イタリアオペラ旅行（2023年12月8日金曜日、12月9日土曜日　ソウル乗り継ぎとアシアナ航空ビジネスクラス）

2023/12/08 - 2023/12/09

　2019年にオランダ・ベルギーを旅行しました。ブリュッセルで食べたワッフルが絶品だったので、2020年は久々にフランスに行きたくなりました。コルマール、ストラスブルグ、パリと観光の予定を立て、パリではカウフマン主演のワルキューレ、ネトレプコ主演のアドリアーナ・ルクヴェルとパリ管弦楽団のコンサートのチケットを確保できました。大変楽しみにしていましたが、残念ながら新型コロナで全てがキャンセルになりました。
　新型コロナも落ち着いてきて、そろそろ海外旅行をしたいと考えていると、ミラノスカラ座の開幕公演がヴェルディ作曲のドン・カルロで、豪華なキャストがそろうことを知り、ぜひとも行きたくなりました。前後のイタリアのオペラの日程を調べ、ナポリのサンカルロ劇場でトゥーランドット、ローマ歌劇場でトスカを鑑賞することにしました。
　福岡空港発のアシアナ航空を利用し、仁川乗り継ぎでローマへ行き、国内線でミラノに移動。ミラノで2泊し、ミラノスカラ座でヴェルディ作曲のドン・カルロを鑑賞。国内線でナポリに移動し3泊。サンカルロ劇場でプッチーニ作曲のトゥーランドット鑑賞。鉄道で移動し、ローマで2泊。ローマ歌劇場でプッチーニ作曲のトスカを鑑賞しました。
　海外旅行できない間は、S銀行に毎月ユーロ預金をし、海外旅行が再開できる日に備えていました。海外旅行できない間に円安が進みましたが、現地ではほとんどS銀行のユーロ預金の口座からカード決済が出来ましたので、助かりました。１ユーロ130円で換算して使っていました。イタリアではほとんど非接触式のカード決済に変わっていました。
　アシアナ航空を利用し、福岡空港発仁川空港行OZ135便に乗りました。仁川空港近くの雲西駅前のゴールデンチューリップインチョンエアポートホテルに宿泊しました。翌朝は仁川空港発レオナルドダヴィンチ空港行OZ561便に乗りました。ビジネスクラスに初めて乗りました。快適でした。ローマでは国内線に乗り換え、ミラノリナーテ空港までITAのAZ2114便に乗りました。空港からは送迎のタクシーを利用し、ホテルヴィットリアに宿泊しました。

エリア 仁川(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 タクシー 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

インフルエンザが猛威を振るい欠勤者が相次ぐ職場を後にして、地元の駅に着いたところで、携帯電話を自宅に忘れたことに気がつきました。慌てて自宅にタクシーで戻りました。年齢を重ねやることが怪しくなってきています。出来れば忘れ物はこれで最後にしたいと思いました。ギリギリになったのでJRはカードで入場し、新幹線のチケットはスマホで購入しました。新幹線駅の5489サービス機の前には10人近く並んでいたので、少し焦りましたが、無事に発券でき、新幹線に乗ることができました。さくらに乗れたので、４人がけの座席でゆっくりすることができました。博多駅はクリスマスのイルミネーションがきれいで楽しめました。

家内の話では博多駅のイルミネーションも以前より地味になっているとのことでした。旅行前から足を痛めていたので、筑紫口からタクシーに乗りました。温泉好きの運転手で九州の色々な温泉の話を聴くことができました。運賃は1710円でした。

　福岡空港発仁川空港行アシアナ航空OZ135便を利用しました。以前、九州在住の大学の同級生と海外旅行の話になった時に、福岡空港からビジネスクラスで行くと旅行前後の疲れがまるで違うと言っていたので、今回はビジネスクラスにしました。運賃は7月10日に予約し全部込みで389020円でした。日系の航空会社だと、エコノミークラスでも20万円を軽く超えるので、思い切ってビジネスクラスにしました。2020年にエバー航空でパリ往復のビジネスクラスを予約した時は305700円でしたのでかなりの値上がりです。

アシアナ空港の受付は出発の2時間前にならないと開かないので、両替（1万円で84000ウォン、31720円で200ユーロ）をしました。悲しいほどの円安を実感しました。自分はスマートフォンでオートチェックインができましたが、妻はできなかったので航空券を発行してもらいました。ビジネスクラスは多くなかったのですぐチェックイン出来ました。荷物を仁川空港で取り出さなければならないのではと心配していましたが、ローマまで送れました。出国審査は自動化されており、パスポートをスキャンし顔写真と指紋をとって通過しました。

ビジネスクラスのためラウンジ福岡にお邪魔しました。

カレーと野菜を食べました。牛乳がとても美味しかったので係員に尋ねると、阿蘇の牛乳とのことでした。

　搭乗前にゲートに向かいましたが、金曜日の夜便にもかかわらず、日本人はほとんど見かけず、韓国人と台湾の人ばかりで日本ではないようでした。円安のせいか日本人はまだ海外旅行に出かけていないようでした。

　機材の到着の遅れのため約40分遅れで出発しました。飛行機はやや古そうでしたが、シートは2タス2のシートでゆっくりできました。機内では軽食が出ました。

　約20分遅れで仁川空港に到着しました。入国審査も10人程度並んでいるだけですぐ通過できました。機内持ち込みの荷物だけなので、すぐ出国できました。

　広い空港のため到着ゲートまでかなり歩きました。空港鉄道の経路を探し、地下に降りました。各駅停車の改札口にすすみました。

　10年前のTカードを持っており、あらかじめ、スマートフォンにBucCheckのソフトを入れて残金を確認していました。いまだに使用可能で少し課金し改札口を通過できました。電車も新しく、日本語の表示もありました。

　約10分で2駅目の雲西駅に着きました。

改札口を出るとクリスマスのイルミナーションが迎えてくれました。

駅を出てすぐ左手にホテルがありました。

ホテルは2棟に分かれており、奥の建物がフロントでした。Expediaで予約しましたが、素泊まりで一泊10,873円でした。パスポートを出してチェックインしました。フロントで翌日の空港連絡バスの予約もしました。11時の飛行機のため8時のバスを勧められました。

部屋は向かいの手前側の建物にあり、部屋のキーで玄関を開けます。

　部屋はツインベッドに台所と簡単な食卓があり、冷蔵庫、洗濯機、調理器具、食器がついていました。バスタブはなくシャワーだけでした。ただ部屋が広く、くつろげました。シャワーに入ったりしていると、24時近くなり、私はすぐ熟睡しました。妻の話だと、壁が薄く、廊下の話し声がかなり聞こえたとのことでした。Wi-Fiはパスワードがどこに記載しているのかわからず、使用できませんでしたが、翌日になって部屋のカードを入れる紙に書いてあることに気がつきました。

　このように簡単なキッチンと食卓があります。 周囲にスーパーもあり、少しであれば暮らせそうです。

　７時前に目が覚め、8時30分に部屋を出ました。フロントでコーヒー券をもらっていたのでフロント前でコヒーを飲みました。以前の韓国では、チョコレート味のコーヒーばかりで不味かったですが、普通のコーヒーでした。連絡バスは10人乗りのマイクロバスで乗客は私たちを含めて3人だけでした。

20分くらいで空港に着き、空港の左端で降ろされました。

出発階の2階に上がり、アシアナ航空の受付を見るとAで空港の右端にあり、かなり歩きました。

途中でクリスマスの飾り付けがありました。

どこに行ってもクリスマスです。

　カウンターでアシアナ航空の職員に聞くとチェックインが済んでいるので直接入って良いとのことでした。パスポートと航空券を持ち保安場、入国審査に進みました。ここも自動化されており、パスポートを読み込ませたのち顔写真と指紋を撮る形式でした。

入り口からすぐ右手にアシアナラウンジがありました。

ラウンジは広く、簡単な朝食は可能でした。私はサンドイッチ、妻はおかゆを食べました。食事後、妻は免税店を冷やかし、私はラウンジで寛ぎました。

乗った飛行機です。B777-200。

　約20分前に機内に入り、ウエルカムシャンパンを味わいました。ほぼ予定通り出発しました。ビジネスクラスの搭乗率は50％程度でした。フルフラットシートです。

　1時間後に食事が出ました。メニューです。

カナッペが2品出ました。

サラダです。

Carrot Paprika Cream Soup

Bulgogi。私は韓国風の食事を選択したが美味しかったです。ワインも不味くはなかったです。食事が終わると座席をフルフラットにしようとしましたが、なぜかできませんでした。あとでスチュワーデスに頼むとフルフラットにしてくれました。時間帯から眠ることはできなかったが横になってくつろげました。インディージョーンズの最新作を見ました。

妻の頼んだスープです。

これも妻が頼んだステーキです。おいしかったそうです。

食後のお菓子とチーズです。チーズはポートワインと合い美味しかったです。

　コーヒーとケーキです。

2度目の食事のサラダです。

6時間ぐらい経った後に、2度目の食事が出ましたが、これも美味しかったです。食事中はテーブルに白い布をかけてくれて、食器は陶器、ナイフやスプーンも本格的なものだでした。私が頼んだサーモンです。

妻が頼んだおじや？です。

　日本発だとロシアの北を通るためオーロラを見ることができるそうですが、飛行ルートは北京からロシアの南を通るルートでした。スチュワーデスにオーロラを見ることができるのであれば起こしてくれと頼みましたが、オーロラを見ることはできないと言われました。中央アジアでは何もなさそうな平原が続いていました。飛行時間が13時間位になるとビジネスクラスではないと私の年齢では無理だと思いました。この飛行機のビジネスクラスは1+2+1の座席配分で、夫婦で別れて両端の窓側に座りましたが、独立性も高くとても快適でした。座席は２Aと２Kでした。

　ローマにはほぼ定刻に到着しました。入国審査はパスポートを読み取った後に顔写真を撮る形式でしたが反応が悪く何度か繰り返しやっと成功しました。審査官も一応おりパスポートに判子を押してくれました。旅行の記念になるので有難いです。バッゲージクレームのターンテーブルは一番奥で結構歩かされました。見ると私たちの荷物がすでに回っていたので、走っていって確保しました。出発ゲートを出ましたが、ターミナル1の表示がなかったです。このため係員に聞くと、外に出て、すぐ左と言われました。外に出るとターミナル1の立派な建物がすぐ見えました。100メーターぐらい歩いてターミナル1の中に入りました。

　ITAのチェックインブースを探しチェックインをしました。たまたま担当は日本人のお母さんを持つイケメンの若い男性でした。日本語で説明してもらったので非常に助かりました。

　国内線は、ボーディング時間の1時間前にゲートが発表されるので、その時によくチェックするように説明を受けました。少し喉が渇いたので、スプレムータを注文しましたが値段は２人で8.4ユーロとかなり高くなっていました。ボーディングゲートに到着し、機内に案内されましたが、まだ人は乗っていませんでした。ローマ20時発、リナーテ空港21時10分着のITAのAZ2114便です。11月12日Trip.com購入で2人で46380円でした。変更の利くチケットにしたので高かったです。ほぼ定刻通り飛行機は出発しました。飛行機にテレビはなく、スチュワートが救命胴衣の付け方を昔のように実演していました。リナーテ空港もほぼ定刻通りに到着しました。リナーテ空港もバゲージクレームのターンテーブルに行くと、目の前を私たちの荷物が通り過ぎていきました。ここでも、走って荷物を取りに行きました。イタリアではバゲージクレームで以前ものすごく待たされた記憶があります。システムがかなり改善したのでしょうか。夜遅くタクシーに乗るのが嫌だったので、Trip.comで送迎車を手配していました。9975円と高かったです。8番出口で待ち合わせることになっていましたが、合流できませんでした。待っていると、いきなり電話かかってきました。こちらからかけると、Behind youと言われ、後に運転手の中国人が立っていました。駐車場に案内され、あらかじめ指定のあった車でホテル向かいました。約15分位でホテルに着きました。ホテルの周りはある程度の繁華街であまり危険な感じはしませんでした。

　ホテルのフロントは小さく、おじさんが留守番していました。パスポートを出してチェックインをしました。部屋は3階でした。1番安い部屋を取ったので狭くて、キャリーケースを2つ開けるほどの空間はなかったです。部屋の壁や家具は立派なものでした。建物は古そうでトイレは水道栓をひねって流す方式でした。ルームカードで電源が入る仕組みでしが、何回も途中で切れました。翌日、フロントに苦情言うと、電源が入りっぱなしの設定に変えてくれました。この日は11時ぐらいに熟睡しました。 ホテルヴィットリアはリナーテ空港に近いため決めましたが、四つ星で朝食付き2泊で244.77ユーロと比較的安かったです。

水回りはきれいです。