滋賀　湖西　今津のヴォーリズ

2024/02/17 - 2024/02/17

ヴォーリズ、と言われても誰か？

１．建築家（主に明治期、大正期のキリスト教会建築と個人邸）
２．近江兄弟社（メンターム）
３．宣教師

であり、米来留（アメリカより来たりて、日本に留まる）を日本名として日本人と結婚し、そして生涯を過ごした方である。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、
米国カンザス州ブンワースの敬虔なクリスチャン家庭に生まれ
1905年、24歳で来日し、
滋賀県立商業学校（八幡商業高等学校）英語科教師となる
2年後に退職、建築技師としての仕事を始めつつ
キリスト教主義による独自の事業を模索する
1910年、教え子の吉田悦蔵と米国人建築技師チェービンとで会社を始める
やがてここに多くの青年たちがあつまり、建築、雑貨の販売
それにメンソレータムを加えて事業が広がる
八幡YMCAから発したキリスト教伝道は最初は自転車で
そして米原、今津、能登川、堅田、水口に近江ミッション（近江兄弟社）
による基督教会館が開かれた・・・（今津のヴォ―リス記念館資料案内より）

エリア 今津(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

こちらが今津ヴォーリズ資料館入口、銀行だった建屋を資料館としている
もちろん、ヴォーリズ事務所による設計である

この建物の模型
左側が表に面した建屋で、奥には木造が連なる
通りに面した建屋は擬洋式ではなく様式と言える

ヴォーリズ建築は近江八幡に居たヴォーリズが布教活動をしながら琵琶湖周辺で幾つも残した

これらが資料館には掲げられている（ここから多く続く）

琵琶湖周辺のヴォーリズ建築

こちらの資料館建屋について

こちらの建屋の歴史

どのように再生したかの記録

どんな建築物だったのか

一粒ヴォーリズ建築設計事務所が手掛けた主たる作品の１
ヘボンさんを追って訪れた明治学院大学礼拝堂（白金台）も見られる

図面解説、当然ながら往時のドラフト（手書き）図面

図面が続く

主たる作品の２・・・学校法人なのであまり一般公開はされておらず、残念ながら訪れるハードルは高そうだが、梁や屋根構造など面白そうなので・・・いつか日本各地を巡って訪れたい

現存せず、などもあるが結構のこされている公共建築物など、比較的見に行けそうなものもありそうだ

個人邸・・・現存せずが多く残念！
軽井沢を別荘地にしたのはヴォーリズら往時の外国人避暑地から始まっている、
だから日本人金持ちが追随し、「別荘」が金持ちステータスとなったのだろうが、
軽井沢はその「走り」である
また湖畔などでも富士五湖周辺などにその後開発が進んだ
特に「別荘建築」って矢張り若干非日常の階高だったり外装を纏うので、
興味深いし余裕を感じる生活臭が少ないゆとりの建築物である・・・

資料館内部（撮影ご許可を得て）

往時は銀行支店だったので、その後の使われ方として置かれた什器家具類だろう

横浜の日本郵船建屋などもそうだが、階高が違う

その生涯

グッズ販売

書籍類（以下個別に）

書籍（ひとつやなぎ・まきこ　さんが奥様）

書籍（ヴォーリズは邸宅建築でもいろいろな新しいアイデアを日本にもたらした、空調や居室内の空気還流なども考慮に入れた設備などあったそうな）

書籍

キリスト者としての書籍

書籍

そしてまた書籍
どの本も欲しいが・・・絶版書籍などもあろう
機会が有れば！

今津には３つの建屋がのこされている、資料館の並びの通り沿いにもう２軒

これは今津教会である

今津教会はプロテスタント教会

質素で可愛い顔をしている

こちらがもう少し近づいたところ

今津教会説明版

向かって右手の建屋

今津教会建屋正面

斜めから、併設幼稚園

この通りは今津の目抜き通りだった

そして、今津郵便局跡

正面より

この薄汚れたまま、が良い
是非この通り保存を・・・と願う

旧今津郵便局説明版

屋根裏

屋根裏骨組みを敢えて出しているのかと思ったら修繕と一部屋根裏にモノの保管をする為にあけてある穴らしい

目隠しとせずにこのまま、とも思うが

道を戻りながら再度今津教会

こちらも建屋も一粒ヴォーリズ設計事務所の設計らしい

以上、今津市＝ヴォーリズ建屋が３つ並ぶ短い通りのみを回った
他にも関西の避暑地、としてグランピングだったりキャンプ地だったり湖畔を楽しみ、或いは学校サークル、部活などの合宿所だったりで結構な賑わいを季節によっては見せるようだ。