2024/05/29 - 2024/06/07
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ちいちゃんさん
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大戦の影響を受けた中央ヨーロッパにありながら、町全体が世界遺産として中世の面影を伝えているプラハ。石畳を歩く足を止めて周りを見渡すとタイムスリップしたかのよう。戦災を受けなかった裏には聞くも涙、語るも涙の悲しい歴史が。いつものようにざっくりと。
時は1938年ヒトラーの時代、オーストリアを併合したドイツは同年9月30日ミュンヘンで開かれた四か国巨頭会議(英仏独伊)でその勢いのままゲルマン系民族が多いチェコのズデーテンも狙う。チェコと同盟関係にあった英国や、フランスは抵抗しつつもドイツとの戦争を避けたいと、この要求を受け入れてしまう。これがミュンヘン協定。1939年、ヒトラーはミュンヘン協定をたてに、時のチェコ大統領に対しナチスによる併合を要求、受け入れなければドイツ軍はチェコ進撃を開始し空軍がプラハを爆撃すると、まるでやんちゃな高校生集団が気弱な中年オヤジをカツアゲするような勢いで迫る。軍事力の差は明らか。チェコはなすすべもなくこれを受け入れ、ドイツ軍は大統領府があったプラハ城へ無血で入る。
コロナ禍、BSで見たプラハ本駅。行ってみたいという憧れから4トラで旅行記を読ませていただくうちに、「行くぞ!」という強い思いに。エアラインやホテルの予約を入れながら想像のなかで旅を重ねた楽しい時間。「プラハ、プラハ、プラハ」と三回口に出して言ってみて、絶対に行きたくなるから。そしてね、一度行くとまた行きたくなる。プラハの街並みは時として魔法を使う。
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地下鉄マロンストランスカー駅で降り、トラムに乗り換えてプラハ城を目指します。歩いていく人も多いんですが、登りだしここはトラム一択。
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トラムを降りてプラハ城が大きく迫ってくるにつけ背筋がぞくぞくする感覚があります。
カレル橋を渡り、ネルドヴァ通りを歩いてのアクセスならもっと感激するのかもしれませんが、シニアの旅は体力温存が一番。 -
ミュンヘン協定に参加した大国の一つはイタリア、ご存じのようにドイツと同盟関係、勝てる喧嘩じゃありませんでした。
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英国の首相ネヴィル・チェンバレンは戦争を回避したことで帰国後英雄として迎えられたが、同盟国のチェコスロバキアを救えなかったことを一生憂いたという。第一次世界大戦で負った傷をまだ引きずっていた英国、この決断は仕方がなかったと思う。
この時チェンバレンは69歳。ヒトラー49歳。 -
門がたくさんあって、それぞれに警備の人たち。
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着工から完成まで600年という年月を要したプラハ城。城内で一番大きな建物はゴシック様式の聖ヴィート大聖堂。お城なのに大聖堂が一番大きな建築物なの?と疑問を持ったそこのあなた、鋭い。
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「プラハを歩く」の著者田中充子先生の専攻は建築史、解りやすい文章(これ大事!)で知識と考察にあふれ、建築に興味がおありの方必読です。何よりプラハへの愛で満ちている。
まさに、「城の中の一番大きな建築が大聖堂とは」と、まるでミステリーの出だしのように私を誘います。 -
王族の生活や政治を司る場としての城のなかに、信仰がある人を受け入れる大聖堂。これはボヘミアの王権と保護のもとに教会が建てられた、政教一致の形と考察している。城が進んで人々を受け入れたということは、それだけ城が民衆にとって身近だったし、城に守られてもいたということでしょうか。城があってこその自分たちの生活という感覚だったのかしら。先生、端折りすぎて間違っていたらごめんなさい。
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建物の中央で火を焚く、屋根に燃え移らないように天井を高くする必要性と急こう配屋根がゴシック建築の原型になったとか。無駄に天井が高いわけじゃないんですね。宗教がもたらしたものに音楽もあると思っているので音響のための天井の高さかと勝手に解釈していました。教会でのコンサートって身体全体が音に包まれる感覚がある。
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ステンドグラスがミュシャ。日本だったら竹久夢二が襖絵を描いた感じかしら。
美しいという点では異議なしだけど。 -
私は伝統も大事にする人間なので見た目の美しさだけではなく、ステンドグラスには宗教的な美ももっと含めてほしい。
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文字が読めない人にもストーリーや、教えが理解できるような。
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バラ窓、万華鏡のような放射状
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旧王宮のボールト、木材のように見えますが、まるで飴細工のように組み合わされた石。
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石をこんな風に編み込むなんて、どんな技術なんだろうと見上げ続けていてもわからず。
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ろうそくで灯りを取っていた時代、一本一本をともすのも大事な毎日の行事だったんでしょう。
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プラハ城の観光が素晴らしいのは圧倒される建築の合間合間にこういう長閑な眺めを堪能できること
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ゆるい日差しを浴びて、レンガ色の屋根が続いている眺めは圧巻。
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冬は底冷えするし夏は太陽の熱を吸収する、決して暮らしやすいとは言えない石造りの建築。そこに見る、木造建築に暮らす日本人との死生観のちがい。
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敷地の中に桜の木を見つけました。山桜が似合うと思う。
輪廻転生、農耕民族の死生観、来世を信じているから今に永遠を求めない。これに対して肉体は滅んでも霊魂はそのまま残ると信じるヨーロッパの人々。堅強な石造建築に永遠を見たのかも。 -
そのために石を積み上げていったなら、その精神性こそ文化
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ベトルーシ展望台タワー、登りません。高い所、実は苦手、私だって怖いものはあるんです。
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お城の中にスターバックス、いつも混んでいます。待ち時間長いけど、21時間半かけてやってきたプラハ、30分の待ち時間なんて何のその。
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黄金の小道、いわゆる商い横丁。ヨーロッパの人も傘をさすんだ。雨の中を平気で歩いているイメージあるじゃない。
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眺めているだけでタイムスリップをしたような気分になる稀有な旅先。
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中世と言われてもそうかもと思ってしまう。この時代に転生したら私は何をしているんだろうといつものお病気発症。手先は不器用、お料理は独特、森で薪でも拾おうかしら。
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馬車の音が聞こえてもふしぎじゃないから、絶好の妄想タイム。
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今でも大統領府として使われているので、警備の人多数。
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本気モードの衛兵交代が始まります。無意識に目がイケメンを探す。
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私は155㎝と小さいので、前の列に入れてもらえる確率が高いんですが、アメリカ人は絶対譲ってくれない法則発見。サングラス掛けたままとは、割と自由。サングラス掛けるとイケメン度が増すヨーロッパの方あるある。外しちゃだめよ。
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セレモニーの後寂しげに去る音楽隊。
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灯りが灯る頃に来たかった。9時ごろでもまだ薄明かりなので、この時期のプラハの夜を満喫するには一晩中はじける体力が必要かも。
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ところで屋根の色の違いは何かを表しているのかしら。同じような建物なのにね。
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建物の用途によって色を変えたのかしら。会計担当の部署は鈍色、軍事ならくすんだレンガ色とか、まさか。
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降りていくとロイヤルガーデンがあります。無料、これ大事。警備の方にスマイルしてから入りましょう。
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花の名前に疎いんです。
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シャクナゲのような
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白い花はアザレアかしら。
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離宮というのでしょうか、こちらの方が住みやすそう。
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花の時期は過ぎたけどこちらのバラ、香りが素晴らしい。皆さん振り向きもせず通り過ぎてしまうけど、この芳香に気づかないなんて。
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庭園の開けたところから街並みを見る。
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離宮も結構な広さ
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散歩のあとでこちらでお茶などしたのかしら。それとも愛人が住んでいたとか。
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またまたトラムに乗って、こちらはストラホフ修道院。修道院というと「薔薇の名前」とビールをすぐに連想。そのイメージしかないともいえる。薔薇の名前はさておいて、以下はKIRINから「修道院は宗教の場としてだけではなく、農作業や開墾という労働の場でもあった。清潔な水を得るのが難しかった中世の時代、のどが渇くと薄いビール、疲れがたまると濃いビールで英気を養った」それぞれの修道院にそれぞれのビールがあったんでしょう。
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一度入ったら逃げだすのは大変そうな塀。
毎日ビールが飲み放題なら逃げださない。 -
というわけで修道院の敷地内にはビアレストラン多数。見学前に遅い昼食。
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突然私。一人旅だとホテルやレストランのスタッフに写真撮りましょうかと言われる時ってあるじゃない。ご厚意は有難いんだけど緊張するので苦手です。暑さはそれほどではないけど日差しが強いから帽子は必須。日傘はNG。旅行中、なぜか数回道を聞かれた。
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適当に見つけて入ったレストラン、私は遠慮がちにそっと店内の写真を撮ります。
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濁り系のビール、ほろ苦くてこれもよし。
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遅いお昼はいつも煮込み系、ステーキ200グラムはきついけど煮込みなら行ける。クリームがドーン、ジャムのようなものが必ず添えてあるのでその謎を究明したかったんですが、結局分からず。カレーの福神漬けみたいなものかしら。
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腹ごしらえも済んでいざ見学。入ってまず圧倒される天井画。こちらの修道院はボヘミアの学問の中心の場だったから、来ただけで少し賢くなりそうな予感。
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神学の間、ずらりと本棚、これが圧巻。天井のフレスコ画は一つ一つが独立した絵。フレスコ画をキルトのようにつなげたかのごとく。ものすごく所帯じみた表現でスマン。やっぱり賢くなれなかった。
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哲学の間。図書館へは入れません。天井はアントン・マウルベルチが描いたフレスコ画。ちらりとのぞくだけ。それでも圧倒される。本ってパワーがあるんです。これに近い感覚はニューヨーク市図書館で経験したなあ。
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人が文字を用いて書き残すってある種の情熱が必要。「好きな言葉は情熱です」の美容クリニックとは違う情熱。
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真ん中の複雑に入り込んだ島がどうやら日本みたい。
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扉の装飾も手を抜かない。
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帰り道、マロストランスカー駅の横道をぶらぶらと入ったら
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ヴァレンシュタイン宮殿の池に出ました。水が湧き出て鯉が泳いでいる。
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プラハ城を遠くに見ながら、歩き疲れた足を止める。
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満々と水をたたえた池は、さざ波が立っていなければ宮殿を水面に映すのかしら。
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初期バロックの傑作とか。駅横の掲示板でコンサートのお知らせを見ました。
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池の周りをそぞろ歩く人たち。プラハ無血入城があったからこそこうして街歩きを堪能できると思うと、国や民族の誇りに目をつぶって血を流すことを避けた歴史に感謝。時のチェコスロバキア大統領は67歳のエミル・ハーハ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぽぽさん 2024/07/05 20:45:27
- プラハ
- ちいちゃんさま
こんばんは☆
旧王宮のボールト、凄いですね!
木材かとおもったら、石なんですね。
写真、引き伸ばしてみたけど全くわかりません。
中世の街並みをおもわせるレンガ色の屋根
写真みてるだけで馬車の音、聞こえる気がします。
お城のスタバでお茶したい。
プラハ、プラハ、プラハ…
行ってみたくなりました(*^^*)
私も155cmです(-^艸^-)ヘヘヘ
ぽぽ
- ちいちゃんさん からの返信 2024/07/06 08:51:14
- Re: プラハ
- ぽぽさん、おはようございます。今日も草取りに明け暮れる1日になりそう。
ぽぽさんも155㎝ですか。それじゃヨーロッパで手厚く大事にされますよ。みなさん、小さいイコールか弱いと思っていますから、自分が助けなきゃと思うんでしょうね。騎士道精神かしら。自由の国アメリカでは期待しないほうがよさそうです。
地元でも外でお茶をするってあまりないんですが、絶景に誘われてふらふら入ってしまいました。もう少しで口にするところでした「シニア料金はないの?」と。
ちいちゃん
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