ヘルシンキとタリンでコーヒーを飲む（４：ヘルシンキ最後のコーヒー、そしてタリンへ）

2023/11/11 - 2023/11/11

旅行4日目、ヘルシンキ滞在最終日。今日は昼過ぎまでヘルシンキ市内を散策して、夕方のフェリーでエストニアの首都タリンへ向かいます。朝の外気温は8度、少し暖かくなりました。起きた段階ではまだ雨は降っていない様子。なんとかこのまま持ちこたえてほしいところです。

【今回の行程】
○11月8日（水）：パリ→（航空機）ヘルシンキ
○11月9日（木）：ヘルシンキ市内観光
○11月10日（金）：ヘルシンキ市内観光
●11月11日（土）：ヘルシンキ市内観光、ヘルシンキ→（フェリー）タリン
○11月12日（日）：タリン市内観光
○11月13日（月）：タリン市内観光、タリン→（航空機）パリ

【11月11日】
総移動距離91.9km（トラム10.1km、徒歩2.9km、フェリー78.9km）
総歩数10251歩

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 航空会社: エールフランス エアバルティック
• 旅行の手配内容: 個別手配

11:00、ホテルをチェックアウトして荷物を預けた後、いつものようにホテル近くのOoppera停留所からトラムに乗って、下車したのはSenaatintori停留所。前日下車したトーベ・ヤンソン公園の少し手前ですね。今日は土曜日、人通りの少ない中心部。

セナーティントリ駅 (トラム) 駅

ヘルシンキ大聖堂と元老院広場にやってきました。大聖堂は前日に元大統領の国葬が行われた場所。元老院広場の中央にはアレクサンドル２世像が立ちます。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

ただいま11:30、今日ヘルシンキ大聖堂が閉まるのも11:30。我々こういうところがありますね。。。一応ドアは開いているようですが入場はできませんでした。

ヘルシンキ大聖堂 寺院・教会

振り返って元老院広場。

元老院広場 広場・公園

Senaatentori停留所からトラムでフォーラムショッピングセンターへ向かいましょう。

セナーティントリ駅 (トラム) 駅

11:55、フォーラムショッピングセンター。

フォーラムショッピングセンター ショッピングセンター

12:20、Fazer Cafeでランチをいただきます。妻はラズベリーケーキ、私はシナモンパン、そしてカフェラテを１つずつ。お土産用に購入したコーヒーの粉を含めて33ユーロ也。

見渡してみると、皆申し合わせたかのように黒と赤とピンクの服装ばかり。そういえばカフェアアルトに行った時もそうでした。シックな印象ですが、フィンランドの人たちはその印象以上に明るくて親切！

ヘルシンキはモールが多くて、きれいなトイレも使えるというのがポイント高く感じましたね。お店が極端に混んでいないのも◎。

フォーラムショッピングセンター ショッピングセンター

13:50、ホテルに戻って荷物をピックアップ。いよいよヘルシンキともお別れです。

14:25、トラムのOoppera停留所。交差点東側にある乗り場でトラムを待ちます。1T、8T系統は両方ともLänsiterminaali、つまりフェリーの西ターミナルまでの運行。

発車案内では1T系統が先に来ることになっていましたが、実際にやってきたのは8T系統。車内はご覧の通り空いていました。スーツケースを2つ持っているので、混んでなくてよかった。

14:50、終点のLänsiterminaali 2に着きました！トラムはこのまま1T系統として市内中心部へ戻っていくようです。

西フェリーターミナルT2。これからタリンまで乗船するタリンクシリヤラインのフェリーはここから出航します。タリン行きのフェリーは複数の会社が運航していて、異なるターミナルから出発する便もあるのでお間違いなく！

ターミナルに入りましょう～

ターミナルに入ったところ。左側がチェックイン機、正面に改札機、右側にベンチ。非常にシンプルな造りですね。人も多くありません。

まずはチェックイン。

このタリンクシリヤラインのフェリーのチケットは、飛行機のチケットと同じように運航会社のウェブサイトでオンライン予約して、送られてくるpdfを持参するというスタイル。このチェックイン機に二次元バーコードをかざすか、予約番号を入力することでチェックインできました。手続きが終わると、これまた飛行機と同じようにボーディングパスが出てきます。

改札を通って待合室に進みましょう。先ほど発行されたボーディングパスをかざして通過。上にはエケロラインEckero Lineが運航する15:15発のフィンランディアの表示がありますが、タリンクのボーディングパスでも通れました。

待合室。広々！キレイ！ただシートと呼べるような座席はそれほど多くなく、硬めのベンチ的なスペースが多く広がっています。

改札機が並ぶ乗船口。

今日我々が乗船するのは、タリンクシリヤラインが運航するヘルシンキ16:30発のマイスターMyStar。2022年就役の最新鋭です。乗船時刻は15:50なのでまだ余裕がありますね。

船はまだ入港していません。タリンへ向かう車が長い列を作っています。

15:23、タリンからのMyStarが見えてきました！

船首から入ってきて・・・

ぐるっと回転！

半周して船尾がこちら向きに。

そのままソロリソロリと後ろ向きに進んで・・・

接岸！このあと乗客がぞろぞろと下船してきました。

そして今度は我々が乗船する番です。

15:50、予定通りに乗船開始。

さすが最新鋭、燃料はLNGですね。このMyStar、全長は212m、全幅30m、キャパシティは2800人。もっぱらヘルシンキ～タリン航路に使われているようです。我々にとっても初めての国際航路。楽しみです。

このフェリーにはいくつかのトラベルクラスがあります。一番安い、エコノミークラスに相当するのがスタークラスで、上に向かってコンフォートラウンジ、ビジネスラウンジ、そしてキャビン（寝台）。時期や便にもよりますが、スタークラスだと安くて30ユーロ程度からチケットを買えるようです。

今回我々が利用するのはビジネスラウンジ。1人で103ユーロなので70ユーロ程度の価格差がありますね。ビジネスラウンジにした最大の理由は、ビュッフェタイプの食事が含まれるということ。少し早めながら夕食時の便だったので我々にとってはとてもありがたかったのです。スタークラス側にもレストランはありますが料金には含まれず、混雑することもあると聞いていたので、それを考えると意外と価格差ないなぁということでビジネスにしました。

ビジネスラウンジに入るには、乗船後にラウンジ入口でボーディングパスをもう一度ピッ。座席は指定されていないので好きなところに着席します。我々も窓側のテーブル席を確保しました。この日のビジネスラウンジは空いていて、我々以外に確か3組。みなスーツ姿でしたね、観光旅行風味なのは我々のみ。

そしてビュッフェスペース。思ったよりたくさんの料理がすでに準備されています！ソフトドリンクもアルコール類も豊富。さっそくオリジナルカクテルを作っている人の姿も。

空港のラウンジくらいの料理があればいいかな・・・と思っていましたが、いやいやこちらのほうが充実していそうです。

まだ出航する前から、さっそくいただきます！美味しい。

定刻より少し早い16:15、MyStarはヘルシンキのフェリーターミナルを出航。音もなく揺れもなく、スーッと出ていきました。さようならヘルシンキ！

サーモンとサーモンとイクラ。大好きなイクラがたっぷり用意されていたのが嬉しい。

コーヒーはスターバックスブランド。別にスタバ信者でも何でもありませんが、近くにあった別のコーヒーと飲み比べてみるとやっぱり味が違いますね。

途中で室内の照明の色味が変わったのはエストニア領内に入ったからでしょうか？

外はすでに真っ暗。ちょっとだけふわっとした揺れがありますが、本当に航行しているのか分からないくらいに静かな航海です。

そして国際航路ならでは？写真左端に見えるのは免税品の販売コーナー。アルコール類などが並んでいました。どうやって買うんだろう？と思っていたら、スーツ姿の乗客がスタッフさんを呼び留めてボトルをお買い上げ。

フィンランド湾を進むこと2時間、18:20にタリンの街の灯が見えてきました！

タリン入港～

18:30、定刻に接岸。

ビジネスラウンジの乗客は優先的に下船させてくれました。非常に快適な航海でした！正直もう少し乗っていても良かったくらい。

到着したのはタリン港のDターミナル。フェリーターミナルまでやってくるトラムは建設中で、旅行の時点ではまだ開通していません。行き先によってはバスが利用できますが、我々が宿泊する旧市街側へ行くには歩くのが早い！ということで、歩きます。

ターミナルをあとに。

橋をわたってAターミナル側へ。

ここから西へ向かって旧市街の入り口へと進んでいくわけですが、トラム建設の影響もあってか、あちこち工事中で歩道が通れなかったり迂回路が作られてたり。しかも街灯が少なくて、スマホのGoogleマップがなかったらきっと迷子になってました（汗）

ターミナルから歩くこと20分、ようやく旧市街の入り口スール・ランナ門に着きました！ホテルはもうすぐそこ。

スール ランナ門 史跡・遺跡

19:10、これから2泊するHotel Regent Tallinnに着きました～

フロントの女性は我々が着くやいなや誰が来たのか分かった様子。チェックインを済ませると、部屋まで一緒に来ていろいろ説明してくれました。建物は築700年、もともと商人の館として建てられて、いまは改修してホテルとして営業中。政府機関が入っていたこともあるらしいですね。

部屋の形はまちまちで、我々の部屋は縦長。水とコーヒーは無料でした。暖房のスイッチを入れてくれてあって、部屋はすでに暖か。心づかいが嬉しいですね！2泊で360ユーロ也。

建物自体は古いのですが、内装はピカピカ。このシャワーがまた湯量豊富で排水も良くて文句なしでした。

部屋から見える教会の尖塔。明日はタリン旧市街を散策することにしましょう。