2024 冬別府　後半戦

2024/02/02 - 2024/02/05

毎年恒例となった冬の別府ひとり旅。
今回もメインのイベントを無事済ませて漸く夜の街でビールにありつけました。
昨年の別府滞在から取り入れたレンタカー空港乗り捨て作戦で今回は県内をぐるり周遊して帰途に就きました。
雨交じりのあいにくの天気、それと体調もイマイチ。東京は大雪ということでちょっと気が散る行程になりましたが…

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー JRローカル ソラシド エア

さて別府滞在3日目の朝。
1週間前は雨予報も何とか夜半に雨も上がったようで曇天のコンディション。
酒を飲まずに4日目、すっきり起床してホテルの温泉を使って朝食を買いに街中を散歩。

この建屋は駅前通りにある趣のある街中温泉「高等温泉」なるところ。
10年前に訪れた時には趣のある建屋とネーミングに驚いたものですが、改めてみると別府の街中には馴染んでいるんですよね。

朝食に目指したのは日豊本線の高架下で営業されている人気店「野田商店」です。

地元の方向けの総菜店で名物はどしっとした太巻き。
総菜も煮物、揚げ物など家庭料理がズラっと数十種類並んでいる様は圧巻でもあります。

この日は前日の節分明けということもあり開店直後はゆったり営業。
お目当ての太巻きとコロッケを購入しいそいそとホテルに戻ります。

野田商店 グルメ・レストラン

ホテルに戻ってがぶり。

これが太巻きです。半分以上食べた後ですがコシのある海苔にかんぴょうと玉子焼きと大葉にでんぶが巻かれておりじゅわりと味が沁みて本当に美味しい。


さて、エネルギーチャージ、準備万端に整えて10時まで部屋に滞在して旅のメインイベントに向かいます。

身支度と携帯品を持っていざレースに。
ホテル近くの専用バス乗り場から一路、スタート地点に向かいます。

高崎山のふもとに靄がかかっていますね。
気温は8度くらい、ほぼ無風の曇天で湿度が高めのマラソン日和です。

無骨な自衛隊車両は手荷物搬送に。いろいろな方々が大会開催に奔走されています。
数えてみると今回が9回目の出走らしい。
コロナ禍の期間3度DNSだったので随分長い事参加しているのだなぁ、とか感慨深いものがあります。
雨上がりでコンディションは良好ですが、とにかく地面がぬかるんでおりストレスでした。

そしてスタート直前をパチリ。
実は今回、登録タイムが初めて2時間55分台で後方最前列。
この地点から5分ほど歩いてこの先のスタート集団に合流します。


さてどうなることやら…この時点では期待と不安が半々でいよいよスタート！

と、いきなりうどんになりますがレースは無事終了。

3時間弱のレースの間は実に実にいろいろなことがありますがタイムは2時間55分台（ネットは54分台）でまぁ70点かなぁ…などとつらつらと考えながらレース直後のエネルギーチャージに別府トキハ百貨店地下フロアのうどんをずずずっと。

この後ホテルに戻って温泉に入ってひと息ついてから予約していた居酒屋にこの大会でだけお会いするラン友さん達と集合です。

店は昨年たまたま入ってとても良かった美乃里さん。

地場のツマミに家庭料理的やおばんざいみたいなものが手ごろで美味しい。
ビールに刺身、とり天などをつまんで反省会は順調に進みました。

こちらは地魚中心の刺身。
鯵、いわし、かんぱち。
キレキレで美味しい。ビールが沁みます。

こちらは名物のりゅうきゅう。

2軒目は河岸を替えて別府飲食店街の人気店チョロ松に席を見つけて予約ナシで入り込めました。
食べたのは名物の「かも吸い」
すっきりした鴨スープにちゃんぽん麺。鴨肉にねぎ、ごぼう、こんにゃくなどが美味しいのですよね。

大分の地酒御三家（当社比）の八鹿、西の関、鷹来屋をすいすい頂いてごちそうさん。
おじさんたちはここでお開き、となりました。
相変わらず充実の別府でしたね。

チョロ松 グルメ・レストラン

心地よい、二日酔いで起床、のハズでしたがやっぱり飲み過ぎたのか体調イマイチ。
頭痛が収まらず温泉につかって荷造りを済ませて最終日の移動です。

帰りの飛行機は価格も勘案して19時台の最終便。たっぷり半日の時間があります。

トキハで土産物を購入しまずは電車で大分駅まで。
この日は全国的な荒天で北九州で架線事故があったとかでJR九州のダイヤも乱れがち。
遅れてきた電車に乗り込む間際、なんとトキハに忘れ物の大失態。
この後、連絡を取って無事確保できましたが何をやっているのか。体調の悪さと共になかなか気分がアガりません。

駅のホームで鉄分補給。
複数の路線が乗り入れる大分駅はなかなか見ごたえがあります。

大分駅前からレンタカーを乗り継いで目指す先は臼杵市。
果たして何があるのでしょうか？

ちなみにこの後車に乗り込みカーナビをセット。
走り始めた途端に警告音が鳴り響き、周辺をムダにうろうろしてしまいましたが、何のことはない助手席に置いた荷物が重すぎてシートベルト装着が反応していたのでした。やれやれ。

ということで1時間後にたどり着いたのは「敦煌」

といっても臼杵市郊外の中華料理店です。
事前調査通りに店構えはまるでドライブインの佇まいで一見では入るのは躊躇するでしょうね。
店内も少なからずカオスですが、ここには何かがアルはず！という確信めいたものが閃きます。

店主とやりとりして（ワンオペでした）注文したのは「ちょっと辛目」の麻婆豆腐のランチ。

10分ほどして配膳されたのがこちらになります。

おおおお、辛そう。そして美味しいそう。

麻と辣がビシっと効いたヒトサラ。
体調が悪かったのも忘れ、汗だくで掻き込みました。

麻婆豆腐は銀座の桃花源にも劣らない本格的なもの。
信じられないことにこのクオリティ、ボリュームで￥990！でした。

さて麻婆豆腐でひと汗かいた後は大分駅までレンタカーを乗り継ぎ、別府で忘れ物を引き取って温泉に。
別府亀川温泉の地元湯、亀陽泉に。

地元のおじじたちと湯あみしてすっきり。
マラソン特典の無料券を使いましたが、別府の街中湯にありがちな「あつ湯」と「ぬる湯」の浴槽。
素朴で味のある温泉でナイスチョイスだったかと思われます。

市営 亀陽泉 温泉

さて、この頃からスマホに東京の様子がチラホラと入ってきます。
予想以上の大雪とのことで帰りの便が俄然気になってきましたが空港の前に例年通過している杵築市に入ります。

街中に佇む杵築城までやってきました。

この町は幹線道路、鉄道路線からも少し奥まっている古い町。
海に臨む起伏のある街並は趣があります。天気が佳くて時間があれば街中を歩き回りたいところでしたが時刻は既に16時ということで取りあえず城にやってきました。

杵築城 名所・史跡

階段がちょうど良いですね。
体調はまだ回復途上なので大人しく昇っていきます。

こちらが杵築城。
おそらく近代になって再建されたものだと思いますが豊後水道を望む高台にあって趣はありますね。

生憎見学時間は終了しており城の周りを散策するにとどまりました。

城の前の展望台から別府方向を望みます。
河口にかかる橋。

そして豊後水道？別府湾方面。

城の周囲には近隣の道標？記念碑みたいなものがズラっと集められていました。

帰路、やや鉄分補給をということでJR杵築駅に立ち寄りました。
この駅、市街地からは3キロほど離れていてどのような経緯でこうなったのか気になります。

多分、地形や線形の問題があったのだろうと思いますが。
旅の後にこういうのを調べるのがまた楽しいのですよね。

ということでいきなり大団円を迎えます。

杵築城辺りからスマホの連絡が慌ただしくなり東京の交通網が大混乱。
羽田も欠航が出始めているという事で予定よりも早めにチェックイン。

その前にハイボールで打ち上げ。


最終日の体調管理に課題を残しつつ、無事定時運行となった飛行機に乗り込み2024の別府も充実の4日間を過ごしました。
しかしここまで来るとあと何年間こうした旅ができるものか、だんだんと切実なものとして感じられます。

まずは心身の健康最優先で過ごす生活を心がけていきましょう。