2024/06/22 - 2024/06/26
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akitaineさん
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ツアー最終日。予定の訪問地はすべて達成しました。これまでで、書き足りないこと、新たな知見などを書きます。
【日程】
6月22日(土)関空ーウランバートル
6月23日(日)ウランバートル東南50㎞にあるトニュクク遺跡→ウランバートル市内博物館3か所
6月24日(月)ウランバートル→ハラホリン(カラコルム) ハラホリン博物館→エルデニー・ゾー→メルヒントルゴイ
6月25日(火)ハラホリン→ハルバルカス→オルホン河畔(ツァイダ博物館・ビルゲカガン碑文・キョルテギン碑文)→ハラホリン→ウランバートル
6月26日(水)ウランバートル市内・スフバートル広場→ノミンデパート→カシミヤ売店→チンギスハーン国際航空→関空
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
宗教について;
現在のモンゴル人の宗教は、仏教50%、キリスト教6%、イスラム教4%となり、無宗教の人が40%ほどといわれていますがここにはシャーマニズムを信仰している人が含まれています。日本で言えば民間神道でしょうか。日常生活に溶け込んでいるもの。
仏教は、日本の仏教と異なり、チベット仏教です。これにシャーマニズムが混じり、モンゴル仏教となっています。
2日目に訪問したウランバートル市内のボグドハーン宮殿博物館は、寺院と王様の宮殿が一つとなっていました。ボグドハーンはモンゴル人ではなくチベット人であり活仏の僧侶です。(1911年皇帝となる)こうした人を国のトップに置くことは、たとえ清朝末期の動乱期であっても、日本人として理解が難しいことでした。
しかし、カラコルムのエルデニー・ゾーを見学し、ガイドさんのお話を聞いているうちに、だんだんと解ってきました。
チベット仏教が、大いなる権威となっているからです。日本には天皇がおられますが、モンゴルは支配者が変わったり征服されてきた歴史があります。続けてあるものは宗教です。 -
仏教は、モンゴルで3回栄えました。
第1回目は、BC209年匈奴を建国した冒頓単于(ぼくとつぜんう)の時代。
第2回目の最盛期は、13世紀~14世紀チンギスハーンからトゴーントウイルムの時代
第3回目の最盛期は、1500年代。カラコルムに残るエルデニー・ゾー寺院が建立(1585年)されたのも、この時代です。
写真は、チンギスハーン博物館にある、冒頓単于の像です。
匈奴は東ユーラシアで初めて遊牧騎馬民族として国家統一を成し遂げた民族です。人種は不明。その後ヨーロッパに移動した一部がフン人となったという説もあります。
モンゴル人の祖先であるとモンゴルの人は思っているようです。 -
また、無宗教の人の中にはシャーマニズムを信仰している人も多いようです。写真は国立博物館に展示されていたシャーマンの姿。アタマに3本の羽をつけています。天と交信している。
これには驚いた。日本の弥生時代の唐子・鍵遺跡からも同じ服装のシャーマンが出ているのです。
広大な草原や山々で、自然信仰が出てくるのは当然のことでしょう。
人間は同じように発想するのか、または、モンゴルなど北方からの民族のシャーマニズムが日本に伝えられたのか。
想像はふくらみます。 -
この写真は、唐子鍵遺跡(奈良県田原本町)の博物館で撮影。(弥生時代)
シャーマン祭礼のジオラマ。鳥が飛ぶような仕草をして天と交信していると考えられます。
今は日本ではこのような祭礼は行われていません。
モンゴルでは今でもシャーマンの祈りが行われています。 -
しかし、同じ仏教とはいえ、日本仏教とはかなり違う。
仏画のおどろおどろしい髑髏にはびっくりした。神秘的なものが強いと思います。
帰りのバスの中で寺院での踊りを見ました。
鐘を鳴らし、仏像のような姿の少女がアクロバットのように身体をそらして踊る、ビー・ビルゲー舞踊という古典的な舞踊や、例の髑髏の仮面をつけた神様が踊ったり、、、。寺院でダンスがあるのも違います。寺院での舞踊は、かつては僧が踊るもので、外部には見せなかったと説明をされました。
超常が身近にいる感覚を覚えました。
写真は、エルデニー・ゾー寺院の扉の飾り。 -
大陸の草原;
ウランバートルは、モンゴルの首都であり、最大の都市です。国の人口350万人のうち、約半分がウランバートル在住です。
それ以外の国民は、日本の4倍の面積にポツリポツリと住んでいるわけで、車窓から見た景色は行けども行けどもほぼ平らな草原。馬・牛・羊・山羊が草を食む姿が見えるばかり。(モンゴルの5大家畜は、馬・牛・羊・山羊・ラクダ)
カラコルムから西にはアルタイ山脈、南にはゴビ砂漠がありますが、それ以外は国内ほとんど草原なのでは。このような景色は、何でもないようで深く印象に残りました。 -
ガイドさんが教えてくれたのですが、ある場所から別の場所に行くときは、〇㎞というのではなく、「馬で〇日」と言うのだそうです。
この草原なら馬で移動するのが良いですね。日本のような迫りくる山が多くない。紀元前から馬を乗りこなし、人々は生きてきました。
カラコルムの丘の上で馬の頭の骨を置いた光景に遭遇しましたが、魂が馬に乗って、どこでも行けると古来人々は考えたのではないでしょうか。 -
この図は、チンギスハーン博物館にあった鮮卑ハーンの図。
鮮卑は3~4世紀モンゴルの覇者でした。ハーン(皇帝)と名乗ったのも鮮卑が最初だそうです。遊牧民族です。
何と生き生きとした図でしょう。ハーンも馬も。ハーンは鼻が高く、立派な顔立ちです。鮮卑はトルコ系、モンゴル系、アーリア系、と説が分かれていますが、トルコ系説が有力。しかし多くの民族の混血という説もあります。
草原の民と馬はいつもセットです。残されている像や絵は大体馬に乗っています。 -
現在でも、モンゴルの人のアイデンティティとして、常に草原と馬、騎射があるようです。
写真は、ウランバートル市内宿泊したホテル前の道路の壁面画。 -
ラクダはあまり見かけなかったのですが、帰途のバスの中から見られました。
草原の悠遊さを堪能しました。 -
草原の惠として、もう一つ。
野草です。第2日目にエーデルワイスを見ました。
その他、日本では高山にしか生えていないような花がたくさん見られました。
また、この時期だけか、ハーブの香りがする草がどこにも一面に生えていました。
この花は、ハル・バルカス遺跡の近くに咲いていました。調べてみると名前は「クリーピング・タイム」タイムなのでハーブの一種です。摘むと良い香りがしました。 -
空港近くで見たお花。ヤクモソウ。これもハーブ。
モンゴルの人々は、薬を使わず、自然の薬草で病気を治す習慣があるそうです。
これも草原の恵みです。
ちょっとハーブ研究しようかと、思うくらいでした。 -
食べ物;
モンゴルは寒い国ですので、食物は輸入が多いと聞いていました。特に野菜は少ない、と。
しかし、今やグローバル化で何でもそろいます。
逆に今回のツアーではモンゴルらしい食べ物をいただくことがあまりなかったように思います。
写真は途中で立ち寄ったスーパー。果物も豊富。スイカはアゼルバイジャンからの輸入。遠いところから来ています。トラックに載っているのも見た。 -
カラコルムで泊ったホテルはシフホリンホテル。最近できたようで、すべて近代的でリゾート感たっぷりのホテルでした。
朝食はバイキング。他の国と同じような品揃えで、サラダも豊富。
ちっともモンゴルっぽくないな、と思っていましたが、唯一、左の小皿にある白いものが初めて食べたものでした。
乳製品で、チーズとヨーグルトの中間のようなもの、酸っぱさはほとんどありません。ラクレットチーズに近い。味付けのソースとして香草ドレッシングが側においてあったので一緒に食べました。
貴重な一皿となりました。 -
パンなども普通の品揃え。手前の小皿が香草ドレッシング。
-
ロシアとの関わりも強かったので、ロシア料理も期待しました。
カラコルムでのランチは、メインストリートにある宿屋兼料理屋さんで出たボルシチ。(メインは煮込み牛肉団子でした。)
トマトではなく赤ビーツで色付けされた本物のボルシチでした。美味でした。 -
最後の夜は、ウランバートル市内で、肉のしゃぶしゃぶ。ソースはゴマだれと醤油ベースの2つがついていた。
肉は馬肉、牛肉、羊肉。野菜たっぷり。春雨まであった。美味しかったけど、日本のお料理を真似ているようです。もう少しモンゴルらしいものは個人旅行だとあるのかな。
あと、街中で韓国料理屋をよく見かけました。
食はどんどん国際化するのでしょう。 -
最終日、ウランバートルの中心部、スフバートル広場に行きました。
奥の建物中心に、チンギスハーンが鎮座されています。 -
その前の騎馬像が、チンギスハーンの次にモンゴルの英雄といわれる、スフバートルです。20世紀初めに、清の支配からモンゴルを独立に導いた英雄で、広場の名前になっています。
思えば、その後、ボグドハーンを戴いた民主政治→社会主義国となり、1990年社会主義を放棄、この移行は無血で行われたのですが、社会体制の大きな変化に市民はしばらく困窮したそうです。
今回のツアーガイドの方は子供時代を大変革の中、過ごしたそうです。両親は1日中働き経済的には苦しい状況だったと、忌憚なく語ってくれました。
そうした中でも人々は生き抜き、今、ごく普通に見える近代的なウランバートルを見ています。 -
スフバートル広場周辺の景色。
-
旅の最後の最後、空港に早めに着いたので、空港先の草原で皆思い思いに歩きました。
相変わらず、草の良い香りがします。 -
少し丘になっている場所に上がります。
このツアー中見続けた、草原と小高い山々。 -
機上から最後に見たモンゴル空港。
関空などに比べると、とても小さい。
かつては草原自体が世界の往来要所でありましたが。
しかし、この広大な草原は残してほしいと勝手ながら思うのです。 -
お買い物;
最終日、元国営デパートのノミンデパートに行きました。
中央が吹き抜けで、トップがゲルのような明り取りがあるおしゃれなデパート。食料品はB1Fと1Fに。最上階にお土産コーナーがありました。 -
カシミヤや毛皮もあったけど、断捨離の精神で、買うのはやめた。
代わりに日用品をいくつか買った。
旅の途中で、何度かみかけたフェルトのスリッパ。
品そろえは、ノミンデパートが一番。買うならここがおススメと思う。 -
空港に行く途中にある「GOBI」というブランドのカシミヤのお店。
デザインもおしゃれで国際的なセンスを入れていると感じました。
韓国人らしい旅行者がたくさんいました。
私たちツアーの皆さまもそれなりにお買い上げしていました。
私は断捨離だから買わない。
ノミンデパートには別のブランドも入っていたから、比べてみる必要あると思う。 -
スーパーで買った食品。
蜂蜜2種。
上のスティックは松の実。これは機内で配られたお菓子。モンゴル特産。 -
靴下。
羊とラクダとヤク、カシミア(上の青い靴下)
冬になったら履き比べてみる。 -
フェルトのスリッパ。@3000円くらい。
耐久性がどうか、使ってみないとわからない。 -
山羊の皮の手袋。
こんな手袋欲しかった。冬が楽しみ。
以上、ご参考になれば。
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