「スノーアートヴィレッジなかさつない」と「十勝川温泉・彩凛華」

2024/02/11 - 2024/02/11

2/10-12の3連休で、かねてから乗りたかったSL・冬の湿原号に乗るために釧路に行きました。ただ、雪道をあまり運転したくない自分には問題が。

現地で公共交通機関や現地のバスを使う必要があるのです。
そして、そのバスは今の日本ではどんどん営業が縮小していて。

結局、使える交通機関を選んだ結果、

2/10 阿寒湖
2/11 帯広近郊
2/12 冬の湿原号

のプランを組みました。

この旅行記は中日の帯広。中札内と十勝川温泉のイベントを中心に見ました。
帯広に行けばお約束のばんえい競馬も訪れています。

エリア 帯広(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道滞在２日目。

釧路から帯広に移動し、帯広を１日観光します。

当初は、阿寒バスの「夢ぴりか」で、摩周湖や屈斜路湖、阿寒湖などの周遊を考えていたのです。ところが、満席＆（かき入れ時なのに）追加のバスも出ない。

釧路で時間を潰すのは困難と考え、帯広に目を向けました。

稼ぎ時にバス１本出せない日本の地方のバス会社、マジヤバいです。
別に阿寒バスに限ったことではありません。
（この旅行記で後から出てくる十勝バスも出せてないし、翌週に行った南伊豆の河津桜を見に行くバスも、繁忙期なのに昨年比で減便でした）

こういう所にこそ、僕らの血税は使うべきだと思いますけどね。
庶民の足をなくして、何が免許返納だよって。

釧路駅 駅

釧路から帯広経由で札幌に行く「特急おおぞら」も１日６本。

おおぞら４号　８：１９釧路発で出発です。

電車（正確には気動車）の中で飲む、北海道限定のカフェラテを買いました。

北海道四季彩館 (釧路店) お土産屋・直売所・特産品

この特急に乗ります。帯広までは１．５時間ぐらいの旅。

最初は池田町のワイン城・DCTを見て、ばんえい競馬で遊び、彩凛華に十勝バスフル活用のプランでした。

しかし、彩凛華からの帰りのバスがないことが判明（上に書いたように、十勝バスもバス出せない）。となるとレンタカーになり、レンタカーならスノーアートビレッジも行っちゃえ、になって、今回の旅行プランになっています。

特急 おおぞら 乗り物

帯広駅です。

帯広は夜間に雪が少し降ったのか、道に雪が薄く残り滑りやすくなっていました。

帯広駅 駅

今回ははじめて、北海道の冬にレンタカーを借りました。

彩凛華から戻ると２１時ぐらい、その時に返せるのはここだけ、となり、２４時間営業のセルフレンタカーの会社を選びました。

貸し出しはキオスクでセルフサービス。
すべての処理が終わると、下のキーボックスが開いてカギが出てきます。

正直、日本のレンタカーの手続きは無駄だらけです。
こんなんでいいんですわ。

さらに言えば、

帯広から南に約１時間、中札内の道の駅近くが「スノーアートビレッジなかさつない」の会場でした。

ホームページに書いてあった駐車場に向かって走ったのですが、途中で看板があって、その看板に従ったら違う所（もっと近い所。中札内中学校）に案内されました。

まぁ、あのへんで車停められれば歩いて行かれます。

スノーアートヴィレッジなかさつない 祭り・イベント

会場は、中札内村文化創造センターの南に広がる広場。

メインは、スノーアート作家が４日間足跡だけで描いた絵画です。

その絵画を上空から見るための熱気球が出ていました。

普通の人は展望台から。

テーマは冬の日高山脈なのですけど。

展望台からだと、全景はカメラに収まりきりませんでした。

かなりデカいスノーアートです。

文化創造センターには、中札内出身のスケート選手がオリンピックに出場した際に着用していたユニフォームやグッズの展示がありました。

スノーアート作成の光景も、大型のスクリーンで流されていて、このスクリーンのあたりが外で売っている食事を食べられる休憩所でした。

なお、流れている映像はYoutubeで「スノーアートヴィレッジなかさつない」と検索すれば、転がってます。プレミア感ないなぁｗ

スノーアートヴィレッジなかさつないの会場から少し歩いて、鉄道記念公園へ。

中札内鉄道記念公園 公園・植物園

ここは、かつての広尾線中札内駅跡。

冬は公園も除雪していないので、遠目から撮影。

今にして振り返れば、国鉄時代から

「貨物」の輸送を減らしてトラックに依存させる
→モータリゼーションもあり、人の輸送も減少、路線の収益が得られなくなる
→縮小均衡で電車が減る
→ますます赤字→廃線
→バス輸送に転換（帯広－広尾はまだ本数がある方）

で最近になると、トラックの人手不足、バス運転手の人手不足とか騒いでるわけで、もう「アホやな」としか言いようがないんですよ・・

将来を見据えたビジョンとか、交通政策ってマジで大事です。
日本はこの分野は超後進国（＆後進国のまま衰退）であると、つくづく思いました。

車を停めた中札内中学校。

先の展示にあったとおり、オリンピック選手を複数輩出しています。

道の駅 なかさつないに移動しました。

チャンスあれば食事と思いましたが、レストランは混雑していて断念。

道の駅 なかさつない 道の駅

この道の駅には、ビーンズ邸などの見所があります。
冬でも営業していました。

中札内村豆資料館 美術館・博物館

次はばんえい競馬に行くのですが、途中にあるおなじみの愛国・幸福駅を見ました。

写真は幸福駅。
北側の山々が快晴の空に映えて美しかったです。

幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡

幸福駅は、中札内駅と同じ広尾線の駅。

愛国駅から幸福駅の切符は当時から鉄道ゲーム（ボードゲーム）とかで話題だったような記憶があります。当時は鉄道路線が国鉄（JR）で2万キロあったんですよね。

もう一つの愛国駅。

愛国駅(愛国交通記念館) 名所・史跡

こちらは、幸福駅と比べればかなり放置気味です。

幸福駅にあって愛国駅にあるものは、広尾線の展示です。
鉄道ファンにとっては、愛国駅に来た方が見ごたえがあります。

なお、愛国駅、幸福駅とも、実は国のカネが流れていることが判明した由美様の「恋人の聖地」になっています。

こんな企画、さっさとやめた方がいいと思います。
（恋人の聖地で喜んでるカップルを見たことすらないので）

個人的にはネタとして楽しんでますので、由美様の個人費用でやるならぜひ続けてください。

ばんえい競馬に着いたのは、第2レースの少し前でした。

まだ馬券を買えたので、急いで少しだけ買ってレースへ。

帯広競馬場(ばんえい十勝) 名所・史跡

こちらが買った馬券。

ばんえい競馬は普通の競走馬のレースと違い、２００ｍのコースで

２か所の急こう配の山を越えていき、騎手は何百キロもあるそりの上から馬を操ります。馬もそれゆえ、１トンぐらいの大きさです。

馬に過酷なことをさせるなー、と言われることもあるのですが、ばんえい競馬の競走馬はスピードを要求されないことから現役の年齢も長く、１４歳ぐらいで勝った馬すらいます。

単勝と枠連をしっかり当てました。
と言っても数百円の勝ちですけどｗ

その後２レースは負けたのですが、買った分は能登地震の募金箱に入れてきました。

ただ、今の石川県知事のダメダメぶりを見てると、僕らが募金する前に政治がやることがありますね。

２レース後に、３レースの馬券を買ってから、遅めのお昼。

帯広では豚丼を絶対食べたいので、競馬場内の豚丼屋さん。

ぶた丼たむら グルメ・レストラン

シンプルでおいしい豚丼でした。

お店は狭いのですが、隣に休憩所があってそこにテイクアウトもできるので、待たずに食べられる可能性は高いと思います。

この日は、格のあるレースが最後にあったので混みあっていました。

ただ、この数字はヤバいすね。

３レース見た後で、次は十勝川温泉に向かいます。

途中に、これもお約束の柳月スイートピアガーデンへ。

柳月スイートピアガーデン 専門店

目的は・・・そら十勝の甘いものを食べるためですよ！

コーヒーは無料で飲めるのが嬉しいです。
スイーツも安いんですよねぇ。

かつては街中にあった道の駅も、今は子の柳月のお隣にあります。

道の駅 おとふけ 道の駅

NHKドラマ「なつぞら」の舞台でもあり、そのロケセットも移築されています。

ただ、冬は除雪の関係もあるのか、施設は閉鎖されています。

彩凛華は１９時から。しかしながら、その近隣の「道の駅・十勝川温泉」に１７時前に到着しました。何故か？

一つは、１９時を過ぎると彩凛華目当ての車で大変混みあうという情報があったこと
もう一つは、慣れない冬の道なので、なるべく明るいうちに走りたかったこと
最後に、道の駅の温泉やカフェで時間を潰せると判断したこと

１７時前なので、道の駅の駐車場に余裕で駐められました。
（道の駅の駐車場も、彩凛華の駐車場の一つになっています）

道の駅 十勝川温泉 温泉

２時間前に到着して何すんねん？

ですが、この道の駅には十勝川温泉を使ったスパがあるのです！

水着を着て入る温泉。プールみたいもんかなーと思ってここに来ても入らずにいたのですが、今回は入りました。

タオル込みで、JAF割利いて１３００円だったかな。

そのスパですが、近隣のホテルと同等の濃いモール泉が提供されており、いいお湯でした！ゆあみ着を着て入る（お風呂は男女一緒）のだけが、ホテルの温泉と違う点ですかね。

夏だと、モール泉のプールも楽しめます。この季節は・・ちょっと入る気になれず。

ガーデンスパ十勝川温泉 温泉

お風呂を出て、カフェで小休憩。会場まで徒歩１５分と判断し、６時半頃に出ました。

木かげのカフェ グルメ・レストラン

アイスオレ１杯で結構粘ってすいませんでした。

なお、彩凛華中は道の駅延長営業で、２１時ぐらいまで営業していたようです。

ただ、彩凛華からの帰りのバスは走ってません！の掲示。

自分が彩凛華の会場を出た２０時頃、まだ会場に向かう車が大渋滞してたんですよ。バスなんて３本でも４本でも、出せば出すだけ乗ったと思うんですよね。
（例えば帯広駅と、帯広厚生病院の駐車場から出すとか）

１本出せば往復で５万ぐらいの収入になるはず。なんなら夜便価格にしたって乗りますよ。それを出せないのだから深刻なのだと思いました。繰り返しです。

道の駅から彩凛華会場まで歩くと１５分ほど。
「光のアリー」と呼ばれる光の回廊を通って行くことができます。

道の駅（温泉街も）から歩くメリットは、会場に行く手前に冬桜のきれいなライトアップがあることです。この桜はきれいでした！

なお、あまり雪が降らない帯広エリアですが、下はバッチリ凍ってるので、冬用の靴が強くお勧めになります。

十勝川白鳥まつり彩凛華 祭り・イベント

彩凛華会場。

今年から、十勝川温泉宿泊者および音更町民以外は５００円の入場料を取っています。入場の行列が結構できていました。

なお、無料対象者への案内がイマイチな感じがしましたね。
並んでしまった人結構いたみたい。

今年から有料なので、改善されてはいくでしょう。

彩凛華は、十勝が丘公園を舞台にした光と音のショー。

十勝が丘公園 公園・植物園

三角錐のオブジェが会場中に建っていて、様々な音楽（布袋とTMRとB'zと桑田は覚えてる）に合わせてライトアップされます。

展望台も準備されていて見下ろすもよし、下から遠目に撮影するもよし、逆に近くに行ってもきれいです。

アイスプロムナードへの光の道。

この先は軽食もある休憩所になっていました。

木を使った洒落たデザインのライトアップもありました。

夏は花の咲き誇る花時計も、冬はこうなります。

花時計の前までいったん登って行って、そこから三角錐のライトアップの中を通って歩いて戻りました。

２２時のおおぞらで釧路に戻る予定ですが、ギリで戻ると夕食が詰むと思って２０時半前に出ました。それでも十分みられました。

夕食を調べていて、帯広っぽいものを食べて帰ろうと思い・・
十勝川温泉から西に行き、国道２４１号線沿いのカレーショップ・インデアン。

インデアンカレーなら、車で立ち寄るにはここが楽かなと思いました。

カレーショップ インデアン 音更店 グルメ・レストラン

安いし癖になる美味しいカレーなんですよねぇ。
ハンバーグカレーをいただいて大満足。

カレー屋さんは、ぴあざフクハラの一角にありました。

レンタカー屋さんに着いて、車を返します。

前週に実は札幌で冬道講習を受けて中１週間。
当初予定になかったいきなりの冬道実践ですが、路面に雪がなかったこともあり、夜の氷結だけ気を付けて無事に帰りました。

借りたレンタカー。

古めでバックモニターもないマーチで、途中でホイールないじゃん！と驚いたんですが、初めからなかったらしい・・・

冬の北海道でこれやったら錆びまくると思うので、理由は不明。

帯広駅までは徒歩１０分かからないぐらい。

北口のイルミネーション。

北海道四季彩館 帯広店。

セブンイレブン併設で、２２時近くまで営業していました。
帰りの電車で食べるお菓子と、帯広土産を買いました。

北海道四季彩館 帯広店 お土産屋・直売所・特産品

２２時１０分台のおおぞら。

この終電が運休だったら死ねるのですが、この日の道東は晴れで、さすがにその可能性はないなと思って帯広行は決行しています。

おおぞらさん到着。

釧路到着は２４時近かったです。

そして翌日は、この旅のメインイベントである、SL冬の湿原号に乗車です！