2024/01/17 - 2024/01/24
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hanako yamadaさん
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トルコ周遊旅行記の3回目です。ツアー6日目の早朝、まず首都アンカラから高速列車に4時間半乗ってイスタンブールへ。イスタンブールではトプカプ宮殿とアヤソフィアを観光、いったんホテルに入った後、ボスボラス海峡ディナークルーズへ。夜11時半ごろに終わってホテルに帰ったのが深夜12時過ぎ。翌日7日目は朝一番で革製品のお店へ。その後、ブルーモスク、地下宮殿、グランドバザールを観光して、夕方、イスタンブール空港へ。ポーランド航空ワルシャワ経由で成田に帰国しました。最終2日間の記録です。
私は10年くらい前に行ったエジプト以来、2度目のイスラム教国訪問でした。ホテルや街中で突然大音量で聞こえてくる、イスラム教のお祈りの時間を知らせる「アザーン」、最初はビックリしましたが、慣れてくると男性の野太い声が結構心地よく響いてくるようになりました。トルコはイスラム教国の中では戒律は緩いほうだそうで、スカーフをかぶっていない女性も見かけましたし、レストランでは普通にビールやワインなどのお酒も注文できました。ただ、お料理に豚肉は出てきません。鶏肉と羊肉、牛肉です。お魚も結構食べられているみたいです。ツアーの食事にも鱒や鯖が出ました。生の野菜や果物も毎回出て、どれもさほど大盛ではなくちょうどいい量で、お味も口にあいました。パンやピラフのような形でお米も出てきました。
バスの車窓から見たトルコの田舎の風景は、日本とは全く違って木々が茂っているような森林は全くなく、短い草の生えた茶色の土地が続き、半分崩れたような民家が点在していましたが、都市に入ると日本とそれほど変わらない近代的な高層住宅や商店街が見られました。農地らしきところにはオリーブの木などが見えましたが、農業はそれほど盛んな印象はなかったです。家畜が飼われている様子もあまり見かけなかったように思います。
トルコの国土面積は日本の2倍です。日本人がツアーで行くような観光地はすべて西半分にありますが、今回のツアーではエーゲ海に面したトロイやエフェスには行けていないので、添乗員さん曰く、「もう一回トルコに来て、今回見ていないところをぜひ見てください」とのこと。それはどうなるかわかりませんが、現状では欧米方面に比べてツアー代金が格安なので、エキゾチックな魅力にあふれたトルコ旅行はコスパがとても良くてお勧めです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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早朝6時にホテルを出発。この日はホテルの豪華朝食ブッフェはなしで、サンドイッチ1個とジュース、カップケーキ、みかんのお弁当が配られ、アンカラ駅から日本の新幹線のような列車に乗車。スーツケースは空のバスで運ばれ、実は私たちよりバスの方が先に目的地のイスタンブールに着いているらしい。これってどうなのでしょう?バスで行くより時間がかかるのにわざわざ列車の移動を組み込んでくれたのは、ずっとバスでは飽きるだろうというツアー会社のご配慮なのでしょう。
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早朝から午前中いっぱい列車に乗って、昼前にトルコの最大都市・イスタンブールに着きました。ここからは歩きで観光です。
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と、その前にまずは街中を通ってランチのお店へ。この日のランチは何を食べたっけ?写真も撮っておらず、忘れました。
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ランチ後は記念碑がそびえる古代競技場(映画「ベン・ハー」に出てくるような戦車競走の競技場だそうです)を通りました。エジプトのカルナック神殿から運ばれたオベリスク…はどうもこの写真の手前に写ったものではなくて、ずっと奥に小さく写っている方だったみたいです。失敗、失敗。
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これはヘビの柱だそうです。3匹の蛇が絡み合っている形らしいですが、頭部がなくなっているので、ヘビには見えません。
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この建物は、なんだったっけ?トルコの国旗(新月旗というそうです)が印象的だったので、写真を撮りました。
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これも何か博物館的な建物ですね。もし、個人でイスタンブールだけの観光に来ていたら、こういうところに入って見学してみたかったです。
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ミナレットがそびえ、モスクが見えてきました。その前に止まっているのは世界中の観光地でよく見かける2階建ての観光バスかな。
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そこで、この鳥を発見。なんと、これはトルコのカラスです。日本のカラスは真っ黒ですが、トルコのカラスは黒とグレーのツートンで、ちょっと可愛くみえますね。
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モスクはお祈りの時間帯だったかで、まずは先にトプカプ宮殿へ。
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トプカプ宮殿は、オスマン帝国時代に君主のスルタンがここで政治を行い、家族たちと暮らしていた宮殿です。入り口を入ってまず、スルタンの妃や側室など女性たちの住まいであるハレムを見学。
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ハレムの入口にいたのは警護にあたっていた黒人の宦官。
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そういえば、「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム」というタイトルの、日本でいうと「大奥」のような歴史もののテレビドラマがありましたが、まさにこのトプカプ宮殿が舞台だったようです。私は最初の1話だけアマゾンプライムビデオで観たのですが、それっきりになっていました(あまり興味がなかったんですね)。お好きな方にとってはドラマの舞台の聖地巡礼のような魅力がある場所なのではないでしょうか。(余談ですが、私はイギリスの貴族のお邸が舞台のテレビドラマ「ダウントン・アビー」は大好きで、全シリーズ全話観ました。ダウントンアビーの舞台になったイギリスの貴族のお邸にはいつかぜひ行ってみたいです。)
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スルタンの大広間。広くて豪華なお部屋。ブルーの装飾がきれいです。
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途中、テラスから見た海の景色。
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きれいな眺めです。ハレムの女性たちもこの景色を眺めたのでしょう。トプカプ宮殿ではこのあと自由散策時間が設けられ、きらびやかなオスマントルコのお宝を展示した宝物殿(残念ながら内部の撮影不可でした)をためいきをつきながら見て回りました。ただ、広いトプカプ宮殿、方向音痴な私は出口がわからず(そんな予感がしたので、ここはもう一人のお1人様参加女性と行動を共にしていました)焦りましたが、なんとか集合時間までに集合場所に行きつけました。
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お祈りの時間が終わっていたアヤソフィアへ。アヤソフィアは東ローマ帝国時代にはキリスト教の教会として建てられたものが、オスマン帝国による征服でイスラム教のモスクに改修されたものだそうです。1930年代に無宗教の博物館になっていたのですが、ごく最近の2020年からは政府の方針でイスラム教寺院(モスク)に回帰したそうです。
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観光客の見学路はガイドさんたちも把握できないほどクルクル変わるそうで、しばらく2階のキリスト教のモザイク絵画は非公開になっていたそうですが、なんと今回私たちはその2階に入ることが出来ました。(逆に1階の信者の方々の祈りの場には入場できず、2階から下を覗き見るだけになっていました)。
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こちらがそのモザイク絵画です。中央に聖母マリアと幼子キリストが描かれています。右の皇后、可愛らしい方ですね。
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キリストを囲む東ローマ帝国の皇帝と皇后。
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こちらもキリストが描かれたモザイク絵画ですが、残っているのは上の部分だけで、下半分は失われています。経て来た様々な歴史の重さが感じられますね。
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アヤソフィアの見学を終えて、バスでいったん、この日宿泊するヒルトンイスタンブールバクルキョイへ。1時間半ほど部屋で休憩できました。
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このホテルは海に面して建てられていて、部屋からベランダ越しに船の行きかう海を見ることが出来ました。夕暮れの様子です。(ただ、これまでのホテルのお部屋はすべてバスタブ付きでしたが、ここはバスタブなしのシャワー室だけ。スリッパもなく、部屋で使うコップが紙コップでした)
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休憩の後、ボスボラス海峡ディナークルーズへ。今回これはオプションではなくツアーに組み込まれていました。バスで船着き場に連れて行ってもらい、乗船。ディナーのメインデッシュはお肉かお魚かを選択でき、ジュースなどのソフトドリンクはお替りフリーでした。フロアの中央に次々にダンサーさんたちが登場して、セマ―舞踊やベリーダンス、民族舞踊を賑やかな音楽とともに披露していきます。最後にはお客さんたちも加わって踊る、踊る。大盛り上がりでした。
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途中で、外のデッキに出てみた、ライトアップされた橋。8時過ぎに出港し、帰港が11時半ごろ。バスでホテルに帰りついたのが夜中の12時頃でした。いやはや、くたびれました。このディナークルーズはオプスショナルツアーにして、参加したい人だけ参加する形の方が良かったのではないでしょうか。まぁ、本場のベリーダンスなどが見られたので良かったですが。それにしても、疲れて後半ほとんど目をつぶっていた私に比べ、ツアーメンバーさんの中には大音量の音楽の中、元気に踊っておられる方々もいて…感心しました。
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次の日は朝一番で革製品のお店へ。革製品といってもバックや財布、靴ではなく(それも少しはありましたが)ヒツジ皮のレザージャケット・コートのお店です。朝8時にホテルを出て、8時半ごろに到着。
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今期の新作を中心に紹介するための、超がつくほど美男美女のモデルさんたちによる、リバーシブル・レザージャケットのファッションショー(このモデルさんたち、きっとこの日は早朝出勤で「なんで、そんなに早いんだよ!」と内心ご不満だったに違いないです。申し訳ない。)があり、最後の方ではツアーメンバーも駆り出されて加わっていました。
ここでも素敵なレザーコートを個別セールスされましたが、やはりレザーなので数万円から数十万円のお品。物はとても良くて欧米のブランドの下請け製造をしているとかで、品質は同じで、ただブランドのタグがないだけでお値段は格安とのことでした。数名は購入されたようで、お一人の方が買われたコートは10万円くらいだったそうです。私は着て行くところもないので買ってません。ごめんなさいね。 -
続いて、この日も前日と同じヨーロッパサイド旧市街の観光でした。おっと、トルコの粋な真っ黒な猫ちゃん、どこに行くの?どの子も頭が小さくてスッキリした体形でした。
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まずはスルタンアフメットジャミィ(ブルーモスク)へ。
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入り口はここから。
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内部の天井。
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ステンドグラスも奇麗でした。
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これぞ、イスラム芸術の美の極致…ですね。
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外に出ると、またまた可愛い猫ちゃんが。猫ちゃんたちの身体の柄は日本で見かける子たちと全く同じで、毛足も短い子がほとんどでした。犬と違って、ネコちゃんは世界中でそんなにバリエーションはないようです。
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次は「地下宮殿」へご案内。東ローマ帝国(ビザンチン)時代にアヤソフィアや近くの宮殿に水を送るために造られた地下貯水池だそうです。
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薄暗い空間に、(もちろん、ビザンチン時代のものではない)現代アートも飾られていました。これはクラゲ?
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こちらは当時からあった「メデューサの頭」。柱の根元にギリシャ神話に出てくる、髪の毛がヘビで、その顔をまともに見ると石になってしまうという怪物です。なぜか、反対向きになっているのですが、理由は謎らしいです。ガイド氏いわく「人に見せようとして置いたものではないから」だとか。
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地下宮殿のあとはグランドバザールへ。ここは時間を決めて自由散策でした。屋根付きのたくさんのお店が連なる市場でしたが、貴金属のお店とお土産物店、同じような店ばかりで…特に興味を惹かれるものはなく、迷子にならないようにわき道に入らず、メインの通りをゆっくり見て歩くだけにしました。エキゾチックな異国情緒はたっぷり味わえました。
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この後はガラタ橋へ。
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橋の上では、釣りをする人たちがたくさん。
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橋の下のレストランに案内されていただいたのは、名物「鯖サンド」をメインとするランチ!パンのボリュームがありすぎましたが、レモンを絞っていただいた鯖は美味しかったです。
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ランチの後は帰国の途へ。イスタンブール空港に移動。ここで、持っていたトルコリラを全部使って孫へのお土産(おもちゃのキャリーケース)を購入しました。そういえば、この時の集合に1組のご夫婦がなかなか現れず、添乗員さんがかなり焦っておられましたっけ。まさか、置いて帰るわけにいかないわけで。海外旅行の添乗員さんって本当に大変なお仕事だと思います。お疲れ様です。
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帰りはポーランド航空ワルシャワ経由で予定通りの時刻に成田着。やはり空いていたので、エコノミーの3席をひとりで使えて、横になって寝れました。夏の混雑時は絶対にこれはできなかったでしょうね。8:45分ごろには荷物の受けだし、空港宅配以来など終わっていたのですが、この日は(帰って帰れないこともないのですが、飛行機が遅れた場合に電車がなくなってしまう恐れがあったし、もうよいお齢なので、無理はせず)成田空港近くのホテルに後泊の予約をしていました。シャトルバスで送迎してもらい、部屋に入って9時半ごろには就寝、何と翌朝の6時半まで9時間、一度も目を覚まさずに熟睡しました。そして翌朝、ゆっくり帰れたので正解だったと思います。これで、今回のトルコ旅行の記録は終わります。ここまで読んでくださった方々、長いお付き合いありがとうございました。
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おっと、おまけに今回のトルコ旅行で私が購入したお土産の一部の紹介です。真ん中の上にある花柄のものはポーランドのワルシャワ空港で買った、伝統のヴィチナンキ柄の紙バックです。可愛いので買っちゃいました。
目ざとい方は、中央にある「ゴディバ」のチョコレートに気がつかれたのではないでしょうか。実はトルコでは普通に、あの日本では高級チョコレートで知られるゴディバのチョコレートが売られているんです!なぜなら、ゴディバ社はトルコの食品会社「ユルドゥズホールディング」の子会社なんだそうです。事前に情報を入手していたので、一番のおすすめという、ピスタチオ入りの板チョコなどを購入した次第です。
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この旅行記へのコメント (1)
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- キャロットママさん 2024/02/07 23:13:37
- はじめまして
- 3月に夫婦でトルコツアーに参加します。関空からカタール航空でドーハ乗り継ぎですが、ほぼ同じようならコースで一気に読んでしまいました。とても参考になりました。移動が長いから大変ですが、楽しみです♪
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