パキスタン　フンザへ　5日目

2024/06/22 - 2024/06/29

天上の村に辿り着いたさすらいサラリーマンでしたが、ついに下山する日がやって来ました。
果たして無事に日本に戻ることは出来るのでしょうか？

エリア フンザ(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

フンザを去る日がやって来ました。
今日はイスラマバードへ向けて移動開始です。
カラコルムハイウエイを走るバスは一度乗った人に尋ねると、「一度くらいは乗ってもいいけれど、二回目は乗りたくない。」と恐れられるバスです。
私は今からカラコルムバスに挑もうとしています。
宿をチェックアウトする際にブルっと武者震いがしました。

長距離バスに乗るためにまずはアーリアバードまで向かいます。
アーリアバードは宿のタクシーで30分ほどの距離です。
タクシーの車内で、宿の人に外国人はパスポート＋ビザのコピーを10部バスに乗るまでに用意しておく必要があることを知らされます。
道中のチェックポイントで提出する必要があるのです。
私は持っていなかったので、バス停に行く前に宿の人にコピー屋さんに連れて行ってもらいます。（パキスタンのビザは政府から電子で送られてくるのですが、一枚は紙で用意しておきましょう。コピーする時に困ります。）
アーリアバードのNATCOのチケットオフィスでチケットを購入。4650RPでした。（私は長距離移動だったので、少し値段の高いチケットを予約していました。）
バスが到着するのを待ちます。

バスは11：00に出発です。
思ったより新しいバスがやって来たので、ホッとします。
（私はギュウギュウのハイエースが来るかも、とドキドキしながらバスを待っていました。）
これなら少し安心です。クーラーも効いています！
時間通りにバスは11:00にアーリアバードを出発しました。

バスはインダス川沿いのガードレールもあまり無い道を走り出します。
剥き出しの山肌は岩がゴロゴロしています。
こんなのが落ちてきたらひとたまりもありません。
山沿いの落っこちそうな道を走りますが、アーリアバードからしばらくは舗装している道路が多く、思っていたよりも快適です。
カラコルムハイウエイを満喫できます。

15:00頃お昼休憩。
乗客同士でパキスタン食堂に入ります。
おお、日本から来たのか、とお昼ご飯は奢ってもらいました。
この時はビリヤニ（チャーハン？）を食べていました。
パキスタンの人は英語も少し喋れるのでコミュニケーションも進みます。
お昼ご飯を食べたあと、バスはまた出発します。

バスはカラコルムハイウエイをひた走ります。
ギルギットから離れるにつれ、デコボコの未舗装の道が多くなります。
デコトラを何台も追い越してバスは走ります。
車窓の景色は素晴らしいです。
これでもかこれでもかと旅情が私を誘惑します。
（他ではなかなか見られない。）
うねうねと山道を走り続けるうちに、やがて太陽が山の向こうに沈んでいきます。
そして夜が訪れます。
街灯も何もない山道をバスは走り続けます。
もうどこを走っているのかも分かりません。

22:00頃夕食（夜食？）休憩です。
お腹が減っている乗客はまたパキスタン食堂でみんな和気藹々とご飯を食べます。
ご飯休憩後、またバスは走り始めます。
ここからは悪路が続きます。
デコボコ道が続き、なかなか進みません。
それでも私は疲れていたのか、いつの間にか眠っていました。

日記　6日目に続く。