです。フォッサマグナに載る凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)の極めて固い岩鋒は、「日本の山」という範疇(はんちゅう)を超えているように思います。<br />夏登山を考え、昨年も行きましたが、再度、槍ヶ岳へ行くことにしました。山小屋が満室だらけでしたが、直前にキャンセルが生じて、予約できました。夏休みを取得し、7/30(火)、暑かった新宿より23:00頃、「毎日アルペン号」のバスで出発。<br />7/31(水)、予定通りの5:20に標高1504mの上高地で下車、平坦な道を歩き始めました。体力の都合で、この日は標高1820mの槍沢ロッヂに泊まる予定で、ここまでの標高差は僅か約300m。でも、わりと上り下りが有るようで、疲れました。鶏唐揚げの夕食はおいしく、快適な山小屋でした。<br />8/1(木)、ロッヂからは傾斜の有る登りです。ババ平はキャンプ地となっており、ここで弁当の朝食を食べました。冷んやりとした空気、美しい槍沢沿いをグイグイ登りました。山肌を幾筋もの沢が流れていました。標高2348m付近で槍沢ルートを外れ、天狗(てんぐ)池へ向かい、圏谷(けんこく、カール)を横切り、振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました。天狗池は水が湧いているようで、綺麗でした。槍ヶ岳が逆さに映るのですが、そよ風で波が生じ、揺れていました。<br />ここから高低差約500mの険しい斜面を登り、緊張が続きました。単独では行くべきではないですね。ようやく尾根に上がり、南側の標高3032.9mの南岳を登頂。南岳より南側は「大キレット」という日本一の難所。そっちには行かず、折り返しました。<br />南岳から槍ヶ岳山荘までは難しくないとのことでしたが、んなことなかった。標高3084mの中岳は険しい岩場の登りと下りで、怖かった。標高3101mの大喰(おおばみ)岳は小さな標識が有るだけですが、槍ヶ岳を臨む展望台です。飛騨乗越(ひだのっこし)から槍ヶ岳山荘までの斜面はキャンプ地となっており、カラフルで、賑やかで、私はヘトヘトでした。<br />槍ヶ岳山荘の夕食は毎度の中華風で、酢豚、焼売、杏仁豆腐など、それぞれおいしく、味噌汁の塩分もおいしかった。食堂の播隆(ばんりゅう)上人様へお参りしました。<br />8/2(金)、5時頃、御来光(ごらいこう、御来迎、ごらいごう、日の出)を拝み、標高3180mの槍ヶ岳を登りました。緊張感の下、固い岩や鎖で反力を取り、登り、今回はまあまあ上手に登れました。<br />この後、昨年と同じ西鎌尾根へ向かい、前半は緊張する険しい岩場、後半は大きな上り下りが繰り返し、標高2755mの樅沢岳(もみさわだけ)で疲れちゃいました。<br />この日はもっと先へ行く予定でしたが、双六(すごろく)小屋へ電話したところ、1人分空きが生じたそうで、ここに泊まることにしました。行く予定だった山荘へキャンセルの連絡をして、キャンセル料が発生しちゃいました。さっきスマホを使いましたが、双六小屋に着くと、圏外でした。<br />標高2550mの双六小屋の広場は賑やかで、いつも良い雰囲気です。ここは食堂を改修したようで、テーブルとイスの食堂になっていました。夕食はおいしい天ぷらで、素晴らしい山小屋です。この予定変更、これで良かったかな、考えました。<br />8/3(土)、朝食後、最小限の荷物だけ持って、双六岳だけは登ることにしました。双六小屋と標高2840.4mの双六岳の高低差は約300m、散歩という感じじゃありません。最初、ヘビのような急斜面を登り、中間の岩場を登ると、その上は緩やかな斜面となっており、滑走路と呼ばれています。素晴らしい山です。この頂上、槍・穂高、西鎌尾根、鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳など、抜群の見晴らしでした。<br />双六小屋に戻り、荷物を背負い、弓折岳へ向かうと、曇り始め、槍ヶ岳の見納めでした。弓折岳は登らず、池の有る鏡平山荘へ下り、かき氷をおいしく食べました。小池新道を下り、左俣林道を歩きました。<br />左俣林道の入り口の橋で時計を見ると、16:53で、橋の向こうに「濃飛バス」を発見、小走りでこのバスに乗り、このバスは標高1117mの新穂高ロープウェイを16:55に発車し、ギリギリ乗車でした。

2024槍ヶ岳

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2024/07/30 - 2024/08/03

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いっちゃん2013

いっちゃん2013さん

https://yamap.com/activities/33525314/tracks
どうも私は槍ヶ岳が好きなようです。フォッサマグナに載る凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)の極めて固い岩鋒は、「日本の山」という範疇(はんちゅう)を超えているように思います。
夏登山を考え、昨年も行きましたが、再度、槍ヶ岳へ行くことにしました。山小屋が満室だらけでしたが、直前にキャンセルが生じて、予約できました。夏休みを取得し、7/30(火)、暑かった新宿より23:00頃、「毎日アルペン号」のバスで出発。
7/31(水)、予定通りの5:20に標高1504mの上高地で下車、平坦な道を歩き始めました。体力の都合で、この日は標高1820mの槍沢ロッヂに泊まる予定で、ここまでの標高差は僅か約300m。でも、わりと上り下りが有るようで、疲れました。鶏唐揚げの夕食はおいしく、快適な山小屋でした。
8/1(木)、ロッヂからは傾斜の有る登りです。ババ平はキャンプ地となっており、ここで弁当の朝食を食べました。冷んやりとした空気、美しい槍沢沿いをグイグイ登りました。山肌を幾筋もの沢が流れていました。標高2348m付近で槍沢ルートを外れ、天狗(てんぐ)池へ向かい、圏谷(けんこく、カール)を横切り、振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました。天狗池は水が湧いているようで、綺麗でした。槍ヶ岳が逆さに映るのですが、そよ風で波が生じ、揺れていました。
ここから高低差約500mの険しい斜面を登り、緊張が続きました。単独では行くべきではないですね。ようやく尾根に上がり、南側の標高3032.9mの南岳を登頂。南岳より南側は「大キレット」という日本一の難所。そっちには行かず、折り返しました。
南岳から槍ヶ岳山荘までは難しくないとのことでしたが、んなことなかった。標高3084mの中岳は険しい岩場の登りと下りで、怖かった。標高3101mの大喰(おおばみ)岳は小さな標識が有るだけですが、槍ヶ岳を臨む展望台です。飛騨乗越(ひだのっこし)から槍ヶ岳山荘までの斜面はキャンプ地となっており、カラフルで、賑やかで、私はヘトヘトでした。
槍ヶ岳山荘の夕食は毎度の中華風で、酢豚、焼売、杏仁豆腐など、それぞれおいしく、味噌汁の塩分もおいしかった。食堂の播隆(ばんりゅう)上人様へお参りしました。
8/2(金)、5時頃、御来光(ごらいこう、御来迎、ごらいごう、日の出)を拝み、標高3180mの槍ヶ岳を登りました。緊張感の下、固い岩や鎖で反力を取り、登り、今回はまあまあ上手に登れました。
この後、昨年と同じ西鎌尾根へ向かい、前半は緊張する険しい岩場、後半は大きな上り下りが繰り返し、標高2755mの樅沢岳(もみさわだけ)で疲れちゃいました。
この日はもっと先へ行く予定でしたが、双六(すごろく)小屋へ電話したところ、1人分空きが生じたそうで、ここに泊まることにしました。行く予定だった山荘へキャンセルの連絡をして、キャンセル料が発生しちゃいました。さっきスマホを使いましたが、双六小屋に着くと、圏外でした。
標高2550mの双六小屋の広場は賑やかで、いつも良い雰囲気です。ここは食堂を改修したようで、テーブルとイスの食堂になっていました。夕食はおいしい天ぷらで、素晴らしい山小屋です。この予定変更、これで良かったかな、考えました。
8/3(土)、朝食後、最小限の荷物だけ持って、双六岳だけは登ることにしました。双六小屋と標高2840.4mの双六岳の高低差は約300m、散歩という感じじゃありません。最初、ヘビのような急斜面を登り、中間の岩場を登ると、その上は緩やかな斜面となっており、滑走路と呼ばれています。素晴らしい山です。この頂上、槍・穂高、西鎌尾根、鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳など、抜群の見晴らしでした。
双六小屋に戻り、荷物を背負い、弓折岳へ向かうと、曇り始め、槍ヶ岳の見納めでした。弓折岳は登らず、池の有る鏡平山荘へ下り、かき氷をおいしく食べました。小池新道を下り、左俣林道を歩きました。
左俣林道の入り口の橋で時計を見ると、16:53で、橋の向こうに「濃飛バス」を発見、小走りでこのバスに乗り、このバスは標高1117mの新穂高ロープウェイを16:55に発車し、ギリギリ乗車でした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.5
グルメ
3.5
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
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