2024年1月 行ってみたら想像以上に寒かった！ 冬の沖縄 〈前編〉

2024/01/23 - 2024/01/24

年末のある日、ダンナが嬉しそうに近寄ってきた。こんな時は旅行の提案に違いない。
「あのサー、冬の沖縄って安いんだね～」
「冬は寒いから旅行はしないって言ったでしょ!?」
「でもこのHISのツアー、JALで行ってダブルツリーヒルトン那覇に泊まって、美ら海水族館と首里城への１日バスツアーが付いてて、3泊4日で1人3万円ちょっとだよ～！」

お得な旅行を探し出すこと（だけ）には並々ならぬ努力をするウチのダンナ。
確かにその内容でその価格なら安いわね～、美ら海水族館には一度行きたかったし・・・というワケで、2024年最初の旅行は、突然「那覇」に決まりました！

調べてみると1月の沖縄の最高気温は連日20℃以上みたいで、最低気温も10℃を下回ることはないらしい。
どうせ行くならこの時期しか見られないホエールウォッチングもして、ついでにウェットスーツ着てケラマの海でシュノーケリングも楽しみましょうということになりまして・・・。

そんな2024年1月の沖縄旅行のスタートです。

エリア 那覇(沖縄)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス 船 JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

旅の始まりは羽田空港から。
いつもはANAを利用することが多いので、JALの第1ターミナルは久しぶり。

出発前に空港地下にあるフードコートの「あずみ野」でお蕎麦を食べたけど、期待したほどの味ではなく残念。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

羽田14:15→JL917→那覇17:10
搭乗機はボーイング767-300ER。

今日の羽田はいい天気だけど、那覇は雨降りで風が強いらしい。強風の中の着陸は不安ですね。

滞在中の沖縄は連日北風10ｍ以上で寒い日が続く天気予報。
前回の那覇滞在は2021年の４月だったけど、季節外れの台風で海のツアーが中止になったし、私たちあんまり沖縄本島には歓迎されていないのかもな～。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

飛行機はゲートを離れ滑走路へ進んで行きます。

羽田空港(東京国際空港) 空港

年の初めに事故もあったので、離陸時は何だか緊張しますね。

羽田空港(東京国際空港) 空港

発着混雑のため離陸が少し遅れましたが、無事離陸しました。
飛び立ってすぐに滑走路が見えました。

羽田空港(東京国際空港) 空港

離陸して約10分後には富士山が見えてきました。

上空からこんなにクリアに富士山が見られたのは初めてかもしれません。
やっぱり富士山は美しいですね！

正月から縁起が良いので、ダンナがグループLINEでこの写真を送ったら、山ガールの友人から「今年の富士山は雪が少ないので、もっと積もったらバックカントリースキーに行きたい！」というレスがありました。
ココを滑るなんて雄大ですね～。

JALオリジナルドリンク "スカイタイム ももとぶどう" をいただきました。

ほぼ満席の機内の様子。

到着地・沖縄が見えてきましたが、天気が悪くて海は白波が立っていますね。
出発が遅れた分を取り戻せず、予定より30分ほど遅れて那覇空港に到着しました。

那覇空港からゆいレールでホテルのある旭橋駅まで移動します。
北風が強くて体感温度はむしろ関東以上に寒い感じ。

ゆいレール 乗り物

18:30頃、「ダブルツリーヒルトン那覇」にチェックインしました。
フロントのスタッフさんに「沖縄は寒いですね。」と言うと、「今日は最低気温が8年ぶりに10℃を下回ったんです。」と言っていました。
そんな日にやってくるなんて、私たちの運はソートーなものですよね。

さらにこの日は1年に1度のホテルの電気点検日で、24:00～04:00は全館停電になるとのこと。
エレベーターも動かないので、あまり飲んだくれて帰ってくると階段を歩いて昇る羽目になっちゃいます。
室内が真っ暗だと夜中にトイレに起きた時も困るので、フロントで懐中電灯を借りました。

写真はデラックスツインルームの室内。
ベッドが広くてゆっくりと休めそうですね。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

壁掛けテレビに首里城の映像が流されていました。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

バスタブあり、トイレはウォシュレット付き。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

湯沸かしポットにインスタントコーヒーやティーバッグもありました。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

窓を開けると目の前にゆいレールの旭橋駅が見えます。
ホテルエントランス近くにあるエレベーターで上がって、歩道橋を渡るともう旭橋駅の改札口なので、交通アクセスは最高ですね。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

ダンナは何か用事があるようで、ひとりで「Tギャラリア沖縄」に出かけました。

Tギャラリア 沖縄 by DFS ショッピングモール

ゆいレールの美栄橋駅でダンナと待合せて、20:00に「地酒と地産料理の店 花咲」へ。
旭橋駅近くにある「なぎじ」という店を予約していましたが、キッチンスタッフさんが怪我をしたとかで臨時休業となり、姉妹店のこちらに予約変更になりました。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

最初に今日の刺盛２人前をオーダー。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

左からセーイカ、マグロ、島ダコ、アカマチ（ハマダイ）、シチューマチ（アオダイ）。
沖縄産の新鮮なお刺身が食べられて嬉しいですね。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

沖縄の枝豆ってふっくらしていて美味しいのでいつも頼んじゃいます。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

「なぎじ」から予約変更になったので、看板メニューの「ドゥル天」はサービスしてくれるんですって。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

「ドゥル天」はタイモを使った沖縄の郷土料理だそうで、外はカリッと中はもっちりしていて、ビールのおつまみに最適でした♪

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

地産料理の店だけあって泡盛の品ぞろえが豊富です。
私たちは泡盛はあまり飲んだことがなかったンですが、目の前にいらしたベテランスタッフのミヤさん（宮里さん）に、「せっかく沖縄に来たので飲みやすい泡盛があれば飲んでみたい。」と相談して、お勧めのものをいただくことにしました。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

「玉那覇」という銘柄です。
街の酒屋さんで売っているものではなく、お店が酒蔵と相談して造っていただいているものだそうです。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

おススメの飲み方はロックか水割りだそうなので、その通りに飲んでみました。
泡盛って度数が高くて変な癖もあってきっついイメージがあったんですが、いやいやこれは美味しくて飲みやすいですね～。

お話してみるとじんわりと温かみが溢れるミヤさんは、私たちとほぼ同世代の方でした。
沖縄の自然環境について話しが及び、伊良部島の蟹漁師さんの話をすると、「蟹蔵さんですね」って！　蟹蔵さんってそんなに有名な方だったんですね～。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

ミヤさんにお勧めを聞きながら、次の料理は「トーフチャンプルー」。
コレも旨し♪

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

沖縄で食べるとなぜか美味しい「鶏のから揚げ」。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

てびち（豚足）は脂っこくて基本苦手なんですが、「うちのは大丈夫ですよ～」と勧められて頼んだ「焼きテビチ」。
外皮はパリパリッとして香ばしく、中はトロッモチッねっとりしていて、ワタシはこの日一番好きだったかも。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

〆には「イカスミソーメンチャンプルー」。
歯は真っ黒になるけど、やっぱり美味しいですっ！
美味しくて楽しくて最高の夕食になりました。

地酒と地産料理 花咲 グルメ・レストラン

ホテル近くのローソンでイチゴロールケーキとコーヒーを買ってお部屋で食べました。
まもなく停電するので、早いとこシャワーを浴びて休むことにします。
オヤスミナサイzzz

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

翌朝。
今日はHIS「美らバス」一日観光ツアーで、首里城公園や美ら海水族館に向かいます。
集合時間が早いので、朝食は部屋で軽く済ませました。

ダブルツリーｂｙヒルトン那覇 宿・ホテル

HIS LeaLeaラウンジを出発し、何ヶ所かのホテルでお客さんをピックアップした後に、首里城公園に到着しました。

守礼門をくぐって公園内に入ります。
小雨混じりの北風が強く、とっても寒いです。

首里城 名所・史跡

首里城は2019年秋の火災で、正殿など主な施設が消失してしまいました。
この門をくぐるとかつての首里城正殿の姿はいまはなく、建物の中で復元工事がすすめられています。

首里城 名所・史跡

正殿奥の高台からは那覇市内が一望のもと。

首里城 名所・史跡

次の目的地「古宇利ビーチ」にやって来ました。
天気が良い日にはエメラルドグリーンの海に古宇利大橋がかかる絶景が臨めるンだそうですが、この日は雨が降って風が強くて寒さが身に沁みました。

古宇利ビーチ ビーチ

お昼過ぎに「沖縄 美ら海水族館」に到着しました。
私たちが乗っているHISのバスは「そらとぶピカチュウ」号。
バスが信号で停車するたびに、歩道からこのバスの写真を撮っている人がたくさんいました。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

団体バスの駐車場から階段状の坂道を降りてきて振り返るとこの風景。
キレイに手入れされた花壇が美しいですね

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

「イシカワガエル」
日本産のカエル類の中で最も美しいと定評がある沖縄の固有種で、個体数も少なく天然記念物に指定されているンだそうです。
なんだか親しみが持てる名前なんですよね～（笑）。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

水族館を訪問したのは水曜日でしたが、水曜日は水上デッキからジンベイザメが泳ぐ大水槽を覗くことができるバックヤードツアーがあるんです。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

上から見るジンベイザメ。やっぱり大きいですね！

ジンベエザメは魚類の中で一番大きい “最大種” で、ここ「沖縄 美ら海水族館」で飼育されているジンベエザメ・ジンタ（雄）は、2023年1月現在、全長8.8m・体重（推定）6,000kg だそうです。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

そろそろお腹が空いてきました。
水族館内のレストランは混んでいると聞いていたので、私たちはHISさんが予約販売していた「タコライス」（500円）を購入していました。
天気が良ければ屋外で食べたいと思っていましたが、強風＆雨降りなので屋内の研修室のようなところでいただきました。
味は見た目通り・・・タコライスはまあこんなもの。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

食後は水族館に入場。
サンゴ礁に住む色とりどりの魚たち。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

この丸くて平べったい魚は「ナンヨウツバメウオ」かな？

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

愛嬌のあるフグさんが近づいてきてくれました。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

ナポレオンフィッシュも優雅に泳いでいます。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

いよいよ「黒潮の海 大水槽」へやって来ました。
下に見える「カフェ オーシャンブルー」では、ジンベエザメやマンタたちを眺めながら食事をすることができます。
水槽側客席は時間制指定席になっていて、40分間で500円（税込）ですが、人気があって１時間待ちはザラだそうです。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

悠々と泳ぐ「ナンヨウマンタ」

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

スロープ途中から見た「黒潮の海 大水槽」

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

やっぱり皆さんのお目当ては「ジンベイザメ」ですね～。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

マンタやコバンザメを引き連れて泳ぐジンベイザメは、大きすぎて全身を真下から撮影するのは難しいです。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

「ナンヨウマンタ」も下から見ると、光のコントラストが美しい。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

水族館の出口近くに「亀の浜」と言う名前の小さな浜辺がありました。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

沖合には本部周辺の小さな島々が見えています。
尖った岩山のある島は「伊江島」。ダイビングやシュノーケリングのスポットとして有名なところですね。
良い天気だったら空と海の色が美しいンでしょうけど、今日の天候ではダメ～。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

続いて「ウミガメ館」へ。
水面に顔を出すウミガメさんたち。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

階段を降りるとウミガメが水中を泳ぐ姿を横から見ることができます。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

イルカラグーンに向かう途中には、イルカの形に刈り込まれた植栽がありました。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

通常イルカショーが行われる「オキちゃん劇場」が改修中のため、ショーはこちらのイルカラグーンで行われました。
雨は小康状態でしたが、屋根なし＆観覧席なしなのでとっても寒いです。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

イルカ、跳んでます！

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

イルカ、立ってます！

私たちは地べたに紙を敷いて座って見ていましたが、大陸からの観光客さんが開演間際にやってきて、遠慮なく私たちの前の芝生に陣取りました。
中には立ち上がる子供もいたりして、“Sit down,Please!” と言い続けながらの観覧となりました。マナーを守って見て欲しいですね。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

再びバスに乗って帰路につきます。
途中に立ち寄った「御菓子御殿 名護店」でお土産を購入しました。

沖縄美ら海水族館 動物園・水族館

「御菓子御殿」で買った「紅いもシュークリーム」は、バスの車内でいただきました。

バスツアーから戻ってホテルで一休みし、予約していた店に歩いてやって来ました。
このビルの２階です。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

「沖縄料理 我謝ハル子酒場」
私たちが外からお店の写真を撮っていると、店主さんが「いらっしゃいませ。なんとなくいらっしゃった気配がしました。」と顔を出してくれました。
店主さんは耳がご不自由なので、そのぶん感性が研ぎ澄まされているのかもしれません。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

店内はテーブル席が４つほどのこじんまりとしたスペースです。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

こちらのお店は予約制で、事前にメニューの中から希望する料理をLINEで伝えておくシステムなんですが、料理はお通し＋8品、お酒はテーブル上のものが飲み放題で、なんと男性3,300円、女性3,000円という信じられない価格設定なんです。
さらに店主さんは売上の一部を沖縄の児童養護施設に寄付されています。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

お通しはたっぷりのもずく酢。
このあと、ジーマーミー豆腐、ソーキ煮と続きます。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

「フーチャンプルー」は素朴で家庭的なお味でした。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

「アグーギョウザ」はその名の通り、沖縄産あぐー豚を使った餃子です。
さらにお料理は、もずくのかき揚げ、トリカラと続きます。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

途中で１点だけ残念な行き違いがありました。
事前注文した「紅芋フライ」が品切れだったようで、代替品として「てびち」が出されたんですが、私たちは「てびち」が苦手なのです。
申し訳なかったのですが「島豆腐ステーキ」に替えていただきました。
“品切れのものがあったら他のものに変更していただいて構いませんよ。” と伝えていた私たちの責任なんですが、この件で店主さんのテンションはいっぺんに下がってしまったようでした。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

〆には沖縄そば。
お腹いっぱいになりました。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン

「ブルーシール バニラアイス」は別腹でいただきました。
素朴な沖縄家庭料理をお腹いっぱい食べられる、コスパ最強のお店ですね。

→〈後編〉へ続きます。

沖縄料理 我謝ハル子酒場 グルメ・レストラン