「はこだて冬フェスティバル」と、おいしい冬の街♪ーところが予想外に・・・！ーその１．－

2024/02/28 - 2024/03/01

３年前「函館クリスマス・ファンタジー」で訪れた時は、
近年まれに見る大雪でした。
雪道に慣れていない私はハデに転んで、しばらく歩行に
不自由するという苦い経験があります。
なのに懲りもせず、この冬また来てしまいました。
（その時以来というわけではなく、去年の夏も来てはいるのですが。）
本来、北海道の中でも函館は雪が少ないほうで、前回は異常気象
だったようで。
今回は久しぶりに観光付きツアーで、「お身体に配慮した」「グルメ
旅」というキャッチフレーズに乗せられて、ついつい再訪する
羽目に？なった次第です。
「２０２４はこだて冬フェスティバル」の最終日とあって、
それもぜひ見てみたいし。
オットに同行を拒否され、ひとりで参加することに
なりましたが。
もともと一人旅は好きで、若い頃からさんざんしてきたので、
その点はまったく問題なし、です。
「１名１室同料金」の設定だし。
寒さ嫌いのネコのくせに、冬の北海道のおいしいものと
美しい冬景色は大好き♪という矛盾した性格のため、
万全の防寒対策をして、いざ、出陣！？・・・です。ｗｗ

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

1日目：2月28日（水）晴れ

出発は羽田空港から全日空機で。
本音を言えば、北海道新幹線のほうが好きなのですが、
このツアーは航空機利用。
（我が家からだと、成田空港ならまだしも、羽田空港へは
アクセスが不便なのです。）
おかげで、12時50分発の便なのに、家を出たのは
朝8時過ぎ！
列車を使うツアーもあるにはあって、実際いつもは
そちらを選んでいました。
ただ今回はひとり参加で、前回の雪道転倒事故の二の舞は
ゴメンなので、ツアーバスで観光できることを優先して、
このツアーにした次第です。
（他にも理由はありますが、それは
後ほど。）

※往路では機体の写真が撮れなかったため、
これは復路のものです。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

ツアーには本日の昼食が含まれていないため、
空港内で調達します。
駅弁や空弁は、旅の楽しみのひとつとして、
けっこう好きなのです。
日ごろからランチは軽めで、羽田ではよく
「MAISEN」のサンドiイッチを選んで
います。

いつもなら「ひれカツサンド」にするところ、
「季節限定」という文句につられて、
「えびカツサンド」をチョイス。
さっぱり目で、好みの味でした。正解！

函館までは、1時間20分ほどの飛行時間です。
自宅から羽田空港へ行くより近い。（笑）
函館空港に迎えに来たツアーバスは、鮮やかな黄色。
判りやすくていいですね。

函館空港 空港

まずは、湯の川温泉にほど近い「トラピスチヌ修道院」
に立ち寄り。
日本初の女子修道院として、
普通の観光では、あまりい含まれないのですが、ロケーションが
空港から函館市内に行く途中にあるのと、時間配分の関係から
入れたのかと想像しています。

トラピスチヌ修道院 名所・史跡

私はずっと昔に、やはりツアー観光で一度訪れただけで、
まったく記憶に残っていませんでした。
なので、きょう久しぶりに再訪できて嬉しかった。

トラピスチヌ修道院 名所・史跡

修道院の入り口に立つ「聖ミカエル像」。
神に反逆した悪魔を調伏したと言われています。
聖ガブリエル（聖母マリアに受胎告知をした）と
ともに、大天使のひとりです。

トラピスチヌ修道院 名所・史跡

白いマリア様。
「慈しみの聖母マリア」と
呼ばれています。

トラピスチヌ修道院 名所・史跡

修道院内部は公開されていませんので、
見学できるのは建物の外観と前庭、
資料館だけです。
資料館に付随している売店では、修道女
手作りのお菓子などを販売しています。
中でも、伝統のレシピで添加物を
一切使わずに作られた「マダレナ」は、
昔ながらの素朴な味わいのフランス菓子
です。
５個入りのが税抜き５００円でしたか？
修道院の建物や修道女の生活をイラストで
描いたポストカード、小物などもありました。

修道院の敷地内にある「市民の森売店」
で、ガイドさんお奨めのソフトクリームを
食べました。
ここに限らず、北海道のアイスクリームは
どれもミルクの味が濃厚でおいしいのです♪

函館市内の「函館国際ホテル」に到着。
いったんチェックインして、荷物を部屋に
置いてから、「五稜郭公園」の観光に出発です。

函館国際ホテル 宿・ホテル

「五稜郭公園」は市の中心からは少し
離れていて、市電で行くと停留所から15分ほど
歩くので、バスで近くまで連れて行って
もらえる点、ツアーは楽です。
「五稜郭タワー」の真下の駐車場で下車。
信じられないような快晴で、白いタワーが
青空に映えて、きれいです！

五稜郭タワー 名所・史跡

ガイドさんが「五稜郭公園」を案内して
くれたのですが、私は何度も見ているので、
そちらはパスしてグループから離れます。
入場券を買って、エレベーターでタワーの展望台に
登りますが、タワーは６時に閉まるので、かなり忙しいのです。
今月末まで（今年はうるう年なので、明日まで）
「五稜星の夢」というライトアップのイベントが
開かれていて、それを見たかったので。
中国からの観光客がたくさん来ていました。

五稜郭タワー 名所・史跡

３階の展望台から見下ろすと、「五稜」郭の名前の
所以である星の形がよくわかります。
だけど・・・え～！？

五稜郭タワー 名所・史跡

なんだか違和感が・・・期待していたのと
違う！
これって、秋景色！？

五稜郭跡 名所・史跡

だって、ポスターにあった「五稜星の夢」という
写真では、こんな景色が見えるはずだったのでは？

たしかに５時すぎでは、まだ明るさが残っているし、
雪が積もっていないから、こんなふうにはならないの
でしょうね。
雪がないとは、ガイドさんから聞いていたけど、それでも
やはり少しは期待したのに・・・がっかりです！

五稜郭のサイズと、それぞれの部分の
名前の説明です。
見た目より、実際はずっと大きいのですね。

函館山も見えます。
左端の突き出た部分が「立待岬（たちまちみさき）」。

展望台の一角に、新選組の副長「土方歳三」の
座像が据えられています。
女性の彫刻家の作品で、なかなか素敵なのですが、
いつも逆光になってしまい、いい写真が撮れません。

展望台から降りるのは階段です。
階下の「アトリウム」と呼ばれる広場には、
イルミネーションが施されていて・・・

五稜郭タワー 名所・史跡

少しは「冬ファンタジー」の
気分にさせてくれました。
でも、まだ空はこんなに明るいのです。

例年、北海道の冬といったら、夕暮れはもっと
暗くなっているのですが。
天気が良すぎるのも良し悪しですね。

１月中か、せめて２月の半ばごろに
来ていたら、多少とも雪景色が見られたの
でしょうか？
数年前の冬に来た時は、積雪が多すぎて、
ここまで歩いて来られなかったし・・・
ついてない！

雪だるまちゃん、こんにちは。
せっかく会えたけど、このイベントも
明日ででで終わりなのね。

ここにも、土方歳三さま。
上階の座像と同じ作者の彫刻です。
ライトが当たっていて、いつもよりは
お顔がよく見えます。
（この２つの像は、イベントの時
だけでなく、常設されています。）

タワーの売店は、おみやげ物が充実して
いるので、ここでしか買えないような
ものを（ちょっとだけ）買って、バスに戻ります。
以前より、価格が上がっていました。　(>_<)

夕食は、函館山のケーブルカーそばの
居酒屋さんで。
「毛ガニ御膳」を中心としたメニューだ
そうです。

沙羅の月 グルメ・レストラン

入り口脇のきらきらした灯りは、
イベントに合わせているのかな？

沙羅の月 グルメ・レストラン

団体客が多いと聞いていましたが、
時間が早いせいか、我々のグループ
だけで、落ち着いて食べられました。

沙羅の月 グルメ・レストラン

海鮮料理づくし。
函館へ来たら、こういうのが食べたかった
のです。
私好みです♪

毛ガニは、半身（170ｇ）。
味は悪くなかった。

イクラかけご飯に・・・

イカそうめん。

お魚（名前忘れたけど）の蒸し物。

鍋は、帆立。

それほど大量に食べるほうではないので、
おいしいものをちょっとずつというのが
性に合っています。
満足。

飲みものは別料金です。
こういうところでは、私はたいてい
その土地の地酒をいただきます。
元気のいいスタッフの女性に尋ねたら、
これを奨められました。
「大雪の蔵」（300ｍｌ・890円）。
口当たりがよくて飲みやすかったけど、
飲み切れなくて、ホテルにお持ち帰り・・・
しました。（笑）

これも別注文で、店お奨めのバフンウニ。
小ぶりとはいえ、これで700円なら
いいんじゃない？

夕食後は、ホテルまでの道すがら「はこだて
冬フェスティバル」ドライブ。
「イルミネーションで輝く街並みを暖かいバスの
中からご鑑賞」と銘打って、2月28日出発だけの企画です。

ところが、実際にはさーっとバスで通り過ぎただけで、
ほとんど見えなかった。
こんな夜景が見られると思ったのに・・・。

※「はこだてイルミネーション」のパンフより。

これは「八幡坂」の夜景ですね。
まあ、ここは大型バスは入れないから、坂の
下から見上げることになるのだけれど・・・。
せめてもう少し徐行してくれなくては、ね。
あとでこの写真を見て、はじめて場所が
わかったほど。

※「はこだてイルミネーション」のパンフより。

しかも、一番華やかにライトアップされている広場
は、省いてくれた！

ひど～い！　
このイベを目あてに、
わざわざ、出発日を選んで参加したのにぃ～！
ガイドさんは、たいしたことだと捉えていなくて、
早く帰りたかったのかな。
他の参加者も気にしなかったかもしれませんが、
私としては、来年があるかどうかわからないから、
けっこう本気だったのです。　（泣）

※「はこだてイルミネーション」のパンフより。

本日（初日）の行程は終わり、ホテルに
戻ってきました。

函館国際ホテル 宿・ホテル

広いロビーですが、今は時間的に誰も
いません。

ロビーに飾られていたお雛様。

「昭和３（1928）年、昭和天皇のご即位を記念して京都の人形師が
作った大変珍しいものです。
男びなと女びなの間には『高御座（たかみくら）』があり、
昭和天皇をかたどった木彫りの像が座っています。
96年の歳月を経ても色あせることなく、時代を見守って
きた人形です」
との説明書きがありました。

別の一角には、
「平成元年・天皇皇后両陛下・皇太子殿下
　函館行幸啓函館お泊り所記念」
というプレートのついたガラスケースに、美しい
食器が納められていました。

私のお部屋は、本館の９階です。
ひとりなのに、なぜかトリプル。ｗｗ
このホテルは本館と西館があり、西館からは
海が見えますが、料金は本館のほうが高いの
だそうです。
連泊だし、居心地の良い部屋でよかった。

函館国際ホテル 宿・ホテル

バスルーム。
洗面所以外は使いませんでしたが。

１３階にある温泉大浴場が広くて眺めも
いいと聞いたので、行ってみました。
塩分が強く湯温は高めですが、気持ちのいい
温泉です。
大きな窓から函館港と函館山が見えて、
くつろいで入れました♪

明日は、フリータイムの日です。
観光は何度もしているし、外は雪がないとはいえ
寒そうだから、
「何を食べようかな。」
というところでしょうか。　（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ーつづくー

函館国際ホテル 宿・ホテル