2017年の夏期休暇を利用して西アフリカに行くことになりました。アフリカで未訪の地となる「ナイジェリア」「ベナン」「トーゴ」「ガーナ」「コートジボアール」を訪れました。移動する上で立ち寄った「フランス」「韓国」を含め、9日で7ヶ国といういつも通りの弾丸の旅です。<br /><br />各国の歴史・宗教・世界観について、深く語ってはおりません。<br />いつものお気楽な「なんちゃって旅行記」をご紹介します。<br /><br /><br />≪全行程≫<br /><br />１日目：午前、関西→パリ　　　　　　[エアフランス]<br />　　　　着後、モンマルトルへ。<br /><br />２日目：午前、パリ市内散策。　<br />http://4travel.jp/travelogue/11266879<br />　　　　午後、パリ→ラゴス　　　　　[エアフランス］　<br /><br />３日目：午前、乗合タクシーでベナン国境へ。<br />　　　　　　　　　　　　　　≪★今回のお話はココです≫<br />http://4travel.jp/travelogue/11268262<br />　　　　午後、乗合タクシーでコトヌーへ。　<br />　　　　着後、コトヌー市内散策。<br />http://4travel.jp/travelogue/11269783<br />４日目：朝、乗合タクシーでトーゴ国境へ。　<br />　　　　昼、ミニバスでロメへ。<br />　　　　午後、ロメ市内散策。　　　<br />http://4travel.jp/travelogue/11271187<br />５日目：朝、徒歩でガーナ国境へ。<br />　　　　午前、ミニバスでアクラへ。<br />　　　　午後、アクラ市内散策。<br />http://4travel.jp/travelogue/11273850　　　　　　　　<br />６日目：早朝、ミニバスでコートジボアール国境へ。<br />　　　　午後、ミニバスでグランバッサムへ。<br />　　<br />７日目：午前、グランバッサム散策。<br />　　　　昼、ミニバスでアビジャンへ。<br />　　　　午後、アビジャン市内散策。<br />http://4travel.jp/travelogue/11275177<br />　　　　夜、アビジャン→パリ　　　［エアフランス］<br /><br />８日目：朝、パリ着<br />　　　　午後、パリ→ソウル　　　　　[エアフランス]<br /><br />９日目：朝、ソウル着。<br />　　　　午前、雲西でサウナとランチ。<br />　　　　午後、トランジットツアーで仁川市内散策。<br />http://4travel.jp/travelogue/11276435<br />　　　　夜、ソウル→関西　　　　　　[大韓航空]

弾丸ナイジェリア1707　　「賄賂と自称ガイドと乗合タクシーの乗客に悩まされました。」　　　～ラゴス～

130いいね！

2017/07/23 - 2017/07/24

1位(同エリア23件中)

エリア

ラゴス(ナイジェリア)

旅行の満足度: 3.0

ホテル: 4.0

交通: 2.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: タクシー

航空会社: エールフランス

旅行の手配内容: 個別手配

34年ぶりにパリ市内を散策した後、
http://4travel.jp/travelogue/11266879
エアフランス(AF）でナイジェリアのラゴスに向かいます。
機内食をいただき、音楽を聴きながら過ごします。ラゴスまでの所要時間は約6時間です。
ナイジェリア入国には査証が必要です。事前に東京で取得しておきました。

★西アフリカ各国の査証取得の模様はコチラ
http://4travel.jp/travelogue/11265165
ヨハネスブルグやナイロビと並ぶ治安の悪さや、役人や警察の腐敗ばかりが伝えられるラゴスですが、入国審査は特に賄賂を要求される事もなくすんなり入国できました。
まずは両替をします。ナイジェリアの通貨はナイラ(NGN）。1NGN＝0.34円。
空港で犯罪組織のクルマに乗せられ、身ぐるみ剥がされたというケースもあるラゴス。事前にホテルでトランスファーを予約しておきました。6,000ナイラ（2,000円)。高いですが、夜遅いこともありやむを得ません。2016年ナミビアで強盗にあった事もあり、慎重に行動します。

★2016年ナミビア強盗の旅行記はコチラ
http://4travel.jp/travelogue/11170685
迎えにきたドライバーはカタコトの日本語を話します。本などで独学で勉強したそうですが、話し方がナイジェリア出身のボビーオロゴン風で笑えます。
30分で本日のお宿「De Rigg Place」に到着します。(写真は翌朝のものです）
入口にセキリュティが常駐しているAlaka地区にあり、ラゴスでは治安のいいエリアとはいえ、ホテルの周囲は高い塀と有刺鉄線のバリケードに覆われています。
1泊朝食12,600ナイラ(4,200円)。Booking.comで予約しました。
朝食をとりに裏に周ります。
こちらがレストラン兼ラウンジのようです。
オムレツが大変美味でした。
9時過ぎ、タクシーを呼んでもらい次の訪問国ベナンの国境セメ行きの乗合タクシーが出る「Mile2 Motor Park」に移動します。
ナイジェリアからベナン、トーゴの移動については、トラベラーツッチーさんの旅行記を参考にしました。

★ツッチーさんの旅行記はコチラ
http://4travel.jp/travelogue/10885109?lid=next_travelogue_from_travelogue
昨日のボビーがまた迎えにきて、Mile2 Motor Parkへとクルマを走らせます。
人口1,300万人近いラゴスはカイロに次ぐアフリカ第2の大都市です。
しかし失業率や犯罪率の高さからか、2013年の「住みやすい都市ランキング」では全140都市中ワースト4位という状況でした。
国潰し派ということで立ち寄ったにすぎないナイジェリアです。
危険なエリアを避け、昼間に手ぶらで行動する分には問題ないとは思われますが、ヘタレの私はこのままベナンに向かいます。
少し神経質すぎるかもしれませんが、念には念を入れます。
今回の西アフリカの旅では、ナイジェリア以外では普通に街歩きをしていましたが、この国は細心の注意を払って移動します。
ホテルから30分程でMile2 Motor Parkに到着しました。
ボビーにセメ行きの乗り場まで連れていってもらいます。
セメ行き乗合タクシーはすぐ見つかり、乗り込んでしばらく待機。人数が集まった時点で出発します。運賃1,000ナイラ(340円)。
Mile2を出発するとすぐ渋滞に引っ掛かります。ラゴスの交通渋滞はものすごく、距離の割には時間がかかることが多いようです。
乗合タクシーで困ったのがドライバーの隣に座る黄色のシャツを着たギニア人の男。セメまでの間に3ヶ所程検問所があり、不法滞在の中国人が多いせいか東洋人は必ず車から降ろされて尋問されるようなのですが、「こんな奴を乗せていたらいつ着くかわからんじゃないか」「俺たちまで巻沿いを食うぞ！」とセメまでの間ずっとドライバーに文句を言い続けていました。ドライバーは聞き流していましたが(事前にチップを少し渡していたので)、畳みかけるような早口の英語でこちらにも文句を言ってくるので、辟易した数時間を過ごします。
幸いにも検問はすべて反対車線で実施されており、何事もなく無事セメに到着。渋滞がひどかったせいで1時間半の予定が3時間近くかかりました。ギニア人の男からは「You are lucky！」と言われましたが、お前に言われても嬉しくはないぞ！
器用に頭にモノを乗せている人がいますが、西アフリカでは当たり前の光景です。
さて、この後は悪名高きナイジェリア・ベナンの国境越えです。まずはナイジェリアの出国。イエローカードのチェック、パスポートチェック、出国スタンプの押印のたびに「マニーは？」と賄賂を要求されます。賄賂はローカルも払っている場合があったり、払わずにすむケースもあって相場はよくわかりませんでした。
ベナンの入国も同じ流れがあって、結局トータル2,000ナイラ(680円)程支払いました。賄賂など絶対に払わないという正義感の強い旅行者だとストレスがたまる国境越えになるでしょうが、私の場合はある程度心づもりをしていたせいか、あまり気になりませんでした。歳をとるという事はこういう事なのかもしれませんw
それよりも鬱陶しかったのは、先ほどのギニア人の男が指示をしながらどこまでも付いてくること。ベナン入国後にはもちろんガイド料を請求してくる面倒な奴でした。国潰し派ゆえ、将来ギニアを訪問することもあるかもしれませんが、ギニアに対するイメージは今のところ最悪です。
この後の国境越えで賄賂を要求された事は1度もありませんでしたから、この場所は特別な場所なのだとは思います。気になる方は空路での移動をおすすめします。

さてこの後は、ベナンのコトヌーの様子をご紹介します。
http://4travel.jp/travelogue/11269783

この旅行記のタグ

この旅行記へのコメント（5）

開く

閉じる

olive kenjiさん 2017/08/23 20:53:23

よーこんな国行きましたな

たぬき２号さんご無沙汰しています。

暑い日本を飛び出して、また蒸くそ暑い地へよく行くもんだと呆れています。

それもまたうっとおしそうで、やばそうなお国へ。

私はその地へ行ったことありませんが、特にナイジェリアはあかんです。

やばい、怖い、暴力、殺人、未知なる病気、訳が分からない社会、そんなイメージですが、当たっているでしょうか。

仲間の方々がそちらの方へ行かれるからとのことですが、国つぶしの旅行もほとんど制覇となると辺境な国を選ばざるを得なくなり大変ですね。

ただこのように旅行記に仕上がっているということは無事に帰国なされたということであり、めでたしめでたしで安心しました。
日本で行きつけのお店でも行って、あっさりしたもの食べてご静養なさって下さいませ。
　　　　　　　olive　kenji

たぬき２号さんからの返信 2017/08/26 21:15:09

RE: よーこんな国行きましたな

olive　kenjiさん、こんばんは。

ナイジェリア旅行記へのご訪問ありがとうございます。
先人の旅行記を拝見すると、普通に街歩きをしている方もいらっしゃり、
まあ心配する程ではないのかなという気も一瞬しましたが、
ナミビアでの一件もある私は、車をチャーターするなど
慎重な行動を心掛けた結果、特に問題なく無事帰国できました。

今後、さらに怪しい国への訪問も予想され、
いつどうなるかはわかりませんが、
このペースで国つぶしを続けたいとは思っています。

たぬき2号

ログインして返信する
tabinakanotaekoさん 2017/08/08 05:15:28

弾丸とは思えぬ中味の濃さ

たぬき２号さま、

弾丸とはいえ色々ありワクワクしました。
私も国の数を増やしたい派ですが、とても
行けそうにありません。
ナイジェリアで強盗に遭われた経験も
おありなんですね。旅行記にアップさていますか。
近い内に拝見しに行きます。

送迎のボビーオレゴンさん、想像がしやすいので
こういう書かれ方はいいなと思いました。
乗り合いバスで助手席の野郎にラッキーだなと言われ
「お前に言われたくないわい」のコメントに
笑いました。通関で賄賂の請求は「moneyは？」
と聞かれるのですか。私なら所持金の額でも尋ね
られているのかと誤解しそうです。

次の国のアップを楽しみにしています。
tabinakanotaeko

たぬき２号さんからの返信 2017/08/08 07:18:44

RE: 弾丸とは思えぬ中味の濃さ

tabinakanotaekoさん、おはようございます。

4トラの旅仲間たちは、最近アフリカに凝ってまして
続々と西アフリカ入りしてるので、私もと。
まあ、あまりお勧めの国ではありませんけど（笑）
国潰しでもなけりゃ、行くことがない国だとは思います。

強盗はナイジェリアではなくナミビアで、
詳細はコチラをご覧ください。
http://4travel.jp/travelogue/11170685

早く国潰しを終え、アジアあたりでのんびりしたいです（笑）

今後ともよろしくお願いいたします。

たぬき2号

tabinakanotaekoさんからの返信 2017/08/09 10:18:20

RE: RE: 弾丸とは思えぬ中味の濃さ

たぬき２号さん、

　ナミビアの強盗編の感想です。
怪我とかされなくて不幸中の幸いでした。
パスポートは身に着けておられたのですね。
大使館にお世話になったことはありませんが
珍しい経験をされましたね。

　それに迫力のあるレポートのおかげで読者には教訓になりましたし
素晴らしい旅行記だと思いました。

　失くした物、失くさなかった物の列記は
特に興味深かったです。多額のチャージがあるスイカや
銭湯のスタンプなどは、悪い奴らはどうしたのでしょうかね？
捨てちゃったのでしょうね。日本人を見つけて売りつけたり
するほどの知識はないでしょうね。読めないでしょうし。
色々と想像をさせてくれることが多い旅行記でした。

　ご両親がオロオロしているから帰ってこいや　と言われた
弟さん、こんなときバックアップしてくれる相方を持てよ
というセリフなど、脚本家ならドラマにしたいです。
たぬき２号さんのファンになりました。

　　　　　　　　　　tabinakanotaeko

　

ログインして返信する