2024/01/08 - 2024/01/09
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springさん
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2023年10月下旬。一般的報道解禁の前夜、山の上ホテルからメールが届きました。
2024年2月、山の上ホテルが閉館。再開は未定、と。
なんだってそんなメールが届いたかというと、当該ホテルで結婚式を挙げた人向けの(希望者がメールアドレスを登録すれば)挙式月頃に記念日ディナー、年末のクリスマス系イベントのご案内が届くシステムを利用してのご案内。
往時は頻繁に通っていた同ホテルも、その後別館のレストラン退店や別館そのものがなくなったり、また肝心の雰囲気や人的サービスが変化し、また思うところもあり、近年は少し足が遠のいていたというのが正直なところです。
ですが、メール案内や報道への対応を見るに、正直再開のめどが立っておらず、また(再開への)意欲も、(耐震問題での建て替えなど、同時期に一旦閉館し再開への意欲を見せる他施設と比較すると)正直熱意が感じられない。
これは本当に、なくなってしまうかもしれない。
それならば、最後に一目見ておこう。
正直、突発的な事案でもあり、比較的お値段がお高めのホテルですので、出費が痛いといえば痛いですが…やはり最後に今一度体感しておこうという気持ちが勝り、コロナ禍後初海外旅行の直後ながら、宿泊利用と相成りました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
約一週間前にコロナ禍後初海外でソウルから戻ってきてから、わずか数日。
そちらの旅行記を読んでくださった方ならお気づきかもしれませんが、夫は体調を崩し、回復途上にあるこの時期。
(※よそ様に感染させてしまうというよりは、とある事由により免疫力が低下しているゆえの状態かと…。現に側にいる私、感染症なら大抵もろとも食らうのに、今回は体調に問題がありません)
結婚式を挙げた山の上ホテルに泊まりに行くことになりました。
途中、所用があり東京駅付近へ。大丸東京内の英国屋で昼食を取ります。
写真は夫が選んだビーフシチューとワッフル。
なお、英国屋といえば、今回宿泊する山の上ホテルを設計したウイリアム・メリル・ヴォーリス建築の百貨店が大阪難波地区にあり、(現在は存在するかどうか不明ですが)英国屋系列の喫茶店に、かの建築家の名を拝借した喫茶ルームがありました。 -
写真は、英国屋のクラブハウスサンド、妻の昼食です。
山の上ホテルのチェックインが14時からならので、百貨店の喫茶室で暫し休憩。 -
ホテルに向かいます。
写真は旧万世橋付近。秋葉原とお茶の水の間あたりです。 -
山の上ホテルに到着。
従来の自家用車だと高さ制限で専用駐車場(立体)に停められませんでしたが、現在の車はこのなかに収容できます。
ああ、この車(2022年納車)になってからこのホテルに来るのは初めてだったな、と。
往時は年複数回利用していた場所でした。 -
写真がブレ&構えが変で失礼します。
チェックインまで少し時間があったので、入館してすぐ、かつてのロビー、現在はケーキ類販売所方面を望む位置での写真。
かつてはケーキ類の持ち帰り販売を渋るホテルでした。特に夏季は現金でした。
ホテルのお土産を買い求めたくても、グッズや焼菓子などもほぼなくて、「ちりめん山椒」程度しか販売物がなかったのです。
それがいつのまにか、喫茶室(ヒルトップ)以外にもケーキ類販売エリアが出来ていたり、一時はオリジナルカレンダーやホテルグッズなども販売するようになっていたのです。
皮肉にもそのころから、ホテルの対人接遇スキルに疑問を感じるようになり(具体的には、書ける範囲内で後述)、また報道されるレベルでの不祥事を複数回起こしてしまうなどの経緯もあり、結果的に「同じ予算か、それ以下の予算があるのなら、少しほかの場所を新規開拓しよう」となり、山の上ホテルへの足が少し遠のく結果にもなったのでした。 -
シャンデリア。
クラシカルな雰囲気の館内。 -
正面玄関から入って左側に位置するラウンジ。
かつての私たちは、ここか、正面玄関右側でよく、結婚式の打ち合わせをしていました。 -
ロビーにあるケーキ類の販売。
-
正面玄関から入って右側のロビー。
実はこの絵画には、とある有名な作家の作品です。まだ、飾られていたのですね。
以前はこのロビーを通り抜けると天ぷら山の上、さらにその奥側を進むと喫茶ヒルトップになっていました。今は行き止まりにしており、このロビーから直結の形式にはしていないようです。 -
正面玄関に入らず、右側に進み、すぐ左折した位置にある坂。
門松やサボテンっぽいオブジェがあるあたりが、喫茶ヒルトップの入り口にもなります。
そしてこの坂、実は山の上教会から出て、この坂を上がってホテル(本館または別館)の披露宴会場に戻る場所でもありました。
今は別館も取り壊されていますが、写真奥の坂を上り切ったあたりに存在していたのです。 -
さて、今回の宿泊したツインのお部屋。
かつて、山の上ホテルの宣伝広告のことばの中に、「軽井沢の空気が館内に」という趣旨の文言が使われていたことがありました。まだ、世間一般的に空気清浄機や、マイナスイオンというものが一般的な用語になる前の時代の話です。
20世紀とか、21世紀初頭くらいまでは週刊文春その他の紙面系メディアの広告で見かけました。 -
こちらは窓側のベット、兄弟、マントルピース、はじっこに少ししか映っていませんが物書きが出来る机などがあります。
全般的な雰囲気は、何度となく宿泊利用した時期と大きな変わりはありません。 -
と、思いきや…。
電気ポットがある!
これは、衝撃的でした。
どちらかというとバス・トイレなどの水回りは(当時の相場でもお値段を取るホテルの割には)21世紀初頭頃の時点でも既にだいぶクラシカル過ぎて、そこがこのホテルををよそ様にお勧めするのには、相手を選ぶ部分があったところでもあったのです。
もっと明確にここはどうか、と思ったこともあります。
とある時分、宿泊した際の翌朝のこと。
一名はチェックアウト近くまでゆったりする予定でしたが、もう一名は仕事の都合で朝早く出立する予定になっていました。
レストランやルームサービスが当時豊富なこのホテルでも、さすがにそれを待っている余裕もなく。また、コンビニやパン屋さんなどの軽食を入手するような場所も少し遠く(これは現在もそうです。丘というか坂を下らないとたどり着かない。そして一般的なコンビニは、実はこのエリアは少ない)。
しかし欠食して仕事に向かわせるのには、ちょっと申し訳なくて。せめてお湯があれば、カップ麺なりパンやおむずび等に添える飲み物などが用意できたのですが、ポット(理想は電気ポット)もなかったのです。
「おみず」と書かれたポットだけでは…さすがに…。これから仕事に向かう人への活力には力不足。
ゆえに、ホテルの方に前日夕方のうちに相談したところ、電気ポットはない。お湯の差し入れも「ボイラーをその時間は沸かしていないから、ない」で、打ち切られました。
…それならば、はっきり申し上げると、ビジネスホテル以下じゃありませんか。という文言が頭の中をよぎります。
どのように対応できるかの代案もなくにべもなさすぎて。
ちょっと、山の上ホテルへのファン的モチベーションが下がるきっかけの大きな出来事になりました。
本気でこのホテルをよくしようとするのであれば、いち顧客としてもっと頑張って交渉する余地もあったのかもしれませんが、あまりにもきれいさっぱり断たれた印象もあって、そこを頑張る気持ちにもなれなかったのです。 -
話を戻して、バスルームにあるアメニティ。
かつてはクラシカルっぽい雰囲気のホテルオリジナル(パッケージを変えただけなのでしょうが、日本製のメーカーでした)品でしたが、あれから幾年もながれ、日本のメーカーもホテルに卸すのをやめたところもあるようです。一部、舶来の品になっていました。 -
ルームキー。
実際に使われている鍵です。
今はカードキーが主流でしょうが、かつては外出時に鍵をフロントで預ける時代があったのです。 -
バスルーム。
タイルの模様に、よくあるユニットではないところの心意気?と感じないでもない。
写真には掲載していませんが、写真の左側がトイレ。 -
お部屋の窓から外を望む。
これは、水道橋方面ですね。
別件で思い出のあるホテルがちょこっと見えます。 -
3階のフロア図。
今回は一般的な洋室ツインですが、畳の部屋にベットがあるという設えのお部屋もあったり、またスイートルーム(庭つき)、塔の部屋といわれる場所があったりと、小ぶりな規模のホテルなのに様相はいろいろ、のホテルです。 -
ソウル旅行後、すこし体調が小康状態の夫はお部屋で休んでもらい、妻はその間、またしても割れてしまった爪の修復対策の為、やすりつき爪切りを求めて、百円均一のお店を探します。
少し離れた場所に、キャンドゥがありました。
神保町界隈を含め、この辺りはどちらかというと男性の顧客をメインターゲットにしている小規模店舗が多いです。
まだ池袋にジュンク堂書店が出来る前は、一般的な小説、書籍の他医療・看護系の専門書を探し求めて三省堂書店本店(現在改装中のため閉店)に通った時代もありました。あの頃は、自宅から遠くても、そこまでいかないと実物をみて比較できる書店が少なかったのです。 -
お部屋に戻りました。
さきほどチェックイン前に買っておいたホテルのケーキ。
「そうそう、この味!」と夫。 -
もうひとつ、ホテルのケーキ。
先ほどと少し違うタイプのケーキにしました。 -
こちらは、ホテルに向かう前、大丸の中で買っておいたマカロン。
ホテルの中でケーキを買うつもりではいたものの、ちゃんと残っているかどうかわからなくて、ギリギリ翌日まで持つマカロンを買っておいたのです。
ケーキにしなかったのは、もしケーキが入手できたときにかぶらないように、という意図。
まぁおやつ系はともかくとして、他に鶏肉系統のおかずやサラダなどで夕食タイム。
食後は少し元気になったのか、少し周りを散歩する、と夫。 -
夜の山の上ホテル外観。
-
翌朝はルームサービスの朝食にしました。
ひとりは和食、もうひとりは洋食にして、それぞれ頂くけれども、気になるおかずは分け合いっこするという作戦。
まぐろが美味しい!と夫。 -
こちらは洋食。洋食にはジュースと、(写真には写っていませんが)パンがあります。
ジュースとパンは種類が選べます。
ジュースはグレープフルーツがさっぱりして美味しそうでしたが、それだとわけあいっこする際、夫の内服薬の一部にグレープフルーツの成分が干渉してしまい、それはちょっと、良くない。という理由で、オレンジジュースに。
パンは、夫の希望でイングリッシュマフィンにしました。2組だった3組だったか、とにかくボリューム特大。 -
オレンジジュースは、まごうことがなくフレッシュオレンジジュースでした。
そういえばそうだった、ここのホテルの健康ジュース(という名のロビー等で出す、お値段もお高い逸品)もこだわりがすごかったんでしたっけ。
それから、ポットサービスの紅茶。
これらは洋食に付随するものでして、和食の場合はほうじ茶になります。
主に和食を堪能している夫、「最後にいきなり、病院食みたいになった」と。
地域にもよりますが、病院食で配茶があったころ、概ね番茶かほうじ茶か、薬草茶(まめ茶:別名ケツメイ茶)的なものが多かったですものね。
お茶どころの狭山に近い某病院では緑茶も出していましたが、それは例外でしょう。食事の30分前後は、理想を言えばカフェインをあまりとらない方が、鉄分の摂取に悪影響をもたらさないでしょうから…。 -
あっという間にチェックアウトの時間となりました。
名残惜しくも、お別れの時間です。 -
前日とは違うケーキを買って、自宅に持ち帰ります。
再開してくれればもちろんうれしいですが、今のところそれ自体も未定。
山の上ホテルといえば、順不同で2か所のバー、天ぷら山の上、中華の新北京、喫茶のヒルトップ、正統派フレンチのアビアントー、鉄板焼ガーデン、別館のシェヌー、季節限定的イベントとして結婚式の予定がない日程で開催されていたチャペルエリアでのビアガーデン、別館でのクリスマスイベント食と、食の思い出がてんこ盛りです。(別館の和食処かんだだけは未訪でした)。
しかし、食事のレシピだけではなく、空気感としか表現できないような、その場の空間や接遇などをふくめて、かなり独自路線の山の上ホテルです。熱烈なファンを生み出す一方、ときどき吃驚することもあるこのホテルは、さて休業となるのか、廃業となるのか、気がかりなところです。
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