2024/04/08 - 2024/04/09
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アジア好きの晴れおじさんさん
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寒暖変動が著しい冬が過ぎて、ようやく穏やかな春が訪れました。東北も、そろそろお花見の時期ですが、桜花は、何といってもお城との相性が良いように思います。
地元山形県でも、山形城址、鶴岡城址、米沢城址などがお花見名所になっているけれど、見頃はもう少し先の模様。
ならば、ちょっと足を延ばして暖地で桜とお城のコラボを観賞しようかと、静岡県まで出掛けて見ました。
前編と後編に分けて投稿させていただきます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 利用旅行会社
- じゃらん
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-
二日目朝、目覚めると、天気予報通り外は雨。
でも、午後からは回復しそうなので、晴れおじさんの旅運を信じて、旅を続けることにしましょう。 -
朝食は、静岡おでん、浜松餃子、ウナギ飯など、郷土色豊かな料理が揃ったバイキング。
晴れおじさんはもちろん、普段朝食を食べないことが多い妻まで、お盆に載らないくらい色々な料理を持ってきて、満腹、満足。 -
フロントでタクシーを呼んでもらって向かったのは、静岡県指定史跡「犀ヶ崖古戦場」(さいががけこせんじょう)。
浜松市が隣地に資料館を整備していて、ボランティアの方から無料の解説を聞けることを、前日乗ったタクシーの運転手さんから聞いていました。 -
資料館は小ぢんまりした建物ながら、展示物はなかなか興味深いものがありました。
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徳川家康が17歳の初陣の時から甲冑に奉安して陣中守護神にしたと伝わる「勝軍地蔵」。(実物)
6センチ程の小さな仏像で、兜の隙間に入れることができたのだとのこと。 -
スペイン国王フェリペ3世から徳川家康に贈られた洋時計。(複製)
原品は、ゼンマイ式の時打ち式としては日本現存最古のものだとのこと。 -
「浜松大念仏」関係資料。
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同上。
浜松大念仏は、武田軍と徳川軍の戦場になった「犀ヶ崖」から、死んだ兵士のうめき声が聞こえるようになったため、兵士の霊を慰めようと始まったのだとのこと。 -
徳川十六将図。(複製)
左の列の、家康に一番近い位置にいるのが、酒井忠次。子孫が代々山形庄内藩の藩主を務めた武将なので、NHK「どうする家康」でも、親近感をもって見ていました。 -
「三方ヶ原の戦い」のジオラマ。
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徳川軍の陣地。
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武田軍の陣地。
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「白地に朱の丸」の陣旗を掲げた酒井忠次の軍勢。
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資料館のすぐ脇が「犀ヶ崖古戦場」。
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現在はそれほど深くないけれど、当時は、もっと深い崖だったと推測されるとのこと。
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崖を布で覆って陸地と見せかけ武田軍を転落させたという伝説から、「布橋」という地名になったようです。面白い!
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討ち死にした本多肥後守忠真の顕彰碑。
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家康の身代わりとなって討ち死にした夏目次郎左衛門吉信の碑。
「どうする家康」の感動的なシーンが蘇ります。 -
次の目的地に移動しようと浜松駅に行ったら、さすが楽器のまち、河合製のグランドピアノの展示があって、自由に弾けるようになっていました。
うーん、私も妻も、まともにピアノが弾けない無粋者なのが残念。 -
東海道新幹線を熱海駅で途中下車。
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妻のリクエストに応えて、MOA美術館へ。
晴れおじさんは30年ほど前に一度来ているけれど、妻は初訪問。 -
幻想的な光に包まれたエスカレーターを上って行くと、
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世界最大級の万華鏡が投影された円形ホールに行き着きます。
この美術館は、展示物だけでなく、建物自体が立派なアートになっているようですね。 -
円形ホールから外に出ると、ヘンリー・ムアのブロンズ像が展示されていて、
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相模灘の美しい景観が見渡せました。
朝とは打って変わっての晴天に、テンションが上がります。 -
建物内に戻って、能楽堂、
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豊臣秀吉ゆかりの黄金の茶室(復元)、
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千利休の所持品を黄金で復元した茶道具を鑑賞。
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ロビーから、再び、満開の桜と相模灘を観賞。
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同上
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そして、展示室の企画展を鑑賞。
この美術館には常設展がなく、常に何らかの企画展を開催しているようです。 -
今回は、貴重な浮世絵の肉筆画が実にたくさん展示されていて、全て撮影OK。
美術館運営者の太っ腹ぶりに脱帽です。 -
居合わせた中年の白人男性が熱心に写真撮影していたのが、この肉筆画。
喜多川歌麿晩年の作「寒泉浴図」。
オールヌードながら、後ろ向きで顔が見えない構図。健康的なエロチシズムが漂うこの作品は、まさにアート。制作当時も、幕府の御咎めはなかったのでは?
※晴れおじさんは、無粋な妻から「いつまで見てるのよ!」と咎められましたが………。 -
これは、野々村仁清作の国宝「色絵藤花文茶壷」。
写真を撮っても、絵になりますねえ。 -
1階に降りて、庭を散策。
この桜は、サトザクラの仲間で、ここにしかない希少な品種「紅瑞雲」だとのこと。 -
ズームアップ。ちょうど見頃ですね。
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茶屋で一服。
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抹茶に、ぜんざいと干菓子。
やっぱり、桜の庭には日本茶が似合います。 -
充実した美術館観賞を終えて、熱海駅ビル内で早めの夕食。
「熱海ひもの定食」と、 -
「静岡麦酒」をオーダー。
グビッ、プハーッと、爽やかに春の静岡旅を締めくくりました。
完
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この旅行記へのコメント (4)
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- yamayuri2001さん 2024/04/20 17:02:20
- 静岡の桜
- 晴れおじさん、こんにちは。
寒い山形から、暖かい静岡にいらしたんですね。
静岡の桜を愛でて、地元に帰ったら、
もう一度桜を見ることが出来るのは、
とても贅沢だと思います。
今年はいつもより横浜も桜の開花が遅れました。
こんなのは、何年ぶりだったのだろうか?
と思うぐらい遅い桜の開花でした。
ですから、その時期にどんぴしゃりと合わせて
来られたのは、本当に素晴らしいと思います。
また、「どうする家康」が終わって、
静岡の賑わいも一段落したところで、
ゆっくりと家康関連の物を見るのも、
素晴らしいなぁと思いました。
私も、「どうする家康」を見終わって、
また家康ゆかりの地を
ゆっくりと尋ねてみたいなと思いながら拝見しました。
熱海のMOA美術館はいいですよね?
何回行っても、中の展示が変わっているし、
美術館のお庭はとても落ち着きます。
熱海に行ったら外せない場所ですね。
私が旅行記にアップしたのと同じ色絵藤花文茶壷が
気に入られたのではないかと思うのですが、
とても親しみを感じて拝見しました。
yamayuri2001
- アジア好きの晴れおじさんさん からの返信 2024/04/20 18:18:27
- Re: 静岡の桜
- yamayuri2001さん、いつもコメントありがとうございます。
MOA美術館を2022年秋にご投稿されていたのを失念していました。なので、先入観なく鑑賞して同じ茶壷に感動した訳ですが、さすが国宝、独特のオーラを放っていたように思います。
今年は暖地で桜の開花が遅れたのに対し、東北では平年よりかなり開花が早かったので、旅行から帰って3~4日後に、近隣の桜が満開になりました。
もともと無粋な私も、歳をとるにつれ、花鳥風月を愛でる心境になってきました。旅行することで、春夏秋冬、できるだけ多くの感動を得られたら良いなと思っています。
拙い旅行記ばかりですが、またご覧いただけたら、幸いです。
アジア好きの晴れおじさんより
-
- ねもさん 2024/04/12 23:06:20
- 静岡県にようこそ!
- 晴れおじさん 桜にグルメに良き旅だったようで👍
浜松の街を、静岡県民の私より満喫してらっしゃいますよ(笑)
浜松にも事業場がある法人に30年以上務めて、浜松にも毎年のように行ったのに、浜松城に一度登ったくらい(-_-;)
晴れおじさんに倣って、浜松を知らなくちゃ!
- アジア好きの晴れおじさんさん からの返信 2024/04/13 09:25:51
- Re: 静岡県にようこそ!
- ねもさん、コメントありがとうございます☺️
ねもさんが静岡在住であることを忘れていました。
静岡県は、近年伊豆方面ばかりで、浜松は初めて行きました。人口80万人近い政令指定都市ながら、割とゆったりした雰囲気で気に入りました、
地元の人が旅行者から逆に穴場を知らされることは、よくあることですね。
ねもさんの地元旅行記のご投稿を楽しみにしております。
アジア好きの晴れおじさんより
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