2023/12/29 - 2024/01/08
391位(同エリア946件中)
ハンマークラヴィーアさん
- ハンマークラヴィーアさんTOP
- 旅行記90冊
- クチコミ1539件
- Q&A回答47件
- 277,969アクセス
- フォロワー29人
【旅程】
12/29 成田空港20:30出発
12/30 4:00カイロ到着 ピラミッド観光 カイロ泊
12/31 16:00までカイロ観光 18:55エジプト航空でアスワンへ
アスワン泊
01/01 アスワン観光 イシス神殿ほか アスワン泊
01/02 アスワン観光 アブシンベル(断念)
01/03 アスワン~ルクソール コムオンボ・エドフ 観光
ルクソール泊
01/04 ルクソール観光 20:35寝台列車でカイロへ ←ココ
01/05 8:15カイロ到着
9:00アレクサンドリアへ アレクサンドリア泊
01/06 午前中アレキサンドリア観光
13:00アレキサンドリア発→17:30カイロ着 カイロ泊
01/07 14:15 エジプト航空でカイロ発
イスタンブール経由で日本へ
気がつけば、旅行も折り返し地点にきて、これからルクソール観光、カイロへ夜行列車で戻り、アレキサンドリアへ一泊旅行、を残すのみとなりました。
エジプト観光では目玉的存在のルクソールでしたが、今回の旅行では一泊しかできなかったため、やや駆け足で東岸と西岸を1日で観光しています。
2泊できる人はタクシー等でゆっくり回る方がいいのですが、1日しかない人はやはりツアーが便利。
今回は、reflection travelという会社のツアーをviatorで申し込んでおきました。
ギリギリな感じのガイドがなかなかユニークで印象的でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
PR
-
アスワンから1dayドライブでルクソールについたので、とりあえず夕飯を食べにスークに出る。このあたりにはガイドブックに載っていた有名レストラン「ジャンボリー」があるので、とりあえずそこへ。
途中、土産物屋の客引きの兄ちゃんがずっとついてきて、「ジャンボリーへ行くのか?あそこは高いぞ。それにアルコールは持ち込みだ。どうしても行くなら酒売ってる店に案内してやるよ」というので、適当にあしらって目当ての店へ。 -
・・・・何と、彼の行ったことは本当でした。あり得ないくらい高い上に、アルコールは店内では販売しておらず、持ち込みで飲むのは自由とのこと。
店を出ると、さっきの少年が得意げに近づいてきたので案内を頼み、ビールを調達して再び店へ。 -
この店、リニューアルオープンしたらしいのですが、欧米人の客1組を除いて客はゼロ。郷土料理が豊富にあるのはいいのですが、値段は、1品300~500ポンドと驚異的に高い。方針が変わってお客さんが離れてしまったのか・・・
色々と残念な感じでした。 -
こちらは夕食前に散策したルクソールのナイル川沿い、コルニーシュ通り。
-
市街地を歩いていると突然ルクソール神殿がお目見え。
-
川沿いは遊歩道が整備されていて、家族連れやカップルでにぎやか。
-
ずらりと並ぶクルーズ船。だいたいの人は外出中のようですが、部屋で待ったりしている人もいて、こういうクルーズ船での旅行はどういう感じなのか非常に気になる。
-
日没になると「死者の国」らしさがぐっと増すルクソール西岸。この時間のファルーカも味があります。
-
家族連れが多く、カメラを見ると「写真を撮ってくれ」というジェスチャーをする。ただ、撮った後バクシーシを要求されるかもしれないと思うと煩わしくて、結局撮らず。
-
夕食後、ちょっとスークをぶらぶら。アスワンのスークより小さめですが、全天候型で土産物屋が多いので、時間をつぶすのに最適。
-
翌日は7時発の1日ツアー。やはりこの時期のこの時間はエジプトといえど、ダウンジャケットが欲しい。
カルナック神殿、王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、王妃の谷、メムノンの巨像を1日で回って夕方5時前にホテルに帰るというツアーです。 -
この日のガイドは定刻7時前に到着。
ホテルが用意してくれた朝食ボックスを食べ終わるまで待ってくれました。
このガイドさん、非常に突っ込みどころの多い自称「ギリギリ・ガイド」。
何と、2011年の革命で失脚した長期政権のエジプト大統領と同じ名前。
彼のおかげで楽しい旅になりました(笑) -
まず入場口でカルナック神殿の全体像を、模型を使って説明。
-
至聖所を守る塔門へとつながる列柱室。圧巻です。
-
こちらは削られたレリーフが置いてある至聖所。
-
アムン大神殿内はとにかく広く、たぶん半日いても見尽くせないくらい広く、見所たっぷり。これはアムン・ラー神至聖所近くの崩れた立像。
-
ハトシェプスト女王の倒れたオベリスクを含めると、3つの大きなオベリスクが立っています。
-
こちらはトトメス1世のオベリスク。
-
参道近くに戻ってきて、塔門の前にそびえたつラムセス2世の巨像。
-
これは光と音のショーが催される聖なる池。
-
聖なる池の淵にあるスカラベ。周りを7周すると願いが叶うらしいけど、誰もやってる人はいなかった。
-
ラムセス3世の神殿です。
-
続いて、車で王家の谷へ。バス、タクシーが入り乱れ、大混雑の王家の谷。
-
王家の谷は電動カーで往復。観光地化されまくってます。
-
王家の谷の入場券で見れるのは、3つまで。
おススメの墓は色々ありますが、ラムセス5世やトトメス3世が人気みたい。 -
ここでも王家の谷の全体像をまずお勉強。
-
王家の谷はとにかく広く、ガイドやドライバーとはぐれる可能性が高いので「whats app」を入れとくといいです。
「今どこ?」「ラムセス4世の墓の前」
「あと10分で入り口の横のカフェまで来て」「OK」
というやり取りが出来るので。 -
壁画の保存状態(修復状態?)がきれいすぎて、はっきりと分かるのがなんとも。
-
これは入り口に近い、ラムセス4世の墳墓内のレリーフ。
-
墳墓内はかなり奥行きもあり広く、壁に描かれた壁画が各王の個性的な死生観を表しています。
-
ラムセス4世の墓の目玉は巨大な石棺。
-
これは中頃、メルエンプタハの墳墓入り口。
-
赤色花崗岩の石棺が特徴的です。
-
こちらがツタンカーメンのミイラ。果たして本物なのだろうか?、という疑問も。
-
入り口は狭いですが、何せ入場が別料金で約2500円必要なので、それほど混んでいません。
-
ツタンカーメンの墳墓内に描かれたレリーフの様子。
-
続いて、王家の谷から車ですぐの距離にあるハトシェプスト女王葬祭殿へ。エジプトらしい外観が気に入っていた建造物です。
-
ハトシェプスト女王葬祭殿でも、エントランスと神殿が離れているので電動カーが活躍します。
-
階段を上って3階構造になっています。
-
オシリス神がハトシェプスト女王の姿に変形したとされる彫像です。
第2層から第3層目に上がる柱廊にあります。 -
この神殿内にもバクシーシおじさんがいますが、ここの人はかなり強引。観光客から勝手にスマホを取り上げたり、半ば強引に何もない空洞の見学を呼びかけたりしてバクシーシを要求します。スマホはしっかり握っておいた方がよいと思います。
-
ガイドとランチ。王家の谷方面が見渡せます。
食事をしていると、ガイドが言ってきました。
「今日は楽しかったか?俺のガイドは完璧か?」
面食らいつつ、社交辞令交えて褒めとくと、非常にうれしそう。
例のごとくチップにつながる会話かと思いきやそうではなく・・・・
「Tripadvisorにグッドコメントを書いてほしいんだよ。いいコメントがないとクビになるんだ。」
なんと・・・切実・・・ -
ガイドも大変なんだなあ、と思い、グッドコメントを約束。
続いて王妃の谷へ。王家の谷と違って小ぢんまりしていて、観光客も気持ち少な目。 -
王家の谷とは比較にならないほど公開済みの墳墓の数は少なく、人の数も少ないのでゆっくり見れます。
-
この付近には、労働者の街の遺跡もあるようですが、今回のツアーでは通りませんでした。
-
空いている墳墓は、アメンヘルケペシェフの墓など数カ所のみ。
-
墳墓内にはスフィンクスやアヌビスをモチーフにしたレリーフも多数。
-
「ネフェルタリの墓を見ていくか?」とガイドに聞かれたけど、2000ポンドもするのと、ほかのお墓で十分と考えたので、今回はスルーさせてもらいました。
1日の公開人数が決まっているらしいけど、この値段だとあえて見たい!という人は確かに少数派かも。 -
最後に、メムノンの巨像を見学。
途中、まだツアー狩猟まで時間があるのでルクソールの名産、大理石の工房に寄りました。
本物の大理石の像は高すぎて断念。 -
メムノンの巨像はほかの見どころとはちょっと離れているので、最後にちょっとだけ寄るのが定番みたい。もともとあった葬祭殿は、のちのファラオが自分の神殿を建てるのにかっぱらったらしい。
-
ホテルへ帰る道すがら、最後の目的地、ルクソール神殿へ。
-
カルナック神殿も圧巻でしたが、こちらの列柱室も雰囲気がある。
-
神殿内にはモスクもあり。
-
ルクソール神殿のスフィンクス参道。
-
神殿内には、オープンエアミュージアムも。
-
高ーいオベリスクと。
-
スフィンクス参道には聖船が。
もうすぐお別れする段階でも、「ギリギリガイド君」は、「約束したからな。絶対にグッドコメントを書くんだぞ。出来れば明日中に!」と念を押してきました(*'ω'*)
チップよりもグッドコメント欲しがるガイドさん、初めて見たよ・・・ -
この日は20:30のルクソール発カイロ行の寝台列車を、鉄道会社「abela」の公式サイトで購入。「チケット」と書かれたメールに乗車券が添付されるという、そっけないもの。
2023年からエジプトの鉄道料金は外国人料金が異常に高くなり、列車の乗車券は何と驚きの2万円強。
飛行機で移動し、ホテルで宿泊するより安いというのがウリだったが、今となっては微妙なところ。
この日も腹の調子が優れず、豆入りのタジン(ご飯いり)と氷無しのコックテール(フルーツカクテル)を、チェックアウトしたネフェルティティホテル最上階のレストランでいただきました。 -
列車出発の1時間半前になったので、せっかくだし、と馬車を70ポンドで運転してもらい、ルクソール駅へ。
・・・歩いて5分で行ける距離でした。そりゃ、70ポンドで快諾するよね・・
今日のガイド君から、
「今日は楽しかったか?グッドコメント覚えてるか?約束だぞ。プリーズ」
とwhats appで連絡が入っていた・・・ -
ルクソール駅。思ったより近代的で、入り口にいる警察官が親切に列車まで案内してくれました。
-
駅付近の喧騒はさすがエジプト、という感じで、雑踏+クラクションの嵐ですが、カイロに比べればおとなしいもの。
もちろん、駅へ通じる大通りを横断するのは命がけ。 -
近距離列車のチケットカウンターに並ぶ人。ウェブ購入組は、プリントアウトした乗車券だけで乗れます。
-
駅のホームも近代的。カフェがあったり、お弁当を売っていたりして、寝台列車でも食糧調達は問題なさそう。
-
列車を待つ方の中には、ちらほらと日本人の姿も。
-
定刻8:35初のカイロ行電車が8:20頃入ってきました。聞いていたとおり、時間には正確でした。
-
無事コンパートメントに乗り込んだのでほっと一息。駅舎内の売店には当然アルコール飲料は売ってないようですね。
-
うーん、聞いていた通り実に狭いコンパートメント。トランクを開けるとほぼスペースがなくなります。
-
寝台列車で移動するのはもっぱら外国人ばかりのようです。
-
バリバリの機内食っぽい夕食。頼めば紅茶かコーヒー、コーラ等も買えます。
-
何とか足を伸ばして寝れそう。
ギリギリの状態で1日お世話になったガイドのためにtripadvisorを開き、
「〇〇(ガイドの名前)との1日は、私のエジプト滞在の中で忘れられない最良の日でした。
彼の素晴らしい知識とユーモアをルクソールで体験したければ、ぜひこのツアーに参加することをお奨めします。」
と、英語で最上級のお褒めを送っていたら寝落ちしてしまった(*'ω'*) -
朝食。噂通りパンばかり。
朝食のために起こしに来たのは6:15。
そうすると、あと1時間ほどで着くのか、と割と急いで食べる。 -
朝6:30。この時点で本来ならカイロについているはずなんですが、現在地を見るとやはりあと2時間はかかりそうですね・・・
-
車窓から見える、のどかな田園風景。カイロまではまだまだのようです。
-
7時を過ぎても、まだギザにも着かない。その分、車窓は楽しめますが・・
-
8時が近くなってようやくギザの街が見えてきて。
-
8時20分にようやくつきました。カイロ、ラムセス2世駅。
-
外にもチケット売り場はあったが、どう見ても現地の人仕様なため、駅構内に入ってチケット売り場を探します。
-
エスカレーターを上って2階へ。スタッフに教えられるまま、売り場へ。
2023年以降、外国人はエジプト人と同じ料金で鉄道には乗れず、見つかった場合は処罰の対象となる、という告知までありました。
購入はクレジットカードのみ。アレキサンドリアまで31ドル。たっか・・・ -
こちらがラムセス2世駅の2階の外国人用チケット売り場へ上るエスカレーター。
-
この時点で8:45。出来るだけ早い便を、とリクエストして9:00カイロ発、13:00アレキサンドリア着のファーストクラスのチケット購入。
貰えるのはこの簡素な紙だけ。
後に列車内でほかの乗客が持っているのを見たのは、もっと綺麗な日本の新幹線のようなプリントアウト切符でしたが、外国人がもらえる紙はこれだけとのこと。
・・・・何だかこの辺も、エジプトという国があまり信用できない・・・・
ともかく無事チケットをゲットしたので、9:00発の電車でアレキサンドリアへ向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ルクソール(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023~2024年 年越しinEgypt
0
80