2024/01/26 - 2024/01/26
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azusa55さん
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金刀比羅社から東へ、一筋目を左折したその先に鎮座するのが秋田 神明社。
金刀比羅社からだと徒歩2分程の場所になる。
今回はここ秋田 神明社と最寄りの津島社を紹介します。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
写真は鎮座地南から北側の社地全景。
鎮座地周辺は田畑が多く残り、隣家とは余裕をもって建てられた民家が点在する長閑な住宅地。
金刀比羅社からだと徒歩2分程の場所になる。 -
明治から現在までの地図には秋田 神明社は一度も現れてこないが、Gマップ上では鎮座地は示されています。
祭神は天照大御神で、神社の由緒・創建時期など詳細は良く分からなかった。 -
社殿は南向きに建てられ、石の明神鳥居と左に木造の朱の鳥居を構えています。
前回に引き続き大口村史から秋田 神明社を探すと以下内容が確認できた。
「神明社
大字秋田字宮東86番地。
長桜の郷の端に鎮座し、祭神は天照大神。
兵火にあい、勧請年月は詳らかではないが、当字鈴木一族10戸の氏神として崇敬が篤かったが、近来長桜字民全部の信仰するところとなり、昭和8年(1933)拝殿は改築された。
正徳5年(1510)9月再建の棟札があるので、それ以前の創立であることが分かる。
氏子28戸。
境内社は稲荷社。
祭神は猿田彦神、大宮比咩神。
境内の建物 神明造亜鉛葺。
拝殿切妻瓦葺、二間に一間二尺」
とあり、稲荷社は創建時期は不明ですが、伏見稲荷の中社・上社の祭神が勧請されたようです。
村史編纂当時の社殿配置から稲荷社の配置を見ると、現在拝殿の左にありますが、当時は右側にあったようです。
拝殿左の観音堂は当時から現在まで動いていないようです。
村史の編纂時期が昭和37年(1962)なので、それ以降も一度手が入れられ、その際に現在の配置になったようです。 -
神社東側から見た神明社社殿。
左に「神明社」社標、境内に切妻瓦葺の梁間3間、桁行2間で四方吹き抜けの拝殿と北側に神明社本殿と境内の稲荷社、西側に地蔵堂がある。 -
手前の神明社は一対の狛犬が安置され、石組みで一段高く盛られた本殿域に板宮造りの社が祀られています。内削ぎの置千木と5本の鰹木が付く。
-
南向きの鳥居をくぐって木造の拝殿から本殿方向の眺め。
素朴な外観は、身近な村の神さまの趣が漂う。 -
狛犬(寄進年未確認)と本殿。
-
拝殿西から見る稲荷社(左)、神明社。
-
稲荷社全景。
周囲に狐の姿は見かけられなかった。 -
拝殿左の観音堂。
内部には一体の石の観音像が安置されていました。 -
像の光背右に不鮮明ですが寛政2年(1790)と刻まれていた。
当所から此処に祀られていたものか、周辺からこちらに祀られたものかは定かではないが、長い年月を経ていながら像に大きな傷みは見られません。
神明社
創建 / 正徳5年(1510)9月再建
祭神 / 天照大神
境内社 / 稲荷社
祭神 / 猿田彦神、大宮比咩神
所在地 / 愛知県丹羽郡大口町秋田3-69
参拝日 / 2024/01/26
金刀比羅社から神明社 / 東に向かい一つ目を左折直進左側・徒歩2分 -
神明社を後にして次の目的地秋田 津島社へは更に北に向かい、県道179号線を左に進むと県道右側に津島社の社標が現れます。
県道に面した津島社社頭は右に「村社 津島社」の社標があり、その先に注連柱がある。
間口が狭いので、車に乗って探そうとすると見過ごすかもしれない。
もっとも、車で訪れても止め置く場所がないので歩こう。
注連柱の先にニノ鳥居(1935)の石の神明鳥居があり、真っすぐ奥に伸びる参道の先に三ノ鳥居の姿がある。
間口は狭いながら、南北に長い社地を持った神社です。 -
明治24年とほゞ現在の鎮座地の比較。
長桜集落北外れにあたり、この地図上に鳥居の姿が現れるのは昭和43年以降から、それをもって創建時期を推し量るのは、神明社、金刀比羅社の例から見ても無理がある。
愛知県神社庁に津島神社の解説があり、相変わらず結果。
「祭神 須佐之男命
氏子地域 丹羽郡大口町:秋田、八佐
例祭日 10月第2日曜日」
とあった。
今回も大口村史を頼りに調べた結果は以下内容だった。
「津島社 大字秋田字屋敷越一番地
参道彌廣き屋敷越の地をよき處と氏子の尊崇日に深く永しへに鎮まり給ふは村社津島社である。
祭神 須佐之男命
由緒 創立。勧請共に詳らかでない。
境内社
稲荷社 祭神 倉稲魂命、猿田彦神、大宮比売神
秋葉社 祭神 火之迦具土神」
と愛知県神社庁より詳細に書かれていた。
図書館に予約するか、あの分厚い本を買って下さいという姿勢のようだ。 -
ニノ鳥居左脇に小道があり、その小道と参道の交わる角に注連縄が架けられた覆屋が祀られています。
中には玉子のような石と宝塔のような石が安置されていますが、表面に文字が刻まれている様子はなく詳細は分からない。
境内北側にもこうした覆屋があり、同様に山神らしき石が祀られています。 -
両脇を建物に挟まれた参道を進み三ノ鳥居(1918)から境内の眺め。
-
参道脇の石灯籠、竿には大正6年(1917)と刻まれている。
-
鳥居をくぐると社殿の姿が露わになる。
境内の主な建屋配置は、参道左から手水舎、神馬像、拝殿・祭文殿・本殿、本殿左に境内社二社が祀られています。
拝殿右には北側の道路から続く脇参道があり、そこに山神らしき石を安置する祠が祀られています。 -
手水鉢の龍は髭や角が立派だが、細かい造の鱗が印象に残る。
-
拝殿正面全景。
切妻瓦葺の妻入りで四方吹き抜けのもの。 -
社殿全景。
拝殿は梁間三間、桁行二間で妻壁などの装飾は控えたすっきりとした印象のもの。 -
拝殿額。
-
拝殿左から祭文殿・本殿と境内社二社。
祭文殿に渡廊の左右で一対の狛犬が守護する。 -
子連れ毬持ちの狛犬、年代は未確認ですが、使われている石や造形を見ると大陸で大量生産されるものとは違い、趣のある姿のものある。
-
本殿は一間社流造のようです。
祭神は須佐之男命。 -
本殿左の境内社。
左が秋葉社で右が稲荷社。
創建時期など詳細は分からなかった。 -
北側参道の祠。
-
中に安置されている石、こちらも表面に何も刻まれてはいないが、ニノ鳥居脇の石とは違い青系で艶のある石。正体はやはり分からない。
-
拝殿前から社頭の眺め。
けっして広い境内ではないけれど、郊外の神社らしい長い参道を持ち、昔から集落の守り神として受け継がれてきた、そんな佇まいの神社です。
津島社
創建 / 不明
祭神 / 須佐之男命
境内社 / 稲荷社(倉稲魂命、猿田彦神、大宮比売神)、秋葉社(火之迦具土神)
所在地 / 愛知県丹羽郡大口町秋田1-106
秋田 神明社から津島社 / 神明社の北の?県道179号線沿いを社頭まで徒歩4分
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