パキスタン　フンザへ　3日目

2024/06/22 - 2024/06/29

ようやく安息の地に降り立った、さすらいサラリーマン。
憧れのフンザに辿り着いた喜びを享受するのです。

エリア フンザ(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜はあまりにもの眠気に耐えられず，早々に眠りについた私。
朝目覚めると，晴れ渡った目の前の景色に目を奪われます。
ホテル屋上に上がると目の前には名峰ディランが聳えます。
そして振り返るとナガルの氷河が！
私はその景色にうっとりと「来てよかったよ。」と目を潤ませます。

フンザはこの辺り一体のこと（フンザ郡とでも言うのでしょうか）で、私の滞在したのはカリマバードという標高2500メートルほどの高地にある村です。
前２日のハードな移動を続けて来た私にはこの地は天国のように思えます。
カリマバードでの三泊は日本でのサラリーマン生活を続けてきた、自分へのご褒美です。この三日間を噛み締めて、あとの一年間をもとのサラリーマン生活に耐える肥やしにするのです。（結局日本帰国後３日目で肥やしは無くしました。）
午前中はうっとりと名峰の姿に目を奪われていた私でしたが、午後から村の散歩へと出かけます。村は観光客も多いのですが（圧倒的にパキスタン人の旅行者が多い。）基本的にはのどかな村です。お土産屋さんなどもありますが、地元の人がのんびりと話し込んでいます。

村にはATMもありました。宿代が現金払いだったので、ここでもキャッシングしました。パキスタンでは都市部をのぞいて、クレジットカードを使えるところは少ないようです。また小額紙幣を持っておくと、小さなお店での買い物に重宝します。
ATMではいきなり5000RP札で出金されたので、宿代の支払いに充てました。
ペットボトルの水100RP、宿代10000RPくらいの単位で私は支払いしていました。

村の高台にあるのはバルチット砦。
1970年代まではパキスタン北部は各地域を氏族の君主が収めていたそうです。
カリマバードもその昔はバルチットと呼ばれ、君主が治めていたそうです。
ここは君主の住んでいた屋敷（砦）ですね。
私の訪れた時には名峰の山々から雲がかかり、「ここはひょっとして天空のお城？」とうっとりと見上げてしまうのでした。
砦の中も見学できます。
パキスタン人観光客にも人気の場所らしく、たくさんの人が訪れていました。

遅めの昼食はバルチット砦の高台から村に降りて来たところにある地元食堂。
チャパティとカレーと野菜の昼食セットです。（これ、結構美味かったです。）
観光地なので観光客向けのカフェや地元食堂などもあり、カリマバードでは滞在中食事に困ることはありませんでした。
（パキスタンではチャパティ・ピラタ、＋カレー、チキン、ビリヤニなどの料理を食べることが多かったです。）
村を散策した後、私はまたホテルから見える名峰の勇姿をうっとりと眺めるのでした。
日記4日目に続く。