2024/02/18 - 2024/03/01
17位(同エリア27件中)
youさん
これまで黄熱病の予防接種が必要とか、銀行の残高証明が必要など事前のビザ取得が面倒との理由で行けていなかった、西アフリカの国、ガーナ共和国、トーゴ共和国、ベナン共和国、ナイジェリア連邦共和国に、S旅行社の13日間ツアーで行ってきました。
日程は下記。
2月18日 成田→ソウル経由→アディスアベバ乗換え
2月19日 ガーナの首都アクラ→ガーナのケープコースト(泊)
2月20日 ケープコースト・エルミナ観光→クマシ(泊)
2月21日 クマシ観光→クマシ(泊)
2月22日 クマシ→アクラ観光→アクラ(泊)
■2月23日 アクラ→国境超えてトーゴの首都ロメ→ロメ(泊)
■2月24日 ロメ市内観光→ソコデ(泊)
■2月25日 ソコデ→国境を越えてベナンのナティディンゴ(泊)
2月26日 ナティディンゴ観光→アボメー(泊)
2月27日 アボメー→ベナンの中心都市コトヌー(泊)
2月28日 コトヌー→国境を越えてナイジェリアの最大都市ラゴス(泊)
2月29日 ラゴス→アディスアベバ乗換え
3月1日 夜成田
この旅行記は、トーゴのロメと中部のソコデ観光を掲載します。
表紙の写真は、トーゴ中部のタンパルマ郷にあるバサンバ村の要塞風家屋の屋上からの風景。
旅行記は一部S旅行社の資料とNさんの旅日記を参考にしています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
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2月23日 8時アクラのホテルを出発し、国境超えてトーゴの首都ロメに向かいます。途中アクラ近郊の幹線道路沿いにある装飾棺桶屋さんに立ち寄ります。
シューズ、乗用車を模った棺桶が並んでいます。故人の希望に沿ったデザインの棺桶を造るそうです。 -
こちらは携帯電話、カニの形をしています。火葬がメインの日本では買い手がいないでしょうネ。
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ガーナからトーゴに向かっている高速道路を走っています。ガーナの初代大統領のエンクルマ時代に造られた道路です。
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トイレ休憩で立ち寄ったガソリンスタンド併設の売店で見つけた本です。
中をちらりと覗くと有意義な人生訓が英語で書かれています。西アフリカのこの地でこんな本が売られていることに、ちょっと感動です。ガーナの大勢の人達、それに日本人にも読んでほしい。。。。本でした。 -
高速道路沿いの陶器工房に立ち寄ります。
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いろいろのサイズの壺が並んでいます。水や穀物などを貯めておくための容器として需要があるのでしょう。。
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イチオシ
沿道沿いの露店で、ガイドのクンタさんが、ランチのデザート用にバナナやメロンを大量にお買い上げです。お店の女将。私たちに向けてダンスを披露してくれてご機嫌でした。
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トーゴの国境手前を流れているヴォルタ川を渡ります。この川は、源流が北部のブルキナファソにあり、ガーナ国内を流れてギニア湾に注いでおり、全長1600Kmのガーナ最長の大河です。
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橋のたもとで売られていた貝の串焼きを何本か購入して、皆で試食しました。歯ごたえが良く、醤油味で日本人好みの串焼きでした。
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TCのNさん、串焼きの入った容器を頭に載せる~とトライします。
しかし重くてバランスも取れずに商品を落としそう~と即断念。。。。Nさん、かってバックバック世界一周された強者ですが、路上売りお姉さんには負けました。やっぱりアフリカのお姉さん、甘く見てはいけませんネ(写真掲載了解)。 -
14時30分 ランチの後、国境にて各自バスポート、イエローカードの提示や写真撮影など出入国手続きを行います。全員で国境通過に約1時間かかり、2番目の国、トーゴに入国しました。ただ、バスボートはスタンプ押しなどに更に時間がかかるというので、数時間後にガイドのクンタさんが取りに来ることとし、私達はパスポート不所持で、トーゴの首都ロメに移動しています。
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15時 トーゴの国立博物館に来ました。1975年に国会議事堂の一部を借りて開館しました。古来より特産であった製鉄を造るための炉、製鉄性の楽器や農機具、武器、石器や土器などいろいろ展示されていました。写真NG。
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こちらはトーゴ共和国の国会議事堂です。
この国の人口は、約885万人(2022年)、面積は54,390キロ平方メートル(日本の約1/6)、公用語はフランス語、日本はトーゴのインフラ整備のために、約40億円の無償資金協力をしています(外務省資料)。 -
16時過ぎ ロメの市内に建つスーパーマーケットに立ち寄ります。中は百貨店のような品揃えです。ここで約1時間以上のフリータイムとなります。この間、クンタさんが国境の検問所に戻り、全員のパスポートを取ってきてくれます。
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買い物に興味のないyouは、周辺の街歩きをします。
派手な洋服の並ぶ通り~ -
こちらも。
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土産物かアンティークなのか、訳のわからないものが売っている通り。。。
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18時前 ロメの海岸通りを走って今宵のホテルに向かっています。
美しいビーチは市民の憩いの場のようで、夕食を楽しんでいる家族がいます。 -
今宵宿泊予定のホテル・ロビーです。一見高級なホテルの様ですが、何かエアコンが全館使えない~、ガス漏れがしている~などの理由で1時間以上待たされた上に、結局、夕食をここで頂いた後、別のホテルに移動となります。
こんなハプニングがあるのが、アフリカですから、移動先のホテルに期待して笑顔で引き揚げます。 -
イチオシ
21時 海岸に面したホテル NOVELA STARにて宿泊。同じランクのホテルとのことですが・・・。夜間に虫や蚊が出なければ、どちらでもいいのです。。。
こちらはホテル前の海岸線です。景色とロケーションは間違いなく、昨晩泊まる予定のホテルよりも上かも知れません。 -
2月24日 8時 ロメのホテルを出発。この日は、市内観光の後、約340Km北上してトーゴ第3の都市、人口11万人のソコデに行きます。
ロメの海岸沿いに建つ工業地帯です。トーゴの主要産業は農業ですが、港周辺にはこのような工場が諸外国からの支援を受けて建設中で、工業化が進められているようです。 -
ブードゥー教のお供え物などが売られている市場に来ました。
ブードゥー教は、トーゴの隣国ベナンの国教となっており、多数の神々からなる万神殿(パンテオン)を持つ多神教で、信者の信仰の対象は、日常の事柄(生死、病気、豊作、雨乞い、商売繁盛など)を司る様々な神様のようです。 -
動物や鳥の死骸、それらの骨や皮や羽根やら・・・・
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何じゃ~これは~
生臭い匂いがしているゾゥ~ -
観光客を意識したタペストリーも~
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ブードゥー教のお偉いシャーマンに、Nさんが代表して、旅の安全やホテルが再び変わるトラブルが無いこと等の祈願をお願いしました。祈祷料と写真撮影料とで高額のお布施をしたようなので後は大丈夫でしょう。。。信じるか信じないかは、ア・ナ・タ・次第~
最も過去に、トーゴ対ベナンのサッカー試合の勝利祈願をしたのに負けてしまったことがあり、怒った信者らにより市場が放火される事件があったそうな。。 -
トーゴを南北に貫いている舗装されている幹線道路をソコデに向かって北上しています。
荷台に乗客を大勢乗せたトラックが前を走っています。振り落とされないか心配ですが、これも長距離用の交通機関なのかなぁ。。。 -
幹線道路沿いの教会、綺麗な衣装でミサに来ていた地元民らがチラホラ見られます。
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ツアーバスを止め、ガイドのクンタさんが路上お姉さんからフルーツを購入します。どちらのお姉さんからお買い上げするか悩みますが・・やっぱし一番カワイイ子からでした。
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14時過ぎ ガソリンスタンド併設のレストランでランチとなります。
タロイモを積載したトラックがガソリン給油中です。重すぎて荷台の後方が下がっているみたいです。。。 -
ランチのメインは、またあのタロイモを杵で突いて捏ねたフフです。そろそろ飽きてきましたが、日本から持参の「大人のふりかけ」をかけて何とか食します。
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道路沿いに十字架の付いた墓石が立っ墓地を見かけます。この近辺は、イスラム教徒が7割、キリスト教徒が3割とか。。。
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17時 バウバウの木が茂るダランダ村に立ち寄ります。
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イチオシ
村の皆さんがお出迎えです。
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歓迎の印ミレットビールです。
youは飲みませんでしたが、結構強いアルコール飲料だったようです。 -
18時30分 今宵のソコデの宿 NOUVEL HOTELに到着。
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部屋はこんな感じ。町で一番のホテルみたいですが、シンプルです。生ぬるい湯がでるシャワー付きです。
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19時過ぎ 夕食前にブードゥー教の炎の儀式があるというので、パラタロ村に出向きます。
この村は、昔~し、戦いで負け知らずでしたが、火を扱う部族に初めて負けてしまいます。そのため、ブードゥー教の神様にお願いして火を授けてもらい、以後は無敵の部族になりました。炎の儀式はそれに感謝するのだそうです。 -
火を腕やら体やらの皮膚につけていますが、火傷しないのです。
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炎を口に入れています。炎は美味しいのだそうです・・・・本当かなぁ~。
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イチオシ
子供も登場して、刃物で切ろうとしますが、神様のご加護で切れません。。。
子供がかわいそう~見ていられません。。。何という儀式なのでしょう。。。
怖い夜デシタ。 -
2月25日 7時30分 ソコデのホテルを出発。
この日は、更に北上して国境を越え、ツアー3番目の国、ベナンのナティディンゴに向かいます。約200Kmほどの移動です。
途中、トーゴ第2の都会カラの町を通過します。 -
赤茶けた台地の山林地帯を通過。
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川を渡ります。
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タンバルマ郷のバサンバ村に来ました。
この村は、少数民族のベタマリバ族が暮らしており、泥で造られた要塞の様な家が点在しています。世界遺産の伝統的な家々です。 -
土で造られた家は、崩れやすいのか部屋がむき出しの家もあります。
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子供連れの若いお母さんがお出迎えです。角のある被り物は、既婚者の証です。
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村の中心にバウバウの木があります。
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こちら緑の葉が覆う木の下は、村人の憩いの場です。
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子供の遊び道具はタイヤの輪ッコ。。。
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2DKの土壁、屋上付の一戸建てでございます。
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こちらも。
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こちらは離れの納屋で、収穫した穀物などが入っています。
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こちらは離れの納屋がいくつもある、物持ちのお宅の様です。
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村で一番大きなお宅、2階建ての家です。
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このお宅の1階部分居間に入れてもらいます。
屋根の梁を支えるY形柱、梁に渡された木材、シンプルな構造です。 -
狭い階段を上って屋上に来ました。屋上は家族団らんの居間にもなります。
中央にとんがり帽子屋根の2階建て部分がありますが、通常はご主人様の居場所となります。 -
2階建て部分の部屋への入口はご覧の様に狭くて、ご主人がお尻からこうして中に入るのじゃ~と説明してくださいました。
奴隷狩りが来る非常時には、この部屋に家族らが籠るのだそうです。 -
イチオシ
屋上からの村の風景です。
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屋上からの村の風景です。その2
隣りの家の女将が私の家にも立ち寄って~とガイドにお願いしています。自宅訪問のお宅には、お礼の現金収入がありますから。
時間が無いので~ゴメンネェ。。。 -
イチオシ
こちらの家の女将・・・・我が故郷・住めば都~いいところヨゥ~。
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イチオシ
木の下で寛ぐ村人たちです。平和ムードが伝わってきます。
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おお~若そうなのに既婚者なのかなぁ~
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久々の村へのお客さん。。。急遽お土産屋さんがオープンしました。
何も買わなくて、ゴメンナサイ。。 -
小高い丘上に大きなバウバウの木があります。中が空洞と言うので見に行きます。
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こちらが木の中の空洞に入ります。ちょうど上の方に明かり窓があります。
こんな空洞部のあるバウバウの木、マダガスカルでも見なかったなぁ~。 -
村人総出で見送りに出て下さりました。
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音楽隊も繰り出して踊りも始まります。ツアーのお客さんも一緒になって踊りに加わりました。感動する一期一会の出会いでした。
西アフリカ4か国の旅(4)-----ベナンのナティティンゴ・アボメー・ガンヴィエ・コトヌー編につづく。
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この旅行記へのコメント (4)
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- teruさん 2024/04/09 09:10:13
- 西アフリカの新しい情報楽しみましたよ。
- 元気ですか、いつもyouさんの旅楽しみに見ています。OB会のTeruです。今回は未開の文化ですね、トーゴのブードウ―教の炎の儀式は、すごいどこを見てもおおらかな世界に触れますね。10年前マダガスカルに行った時を思い出すます未開の部落がまだあるのですね。私も5月7日から中欧、最近独立したアルバニア、北マケドニア、モンテネグロなど周辺を訪問します。よい情報があれば教えてください。
- youさん からの返信 2024/04/09 22:17:11
- Re: 西アフリカの新しい情報楽しみましたよ。
- teruさん こんばんは。
お元気のようで何よりです。
今回旅した西アフリカは、これまで訪れた国々には無かった、奴隷交易の歴史やブードウ―教と言うローカルな宗教に触れたり、昔ながらの生活をしている部族の村を訪れたりと、変化に富んだ有意義な旅でした。
teruさん、今度は中欧とバルカン半島方面の旅行ですか。いいですねぇ。どうぞ楽しんできてください。
私は3.11の震災があった2011年にバルカン半島を旅しましたが、旅先で出会う地元の人達に、日本の震災や原発事故のことを心配していただき、恐縮に感じたことを思い出します。
you
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- gontaraさん 2024/03/26 04:08:11
- 微妙に違う
- おはようございまう
僅か半年前ですが懐かしい思いで拝見させていただきました。
同じツアーなのですが、微妙に異なったりしするようです。
装飾棺桶屋さんも別の場所なのかな?
近代的な棺桶が多い様に見受けられました。
タンバルマ郷アフリカ感が有って良かったですね。
このコースはそれなりに見所有りましたね。
GONTARA
- youさん からの返信 2024/03/26 22:18:14
- Re: 微妙に違う
- GONTARAさん こんばんは。
メッセージ有難うございます。
同じ旅行社の同じツアーで、しかも現地ガイドのクンタさんも同じなので、ほぼ同じになりますよね。
ただ、各地の博物館では、GONTARAさんが訪れた前回は
写真OKだったのに、今回はNGと変わっていました。
それに、幹線道路での検問、やはり難儀しました。さすがに45回はありませんでしたが、10回ほど有りましたよ。その中で数回はクンタさんが警察官の顔色を見て、強硬突破する場面もありました。
GONTARAさんがこの3月に訪れたコンゴ、面白いお国の様ですね。それにしても、理不尽な賄賂要求には大変でしたね。最後は大使館のお世話になったとは。youもいずれ、コンゴ近辺を行こうかなと思っていますが。
ギニア湾周辺の国は、賄賂が当たり前の社会ですから、相応の心構えで旅をする必要がありますね。
GONTARAさんの先輩旅行記、これからも参考にさせて頂きます。宜しくお願いします。
you
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