10年ぶり台湾、最終日は故宮博物館、肉形石をアイコンにしよう

2024/04/20 - 2024/04/20

最終日は故宮博物館で芸術鑑賞。
ツアーで来ると見所だけ解説してくれるのは本当に有り難いが、今回再訪してこんなに広かったのかと再認識した。
1日ではとても回り切れない、それに入場料も外国人はとても高い。
伝統的お宝ばかりだと思っていたが、ハイテクを取り入れた展示の数々、中華圏の発展は目覚ましい。
目もくらむ至高の芸術品の数々をもってして、故宮博物館の未来は輝きに満ちている。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機

最終日は故宮博物館へ、前回はツアーでガイドさんにくっついて、翡翠の白菜や肉形石などを見ましたが、そもそもそこしか記憶にありません。
士林駅に降り立ちました。
駅前には大きな絵画、さすが故宮博物館おひざ元の駅です。

士林駅 駅

故宮博物館の宣伝が一杯、これは白菜のゆるキャラなのでしょう。

駅からバスに乗りますが、複数のバスが出ています。
故宮博物館の真ん前迄行くもの、ちょっと離れたところで下車するもの、色々ありますが、人の流れについていけばバス停まで行けます。

故宮博物館専門バス停、ここで次に来るバスに乗ろう。

全体が見える場所に停車しました。
門も入れて全景を記念撮影します。

今日も暑いので入り口まで遠いなあ～これが中華4000年の至高の芸術品を有する故宮博物館です。

階段を登って中に入るとチケットブースにて入場券を購入。
ネットで購入しようと検索したら台湾人向けしか出てきませんでした。
居住者は700円位、我々外国人は350台湾ドル(1750円くらい)
まあ日本の美術館ももっと高いところいっぱいあるからね。

国立故宮博物院 博物館・美術館・ギャラリー

日曜ですが、午前中なのでチケットはすんなり買えました。
宝塚みたいな赤絨毯の階段を登って上階へ、とりあえず上から有名どころを見て下りてきましょう。

先ずは故宮博物館至宝の翡翠白菜。３Fの302号室にて公開中です。
光緒帝の妃の1人、瑾妃の嫁入り道具の1つです。
瑾妃の妹は有名な珍妃、姉妹で光緒帝の側室でした。

1つの翡翠から彫られた白菜。
緑から白のグラデーションを見て、白菜を彫ろうと思うあたりの発想が凄いですね。
白菜にはめでたい兆しや清廉潔白という意味もあるそうです。
緑の部分にはキリギリスやバッタが乗っています。

朝なのでそれなりに空いていましたが、日本のツアーが来たり、こういった宗教関係のツアー集団が来たりで、常に人が絶えません。

肉形石、これはカツサンドで罰金を払った娘のアイコンにしたい(笑)
天然石の瑪瑙（めのう）で作られています。
清の第5代皇帝（雍正帝ようせいてい）の寝宮にあったそうですが、豚の角煮のプルプルとしたゼラチン質までよく表現されています。

思ったより小さく、ピントも合わせ辛いです。
プラスチックやゴムで量産されているミニチュアでも大差ないものが作れそうですが、最初に造ろうとした発想が凄いですね。

ここからは鑑賞タイム、全てがお宝過ぎて写真を撮る手が止まりません。
象牙を彫った物、陶器の彩色、西洋と違う東洋の精密さ、職人の技術の高さが光ります。

彫象牙透花人物套球、あまりの凄さにスマホカメラが耐えられずボケてます。
1本の象牙から24層に掘り出した作品、全く継ぎ目がないそうで製法が謎です。
その迫力に目が釘付け、レプリカが欲しいけれど高いんだろうなあ…

翠玉白菜、肉形石と共に故宮三宝と称されるお宝、毛公鼎。
小ぶりですが器の内側には約500文字の金文が刻まれています。
均斉の取れたフォルム、美しいです。

他にも特に陶器スペースに素晴らしい作品が多く、じっくり見ていると時間がいくらあっても足りません。
座るところもチョコチョコあって、さすが世界4大博物館の１つです。

お土産屋さんも見ていきます、2Fにあるギフトショップ。
円安の影響でとても高いです。
娘が見だすと時間が掛かるので、ツアーじゃ行けないです。

国立故宮博物院 ギフトショップ (本館2階) お土産店

この屏風、分かりづらいけれど全て翡翠です。

伝統的美術品展示が続きましたが、デジタルを取り入れた展示方法もあります。
ここは時間がないといく事もないオリエンテーションギャラリー、消え去ったオリジナルを色付きの映像で立体化していきます。

肉形石を巨大化して細部までじっくり見せていきます。
肉形石の層状の質感まで細密に表現しています。

清朝の宮廷の宝物を万華鏡を使用して拡大、中に入ったような映像が展開されます。

鏡映し、拡大する事によって魅惑的な空間を作り出しています。

3Dモデルを作成して様々な角度から翠玉白菜を鑑賞していきます。
この映像は博物館に行かなくても映像で世界中の人々に、共有されることにもなります。
開かれた故宮博物館、こういう面白い展覧エリアもあるのを広く発信していきます。

地下１Fの大きなギフトショップ、ここも商品が多すぎて選べませんが高めです。

国立故宮博物院 ギフトショップ (本館地下１階) お土産店

出口出たところ直ぐには士林駅まで行くバス停、こうして時刻表も掲示されています。
でも時間のない人はホテルや駅から、タクシーに乗っても全然安いと思います。

お土産は悩んできりがない、バスが来たので乗りましょう。
午前中いっぱい居ましたが、故宮博物館まだまだ見きれないのよねえ。

混んでいましたが、士林駅まで10数分。
バスの中からここはどこだろうねと話していると、台湾の若い人がわざわざ説明してくれた、本当に親切だなあ…

士林駅 駅

昼食を食べて空港に行かないと…ホテルの近くで気になっていた餃子屋さんに行ってみる。『倪記鍋貼』グーグルマップにはしっかり載っている。
鍋貼とは焼き餃子の事、日本だと焼き餃子が主流ですものね。

愛想のいい、店主らしきおじさん。
忙しそうに餃子を焼いています。
並んでいるけれどすぐに入れました。

胡椒餅と焼き餃子、似たようなものを頼んでしまった。
ポタージュスープみたいなものがあり、興味を持ったがキビ粥でした。
今日も暑くて汗だくなので止めましたが、食べたかった。
これも凄く美味しかった～胡椒餅もほのかに八角が香るもそれが、アクセントになって癖になる。これで100台湾ドル(500円)、食べ物合うから台湾何回も来たい！

コスモスホテルで荷物を引き取り空港に向かいます。
お世話になりました、フロントの方々、罰金の納付では本当に親身になってくれてありがとうございました。
日本的ホスピタリティでウェルカムドリンクや、ぬいぐるみ分までペットボトルも下さって恐縮しています。

コスモス ホテル 台北 ホテル

MRTも日本並みにエレベーター、エスカレーター完備で使いやすかったです。

空港に着くとセブンイレブンで台湾ドル消費、八角入りのおでんも食べる機会がなかった。悠遊カードも色んな種類があって欲しくなりました。

セブンイレブン (松山空港店) スーパー・コンビニ

お土産も充実していますが空港価格で高いので、安く買いたい方は市内で買いましょう。

台北松山空港 (TSA) 空港

保安検査場を抜けてもお土産物屋さんはありますが、更に空港価格です。

夕方出発、夜には羽田に着く手軽な旅行先、人は優しいし食べ物は美味しい…台湾好きの方が多いの分かります。
10年前に来た際に又、すぐ再訪と思っていたのに、こんなに久しぶりになるとは…
機内食、似ていますがポーク系とチキン系、どっちもまあまあでした。

お土産番外編、無印のお菓子色々、ポップコーンを数種買いましたが、どれもさっぱりして後引く美味しさです。
ウーロン茶ゴーフルなどもお茶のいい香りで、この美味しさを日本人なら堪能できるでしょう。

パイナップルケーキやマンゴーやライチゼリーはバラマキ土産。
台湾のインスタントラーメン、どうやら混ぜ麺のようです。

お茶も買ってきましたが、最近は物欲ないのかほとんど消えものです。
どれも美味しいです、台湾の食べ物は買った物全て好みです。

台湾のニベア、雪芙蘭、匂いや質感はニベアそっくりで、ニベアの容器に入っていたら違いが分からないでしょう。

子供用チャイナ服、孫が着てくれた。
バババカだから、只々カワイイです。

花文字、女性だからか凄く細かく書いてくれました。

マグネットやメモ帳、ランタンの置物、白菜と肉形石の置物は戒めとして娘のデスクに置かれています(笑)

ハプニングでかなりの出費でしたが、海外旅行中は気を緩めるなという教訓だったと肝に銘じて次の旅行に備えます。
近くて暖かくて人も優しい台湾、是非また出かけたい、次はいつ行けるのでしょう。
最終日の歩数は14534歩、次は5月に又も、京都旅行に出掛けましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

エバー航空
往路　4月18日　BR189便　10時50分～13時30分
復路　4月21日　BR190便 　16時20分～20時20分
マイル特典航空券　諸経費　24500円
ホテル コスモスホテル台北　3泊13389台湾ドル　税金等1339台湾ドル