桜の鯖街道・若狭熊川宿

2022/04/09 - 2022/04/09

桜―と言っても 2022年4月の記録である事を
初めにお断りしておきます
タイムリーじゃなくて申し訳ない<(_ _)>

熊川宿には以前も鰻を食べに訪れたことがありますが
ふたたびサバサンドを目当てに出掛けたら
ちょうど桜の開花時期に重なった、という時のものです

エリア 小浜・若狭(福井)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

午前中に自宅を発ち、車で越境してやって来た”Saba*Cafe”さん

お店に入りサバサンドを注文する前に
本日は売切れのお知らせが目に入る..._l￣l●lll

サバカフェ グルメ・レストラン

お店の方が『コレならできますよ~』と仰るので
代りに頼んだのが写真の”サバサンド丼”
(ｻﾝﾄﾞは されてない様にお見受けするんですが･(￣b￣)ｼｰｯ）

どうやらサバサンドの具をご飯にONしたもので
ジューシーな鯖にマヨとレモンが良く合い美味しかったです

トルコ名物のサバサンドですが
長崎や柏崎、沼津等がご当地グルメとして取り組まれてますね
ここ小浜・若狭でもSaba*Cafeさんはじめ多くの場所で提供されています

(※MENUのソースカツカレー 現在は限定販売のようです)
サバサンドは人気なので 思い立ったらお早めに。
この日は午後1時過ぎの訪問だったため、我々含む数組が断念してました

さてお昼も済ませ、道の駅に車を駐めて宿場を歩きます

その昔 若狭から京都を結ぶ海産物の物流ルートを『鯖街道』と呼び
小浜で塩漬けされた鯖が運ばれ 京都に着く頃には食べ時を迎えたそう。
そんな鯖街道の何本かあるルートの内 最もよく利用されたのが
ここ熊川宿を通る街道だったと言われています。

熊川宿 名所・史跡

入口を衛る番所は、当時と全く同じ場所に復元整備されたもの

熊川番所 名所・史跡

番所内にはお役人様と 槍･刺股･突棒･袖がらみ の道具展示がありました。

暫く歩いていると、ひと際大きく目立つ桜の樹が。
『宿場館』の桜です

宿場館は、
昭和15年に村役場として建設され 現在も資料館として使われる建物
中は撮影禁止で、昔の鯖街道の写真などが見られます。

桜とクラシックな建物が大いに映えるのですが
午後のこの時間は逆光になり残念でした。

若狭鯖街道熊川宿資料館宿場館 美術館・博物館

でも大丈夫、宿場館を背にすると順光になり ご覧のとおり d(^^)

青空バックに満開の風情を撮影出来ました

【重要伝統的建造物群保存地区】に指定されている熊川宿

こういった宿場町に来ると
”昔の人もココを歩いて似た景色を見てたんやろか？”と、
ついつい感慨に浸ってしまいます。

そして歩いていると 路傍に古い石碑が残ってて 尚食いつく(笑)

これは長屋道
宿場の足軽専用住宅につながる道だったそうです。

こちらは御蔵道
路地奥の船着場から 少し先にある藩の蔵屋敷まで
年貢米を運搬する際に使う大切な通路だったとか。

御蔵道 名所・史跡

千本格子が立派な邸宅は、藩御用商人で大問屋の菱屋さん

現在はSOL’S COFFEEさんが入られ
古民家宿泊[八百熊川]さんの拠点としても使われる建物です。

菱屋勢馬清兵衛家 名所・史跡

白石神社参道
古くから熊川宿で信奉されてきた氏神(山の神)様

白石神社(熊川宿) 寺・神社・教会

荻野家住宅
代々運送業で栄えた問屋さんで 主屋は宿場最古の町屋だそう。

松木神社(昭和8年創建)
先ほどの御蔵道を使って年貢米を搬入した蔵屋敷があった場所です。

松木神社の由来ですが
小浜藩領主・京極高次～酒井忠勝の時代、
度重なる築城と その費用捻出の為の重い年貢に苦しむ領民を代表し
年貢改めを訴え続けて 遂に処刑されてしまった
松木庄左衛門さんという方が祀られています。

松木神社 寺・神社・教会

その後年貢引き下げの悲願は叶い義民として奉られたこのお方
花も実もある28歳だったそうです。

桜の下の松木庄左衛門像

松木神社を後にし、駐車場所に戻ってきました。
道の駅にある”サンキューバナナ”さんでシェイクを飲んでひと休み
宿場の桜は しっとり穏やかで良いものですね。

道の駅 若狭熊川宿 道の駅

それにも増して、
矢張り若狭は【御食国(みけつくに)】
古くから朝廷に貢がれてきた美味しい食材が揃っています。
サバサンド(まだ言うか)　何度でも挑戦しますよ~(;^ω^)ノ