コンコルドに始まり、コンコルドに終わる　滞在30時間！　マクドナルドでビールが！？　ガイドマップに載っていないル・ブルジェ航空宇宙博物館とは

2024/05/15 - 2024/05/16

この旅行記は、
【ウィスキーの聖地・アイラ島への弾丸旅行。　アードベッグ、ラガヴーリン蒸留所。　コロナ前の企画をついに実現。　強烈な物価に悶絶。】
https://4travel.jp/travelogue/11904466/
の中で、復路に立ち寄ったパリの内容を書いています。

私の旅行記は、主に、旅行前に不明だった点の解消と、自力で目的地まで行くための交通機関についてが、主になっています。

それぞれの観光地については、私の文章力と表現力では、表現しきれないので、他の方のページをご覧ください。


今回の旅行では、ぜひコンコルドを見たいと思った。
コンコルドは20機製造されて、事故で1機、スクラップ1機を失った以外の18機は残っている。
最初はロンドンのブルックランズ・ミュージアムに行く予定にしていたが、パリの博物館は室内で保管されているとのこと。
これは、行くしかないということで、CDG空港から350系統のバスで45分揺られて、ル・ブルジェ空港(LBG)へやってきた。
この博物館は、手荷物のサイズが制限されるので、スーツケースは持ち込めないとホームページに書いてあった。博物館に問い合わせたところ、荷物の預かりもしていないとのこと。
ここに行くために、ホテルはCDG空港のそばにして、グラスゴーから到着後に荷物を置いて、350系統のバスでル・ブルジェにやってきた。


6日目　(5/15水)
グラスゴー 10:40　→　パリ・シャルル・ド・ゴール 13:30　(EZY3123)
Charles de Gaulle Airport 2　→　Parking Pr　(CDG Val)
☆ホテルにチェックイン
Tour de Contrôle　→　Musée de l'Air et de l'Espace　(バス350系統)

★ル・ブルジェ航空宇宙博物館

Musée de l'Air et de l'Espace　→　Terminal 2a-2c　(バス350系統)
Charles de Gaulle Airport 2　→　Parking Pr　(CDG Val)


7日目　(5/16木)
Parking Pr　→　Charles de Gaulle Airport 2　(CDG Val)
Charles de Gaulle Airport 2　→　Saint-Michel Notre-Dame　(RBR B)
Saint-Michel Notre-Dame　→　Versailles Château Rive Gauche　(RBR C)

★ベルサイユ宮殿

Versailles Château Rive Gauche　→　Champ de Mars Eiffel Tower　(RBR C)

☆エッフェル塔

Tour Eiffel　→　Charles de Gaulle - Etoile - Kléber　(バス30系統)

☆凱旋門

George V　→　Concorde　(地下鉄1号線)

☆コンコルド広場
★カルフール・シティーで買い物

Opéra　→　Charles de Gaulle Airport 1　(RoissyBus)
Charles de Gaulle Airport 1　→　Parking Pr　(CDG Val)
ホテルで荷物引き取り
Parking Pr　→　Charles de Gaulle Airport 1　(CDG Val)

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ 中国国際航空 ローガンエア イージージェット
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅、6つ目の飛行機はA319。
ここからは、帰りの日程。
イギリスのLCCイージージェットで、パリへ。

搭乗口では、荷物の容量を買っていない人から、料金を徴収していた。
私のバックパックは、規定のサイズから、高さがはみ出してしまうが、かっさり詰めていたので、見逃してくれた。
料金を払っていない荷物は、頭上の荷物スペースではなく、足下に置くように言われた。

easyjetシートピッチは広い。ふつうのキャリアと変わらない。
画面がないだけで、2時間のフライトなら、ぜんぜん平気。
パリディズニーランドに行く人たちは、すでにミッキーの耳を付けていて、京葉線の中のよう。
飛び始めると、機内販売の飲み物や食べ物のご案内。「気になったら、躊躇なく注文して」とのこと。

到着すると、チェックイン開始時間にちょうど良さそうなので、空港内を移動する　CDG VALという乗り物で、Pr駅で下車する。
歩いて5分もかからず、ホテルモクシーがあった。

階段もあるし、スロープもあるので、スーツケースでも楽々。

コンピューターの調子が悪く、少し手こずったが、とりあえず、準備ができている部屋に入れてくれた。
出かけることを伝えたら、戻ってきてからチェックインの手続きをするように言われた。
G階のバーが、フロントを兼ねている。

モクシー パリ シャルル ド ゴール エアポート ホテル

ホテルモクシーから近い、Tour de Controleバス停から、350系統のバスに乗る。
そのため、空港のインフォメーションで、ビジットパリ（visitte paris）という乗り放題券を購入しておいた。

バスは工場地帯を通っていく。
Musée de l'Air et de l'Espace du Bourgetバス停で下車。所要時間45分。
目の前に、ル・ブルジェ航空宇宙博物館はある。

ル・ブルジェ空港の一部が博物館になっている。

正面から。
空港の施設の一部なので、館内に入るのに手荷物検査、金属検査あり。
ホームページにも書いてあるが、一定以上のサイズの荷物は持ち込めない。
だから、空港からパリ市内に向かう途中や、その逆に、パリ市内から空港に向かう途中に、スーツケースを持って立ち寄ることはできない。
預かりもしてもらえない。

ル ブルジェ航空宇宙博物館 博物館・美術館・ギャラリー

航空博物館だけあって、ライト兄弟の銅像がある。
ほかにも、大西洋無着陸横断をしたリンドバーグの飛行機のレプリカもあった。

館内はほどほどに、外に出ると、目の前に、A380。
めちゃめちゃでかい。

飛行機にこんなに近づける。

A380のエンジンの近くにも近づける。

A380のタイヤにも近づける。

タラップがかかっているけど、残念ながら、中は見れなかった。

なかなか、飛行機を正面から撮る機会はない。

いよいよ別棟。
コンコルド1機が展示されていると思ったら、プロトタイプも含めて2機展示されていた。

風の抵抗を減らすため、本当に小さい。

コンコルドのコックピットも遠くから見えた。

このシート。アイラ島へ渡った、ATR42と大差ない。
これで、ロンドン－ニューヨークが、定価で往復200万円だったとのこと。
空港には専用のラウンジがあったとか。

たぶん自分と同じ世代ならわかってくれると思うけど、子供の頃の世界最速の乗り物は、マッハ2で飛ぶコンコルドだった。

そのコンコルドが目の前にあるなんて…

コンコルドの先っちょ。

再び外へ。
今度はボーイング747（ジャンボジェット）を見る。

自分が初めて乗った飛行機はジャンボだった！

B747のエンジンを間近に見る！

B747のコックピットも見えた。

ジャンボの一部は、骨組みになっていて、構造が見えるようになっていた。

ジャンボの室内。
どこか、懐かしい。

こんな感じで、いっぱい飛行機が並んでいる。
時間がいくらあっても足りない感じがする。

とにかく、充実した博物館だった。

ル・ブルジェから、CDGへの帰りは、道路の反対側のバス停から、350系統に乗る。
バス停には、あと何分で来るのかの目安が出ている。

ベンツのシターロがやってきた。

350系統は、CDG空港～Porte de la Chapelle駅の間を走っている。
Porte de la Chapelleは、メトロ12号線の駅。

夕方5時半過ぎ。車内は空いている。
会社勤めの人は、何時に仕事が終わるのだろうか？

これも、自分と同じ世代ならわかってくれると思うけど、子供の頃の世界最速の鉄道は、TGVだった。
その当時、新幹線　ひかりは時速210km、TGVは時速260kmだった。　年齢がバレちゃう…。

はやぶさ＋こまちのように連結しているなんて！

空港に戻ってきて、コンビニへ。
おにぎりが4.95ユーロ！！　850円。
日本だったら、5個は買える。

旅行最後の夜、食事は空港駅で買った食べ物にした。

オーダー用の端末で、プレッツェルを頼んだら品切れで、好きなパンを選べと言われたので、一番高そうな、チーズハムサンドをもらった。

ホテルモクシーの朝食。
品数は少ない。

パンの本場フランスだけあって、パンの数は充実。
そして、美味しい。

モクシー パリ シャルル ド ゴール エアポート ホテル

荷物をホテルに預かってもらって、CDG VALで出発。
治安が悪いと言われている、RBR-B線に乗るので、確実に座れる、T2まで行ってから乗車した。
結果として、T1から乗っても、余裕で座れる感じだった。
パリ北駅に近くでは、ラッシュ時間なので混雑していた。ただ、朝の山手線のような混雑ではない。
出発時間は、いい加減だった。

Saint-Michel - Notre-Dame (サン・ミシェル＝ノートルダム)駅で、RBR-C線に乗り換え。

似たような行き先が複数あるので、確実に乗り換えたい。Versailles Château Rive Gauche(ヴェルサイユ＝シャトー)行きに乗ると、ヴェルサイユ宮殿の最寄り行きに行ける。

サン ミシェル駅 駅

ベルサイユ宮殿の最寄り駅。
ここからは、5分程度歩けば、宮殿に行ける。

この電車は、総2階建て。

ヴェルサイユ リヴ ゴーシュ駅 駅

日本の城よりも、はるかにでかい規模。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

wikipediaによると、
ヴェルサイユ宮殿　1070ha
明治神宮＋神宮外苑　131ha
皇居＋皇居外苑　230ha

昔の人って、自分の肖像画を描かせる。よっぽど自分が好きなんだろうな～

金持ちに国家予算を流し続けた結果、一般的な国民の不満が高まって、フランス革命が起きた。
自分たちは豊かになれず、金持ちだけが豊かになる。それで、こんなデカい建物作るんだから、そりゃ怒ると思う。

庭に降りるのは別料金。10ユーロ。
はるか先にあるマリー・アントワネットの家はさらに別料金だけど、この規模を考えたら、妥当な金額だと思う。
時間がなくて、マリー・アントワネットの家には行けなかった。
全部見て回るには、1日あっても足りないと思う。

宮殿を見た後は、駅のそばのマクドナルドへ。ツーリストインフォメーションの隣にある。
なんと、オーダーマシンが日本語に対応している。若干、日本語が怪しいのは気にしないこと！

セットにはビールが付けられる。Mサイズのセットだと250ml、Lサイズのセットだと330mlのハイネケンが付く！
ポテトは再利用可能なプラスチックの容器、ビッグマックは包み紙で提供される。

パティとバンズが1列に積み上がった丁寧に作られたビッグマック。
世界有数の出来だと思う。
イギリス同様、単品1000円、セット1700円。

ヴェルサイユ宮殿から、エッフェル塔までは、RBR-C線で1本。
高さは330mで、東京タワーとおなじくらい。

エッフェル姉さんと同じ、バカな写真を撮った。

あの議員さんたちは、往復300万円のファーストクラス＋1泊10万円のホテルに泊まったらしいが、今回の私たちの旅行は、2人で総額70万円いってない。

エッフェル塔 建造物

エッフェル塔から凱旋門までは徒歩でも行けるが、30系統のバスに乗ればすぐ。
パリのバスは乗りやすいが、PARIS VISITE(パリビジット)の磁気は弱いので注意。
見せれば乗せてくれた。

エトワール・凱旋門。
ロータリーになっているけど、ここには、12本の道から流出入する。

ラウンドアバウト（環状交差点）を見たことも使ったこともない日本人。見ていても、よく事故が起きないなと感心する。

凱旋門 建造物

地下鉄でコンコルドまで行った。
地上に上ったところ、コンコルド広場の向かいに、F1レースの主催者のFIAの旗の建物があった。

着々とパリオリンピックの準備が進む、コンコルド広場。

ルイ16世やマリー・アントワネットが斬首された、コンコルド広場。
コンコルドは、調和という意味だそう。

コンコルドに始まり、コンコルドに終わるパリの小旅行は、これで終わるはずだった…。

コンコルド広場 広場・公園

コンコルド広場から、シャルル・ド・ゴール空港へ向かうロワシーバスのバス停の間に、カルフールのお店を見つけておいた。
ここでは、お土産用のボンヌママンのマドレーヌを調達。1個単価にすると、空港の半額で買える。

バス乗り場の近くなので、オペラ座も撮っておいた。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー

いよいよパリともお別れで、ロワシーバスで、シャルル・ド・ゴール空港へ向かおうとすると、事前に調べておいた、ネスプレッソ前のバス停で声をかけられた。

最初、スリとかが狙ってるのかと思ったら違って、バス停の位置が変更になっているとのことだった。
オペラ座のロータリーを半分回ったところに、バスは止まっていた。

下の写真の位置情報の位置が、2024年5月現在のロワシーバスのシャルル・ド・ゴール空港行きのバス停。恒久的なのか、パリオリンピックに伴って一時的なのかは不明。

バスに乗ると、いきなり渋滞。
RBR-B線は治安が悪いとのことで、どのガイドマップも、市内とCDG空港のアクセスは、このバスかタクシーを使うのが良いとされているが、出鼻をくじかれた。
結局、第一ターミナルまで、1時間弱だった。

ロワシーバスは、コンタクトレス決済に対応した　VISA、マスターカードが使用できた。
1枚のカードで3名分まで支払い可能。　黄色い手すりに着いている、緑色の機械にタッチする。

フェンスの向こうに、コンコルド見える？
なんと、CDG空港の、1ターミナル。ロワシーバスで空港に入る直前にも、保存されている、コンコルドが見えた！
まさか、見れるとは思っていなかったから、嬉しい。

ル・ブルジェと併せて、保存されている18機中3機見た！

CDG空港のラウンジでシャワーを浴びてすっきりする。

グレンマレイ12年。フルーティーで甘くて美味しかった。
調子に乗って、飲み過ぎたら、飛行機の中で大変なことになった。

帰りの飛行機でトラブル発生！？
着陸前の機内食、嫁さんの焼きそばの具がない！！
フランスで搭載した機内食のよう。

本来なら、こんな感じだった。

この旅　7つ目の飛行機は、中国国際航空のB777だった。

エアチャイナに乗る客はマナーもよく、CAさんもこまめに掃除してくれているためか、着陸前でも、トイレがすごくきれい。もちろん機内もきれい。

今回の旅行では、O2と3のプリペイドSIMを利用した。
イギリスの会社のSIMだけど、どちらもフランスで問題なく使えたし、4Gでつながった。

パリではPARIS VISITE(パリビジット)の2日券を使用した。

以前のものとデザインが少し変わっているようで、
Carte No：苗字
jours du：使用開始日　DD/MM/YY
au：終了日　DD/MM
で、記入するとのこと。

磁気が弱いと口コミにあったが、嫁さんの券は、2日目のエッフェル塔以降、バスでは反応しなくなった。地下鉄は大丈夫だった。

パリの自販機。
AMEXは使えないが、JCBは使える。

パリ全域にいえるけど、お店でもAMEXはまったく使えない。ATMでキャッシングもできなかった。JCBはたまに使える店がある。

シャルル・ド・ゴールのATMについて…。
利用手数料が500円程度かかると表示された。
クレジットカードでのキャッシングでのATM手数料は、利息制限法の「みなし利息」が適用されて、手数料はクレジットカード会社持ちとなる。
（推測だけど、海外で現金が下ろせるタイプの預金口座だと、お金を借りるのではないので、手数料を取られると思う。）
仮に、100ユーロをキャッシング一括払いの最長となる60日借りた場合、利息は600円くらい。繰り上げ返済すれば、さらに安くなる。
預金口座かクレジットカードかは、金額と借りる期間で使い分けるといい。