2024/02/18 - 2024/03/01
8位(同エリア23件中)
youさん
これまで黄熱病の予防接種が必要とか、銀行の残高証明が必要など事前のビザ取得が面倒との理由で行けていなかった、西アフリカの国、ガーナ共和国、トーゴ共和国、ベナン共和国、ナイジェリア連邦共和国に、S旅行社の13日間ツアーで行ってきました。
日程は下記。
2月18日 成田→ソウル経由→アディスアベバ乗換え
2月19日 ガーナの首都アクラ→ガーナのケープコースト(泊)
2月20日 ケープコースト・エルミナ観光→クマシ(泊)
2月21日 クマシ観光→クマシ(泊)
2月22日 クマシ→アクラ観光→アクラ(泊)
2月23日 アクラ→国境超えてトーゴの首都ロメ→ロメ(泊)
2月24日 ロメ市内観光→ソコデ(泊)
2月25日 ソコデ→国境を越えてベナンのナティディンゴ(泊)
2月26日 ナティディンゴ観光→アボメー(泊)
2月27日 アボメー→ベナンの中心都市コトヌー(泊)
■2月28日 コトヌー→国境を越えてナイジェリアの最大都市ラゴス(泊)
■2月29日 ラゴス→アディスアベバ乗換え
3月1日 夜成田
この旅行記は、ナイジェリアのラゴス観光を掲載します。
表紙の写真は、ナイジェリアのラゴス街並み風景。
旅行記は一部S旅行社の資料とNさんの旅日記を参考にしています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
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2月28日 コトヌーの朝です。ホテルの部屋の窓から、奥にギニア湾が広がっています。真下のテラスは、昨夜の夕食会場でした。
この日は、ベナンの国境を越えて、ツアー4番の国ナイジェリアに入ります。 -
朝、ホテル周辺を散策します。
ホテルはプールも備えていて、比較的高級感がありましたが、ホテルの前の通りは、海辺の寒村と言った感じで閑散としています。昼間の時間帯であれば、治安は問題ないと思いますが、すれ違う地元の方々には少し緊張してしまいます。 -
ホテルの前、ツアーバスの屋根に、スーツケースを積み上げて出発準備中です。
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8時 ホテルを出発、高速道路を通ってナイジェリアに向かいます。
料金所を通過中です。まだETCは導入されていません。
高速道路を走る車、古くてボロイ車が多いと想像していましたが、高級車が多く走っています。 -
太鼓なのか、ビール樽なのか。。。ロータリーにあるオブジェ。
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9時前 間もなく、ベナンとナイジェリアの国境となります。
これより先は、写真撮影はNGです。
今回、ベナン北部の検問所付近で、バスの中でタブレットを掲げてGoogle Mapを見ていたご婦人が、検問中の警察官に見つかり、バスから写真を撮っていたと因縁つけられ、バスから降ろされる羽目になりました。更に、全員バスから降りろ・・等の要求もされましたが、ガイドやTCのNさんが説明し、賄賂を渡して解放されました。
検問所や国境、脇に立つ警察官・・・難癖付けられないように要注意です。だって、ここは西アフリカですから。。。 -
11時30分 国境での手続きを終えて、ナイジェリアに入国しました。
税関での手続きは、TCのNさんが全員の分をまとめてやっていただき、約2時間30分を要しました。その間、私たちは暑い屋外で、入れ替わりやって来る物売りや税関職員らの相手をしたり~トイレに行ったりして待ちました。
海岸沿いの道路をナイジェリアの最大の都市ラゴスに向かっています。 -
12時40分 何回か検問を通過した後、幹線道路沿いのこちらのレストランでランチタイムとなります。
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冷房の効いた屋内です。これまで内陸部ではたいてい、オープン・エアーのレストランでしたので、ナイジェリアに来てランクアップした感じです。
ナイジェリアは、国土は日本の2.5倍、人口は約2.2憶人、英語が公用語、GDPはアフリカの中ではNo.1のお国です。 -
食事内容はこんな感じで、大きな骨付きの魚でした。
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13時30分 奴隷博物館のあるバダグリの町に入って来ました。
網を投げる漁師の像、その下に希望と変革を忘れない・・・バダグリの市議会議長さんのポスターが掲げられています。
この町は、漁業の町ですが、かっては奴隷貿易港だったところです。 -
奴隷博物館に来ました。繋がれていた鎖を切って立ち上がる奴隷像が見えています。
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博物館に来ていた中学生。皆さん手を振って歓迎・愛嬌があります。
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博物館内にあった西暦180年ころのローマ帝国の取引説明図です。
地中海沿いのアフリカ諸国からは、象やライオン、金などが輸出され、帝国は各国を属州にし、その地のインフラ整備を行ってバランスを取っていたようです。 -
奴隷らに使用されていた足枷、首枷、手錠など。。。
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奴隷らは、積出港までこうして歩かされて行きました。。
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奴隷売買のオークション広告です。1829年5月18日の日付が入っています。
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奴隷運搬船の模型。
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こちらがその船内見取図。
奴隷を一度にできるだけ多く運ぶために、船内は4層構造になっていて、床に隙間なく寝かされ、この状態で母港に着くまで2~3か月過ごしていました。 -
ダホメ王国の女性戦士らの写真です。
ダホメ王国は、17世紀~19世紀後半の時期に存在しており、奴隷交易で繁栄していましたが、周辺部族らとの紛争で男性の多くが死傷したために、女性を徴兵して戦士に仕立てた経緯があります。 -
博物館の2階テラスからの風景。
奴隷積出港の有ったバダグリの海岸線が見えています。あそこは16世紀初頭から西アフリカ沿岸の主要な奴隷積出港の一つで、約55万人もの奴隷が南米、ブラジル方面に運ばれました。。 -
バスで少し移動して、ブラジリアン・バラクンと言う博物館に来ました。バラクンとは奴隷倉庫のことで、奴隷船が来るまでの間、各小部屋に40人も閉じ込められていたところです。
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奴隷倉庫だった建物が、そのまま現在の博物館になっています。この博物館の所有者で住人は、かってこの奴隷倉庫に連れて来られていた奴隷の子孫なんです。倉庫に収容されていたご先祖さんは、上の人に気に入られて奴隷商人までのし上がったとのこと。
どこの世界でも、上司のお気に入りとなって人生が変わる人達がいるのですよねぇ~。 -
奴隷商人らは、ヨーロッパから持ち込んだ銃などの商品と奴隷とを交換していました。こちら奴隷1人と交換されていた大きな傘です。
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こちらは、装飾が施された金属製容器や瓶入りのアルコール飲料、それにレコード等です。奴隷の価値。。高いのか安いのか、何とも複雑ですねぇ。。
ここで疑問が。。。レコードが出来たのは、エジソンの発明品とかで、早くても1887年頃から出現したと思われます。一方、奴隷制度が廃止されたのは、米国の例ではそれよりも前の1865年です。この年以降においても、奴隷貿易が行われていたと言うことかなぁ~・・・レコードは当初は高価だったからあり得る話かも。。 -
奴隷が収容されていた倉庫の一部です。
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こちらも。奥の方は子孫の住民の住まいになっているようです。
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15時 ナイジェリアの大都市ラゴス(人口2200万人)に向けて移動しています。
幹線道路沿いのカオス状態の路上商店を眺めながら・・・ -
幹線道路沿いの路上商店を眺めながら・・・その2
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イチオシ
幹線道路沿いの路上商店を眺めながら・・・その3
トクトクの背中に注目。。。決してあきらめない!! 自由に勝るものはない!!! -
幹線道路に沿って歩道橋が出来ています。
この道路と並行して鉄道が建設中で、あの歩道橋は、いずれ駅構内のホーム間の連絡橋になるようです。 -
イチオシ
高架橋の下で商売をしている人達。。。その背後はガラクタ・ゴミ等が散乱しています。いずれ整備されるのでしょうれど。。
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駅ができることを見越してなのか、周辺に高級住宅が並んでいます。
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ラゴスの町中に入って来たようで、高層ビルが見られるようになりました。
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高速道路沿いに大学の建物も見られます。
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おお~前のトラック、荷台に人が座っていますが右側に傾いています。大丈夫かなぁ~。
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17時 ラゴスのホテル BONVOYAGEに到着。
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中庭にプールがある高級なホテルです。夕食前の時間、折角なのでひと泳ぎしました。
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部屋はこんな感じ。今回のツアーでは一番いいホテルのように思います。
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2月29日 ラゴスの朝です。朝食の前にホテル周辺の散策をします。
ホテルは一見高級みたいですが、周辺は閑散とした通りとなっています。 -
ホテル周辺の散策で見た花たちです。
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ホテル周辺の散策で見た花たちです。
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ホテル周辺の散策で見た花たちです。
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8時 ホテルを出発。この日は最終日で、午前中ラゴス市内観光をして、午後13時40分の飛行機で帰国予定です。
高速道路脇を通って、ラゴス国立博物館に向かいます。 -
国立博物館に遠足に来ていた中学生らです。お揃いの青いスカーフが学校のユニフォームでしょうか。それともイスラム教系の生徒さんかしら。。。
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ナイジェリアで活躍した政治家、女優、報道関係者らの写真が掲げられています。昔から部族間での紛争や戦争で男性の数が少なくなっていたので、古くから女性活躍の場が広がっていたものと思います。
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こちらは逞しい女性戦士の像。
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地方の伝統的宗教の司祭シャーマンが被っていた帽子。沢山の貝殻で覆われています。
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ナイジェリア北部・東部地方で用いられているスープの材料や石鹼など。森林や自然界から採取したもののようです。
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割礼を終えた男子が頭に被る人形。かなりの重さがあるようで、被って歩けたら成人男子と認められる。。。。みたい。
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葬儀用の仮面と衣装。
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ご先祖様を表現している人形で、これにご先祖の魂・精神が宿っている・・・らしい。
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伝統的なアフリカとポルトガル芸術とを融合させたと言われているアート作品。
なるほどユニークな作品です。 -
イチオシ
博物館を囲んでいるフェンスに描かれている壁画。アフリカンですねぇ。
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幼稚園の先生に動画撮るわよ~と頼まれました。
ず~と追いかけてきてどれだけ撮るの~と思いましたが、笑顔の日本人を演じました♪。 -
博物館の別棟の展示品です。こちらは歴代のナイジェリアのリーダたちの写真。
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大統領がかって乗っていた車。どこでもあるような古い普通の車です。
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10時30分 全ての観光を終えて空港に向かいます。
湾岸に海洋石油プラットフォームが見えています。ナイジェリアはアフリカでは、リビアに次いで2番目に大きな石油産油国なんです。
手前に高速鉄道の高架橋が横切っています。 -
こちらは高速鉄道の駅で、すでに電車が走っています。
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教会を眺めながらラゴスの市街地を抜けて行きます。
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商業ビルの壁は、広告用の壁画が描かれていてちょっとしたアート作品です。
ただ手前のゴミが無ければの話ですが。。。 -
イチオシ
こちらも。
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やがて高速道路から見えるのは、スラム街みたい。。。
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イチオシ
こちらも。
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近代的なモスクみたい。。。
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近代的な国際会議場みたい。。。
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11時30分 ラゴス空港に到着。この後、アディスアベバ、インチョンを経由して、翌日の3月1日 20時に成田に無事到着しました。
今回の西アフリカの旅は、奴隷貿易と言う暗い歴史を肌で感じたり、ブードゥー教と言う宗教に触れたり、昔ながらの生活をしている集落を訪れたりと変化に富んだ有意義なものでした。
最後までお読みいただき有難うございました。
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旅行記グループ
西アフリカ4か国の旅
この旅行記へのコメント (2)
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- gontaraさん 2024/04/09 09:29:55
- 少しずつ切り口は違うけど
- 警官に難癖付けられるのは一緒ですね。
ナイジェリア入境の際には、数十カ所イミグレーションが有ったり、ご指摘のように因縁を付けられたりと、アフリカの現実を突きつけられた気がしました。
更に、出国時には空港でも金くれ口撃が酷かったです。
でも、また行きたくなるんですよね~~
アフリカ!
お疲れさまでした。
GONTARA
- youさん からの返信 2024/04/09 21:44:56
- Re: 少しずつ切り口は違うけど
- gontaraさん こんばんは。
そうですよねぇ~gontaraさんの旅行記で、賄賂要求が凄いと聞いていましたが、確かに久々に訪れた外国人旅行者は、いいカモなんでしょう。
私共のツアーでも、空港の出国審査前のライン・スタッフに、パスポートを見せろと言われ、ビザ代が未払いなので50ユーロを支払え・・・などと難癖を付けられた方がおりました。私も隣に並んでいて、ビザは貴国の大使館に支払っているはずだ!!と加勢しましたが、聞く耳を持っていないようでした。最終的に彼は、持ち合わせの10ユーロを渡して、パスポートを返してもらいました。
公務員と言えども、賄賂要求は上司を含めて日常化しているのが、アフリカなんですよね。
ともあれ、このような経験も旅の面白さですね。
you
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