＜2023・残暑新潟一人旅.1＞美しい夕日と温泉と鮭を求めて初めての村上へ･･･

2023/09/13 - 2023/09/15

能登の大地震から１カ月･･･
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心より願っています。

皆様、お久しぶりです。
最近は旅行記を書く気力･･･も無く旅行どころか買い物や
友人と近場でランチみたいなお出掛けが中心で旅行記
ネタも無く過ごしていました。
現在進行形でもあるのですが、先月念願叶って４年越し？の
目的ある旅をして来たので、その前に昨年９月に行ってきた
旅行記を先にアップしたいと思います。

昨年２月の会津旅行･･･
https://4travel.jp/travelogue/11817803
その前の北海道旅行と･･･
https://4travel.jp/travelogue/11814785

なんとなく上手に旅が出来なくて消化不良な気分になっていた夏。
疲れると旅に出掛けたくなる気持ちは健在だったので
温泉に癒されようと新潟旅をする事に。

お値段は極力安く！でもお寿司は食べたい！温泉は絶対！
行った事無いから村上とか行ってみたい！鮭食べたい！

･･･そんな願望の強い～極力節約な２泊３日の旅です。

エリア 瀬波温泉(新潟)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨年9月･･･そろそろ旅に出たくなった。
とは言っても贅沢な旅も出来ないので
予算は極力削りたい。温泉＆グルメ＆観光目的で
出来れば関東から出て宿泊したい。

そうなると行ける場所は限られてしまうけど･･･
出来れば昔テレビで見た「お団子」に惹かれて
新潟に行ってみたい。どうせ行くなら
行った事の無い村上とかも行ってみたいな。

えきねっとの「トクだ値」の50％オフも
出ていないし、予算オーバーになりそうなので
いっそ往復「高速バス」で行って節約するか･･･。
と予算計算をしていた時に「びゅうトラベル」で
偶然にもセールが開催されている事を知る。
ＪＲ東日本と言えばえきねっとの「トクだ値」が
一番安いと信じていたので、今まで利用した事が
なかったのだが「びゅうダイナミックレールパック」
めちゃくちゃ便利でお安かった。往復交通+宿泊。
飛行機は利用するけど新幹線もあったのか！

今回の旅は２泊３日。「ダイナミックレールパック」の
おかげで交通費が思いがけず安くなったので･･･
1泊は宿泊セットの安いビジネスに泊まり交通費を浮かし
初日は念願だった「瀬波温泉」に泊まって夕日と
温泉を楽しむ予定。ここのところ自分の旅スタイルに
しっくりしなかったけれど、今回は出足は好調？

新幹線の朝食と言えば私の中では「チキン弁当」
久しぶりのチキン弁当にワクワクしながら蓋を
開けると･･･なんだかお洒落になっている？
あれポテトサラダは？ドライトマトあったっけ？
知らない間にバージョンアップしていたらしい。
個人的には昔の方が好きだったな･･･素朴で。

歳なのかな？朝からチキン弁当が今回は
少し重く感じた。そろそろ卒業かな？

お弁当を黙々と食べているとあっと言う間に
越後湯沢に到着。今回利用する新潟駅に
降りるのは子供の時以来なので、ほぼ初めて状態。
越後湯沢なら周辺に温泉も多いし、駅ナカの
お土産も充実している＆交通費も少し安いので
宿泊も考えたけど、やっぱり海が見たい！

まだまだ早い時間に新潟駅に到着。
予定している電車に少しゆとりがあったので
明日宿泊するホテルの位置や駅周辺の様子を見てみよう。

ちょうど新潟駅は全体的に工事をしている真っ最中。
少し移動が大変だったけれど、リニューアルしたら
駅前等も綺麗になると思うので、その頃にまた
来れたら良いな。

今回は前から１度行ってみたかった「村上」へ。
街並みを観光して、宿泊は「瀬波温泉」の予定。

お宿の送迎バスは16時を予約しているので
時間的にはゆとりが。そんな事で特急を使わず
村上駅にやって来ました。時刻はお昼少し前。

駅のすぐ近くには「観光案内所」があり
大きな荷物なども預かってくれるようです。

レンタサイクルが出来るとの情報を見たので
訪れてみたのですが、出来なかったので今回は
バスを利用して村上の町散策へ。

村上の「城下町」は駅から少し離れていて
場所によって歩いて20~30分かかる感じ。
「まちなか循環バス」も走っていますが
本数が少ないので、観光時間が短い場合
思ったより利用しずらかったです。

私の中で村上と言えば「鮭」
時間的に足も痛いしのんびり観光を
している時間は無いので･･･

鮭がぶら下がるあの有名な風景が
見れれば満足。そしてせっかくなら
村上の「塩引き鮭」食べてみたい！！
･･･と言う事で、あの有名な「千年鮭きっかわ」の
食事店「井筒屋」さんにやって来ました。
https://www.murakamisake.com/idutsuya/

趣のある建物だと思ったけれど、こちらは
松尾芭蕉の宿泊地跡でもあったんですね。

早速店内へ･･･
今回はランチの予約をしていなかったのですが
夏休みも終わり平日だったためか、人も少なめ。
すんなりと席に案内されました。
オンシーズンや休日は予約をして訪れた方が良い
人気店だそうです。

通されたのはこちらのスペース。
しばらくして会社の慰労会なのか団体さんも
入ったり店内はそれなりに賑わっていました。
雰囲気も良いし、この場所以外にもお食事
スペースがあったのかもしれません。

「鮭料理」は品数が増えるほどお値段が
上がっていくようで、２２品にもなると
かなり変わった部位も出てきそう。

お値段もランチとしてはなかなか贅沢なので
今回は基本的な８品コースを注文。

「塩引き鮭」を1度食べてみたくて名店に
入ったのですが、８品でも食べた事の無い
鮭料理が小鉢にのって出てきました。

鮭の焼漬・かぶと煮・白子の寒風干し･･･
ランチにしてはシブイ。酒のつまみという感じ。

てまり寿司に鮭の酒浸し皮。
おどり焼きにして食べるらしい。

小鉢の物を食べている間に「皮」と
「塩引き鮭」を焼いていきます。

身はしっかり焼かなくちゃと言う気分に
なりましたが、干してあるから焼き時間は
かなり短くて良いようです。

自宅では上手に焼けなくて魚の皮は残す事も
多々あるけれど、お酒に浸した皮をサッと
あぶったこちらのお品。かなり美味しかったです。

塩引き鮭が焼けました。
まずはいくらと一緒にそのままで･･･

こちらのいくらは「はらこの味噌漬け」
塩と醤油は知っているけど味噌は初めて。
最初は「塩引き鮭」小さい！！
･･･と思ったけれど、塩気が強いので
この大きさでもご飯モリモリいけます。
やっぱり「塩鮭」とは触感等が少し違う！

２膳目はお茶漬けで。
薬味はお好みで。

お茶は地元の「村上茶」に生揚醤油と鰹節を
混ぜたものらしい。普通のお茶だと思って
口に入れたので少し独特に感じました。
お米はもちろん最高級コシヒカリ。

最後は一口甘酒も。
こちらの甘酒もお店で作っているそうですよ。
新潟らしいな。さすが酒どころだ！

鮭料理をたっぷり満喫した贅沢ランチ。
普段食べなれていないメニューもあり･･･
美味しく感じるものと、あまり得意では
ないものもありましたが昔から1度は食べて
みたかったので大満足です。

塩引き鮭は身も美味しかったけど、印象に
残ったのは皮の方かも。旨味が強い！

井筒屋さんがあるのは、観光名所やお土産屋が
並ぶ中心地。しかし本日は誰も歩いていない。
そして今このバスが走っているという事は･･･
帰りも歩いて駅まで帰らなくては。

こちらも塩引き鮭で有名な「うおや」

村上に来たら「塩引き鮭」を是非お土産に
購入したいところですが、なかなかの
お値段がします。うおやさんはサイトを見ると
少しお値段が控え目なようです。

店舗の向かいの建物には塩引き鮭が･･･

ところで「塩引き鮭」と「新巻き鮭」
私には同じものに見えるけど違いはなんだろう？

良く見ると結構怖い顔しています。

鮭を塩漬けにしたものが新巻鮭で、その鮭を
新潟独自の製法で干し上げたものが塩引き鮭らしい。
新巻鮭は全国的な名称なのに対して、塩引き鮭は
新潟県の村上地方での呼び名なんだそう。
ただ干しただけではなく、その蔵に住み着いている
乳酸菌や酵母でより美味しくなるそうですよ。

誰もいないので寂しく感じますが･･･
昔ながらの建物が立ち並び良い雰囲気です。

こちらのとても立派な建物は･･･
「千年鮭きっかわ」の茶館「嘉門亭」

残念ながら今回はお休みだったのですが
開いていてもお茶は飲めなかったかも。

店内には「麴カフェ」と「御茶サロン」に
分かれているようです。予約が必要なようですが
和のアフタヌーンティーが楽しめたり･･･
お茶（村上茶）＆お菓子のコースもあるようで、
お値段も３千円・4千円するらしい。
https://www.murakamisake.com/kamontei/

普通にお茶を飲むなら２千円以下でも
（それでもかなり高級ですね。）
飲めるようです。雰囲気良い店内と
素敵なお庭が楽しめそうですよ。

そしてこちらが「千年鮭きっかわ」

タイミング悪く風が吹いてしまった。
（でも撮り直しはしない）
JR東日本のCM聖地！吉永小百合さんでも
有名な場所ですよね。

テレビや雑誌でも何度も紹介されていますし
４トラでも写真が沢山アップされているので
もちろん昔から知っていたけれどやっと
訪れられました。店内はすごく広く沢山のお土産が。

ところであの有名な「塩引き鮭」はどこだろう？
店員さんに聞いてみると、お店の奥にあるらしい。
撮影も見学もご自由にとの事。
お部屋も飾り付けが豪華なのですが見学は自由。

煌びやかな座敷だ･･･

土間の部分に念願の「塩引き鮭」が沢山
吊るされています。もっと圧巻な風景だと
思っていたら旬は10月～と少し先だったので
これから量が増える感じなのかな？

迫力の風景を･･･と思っても私の腕では
なかなか撮影は難しい。スマホでお気軽に･･･

見学させてもらったのでお店もチェック
させてもらいます。とは言っても旅も初日。
持ち歩きは無理だし、貧乏旅では配送するほど
こちらのお店で購入は難しいかも。

私は食べないけれど家族が好きなので是非
買いたかった「いかの塩辛」
「豊蔵おじいちゃん」の文字で絶対に
美味しい塩辛だと確信してしまう。

買えるなら買ってみたかった。
お家で上手に焼けるかはわからないけど
有名な「きっかわ」の塩引き鮭をお土産に
してみたかった。

しかしお値段を見て手が引っ込みました。
切り身１切れ1,633円？？

家族全員分でももっと安い鮭を普段
食べているのでこの大きさでこのお値段は
さすがに何切れも買う事が出来ないかも･･･
鮭もわりと小さいよね？？
でも手間暇をかけて旨味が凝縮して干しあがって
このサイズなのだから、高いけど高くは無く
価値はあるはず。でも私はランチで食べた＆
持ち歩けないし･･･と言う事で断念しました。

「きっかわ」さんは店員さんも感じ良く
お土産屋の雰囲気は良かった。
すご～くお金があれば我が家の鮭は「塩引き」に
するよと心で決めてお店を後に･･･

ちなみに干した鮭のそばに行くと特有の魚臭さは
あるのですが広いので思いのほか匂いは
気になりませんでした。

古いお店が多いですが、パン屋さんや
普通のカフェもありました。

せっかくなので村上茶でも飲んで休憩を･･･と
思いましたが、この日は観光客もほとんど
いなかったので、お店のおかみさんなのかな？
出掛るためにお店から出てきたり、近所の人が
集まって話していたりと少し店内に入りずらい
雰囲気でした。結局は外から見学のみ。

木工・竹細工の「ゑびす屋」さん

ふらふら歩いて村上駅に帰って来ました。
歴史や文化を感じられる観光名所は他にも
沢山あるのですが、今回は「塩引き鮭」が
見れれば満足ではあったので、暑いし
村上のまちなか観光はこれで終わりに。

お宿の送迎までは微妙な時間が残ってしまった。

時刻表をチェックして慌てて山形の
酒田方面の電車に乗ってしまった。
多分時間はあるはず。

村上駅まで海が見える事は無かったのですが
しばらく走ると車窓からは綺麗な日本海が。

村上から３駅だったかな？
「桑川駅」に到着しました。

なんとこの駅は道の駅と隣り合わせで
有名な観光スポット「笹川流れ」の目の前の
駅なんです。車だと手軽に来れるのですが
電車だと本数も少なく、今回も次の村上方面の
電車に乗らないと間に合いません。
滞在時間は30分弱と言ったところかな。

それでも一目見てみたかった。

澄み切った碧い海が美しく、日本屈指の透明度を誇る
笹川流れ。11km続く海岸は、奇石や岩礁･洞窟など
日本海の荒波で作られた絶景が広がるそうです。
国指定の名勝及び天然記念物となっています。

前から１度は乗りたいと憧れている新潟と
酒田をむすぶ観光列車「海里」

笹川流れで徐行運転すると言うのを見て
初めて存在を知ったのですが、この旅行の
少し前までその名前を見て「渓流」だと
思っていました。まさか海だったとは･･･

上手に写真は撮れませんが、肉眼では
周辺にある遠くの岩も波で削られて
荒々しく美しく見えていました。
水の透明度もあり、美しい光景。

少し先には遊覧船乗り場などもあるようです。
車でお出掛けの人はのんびり楽しめそうですが
電車の人は時刻表をしっかりチェックした上で
遊びに来ないと大変かも。

今回はホントに海を一目見ただけですが
短い時間ながらものすごく癒されました。

桑川駅と隣接して道の駅「夕日会館」があります。
その名前の通り、笹川流れから眺める夕日は
とっても美しいんでしょうね。

そして夕日会館のカフェで人気なのがこちらの
ソフトクリーム。「日本海ソフトクリーム」 400円

このブルーのソフトクリームは笹川流れ産の塩と
北海道産の牛乳を使用したほんのり塩味濃厚ソフト。

カウンターに座ると道路の向こう側にこんな
風景を見ながらのんびり食べる事が出来ます。

笹川流れの塩を使ったお土産も色々と
売っていました。やっぱりなんとなくお土産に
買ってしまいました。「笹川流れの塩」

村上方面の電車を待ちます。

駅の目の前が「笹川流れ」の一部なので
短い時間でも楽しむ事が出来ました。
慌ただしかったけれど来てよかった！

村上駅に戻ります。微妙な時間が空きますが
駅周辺でもフラフラしよう。

村上駅から10分くらい歩いたところに
農産物直売所があります。

15時過ぎと言う事で野菜もほとんどないし
旅の初日なのであっても買えませんが･･･
この時間でも地元の方が何人か来ていました。

地元のお米を挽いた「米粉」を見つけたので購入。
これでお団子を作る予定なのですが、私の地元は
粉がザラついた固めのお団子を昔は作る事が
多かったんだけど最近はほぼ食べられません。
スーパーの米粉だと柔らかいお団子しか作れないので
この粉なら懐かしのお団子が作れるかも････。
後日、固めの少しざらついたお団子が出来ました！

16時。村上の駅前から本日宿泊するお宿の
送迎バスに乗って「瀬波温泉へ」

瀬波温泉と言えば「夕日」が有名な
温泉地ですが果たして本日夕日は見れるのか？

お天気が悪いわけではないんだけど･･･
ものすごく微妙に薄雲が多し。
綺麗な夕日は難しいかな？

本日の日の入りは18時少し前。
ぱっぱと荷物を置いて夕日チェックしなくては。

新潟旅・２　瀬波温泉編へ続く