パキスタン　フンザヘ　1日目

2024/06/22 - 2024/06/29

どこにでもいるサラリーマンが一週間ちょいで憧れのパキスタンのフンザ、イスラマバードへ一人旅をして来ました。
旅行情報の少ないパキスタンについて、皆様に少しでもお役に立てればと思い日記を書きます。
2024年6月現在の情報です。

エリア フンザ(パキスタン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: パキスタン航空 タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは旅立ち前編から。
休暇が一週間ほどのサラリーマンの私がフンザヘ行く方法として必殺技として考えたこと。
それはイスラマバード→ギルギットの往復を飛行機で行くことでした。
事前情報ではイスラマバード→ギルギットは飛行機で行けば一時間ほどで行けるが、バスで行けば二十時間ほどかかると聞いていました。
飛行機をうまく乗り継げば２日ほどでフンザまで行くことができる！と予定を立てていました。
ところが…。
出発の二週間前にパキスタン航空から復路PK602便のフライトキャンセルのメールが届いたのです…。
私は焦りました。これで帰りの道中は長距離バス確定です。
8日間の日程で果たして日本まで帰って来られるのだろうか、と少し不安がよぎります。
イスラマバード→ギルギット間は7000m級の山々を飛行し、フライトは天候に左右されます。
もし往路便も当日フライトキャンセルになれば往復とも長距離バスの強行日程になります。(フライトキャンセルが多いと聞いていました。)
そんなことをモヤモヤと考えるうちに、さらにパキスタン航空から不吉なメールが出発の２日前!に届きます。
往路のPk601便も早朝6時のスケジュールが早朝5時出発に変更となります、という連絡です…。
ギルギット便の飛行機は本当に飛ぶのだろうか？
スケジュールが1時間早まっただけなのか？
続け様に二通の不吉なメールを受け取った私ですが、それでもなんとかなるさと、日本を旅立つ日がやって来るのでした。

ここからが日記1日目
タイ航空TG623便　関西国際空港11:45発　→バンコク経由→イスラマバード22:10着の便に乗り込みます。
不吉なメールを二度も受け取った後では、タイ国際航空がスケジュール通り大阪出発するだけで、なんとも頼もしく思えます。がんばれタイ航空！
そしてイスラマバードは定時に到着という安定フライトです。
入国審査ですが、パキスタンの観光ビザはネットから事前に取得していたのですんなり入国できました。
フライトが早朝5時に変更になったので、2時間前の3時頃チェックインということを考えると、私は初日からホテルに宿泊せず、空港泊という荒技に挑みました。
未知の空港で5時間ほどを過ごすことになります。
イスラマバード国際空港では私は3つのミッションを計画していました。
①パキスタンルピーを入手する。
②少しでも仮眠する。
③なんとしてでもギルギット便の飛行機に乗り込む。(これが最重要ミッション)
一つ目のお金の両替ですが、到着ロビーを探してみたのですが、両替所は一つも見当たりません・・・・。
少し焦りました。
時間はあるので空港内を探したところ、2階のvisitors galleryというところの中にAllied BankとHBLの二台のATMを発見!
これちゃんと使えるのか？と恐る恐るカードを入れたところ無事に反応してくれます。ただ何度か試してみたのですが出金は二万ルピーが限度額らしく、それ以上の金額を入力するとエラーになります。私はある程度現金を手持ちしておきたかったので、二回に分けて出金しました。(ちなみにパキスタンではマスター、JCBカードはあまり使えないそうです。たまたまVISAカードを持っていたのですんなり出金出来ましたが、持っていなければ詰んでいたかもしれません。)これで一つ目のミッションクリアです。
②二つ目の仮眠はVisitors Galleryの中に数台だけ置いてあったベンチに座って少しだけ仮眠した程度です。(空港内には寝ることのできるベンチはほとんどありません。床に座り込んでいる人もいました。また夜中には空いているお店もほとんどありません。)
それでもなんとか夜明けを待ちます。

三つ目のミッションは早朝のギルギット行きの飛行機に乗ること。
これが最重要ミッションです。
早朝3時に3階の国内線出発カウンターに行くと、ちらほらと乗客の姿があります。
少し待っていると、無人のカウンターに空港係員が姿を現します。
ドキドキしながら待っていると、搭乗の手続きが始まります。
順番を待って、パスポートを手渡すと、無事に搭乗券が発券されました。
歓喜の瞬間です！ありがとう！
この時はラストミッションをクリアしたと思っていました。
ところが、そう易々とは搭乗させてくれませんでした。
２日目の日記に続く。