⑥マダムの暮らすように旅する福岡　4日目の2 船小屋温泉ホテル樋口軒（ランチとお風呂）

2024/04/21 - 2024/04/21

　2024年4月18日（木）～23日（火）毎月恒例の福岡旅をしました。いつもなら成田発着のLCCを早くに予約するのですが、この頃、値上がりして、しかも遅れることが多く、減便になったリムジンバスへの乗り継ぎがうまくいかない・・・それで、羽田発のANAをセールの時に取りました。JALマイラーなのですが。名目は一応、父の祥月命日なので、墓参り。でも、いつも同様、友達や従妹、親戚と会い、食事や会話を楽しみました。そして、「湯楽名湯の旅」日帰りバス旅行で、ランチとお風呂と、牡丹園と藤の美しい花鑑賞。個人で日帰り温泉も。自分に優しく、ゆとりのある、美味しい、美しい、楽しい旅をしてきました。その旅行記です。主な行程は以下の通りです。①②③・・は旅行記の番号です。⑨までありますので、宜しければお目通しください。
1日目　4月18日（木）①自宅・・自宅最寄りのバス停＝リムジンバスにて羽田空港第2ターミナル　13：35発ANA255便　15：25福岡空港着ー②ソニックにて小倉　買い物　アーバンホテルかじまち3連泊
2日目　19日（金）③買い物　友達とランチ（於：おんどる）足立公園で藤見　お茶（於：桜亭）従妹とディナー（於：百菜旬）
3日目　20日（土）④行橋に墓参り　親戚宅訪問
4日目　21日（日）⑤日帰りバス旅行　小倉‐清水山牡丹園ー川の駅恋ボタルー⑥船小屋温泉ホテル樋口軒（ランチとお風呂）ー⑦中山の大藤ー高橋総本舗ー博多　アンカーホテル2連泊
5日目　22日（月）⑧ホテルーアマンディー博多駅周辺買い物
6日目　23日（火）⑨博多ー福岡空港　11：45発ANA250便　13：25羽田空港着ーリムジンバスにて自宅最寄りのバス停・・カイロ・・自宅

エリア 八女・筑後(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　2024年4月21日(日)旅行4日目の続き
　「恋ぼたる」から樋口軒まではすぐ。
　兜と、吊るし飾りが飾られてます。

船小屋温泉 ホテル樋口軒 宿・ホテル

　レストラン前の美しいお生花。花や葉の数は少ないですが、楚々と、凛としています。アンスリウムと菖蒲より細い何の葉かしら？女将さんが生けたそうで、流派は池坊だそうです。生のお花が生けられているのは、良いホテルというのが、私の価値基準。おまけに、売店がないという珍しいホテル。買い物したかったマダムにはその点不評でした。

　「レストラン蔵」で頂きます。詳しい献立表が各席に置かれていました。

　先付けの置いてあるお席で頂きます。1人参加7人が１テーブル。他の方はグループごとに１テーブル。

　前菜
　一．タルトに詰めた烏賊、新筍、わらびに山椒の葉をすりつぶし球味噌と合わせ　た木の芽味噌を塗って焼いた一品　タラの芽の天ぷらを添えて
　一．燻製にしたサーモンを綿糸で巻いた寿司
　一．豚肉が柔らかくなるように蒸しあげて赤味噌に付け込んだ西京漬け。クリー　　ムチーズや中国の湯葉と言われる千豆腐　クコの実をトッピング
　一．旬を迎えるそら豆を薄蜜仕立てにしました　前菜の最後に召し上がると次の料理と相性がいいです


　

　お茶とお水はセルフ。
　あちらに新緑の美しい木々が立ち並んでいます。ホテルのお庭かと、尋ねたら、川の向こうは公園だと。借景をうまく生かしてますね。

　造里
　ヒラマサ、ホタテ、有頭甘エビの三種盛り。
　食べて美味しい、見て美しい。食器も含めて。和食の良さですね。

　変わった形の入れ物です。洗いにくいもの、持って重いものは買わない合理主義なので、我が家にはこんな形のものはありません。中は焚き合わせ。

　多喜合
　浅利と蓮根を粗みじんにして道明寺を作りました、稲付筍と南京と隠元を添えて食材それぞれ煮方を変える調理方法をたきあわせといいます
　今年の初物筍。先ほどの川の駅で、食べたい、買いたかったものがここで食べられました。しかも穂先なので、柔らかく美味しかったです。

　替鉢
　脂の乗ったカラス鰈をポアレしてホワイトソースをベースに洋風のアレンジを加えたソースをかけています
　大きな器にちょっぴり入れて、目でも楽しませる工夫がありますね。洗い物が少なくて済むようにできるだけワンプレートで、レンジ可能な食器を使う庶民の私の家の食事とは、全く違います。

　焼物
　デミグラスソースのビーフグラタン
　熱いものはできるだけ熱いままでと、配慮して、一皿一皿運ばれて来ます。食事と食事の、この間が何とも手持ち無沙汰で困ります。見知らぬ人7人がけテーブルのすみっこのお席。始めは、当たり障りのない、会話に加わっていましたが、次第にそれが煩わしくなりました。旅の途中の我が身、どうせ他の方とは一期一会です。マナー違反かもしれませんが、さっさと食べては、スマホをいじってました。

　ご飯
　福岡県産米元気つくしの焼きおにぎり茶漬け
　香物
　山葵　塩昆布　自家製お漬物の盛り合わせ
　美味しいけれど、柔らかご飯は苦手です。焼きおにぎりはそのまま、すまし汁を添えての方がありがたいです。お腹の中では合体するけれど。

　甘味
　最後は苺プリンをどうぞ
　プラマンジュとの違いは分かりませんが、どれも美味しかったです。真っ先に食べ終え、お先にとご挨拶して、席を立ちました。
　四階のお風呂の場所をウエイターさんに尋ね、フロントでリュックを預け、貴重品とタオルだけ持って四階へ。

　お風呂へ。中に入って貴重品ロッカーがないのに気づき、一旦外へ。出てすぐ左の階段横に8個ありました。本日のお客は28名ですが。
　ポシェットをしまって鍵をかけ、中へ。カゴは21。お風呂に入る女性、これくらいかしら？もっといるような？時間差入浴を想定してる？
　向かいの公園の新緑が綺麗。でも湯船に腰を下ろすと座高が低くなるし、湯気で曇って、見えません。彼方からは見えてないのかな？
　

男湯は曲がった所にあります。

　芋は好きですが、芋の子洗いは、嫌いです。早々に出ました。ちょっとここで一休み。このステンドグラスは昭和26年天皇が巡幸した際宿泊したお部屋の洗面室に使われていた物。当時オランダから取り寄せたそう。船小屋の大楠、矢部川、そして赤い櫂をイメージしていると。

「湯上り処ライブラリー」という名のお部屋でした。一休みを終えてロビーへ。

　ロビーからの眺め。大雨が降ると矢部川が増水して辺りが、水浸しになるとか。

　新緑が美しいです。ホテル向こうの公園が借景。

　あちらには赤い橋　船小屋大橋。

　ロビーのお軸は白蓮さんの自筆だそう。
　みゆる計は　湯ふねのうへに　うこくなり
五月のそらと　わかはのみとりと
　五月の澄んだ青空と楠の若葉の緑の美しさを湯船につかり見えるさまを詠んだもの

　パンフレットを頂きました。
　矢部川を眼下に

　お料理が美しく美味でした。
　お風呂については中央右写真をご覧ください。炭酸泉だそうですが、芋の子洗いで、烏の行水だったので、よく分かりませんでした。温泉だったのにもったいなかった・・・

　レストランは左上写真。八女の伝統的な和紙や、八女独楽を使い、照明にもこだわったそうです。食べることに力を注いでいたため、目にはしたけれど、眺めてはいませんでした・・

　創業は明治19年　130年の時を重ねここに心癒される場所がある。
　船小屋温泉の由来
　ある老人が胃病に苦しみ薬湯を飲んでも一向に効き目がないので、この地の湧水を飲み沐浴していると、気持ちよく、平癒した。
「飲んでよし、浴してよし、これぞ天の恵みなり」