2023/11/23 - 2023/11/26
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masa8982さん
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2024年の11月に滋賀、岐阜、愛知の紅葉名所を回ってきました。
元々はコロナで拝観を停止していた湖北の紅葉名所である鶏足寺の拝観が再開されたとのことで、そちらが目当てで計画を立てました。
ちょうど過去にも訪ねたことのある東近江市の瓦屋禅寺が50年ぶりに特別大開帳を開催しており、ならばと近隣の紅葉が有名で行ったことの無い場所も訪ねようと思い立ち、回ってきました。
滋賀近隣で紅葉が有名なのは当然京都ですが、京都は過去に何度も紅葉を見に行っているので、反対側の岐阜と愛知を巡ってきました。
上手いことに天候にも恵まれ、雲海や四季桜と紅葉のコラボレーションも堪能できました。
旅程は以下の通りです。
0日目:自宅から新幹線で名古屋へ
1日目:名古屋から長浜、東近江と回って岐阜へ
2日目:岐阜から郡上八幡、犬山と回って羽島へ
3日目:羽島から豊田市の小原地区を回ってから自宅へ
この旅行記は2日目の犬山を回った際の記録になります。
よろしければご覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 自転車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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板取のモネの池から、長躯して犬山に辿り着きました。
犬山といえば国宝の犬山城だろうということで、早速向かいました。
ご存知の通り、犬山城は現存十二天守の内の一つです。
天正年間に織田信康によって築城され、江戸期を通して成瀬氏が居城とし、維新の際にも運良く天守は破却されませんでした。
犬山城は木曽川沿いの小高い丘の上に立っているので、駐車場や名鉄の犬山駅や犬山遊園駅からは結構な坂道を上っていくことになります。国宝犬山城 名所・史跡
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犬山城の登城道です。
石垣と紅葉の組み合わせが良い感じでした。
犬山城はかなり観光地化が進んでいて、恐らく二の丸や三の丸だった場所には幾つかの神社が建てられています。
石垣などは流石に当時のままだと思いますが。
訪問日は土曜日でしたが、写真の通りそこまで人はおらず、50分の待ち時間もサバを読んでいるのかな?、と思っていました。国宝犬山城 名所・史跡
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恐らく再建されたのであろう大手門です。
こちらでも混雑しているようには見えませんでした。国宝犬山城 名所・史跡
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犬山城の天守です。
ここまで来て、ようやく50分待ちの意味が判りました。
写真だと判りにくいですが、天守に入るための行列が庭園にまで続いていました。
人出もかなり多くてごった返しており、落ち着いて紅葉の写真を撮るのも難しい状態でした。
流石に50分も待っていられませんし、また来る機会もあるだろうということで、早々に退散しました。国宝犬山城 名所・史跡
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犬山城を退散し、直ぐ近くの有楽苑にやってきました。
有楽苑には国宝の茶室である如庵が移築されています。
如庵は、織田信長公の弟である織田有楽斎が京都建仁寺で隠棲した際に建てたものです。
こちらには有楽斎が建仁寺で隠棲する際に建てた、正伝院の書院も移築されています。
有楽苑は犬山城の隣にあるホテルインディゴの敷地内にあります。
なので、有楽苑に行く場合はホテルの敷地を通っていく必要がありますが、ホテルにチェックインする必要は無く、普通に敷地を通り抜けて行けます。
ホテルインディゴの看板と共に有楽苑の看板が立っていますし、順路案内もあるので迷うことは無いと思います。
因みに、googleマップの航空写真を見るとホテルインディゴの東側に駐車場がありますが、こちらからも行けます。
駐輪場もあるので自転車の方はそちらから行かれると良いでしょう。有楽苑 名所・史跡
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有楽苑に入ったところの紅葉です。
ここだけでなく、有楽苑一体が紅葉に彩られていました。
有楽苑が紅葉名所という認識はなく、犬山城と共に国宝ということで見学に来たのですが、良い意味で裏切られました。有楽苑 名所・史跡
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こちらも有楽園内の景色です。
紅葉一辺倒ではなく、赤と黄色、緑が良い感じで組み合わされていて、非常に絵になります。有楽苑 名所・史跡
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有楽苑にある岩栖門です。
室町時代に京都の武家屋敷の唐門として建てられたものと伝えられています。有楽苑 名所・史跡
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岩栖門をくぐったところの景色です。
ちょうど、正伝院と元庵の裏手になります。有楽苑 名所・史跡
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正伝院の庭です。
岩栖門から入ると、正伝院の脇道を抜けて、含翠門から庭園に出るような順路になります。
こちらはその脇道から正伝院の庭を見たところです。
少し判りにくいかも知れませんが、萱門も見えます。有楽苑 名所・史跡
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こちらが含翠門です。
三井家の大磯別邸にあったものだそうですが、どのような由来でこちらに移築されたかは不明だそうです。
パンフレットによれば、逆側から門内を見ると門が額縁のようになり見応えがあるそうです。
見学の際にはパンフレットは広げていなかったので、全然気づきませんでした…
有楽苑は特に順路が決められているわけでは無いので自由に散策できますが、その代わりに鑑賞スポットは自分で見つけないといけません。
まぁ、定番を見逃しても自分だけのスポットを見つけることが出来るかも知れませんし、良し悪しですね。有楽苑 名所・史跡
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こちらは庭園の枯山水です。
手前の紅葉が奥の枯山水を引き立てていますね。有楽苑 名所・史跡
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こちらは嘯月台です。
石がベンチのようになっており、そちらに腰掛けて月を見て詩を吟ずるような場所でしょうか。
「嘯月」とは月に向かって虎が吠える様を表す「月に嘯く虎」という言葉からきているようです。
淮南子には「虎嘯」という言葉があり、そちらは英雄、豪傑が世に出て活躍する、という意味だそうです。
織田有楽斎は茶人としては大成しましたが、武将としては兄と違ってパッとしませんでしたから、憧れが有ったのかも知れませんね。有楽苑 名所・史跡
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こちらは弘庵です。
有楽苑に新築された茶室で、有楽苑での茶会はこちらで催されているようです。有楽苑 名所・史跡
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弘庵の窓に紅葉が映えて、中々面白い景色を生み出していました。
有楽苑 名所・史跡
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正伝院の萱門まで戻ってきました。
こちらも三井家の大磯別邸にあったもののようです。
こちらを潜ると正伝院の庭に出られます。
門自体も味がありますが、客が頭を下げて潜るように意図的に低くしてあるそうです。有楽苑 名所・史跡
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正伝院です。
外見はあまり特徴がありませんが、内部には長谷川等伯や狩野山雪などの襖絵が残されています。有楽苑 名所・史跡
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正伝院の内部です。
左側に襖絵が見えます。
あと、写真の手前側を見ると、炉が切られています。
茶室としても利用できるようにしていたのかもしれません。有楽苑 グルメ・レストラン
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こちらが国宝の如庵です。
外見しか見学できず、内部を伺うことはできません。
ですから当然、内部の写真撮影もできません。
私の感性の問題だと思いますが、残念ながら外見からは国宝に値するものなのか判りませんでした。有楽苑 名所・史跡
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こちらは元庵です。
こちらも有楽斎ゆかりの茶室で、有楽斎が大阪の天満に建てたものだそうです。
ただ、如庵とは違って当時のものではなく、あくまで再現されたものです。
なので、内部も見学できます。有楽苑 名所・史跡
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元庵の内部です。
趣はありますが、間仕切りが特殊なので実際に使うと不便かな、とも思いました。
これで有楽苑は一通り見学したので、犬山最後の目的地である犬山寂光院に向かいました。有楽苑 名所・史跡
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寂光院の駐車場です。
京都大原に同名の寺院がありますが、こちらは飛鳥時代に建立された由緒ある寺院です。
寂光院は名鉄を挟んで犬山城の反対側に建立されています。
「尾張のもみじ寺」とも称される紅葉の名所で、紅葉時期は大混雑します。
私もこちらは紅葉の名所と認識していたので、紅葉を見る為に訪ねました。
駐車場はどこも満杯で、こちらと河川敷の駐車場が空いていたので、紅葉に誘われてこちらに停め、歩いて行きました。
なお、私は奥に見える坂道を上っていったのですが、そちら経由ですと結構な坂道の上り下りが発生します。
川沿いに県道185号を真っ直ぐ東に進むと寂光院の一之門があり、そちらからも上り坂ではありますが、よほど短時間で参道入口まで辿り着けます。
県道185号は歩道が無いので注意が必要ですが、時間を短縮したい場合はそちらのルートをおすすめします。寂光院 寺・神社・教会
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犬山国際ユースホステルを越え、坂道を下ったあたりの光景です。
ちょうど土曜日だったこともあり、大渋滞していました。
土日に訪問されるなら、列車と徒歩で行かれることをおすすめします。寂光院 寺・神社・教会
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寂光院の総門です。
車はこちらから入って、少し上った先の駐車場に停めるようになっています。
皆さんそちらを目掛けていて大渋滞していたようです。
あ、紅葉は綺麗でしたよ。寂光院 寺・神社・教会
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こちらは歩行者用の階段参道です。
総門からも歩いて行けるのでどちらから行くか迷ったのですが、係員の方に訊いたところ総門からの道の方が紅葉が綺麗に見える、とのことでしたので、総門から進みました。寂光院 寺・神社・教会
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駐車場から山麓広場へ続く観音坂です。
道は緩やかで歩きやすかったです。寂光院 寺・神社・教会
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観音坂の途中のお地蔵様です。
家族連れでほっこりします。寂光院 寺・神社・教会
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山麓広場が見えてきました。
階段参道を上ってきてもこちらに着くようです。寂光院 寺・神社・教会
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寂光院の本堂へは山麓広場から320段の階段を上っていく必要があります。
当然、疲れるから階段を上りたくないとか、身体的な事情で上れない、という方も居られるわけで、そのような方たちの為に山麓広場から本堂隣の随求堂裏手までを繋ぐスロープカーが設置されています。
ただ、このスロープカーは定員が6名で、単純往復しているだけですから、紅葉の時期のような繁茂期には乗るだけでエラく待たされます。
写真だと判りにくいかも知れませんが、私が訪ねた際も物凄い行列ができていました。
紅葉は綺麗でしたから、スロープカーから眺める紅葉の景色も良い物だったかもしれませんが、流石に待っていられなかったので階段を上りました。寂光院 寺・神社・教会
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階段途中の景色です。
階段は綺麗に整備されていて別にキツくありませんし、足元が悪い訳でもありません。
健常な方なら普通に上って来られると思います。
少なくとも、前日に上った瓦屋禅寺の参道石段に比べればなんてことはありません。
スロープカーからの景色が見たいとか、スロープカーで無いと上れない、というのでなければ階段を上がっていかれることをおすすめします。寂光院 寺・神社・教会
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そろそろ終点です。
右側に見えるのは随求堂です。寂光院 寺・神社・教会
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本堂境内の景色です。
素晴らしい紅葉が出迎えてくれます。寂光院 寺・神社・教会
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こちらも本堂境内の景色です。
もみじ寺と呼ばれるだけあって、紅葉に彩られた素晴らしい景観が楽しめます。寂光院 寺・神社・教会
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寂光院の本堂です。
紅葉にフォーカスが当ってしまっていて、少しピントが甘くなっています。寂光院 寺・神社・教会
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こちらは随求堂です。
本堂とは渡り廊下でつながっています。
随求堂には西国三十三観音が鎮座されており、天井には様々な天井画が描かれています。
また、回廊が設えられており、そちらを一周することもできます。
普段から内部が公開されているかは判りませんが、私が訪問した日はちょうど5日縁日に当っていたようで内部が公開されており、じっくりと観音様や天井画を拝観できました。寂光院 寺・神社・教会
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イチオシ
本堂からみた景色です。
虹梁と向拝柱、境内の樹が額縁を作り、その中に美しい紅葉が収まっています。
寂光院でみた景色の中でも、一番美しいと思える景色でした。
流石に参拝される方の邪魔になるので長時間は眺めていられませんでしたが、そうで無ければずっと眺めていたかったですね。寂光院 寺・神社・教会
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本堂から石段を上ったところにある馬鳴堂です。
こちらも紅葉が綺麗でした。
ただ、お堂の前の愛の錫杖とか、由来が良く判りませんでした。
馬鳴堂は動物愛護とかペット供養のお堂なので、縁結びとかは関係無い筈なんですが。寂光院 寺・神社・教会
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再度本堂前に戻り、紅葉をアップで。
今回の旅行で紅葉をアップで撮ったのは初めてかな。
これで犬山で見たいと思っていた名所は全て回ったので、宿泊先の岐阜羽島に向かいました。寂光院 寺・神社・教会
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この日は岐阜羽島まで戻って、ホテルLCぎふ羽島さんに宿泊しました。
犬山からはかなり離れていますが、紅葉時期ということもあり、手軽な料金で泊まれるところを探したらこちらになりました。
岐阜羽島駅からも近く、駅前に行けばコンビニもありましたし、立地は良かったです。
少し離れますが、岐阜羽島IC近くにはコストコやバローといった大型スーパーもあったので、車で行かれた場合はそちらまで簡単に買い物に行けると思います。
実際に、私はコストコまで買い出しに行きました。
フロントの方も感じが良く、駐車場の場所やコンビニの位置なども丁寧に教えて頂けました。ホテルLCぎふ羽島 宿・ホテル
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シングルルームに宿泊しました。
設備やアメニティは一般的なビジネスホテルのもので、必要十分でした。ホテルLCぎふ羽島 宿・ホテル
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