七つの「ない」をコンプリートの旅　韓国　順天・南原　その２

2024/05/23 - 2024/05/26

2024年　韓国　順天・南原　その２

◇日程

〇　2024年５月23日（木）　広島→ソウル→順天
★　2024年５月24日（金）　順天→楽安邑民俗村→順天
〇　2024年５月25日（土）　順天→南原→ソウル
〇　2024年５月26日（日）　ソウル→広島

「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(松尾芭蕉)

エリア その他の観光地(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チェジュ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

2日目の朝、今日も元気に「ない」をゲットするぞ！
今日のメインは「楽安邑民俗村」である。
昨日、informationで教えてもらった通り、68のバスに乗ることにした。
駅前ではなく、ホテルのすぐ北にある中央小学校バス停で待つ。
電光掲示板に、直近に来るバスの番号が一番上に、下に、バス番号の現在地と、何分後到着(来る順ではない)が表示される。

68番バス(車庫を7:45発)が8:15に来ても、油断は禁物だ。
運転手に乗る意思を示さないと、バスは止まらない。
なので、軽く右手を挙げて、乗る意思表示をすることが大切だ。

T-moneyカードをピッと当てて乗り込む。
韓国のバスって、客がまだ座っていなくても発車するので危険だが、ここ順天はお年寄りが多いせいか、席に着くまで待ってくれる。
韓国で初めて優しい運転手に出会ったかも。
席に着いたら、手を前にきちんとそろえて座るのが正しい乗車姿勢である。
その姿勢のまま40分(ウソウソ、飛ばすので手すりを持ちませう)。
着いた～「楽安邑民俗村」
バス料金は1,500ウォンだった(安！)。

降りた停留所で、帰りのバス時刻を確認しておこう。
まずは68番バス

次に63番バス
松広寺を観光した人は、この63番で、松広寺→楽安邑民俗村→順天の帰路になる。
私たちは、15:30に乗って順天に帰った。

酔うと噂の61番。

同じく酔うと噂の16番。
楽安邑民俗村→仙岩寺→順天の帰路になる。

入口でもらった日本語パンフレット

楽安邑城民俗村 旧市街・古い町並み

裏にマップ
左上の９番の展望台が最終目標地点だ。
あの丘で韓国を代表する写真を撮りたい！

楽安邑城民俗村 旧市街・古い町並み

チケット売り場で1人4,000ウォンを支払い、いざ、東門から入城じゃ！
村に入場できる門は三か所あるが、どの楼門の前にも甕城(おうじょう)がある。
日本式にいうと「馬出」
水原城や洛陽城は半円形だが、ここのはＬ字型だ。
守るのに死角はできるが作りやすかったのだろう。
楼門も甕城もミニサイズでちょうどよい。

楽安邑城民俗村 旧市街・古い町並み

東門を入るとお約束のお土産屋。
嫁隊長「わ～ポンテギ(おかいこ)がある！　これ絶対食べられない～」
嫁隊長は、おかいこ様には弱いのである。

東門を入って、100mも歩かぬうちに木陰で休憩。
嫁隊長「木陰で、せせらぎが聞こえて、バンコ(縁台)がある所で、ゴロっとしたいわ～」

せせらぎも、バンコもないが、木陰のベンチで休憩。
ホテルのフロントにあったこのお菓子、見ても食べても「ハッピーターン」だよね。
翻訳アプリで商品名を読ませたら、「足菓子」って答えるんだけど、草履に似てるからかな？

これも、ホテルのフロントにあったティーパック(3個)を、ホテルのミネラルウォーターに入れた、嫁隊長お手製の無料ペット茶。
嫁隊長「こういう節約をしないと…小さなことからコツコツと～」
放蕩三昧の旅はどこへ行ったんだ～

時代劇でよく出てくるブランコ。
昔は、立ち漕ぎできてたのにな～
全然漕げないので、官公庁地帯へ回ってみよう。

この建物(客舎)、見覚えがあるな～
チャングムと、医女のチャンドクさんが会った役所？
違ていたらごめんなさい。

官公庁の所々に人形が置いてあるが、染料がない当時の民族服を正確に表現していると思う。

韓国の役所といえば…
嫁隊長「５年前、蒜山のジンギスカンバイキングで、よくも私のお肉を全部食べたわね！　お仕置きよ！」
嫁隊長は、おかいこ様には弱いが、夫隊員(部下)には強いのである。

おしりをさすりながら、今度は西側の、庶民の街を散策してみよう。
Googlemapで、この村を見ていて、なぜ官公庁が北側でなく東側にあるのだろう？　
と疑問に思っていたのだが、実際に地形を見て合点した。
東側に形のきれいな金銭山があり、その山裾に広がる村だったのだ。
だから、官庁街が東側の一段高い場所にあり、庶民の街は西側の段差下に配置されたのだ。
嫁隊長「まるでブラタモリみたいね。」
夫隊員「それを言うなら部下タモリ。」

でも心惹かれるのは庶民の街。
土壁もいい味を出しているし。
猫ちゃんも自由に闊歩しているし。
ここは約200人の住民が暮らしている「生きた村」なのだ。
良き良き。

木工や、鍛冶屋、楽器体験、農村体験等ができる施設も点在している。

村の西北部には、この村で撮影されたチャングムのセットも残っていた。

一見、どこに階段があるのかわからないが、城壁の所々に階段があり、城壁を一周できるようになっている。(現在西門付近が工事中で、一周はできない。)
チャングムセットの裏から城壁に上っていくと

村の北西部の丘に築かれた城壁に登れる。
ここの傾斜は特にきつくて、段の高さもバラバラなので気をつけて登ろう。

段々を登っていくと、だんだん村全体が見えてくる。
それにしても、嫁隊長の後ろにいる、腰の曲がった村のおばあ様の健脚には驚いた。
私たちをどんどん抜かしていく。
きっと毎日の散歩コースなんだろうな～

おお～　韓国を代表する光景だ！

この光景を見るために、広島から２日かけてやって来たのだ！
それにしても午前中「ない」を一つもゲットできていない。
素晴らしい景色に、健脚オモニ、アルアルばかりだ。
本当に七つの「ない」をコンプリートできるのか？　乞うご期待！

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