
2024/02/17 - 2024/02/17
239位(同エリア259件中)
BO/Mさん
生水の郷(しょうずのさと)、これは針江大川で、冬場でもこのようにあおあおとした水草が川の中にしげっている。
それは、琵琶湖にそそがれる山あいからの水が一旦地中に潜り、地下水として地下水脈を行き、それが湧き水となってこんこんと湧き上がる事から、冬場であっても13-15度ほどの温水となり、故に緑色の草が枯れないのだと言う。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
高島市新旭町針江大川、満々と水が琵琶湖に向かって流れて行く
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これが川の中、水の中で緑色が濃い
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もう少し水量が増すと水車も回るそうだ
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この辺りは水場が多く、それは川端=「かばた」と呼ばれる生活の場となる
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湧き水はそこらで多く湧き上がり、この地域の人々は「井戸を打つ」と表現する。
土中に水管を打ち込んで行くと、ある一定の深さに到達すると水が湧き出てくる。 -
そして、湧き水は既に書いた通り、土中から湧き出て来る水であるので、外気温よりも冬場は高く、13-15度で年間一定であると言う
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こうした町場の至るところに井戸や共同水場があり、「かばた」文化が伝統的にあると言う
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個々人の家を覗き込む事は出来ないが、自邸に井戸があり湧き水がこんこんと湧き出ていると言う家が結構な数でこの地域ではあるらしい
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こんな風景の中で、「かばた」文化が今も残っている
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小さな建屋になっている井戸もあり、そこには湧き出て来る水管と、それをとる柄杓が用意されており、水はこうして生活用水として利用される。
ぬる、っとした角の無い飲み味だった。 -
井戸はこんな小屋の中に在る場合もみられた
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瓦葺でしっかりとしたもの
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壁面は焼き板である
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水は澄んで、一定の水温で保たれている
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良く見ると大きな鯉が数尾悠然と泳いでいる
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またほかの場所でも屋外のこうした池地があり、そこでも鯉が泳いでいる。水温が年間通じてある程度あるからこそ大きく成長した鯉が泳いでいられるのだろう。
このように、山あいの雪解けから一旦地下に潜った水は土中水脈として湖畔近くまで土中を来て、湧き水となり川へ、或いは井戸へと行き、「かばた」文化により代々守られ生活用水として利用されているのだ。その説明をする女性の方ともお話が少し出来たが、自身が来るとこの土地は水を多く吸っているのでグズグズの液状化現象になりやすいらしい。但し、近年湖水は減少傾向にあり、70㎝程下がっているとか。湖面水位が下がれば井戸湧き水も水位や水量に変化が生じ、あまり出ない場所も高低によって出ているとか。地域の方々は水道は基本的に生活用水となる湧き水で結構まかなっており、或いは下水道も基本料金のみでOKなど水の恩恵は受けているご様子。ここから嫁いで別な土地に行くと水はマズイし水道料金はかかるし(高くなるし)それで初めて水の恩恵を感じる、と言う。
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