東京駅に泊まってきた

2024/03/06 - 2024/03/07

日本の鉄道の中心とも言える東京駅。
その中には昔からホテルがあります。
日本にある駅舎の中のホテルを調べたところ、NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI、天竜浜名湖鉄道・二俣本町駅駅舎ホテル INN MY LIFE、田川伊田駅舎ホテルがありました。いずれも宿泊したことはありません。何か楽しそうだから宿泊してみたいとは思うのですが、かみさんの反応がイマイチだから難しいかな？

駅舎の中のホテルに宿泊するのはここが3つ目。
最初の宿泊はかなり昔に廃止されてしまったマレーシアのクアラルンプル駅のホテル。
クアラルンプル駅はいまでは新駅がメインターミナルとなっています。旧駅のなかにあったホテルは設備的には旧式でしたが、外観的にはとても素晴らしいものでした。（過去に書いた旅行記がありますので、興味がある方はご覧下さい。）
次は記憶が全く定かでは無いのだが、スペインのアルヘシラス駅の中のホテル。
モロッコからジブラルタル海峡をフェリーで渡って来たのだが、町の中もよくわからず、夕方で宿探しも面倒なので、駅なら次行程も安心だろうと宿泊した覚えがあります。今ならネット検索で安宿を探すのだろうけれど、ネットも携帯も無い時代。地球の歩き方にも詳しく書いてない街でした。

東京駅は40年以上前、改装前のステーションホテルに宿泊したことがあります。大学受験のための宿として父親が予約したものですが、なぜ東京ステーションホテルを予約したかはわかりません。おそらく交通至便ということだと思うのですが。
そのため東京ステーションホテル宿泊は今回が2回目となります。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルに行く前に東京駅近くのレストランで腹ごしらえ。
一度チェックインすると外に出るのがおっくうになります。
ホテル内は見どころがたくさんありそうなので、ホテル内散策だけで時間がつぶれそうだし。

TOYO グルメ・レストラン

ビルの1，2階がレストランになっています。

古くからの洋食屋さんということで、たくさんの洋食メニューがあります。

2階に行く階段に日替わりランチのメニューが書かれていました。

注文した日替わりのAランチが来ました。

1階に移動してデザートを注文。
実は2階の席でも喫茶メニューを注文できたようです。

喫茶メニュー。
逆に1階でも食事メニューを選ぶことが出来ました。

ケーキセットで注文したモンブラン。

かみさんはベリーのケーキセット。

モンブランの中身。
多層構造になっている変わったモンブランです。
マロンクリームがしっとりではなく、乾燥しているのかパリパリ折れるのが気になる。作ってから時間が経っているのか？

さて、東京駅へ。
まずは遠景から。
やはり駅前は人が多いです。
それも外国人の観光客だらけ。

少し近づいて撮影。
中央の屋根の部分には建物が被らないように、という景観的な条例かなにかがあったはず。今はクレーンが見えていますが、どうなるのでしょう？

復元前後がわかるような説明がありました。
屋根部分は全て復元したようです。

免震構造の説明です。
大地震発生時には建物が最大30cm動くそうです。

東京駅丸の内南口、ドーム内です。
もちろんここは駅の中。

ドームにはレリーフが飾られています。
白鳥の様に見えたけれど、拡大すると蛇のようです。
十二支の干支にちなんだレリーフが合計8個飾られていました。
東京駅を設計した辰野金吾を検索すると、日銀本館や大阪市中央公会堂などを手がけたようです。そしてこの前行く予定だったのですがやむを得ずキャンセルした武雄温泉の楼門も同時期に手がけていたようです。辰野金吾の故郷の佐賀県。そこに残りの干支4つが隠されていたというのがミステリーです。

その上には羽を広げたワシの彫刻も8個あります。

東京駅らしく、ムスリムのためのお祈り部屋もありました。
観光客が多い東武日光駅にもありました。
マレーシアなどのホテル室内のように、祈祷室内にはメッカの方向を示す矢印が天井にあるのでしょうね。

ロビーには暖炉がありました。

東京ステーションホテルの入り口。

正面のドアを内側から。

フロント前のソファ。

とても長い廊下です。
東京駅の丸の内の北口から南口までの間を使っているわけですから、長いのも当然ですね。

部屋のドア。
もちろんオートロック。

カードキーを差し込むと電気が付きます。
その下のスイッチは独自のものです。
他のホテルではドアノブに掃除をして下さい等際に掛ける札の代わりにこのスイッチで知らせるわけです。

ツインの部屋です。

部屋の照明です。

デスクもあります。

メモ帳の脇に置いてあるボールペン。
売店でこのようなものが置いてあったら購入するのですが。

デスクの引き出しには荷物タグと絵はがき。
これは記念に持ち帰りました。

同じく引き出しにはLANケーブル、そして体温計。
ホテルの室内に体温計が置いてあるのは初めて。

ナイトテーブルに室内着が入っていました。

その下には薄型の貴重品入れ。

クロゼット。
このクラスのホテルですと、クロゼット内照明があります。
ハンガーがたくさんあるのが良いですね。

アイロンとアイロン台もありました。

食器棚。

紅茶はトワイニングでした。

食器棚にはおつまみやミニバーも用意されています。

下は冷蔵庫です。
水は無料です。

浴室と隣の洗面室はガラスで仕切られています。
高級なホテルの浴室と洗面室はガラスで仕切られていることが多いのですが、何故浴室内が丸見えのガラスで仕切られているでしょう。

洗面台です。
新しく改装したホテルなのにイマイチ使い勝手がよくない2ハンドルなのは、デザイン優先なのでしょうか？

洗面台右手には種々のアメニティ類がケースにまとめられていました。
シャンプー類は公式HPによるとフランス製のイストワール ドゥ パルファン。
オリジナルのバスアメニティということです。

ボディタオル、歯ブラシ、シャワーキャップ、ボディローション、クシなどです。雪肌精もありました。

体重計も洒落たタイプ。機械式でいかにも高そうな品です。
目盛りは読み取りにくそうですが。

シャワーはハンドル付きで上下しやすそうです。
シャンプー類はここにも置いてありました。

レインシャワーもあります。

トイレは独立式。

窓の外は中央線の線路があります。
そのため窓のカーテンを開けても眺望はありません。
遮音性が高いようで、騒音は全く感じませんでした。

ホテルの案内図です。

Oakというバー。
休業中でした。

「SMALL LUXURY HORTEL OF THE WORLD」と書いてあります。
そのようなホテルグループがあるようです。
リストを見ても知っているのはここと目黒の雅叙園だけでした。

2階の廊下から駅構内を眺めます。
3階は客室です。
遙か昔に宿泊したのは、今いる場所にあった客室だったと思います。

館内には螺旋階段があります。

最上階から下を見下ろした写真。

廊下の窓から丸の内側を見る。
正面はJPタワーそしてKITTE。

ホテル内の廊下から見る吹き抜け。

館内の廊下には懐かしい写真がたくさん飾られています。
八重洲口には超高層ビルがどんどん建設されていますので、この写真もすでに懐かしい写真です。

ドーム内の彫刻の説明がありました。

ドーム部が改装される前の写真。
年代は異なりますが、かつてこの建物に宿泊したわけです。

昔の室内の写真がありました。
かつて宿泊したときはこのような客室だったのでしょうか？
ブラウン管テレビと壁に設置されている小さなケトルが印象的。
今とは異なるシンプルな部屋です。
受験用に宿泊できたくらいだから、当時は今よりも価格設定が低かったのでしょう。受験用パックがあったのでしょうかね？

東京駅が創建されたときの建物。
この建物に戻したわけですね。

かつてのホテル入口の写真がありました。
今のデザインの方が洗練されているけれども、こちらの方がレトロっぽくて好みだな。

地下のレストラン、フィットネスクラブへの入口。

地下にはフィットネスとスパがありました。

2階のフレンチレストラン入口。

どのホテルにしてもクラシックホテルの階段付近はとても雰囲気があります。

朝、部屋の外にはチェックイン時に注文した新聞が置かれていました。

アトリウム入口。

朝食会場のアトリウム。

アトリウムには小さなラウンジがあります。
せっかく朝食付きのプランで宿泊しているのに、昨夜からお腹の調子がとんでもなく悪い。
クリスマスイブに行った富士屋ホテルを思い出しました。あのときも朝食を諦めて朝早くチェックアウトしました。
今日はかみさんだけアトリウムで朝食。自分は食事どころではなく、部屋でトイレにこもりっきりでした。12時がチェックアウト時間なのに、9時過ぎにチェックアウトして家路につきました。
高級ホテルは身体が拒否反応を示すのか？やはり自分にはビジネスホテルの方が合っているのかな？