2024/02/11 - 2024/02/11
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スネフェルさん
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長閑な人口希薄地帯を走るゆえ、流れる車窓が次々と変化する釧網線。一度は乗り通してみたいと思っていたのですが、今回、網走から釧路に移動し、空路を利用する旅程であったため、釧網線を乗りとおす機会を得ました。
残念ながら特急も急行も走ってないので、鈍行での乗りとおしです。
乗ったのは網走発の始発です。入線していたのは国鉄型キハ54系。デクモに置き換わりつつありますが、いまだローカル線では現役の汽車です。
シートは近郊型電車に多く見られるようなロングシートではなく、クロスシートを有する車両です(一部はロングシート)
一両での運転ですが、しっかりとトイレを有する車両です。
鉄分強めの客とインバウンドの客が主で、地元客は少なめ。
釧路まで乗りとおす客が結構多かったのが印象的でした。
他の時間帯の汽車の乗客はわかりませんが、非地元客用の汽車を走らせれば、増収の余地があるのでは?とも思いました。
(この時間帯に乗降の少ない駅を飛ばすなどの「急行」にしても良いのでは?とも思いました。)
JR北海道の汽車に乗っていて度々思うのですが、経営センスがないのか、経営する気がないのか、乗客を増やす、または乗客の単価を上げる努力をしていないと感じます。この釧網線も同様のようです。
釧網線は黄線区として単独維持困難路線に指定されており、やる気が全く無い北海道庁と、やる気はあるけど金がない地方自治体との協議待ちです。今更、経営努力する気はおきないのかもしれませんが、いまからでもやりようがあると思うのは私だけでしょうか?
車窓は海から山、森、湖と景色が次々と変わり、自然が好きな人であれば、美しい車窓が楽しめます。
その意味で、観光で乗るのには良い路線でした。
ただ、いかんせん、時間がかかりすぎる(笑)
乗りとおすのはモノ好きだけでしょう(笑)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
6:41発 釧路行き
キハ54 518
国鉄型最後の気動車が釧路まで走ります -
ステンレスボディにサボが!
北海道には古い車体が多く、田舎では未だにサボが使われていますが、現代では貴重な光景です。 -
シートは国鉄急行型のシート。
座面はアンコ抜けのようにフカフカで沈み込みが深く、JRシートに慣れてる身では驚きますが、国鉄時代の急行シートはこのくらい、とカラダが覚えてました -
網走駅を定刻(6:41)通りに出発
-
車内は窓際の席が埋まり、ロングシートにも人が居る、というそこそこの埋まり具合。
日曜6時代の電車にしてはソコソコ利用客がいる印象だが、自分を含め鉄分強い客とインバウンドを除けば地元利用客は少なかった模様(途中駅での印象) -
桂台駅。
撮り損ね。
網走南が丘高校の最寄り駅ですが、発着時刻は6:43。
当然ながら乗降客はありません。
(ちなみに、この駅は車でのアクセスも困難な駅のため、高校生以外、利用は困難と思われます。) -
鱒浦駅6:49到着
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藻琴駅6:52到着。
北海道らしい雰囲気のある駅舎です。 -
北浜駅6:56到着。
観光名所として有名ですが、さすがにこの時間の観光客は少ないです。
降りた乗客は折り返して網走にもどるのでしょう -
浜小清水駅7:05到着
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浜小清水の駅舎は結構立派でした。
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浜小清水駅では北見行の汽車と交換です。
交換したこの車両は流氷物語号に使われる汽車ですね。
この時間帯は普通として運行されているのでしょうから、指定料金無しで乗れるのはちょっとお得な気がします。
この辺を走るローカルの汽車はまだサボを使っていて、ノスタルジーな雰囲気があります -
止別7:11到着。
小さな駅舎です。 -
知床斜里到着。
知床観光の玄関口だけあって、乗降者も多く、立派な駅舎です。 -
7:25発なので、運転停車時間が結構あります。
結構な乗り降りがあることが分かります。 -
中斜里7:30到着。
駅舎はちょっと新しめ。
昔、札幌に住んできたとき、近所にあった昭和時代の新琴似駅の駅舎を思い出されます。 -
清里町7:38到着。
ここの駅舎も立派です。 -
清里町駅では交換がありました。
交換した汽車も流氷物語号の車両でしたが、車両の送り込みの様で、乗客はいませんでした。
ローカル線でこういう回送運転はもったいないですよね。
回送費用だって馬鹿になりません。 -
札弦駅7:45到着。
この辺に来ると駅舎の実利一辺倒ですね。 -
緑駅7:54到着。
オホーツク地方最後の駅です。
ここからは山越え。
JR北海道の資料によると、ここ緑駅から隣の川湯温泉駅までの乗客が釧網線で最小、と有りましたが、降りた乗客は一人で、ボックスシートの窓側は全て乗客で埋まった状態のまま、汽車は出発しました。
地元客ではなく、インバウンドと鉄分の強い客であるのはこの先の駅で判明しました。
地元利用の路線としての機能は終わっているのでしょう。 -
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峠を越えて川湯温泉駅に到着。
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ここでは列車交換がありました。
この車体は・・・ -
根室線を走っているキハ54系でした。
釧網線を走っているとは聞いていましたが、ここで見れるとは!
この汽車はこの後、網走まで向かいます。
と、いうことは、網走でもルパン列車見れるんですね。 -
美留和駅8:26着。
車掌車を改造した簡易駅舎です。 -
摩周駅に到着。
列車交換はないものの、数分運転停車しました。 -
摩周駅で乗ってきた列車の後部を見ると、巻き上げた雪で真っ白になっていました。
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磯分内駅8:50到着。
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標茶駅9:00到着。
釧網線沿線では比較的乗降客の多い駅のためか、立派な駅舎です。 -
茅沼駅9:13着。
なかなか雰囲気のある駅です。
ペンションがある地域のためか、少しにぎやかな雰囲気。 -
湿原が車窓を流れます。
丹頂もいたのですが、撮り損ねました(汗) -
塘路駅到着。
ここでは列車交換で9:29まで運転停車です。 -
塘路駅付近の案内図。
自然が溢れる場所のようです。 -
ここまで走ってきた汽車を対岸のホームから
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後ろ側は雪まみれです
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交換する汽車がやってきました。
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やってきたのは快速「しれとこ摩周」号でした。
快速といっても普通列車と比べて停車駅が大幅に少ない、というわけではありません。
「釧路湿原駅」を飛ばすことで「快速」を名乗ります。
観光客目線では「釧路湿原駅」こそ止まるのが「快速」だと思うのです。
「地元」の客が少ない現状ではインバウンドの利用を促進すべきと思うのですが、JR北海道の鉄道事業への熱意の無さを感じる運転設定がここでも感じられます。 -
遠矢駅9:49到着
-
東釧路9:56到着
ここから根室本線に合流です -
釧路駅10:00到着。
お疲れ様! -
雪の巻き上げ有無で、前方と後方がこれほどまで違った見た目になるものなんですね。
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