
2024/06/09 - 2024/06/09
57位(同エリア83件中)
wisteriaさん
- wisteriaさんTOP
- 旅行記13冊
- クチコミ10710件
- Q&A回答0件
- 1,288,624アクセス
- フォロワー5人
アポイ岳は標高810メートルと低い山ながら、中腹から上は高山植物が自生しているという珍しい山で、ここは霧が発生しやすいところなので冷涼になり高山植物を守っているんだそう。
また、この山の独特の岩盤である、かんらん岩がまた奇跡的に高山植物を守ってきて、偶然の奇跡が重なり固有種などが沢山あるそうなんです。
お花畑と言っても他の山に比べると小さく迫力はないのですが、可愛い可憐な花が魅了されます。
花の百名山にもなっているアポイ岳。
6月中旬に登って見ました。
-
登山口にあるアポイ岳ビジターセンターです。
登山する前に寄れれば一番いいです。
登山マップや高山植物の開花情報やアポイ岳の成り立ちが学べて登る楽しさも倍増します。 -
アポイ岳の成り立ちコーナー
アポイ岳のはんれい岩はなんと地球のマントルが固まって地上に押し出されたもので世界的にも大変貴重なものだそう。 -
今、咲いている花の情報も
-
それでは登山開始です
登りは3時間
下りは2時間ほどかかります
また、クマの出没情報も度々ありますので、熊よけの鈴は必至です。
明日は雨予報だったので、昼の12時から登山開始をしました。 -
樹林帯を抜け森林限界が過ぎ岩が目立ち始めます
-
はんれい岩の岩場が続くようになります
高山植物も目立ちはじめる5合目過ぎ。 -
はんれい岩が水や熱の作用を受けて蛇紋石となった岩は濃い緑色をしています。皆さんの靴の裏で磨かれツルツルになっている岩も。
-
キンロバイ。
これから咲き始めるキンロバイで、まだ早かったので、何とか咲いているのを見つけました。 -
アポイヤマブキショウマ。こちらは固有品種でここでしか見られない貴重なものなんですが、沢山あるし派手さがないので最初はスルーしてしまっていました。
-
固有種であるエゾコウゾリナ。ここだけに限って変形もせず昔からあるもので特に貴重なものだそう。
登山道でたくさん見れました。 -
キタヨツバシオガマ。
本州中部から北海道に分布しています。
アポイ岳ではあまり見なかったです。 -
コレは本州のアルプスなどでもよく見る、チングルマ。
チングルマの自生域はかなりのものですね。 -
固有変種のアポイアズマギク。変形はしているもののアポイ岳にしか自生していない貴重なものです。
登山道で比較的多く見ることができました。
薄い紫色や白色と個体によって様々です。 -
チシマフウロ。アポイ山頂から幌満岳に行く途中に少しありました。
あの本州では有名なハクサンフウロの兄弟ですね。
ハクサンフウロは少し紅っぽいですが、チシマフウロは紫です。 -
サマニユキワリ。固有変種です。とても小さい可憐なハートマークの花びらが可愛らしいです。
-
アポイタチツボスミレ。こちらも固有変種。
花期がズレていたのでなかなか見つからなかったけど、何とか発見。 -
ミヤマオダマキ。独特の花びらが特徴です。とても癒される花です。本州中部から北海道に分布してますが、チシマフウ同様色が濃いように感じます。
-
固有品種のアポイ岳にしかないアポイクワガタ。
これをとにかく見たかった。
しかし、思っていたより小さいので最初見つけれなかった。
小さな場所に少し群生しています。見落とさないように。 -
チシマキンレンカ。
千島や北海道に自生するものですが、登山道では少なかったように感じました。 -
頂上にあった説明看板
-
頂上は霧に包まれていました。
不思議なことに森林限界を超えた頂上付近は樹林帯が有るのです…。
このあと幌満岳経由で下山しましたが、その間は目立ったお花もなく、馬の背辺りのお花を再び探しながら下山をしました。小さいながらも可憐な花々を楽しめました。
今度はヒダカソウが咲く5月に来てみたいですね。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
浦河・様似(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
21