古代日本と大陸との交易の歴史を語る志賀島をめぐる

2024/01/19 - 2024/01/20

　1月下旬の朝、小倉駅北のホテルを自家用車で出発して、国道199号を西進、若戸大橋を渡り、若松区にある九州三大えびすの若松恵比須神社を参拝した。恵比須さまと大黒さまを祀る神社で、幸福と財宝、長寿にご利益があるという。参拝後、若戸トンネルで戸畑まで戻り、国道3号を福岡に向かった。新宮町付近で右折して海の中道を志賀島めざして快適に車を走らせた。以前、海の中道の西端の海浜公園マリンワールドまで行ったことはあるが、砂嘴に架かる橋を渡って、志賀島に入るのは今回が初めてである。
　志賀島は、古代日本と大陸・半島への海上交易の拠点として、歴史的に重要な位置を占めていたそうだ。橋を渡ると右折して、最初に志賀海神社を参拝した。初めてこの神社の歴史を知って驚いた。約半年前に旅行した信州安曇野の安曇族はこの神社に深い縁があるという。万葉集でも志賀島を歌ったものは、全部で16首になるという。参拝後、玄界灘の荒波がうちつける海岸沿いの道を左回りに車を走らせた、休暇村付近からは波は静かになり、元寇の蒙古首切り塚を訪れた後、Ｕターンして宿泊する国民休暇村に向かった。
　国民休暇村は全室オーシャンビューで、玄界灘に沈む夕日の絶景が有名であるが、あいにく曇天でそれは望めなかった。広い温泉でゆっくりくつろいだ後、「玄界灘海鮮ビュッフェ」の夕食をアルコールを飲みながら頂いた。
翌日、休暇村前の砂浜を散策した後、潮見公園まで車で登り、展望を楽しんだ。曇り空だったが玄界灘、遠くに福岡の町並……まさに素晴らしい絶景だ。その後、海の中道を東に車を走らせ、古賀ICから九州道に入り、途中古賀SAで土産を購入した後、中国道・山陽道を走って美東SA、玖珂PAで休憩、廿日市ICを出たのは午後5時過ぎ、7時には自宅に帰ることができた。

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、九州三大恵比須の若松恵比須神社を参拝。

恵比須神社のすぐ上には若戸大橋が見える。

若松恵比須神社本殿と石畳の参道。

志賀島から海の中道に渡る橋のたもとは白砂の海岸。

玄界灘の荒波が打ち寄せる。

志賀海神社の説明板。

志賀海神社の鳥居と石段。

綿津見三神を祀る、全国綿津見神社の総本宮の志賀海神社。

神社には多数の鹿の角が奉納されている。

志賀海神社の海の参拝所。

神社の資料館には大きな赤鬼。

志賀島の北側は玄界灘の荒波が打ち寄せる。岩の上には多数の海鳥。

志賀島の南側には、元寇の際の蒙古軍の供養塔がある。蒙古塚の説明板。

蒙古塚

国民休暇村志賀島

休暇村の1階ロビー。

休暇村のツインの部屋。

休暇村は全室オーシャンビュー。部屋からみる玄界灘。晴れていたら夕日が見えるはずだったが……。

夕食は海鮮ビュッフェ。刺身やカキフライが美味しかった。

休暇村の前には白砂の海岸。

朝、休暇村前の海岸を散歩。

志賀島潮見公園まで車で登り、海の中道や福岡の町並を遠望。

展望台には志賀島の景勝地のパネルが数枚ある。

展望台から玄界灘をのぞむ。残念ながら曇天。

展望台にあるパネルには志賀海神社の写真もある。

展望台の傍にある歌碑。

歌碑の説明板。