ジェフリー バワ三昧のスリランカ旅 4/5 - ダンブラ編 -

2024/03/21 - 2024/03/22

憧れの建築家ジェフリーバワの故郷スリランカ。
インフィニティプールを始めてホテルに取り入れたなどとも言われ、自然との融合をテーマに素晴らしい建築をいくつも手掛けてきた世界的な建築家。

故郷であるスリランカには、彼が設計を手掛けたホテルがいくつもあり、それを巡る旅行をしたいなあと思っていたのに、コロナ禍発生。更にスリランカがデフォルトなどで、しばらくは無理かなー。。。と思っていたら、なんとバワ建築ホテルにフォーカスしたツアーを発見！

世界遺産のシギリヤロックなど4カ所の訪問もあり！とまさに思い描いていた内容。
これは絶対に行くしかない！の決意のもとに、仕事の調整をして参加！

フライト遅延などの若干のトラブルはありましたが、全体的には想像通り、いや想像以上で満足度は非常に高い旅行となりました。

宿泊したホテルの紹介がめっちゃ多い旅行記となりますが、バワ好きの方には興味頂ける内容かと思いますので、ぜひご覧ください。

盛りだくさんなので、五編に分けてのご紹介で
第一編）ネゴンボ/コロンボ編 (宿泊ホテルはJetwing Lagoon)
第二編）ガル(世界遺産)編 (宿泊ホテルはJetwing Lighthouse)
第三編）東海岸南部編、(宿泊ホテルはThe Blue Water)
第四編）ダンブラ(世界遺産)編 (宿泊ホテルはHeritance Kandarama)
第五編）シギリヤ(世界遺産)＆ポロンナルワ(世界遺産)編 (宿泊ホテルはHeritance Kandarama)

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第四篇は、東海岸から内陸に大きく移動する日 (Day5)。
バスでの移動時間が長くなりましたが、世界遺産のダンブラ石窟寺院に！
そして宿泊はバワの名を一躍世界に広めた傑作のヘリタンズ カンダラマに。
森と一体化したホテルは、一度見たら忘れられない強烈な印象が残りました。

エリア ダンブラ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: スリランカ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

四泊目の「ザ ブルー ウォーター」を出発し、スリランカの内陸部への移動日。
風もなく素晴らしい青空なので、もう少しホテルのプールでリラックスもしたいところですが、結構な距離の移動となるため早めのチェックアウトです。。。。

目指すは世界遺産にも指定されているダンブラ石窟寺院。

ザ ブルー ウォーター ジェフリー バワ ヘリテージ リゾート ホテル ホテル

途中のカフェでランチ。なかなかこ洒落たカフェでした。
スリランカらしいかと言うとそうではないですが、安心して食事できる店を選定しているのは、さすがJTBさんですね(笑)。

カフェ アマキエ カフェ

洋食系でしたが、結構美味しかったです。
特にデザートは、プリンのような食感でしたが上品な甘さで良かったです。

ランチ時間含みですが、約5時間の移動と結構かかりましたが、やっと「ダンブラ石窟寺院」に到着。
石窟寺院への道は険しくはありませんが、やや登り坂。。。。

幸いにも距離は短めだったので、それほど大変ではありませんでした。
石窟寺院前には猿がたくさん。
我々一行は平気でしたが、ここでサングラスや帽子を取られる方が多いとのこと。油断禁物です。

寺院手前の岩に少し上るだけでもかなり視界が広がります。

石窟寺院は山の中腹にあり、見晴らしがよかったです。
ジャングル感満載の景色が見られました。

石窟寺院の入口。
ここからは"土足厳禁”なので、基本裸足(靴下は可)で入ります。

- 余計なおせっかい情報 -
最初から注意事項で説明されていたのですが、私は寺院屋内が土足禁止だと思っていたのですが、実際は"寺院敷地内"が土足禁止なので、裸足で未舗装の道路歩くことになります。
靴下はOKなのですが、お勧めはマリン(ビーチ)ソックスです。

ダンブッラ石窟寺院 史跡・遺跡

巨大な岩に張り付けるように寺院が建てられていて、その岩を掘った洞窟内に数多くの仏像が祀られています。全部で5窟 (5室) あります。

まずは第1窟「Deva Raja Vihara（デーワラージャヴィハーラ）」。
こちらは部屋自体は広くありませんが、その部屋いっぱいの大きさ(15m)の横たわった仏像が祀られていました。

座像と立像の仏様も。なかなか色鮮やかですね。

各部屋は、このような廊下でつながっています。

第2窟 「Maha Raja Vihara（マハーラージャヴィハーラ）」
こちらは5窟の中でも最大規模で、幅約52メートル、奥行き約25メートル、高さは入り口付近で約6メートルの洞窟です。

16体の釈迦の立像と40もの釈迦の座像、涅槃像が安置されており圧巻です。
ヴィシュヌ神などヒンドゥーの神も安置されています。

とても広いので、動画でその規模を感じてください。
https://youtu.be/NzkOXmzP8WM

第3窟「Maha Alut Vihara（マハーアルトゥヴィハーラ）」
”新しい偉大なる寺”という意味だそうで、比較的新しいそうです。

こちらも動画でどうぞ。
https://youtu.be/l2UULteX9PI

その後、第4窟、第5窟と見学 (参拝?)しましたが、規模間では第2と第3が圧倒的だったので、正直記憶にあまりない。。。こちらは確か第5窟にあった壁画です。

改めて石窟寺院を外から眺めるとこんな感じ。
巨大な岩山に張り付くように建てられていることがよくわかります。

同じ仏教国でも日本とは全く異なった雰囲気ですし、世界遺産に指定されているだけにその規模感には圧倒されました。

そして バワ設計ホテル宿泊 四件目になる「ヘリタンス カンダラマ (Heritance Kandarama)」に到着。
ジャングルの中を、(整地はされているけど)未舗装の道路15分ほどドライブしてホテルエントランスに。

自然の岩を活かしたエントランスです。

ヘリタンス カンダラマ ホテル

ホテルの内ロビーまでのアプローチでも岩が続きます。

広々としたロビーです。
バワの意向で、日中はできるだけライトではなく自然光のままでという方針を守っていますね。

そしてロビーからは、湖 (実際にはカンダラマ貯水池という人口湖)も見えます。

ロビーにあるフロントとホテル全体図。
全長は約1kmにもある大きなホテルです。

そしてロビーから外に出るとインフィニティプールがあり、湖と一体化しています。
プールサイドから振り返るとホテルロビーへ通じているテラスが見えます。

プールを別角度から。

そして湖の向こうに見えたのは、そうです「シギリヤロック」。
少し霞んでいますが、夕陽に照らされた姿がなんとも神々しい！

この構図は見たことある方も多いと思います！
ヘリタンス カンダラマが紹介される際に最も多く見かける構図です。
人工的な建物とジャングルが見事に一体化されている様子がよくわかりますよね！

こちらが ゲストルーム。
部屋は広いのですが、ベッドは意外と小さくて、シングルベッドが二台でした。

その分、部屋は広く使えましたけど(笑)。

備付けのマグカップは、スリランカのシンハラ語(文字)が印刷されているデザイン。
"かわいい"ので、女性には人気です。

また、バスルームはとても広かくて快適です。
窓辺にシャワールームが独立してあるのですが、カーテンはなしです。
ジャングル感あふれた建物で植物がカーテン替わりです。

夕食会場はかなり広く、雰囲気も素敵な空間です。
国会議事堂のシャンデリアにも通じるデザインのオブジェが飾られていたりと、バワデザインも感じられる空間です。

屋外にもライブキッチンコーナーがあり、炎での演出があったりと華やか雰囲気です。

料理の品揃えは素晴らしく、それまでにホテルと比べても多かった印象です。

前菜系だけでもお腹いっぱいになりそう。

味も素晴らしく、もっといろいろと食べたかったと思いましたが、若くはないので そんなには食べられず。。。。

夕食後にプールエリアを散策。ジャングルの中に浮かび上がるホテルが美しい！

ショートビデオもご覧ください。
https://youtu.be/toL_YAO_kT0

ちなみに夜は、ジャングルの中の野生動物が動き出し、一晩中いろいろな動物の鳴き声が聞こえてました。凄いホテルです。

翌朝。
明け方と夕方は動物たちも活発に動き回るようで、ベランダには猿がやってきました。
ちなみにベランダのガラスドアは、サルが部屋に入るのでロックが必須とのこと。ロックしないと簡単に開けて入ってきてしまうとのこと。

朝食はバッフェスタイル。
湖が見える朝食会場で、景色も食事も最高です。

朝食後にホテルツアー。いろいろと紹介頂きましたが数が多すぎるのでハイライトのみをご紹介。

階段の踊り場にあったバワが良く座って湖を眺めていたというデスクとイス。
そして彼が寛ぐときに座っていたソファ。

階段を上からと下から撮ってみました。

ジャングルの中のホテルというのを一番感じられたのが、こちらからの眺め。
ゲストだけだと立入禁止のエリアとの事ですが、ホテルツアーなので見学できました。凄いですねー。

ぜひ、ビデオでもご覧くださいませ！
https://youtu.be/Wq9TqqaF3Lo

ホテルの中でも見晴らしの良いテラスからの景色。
多少の雲はありますが、午前中は天気も良く湿気も少ないため見通しが良いですね。

こちらもぜひビデオで。
https://youtu.be/b21O6xIMwyY

最後はこのホテルのシンボルでもあるフクロウのオブジェとキングコブラのオブジェ。
ジャングルの中のホテルらしですよね。

いやー、しかし ホテルの紹介だけでも盛りだくさんになりました！
本当に素敵なホテルです。
ジャングルのど真ん中にあるので、個人ツアーだと辿り着くのがかなり大変なようですね。