2009/02/15 - 2009/02/15
76位(同エリア104件中)
TMBSさん
この旅行記のスケジュール
2009/02/15
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電車での移動
富山924→(北陸本線普通金沢行き)→津幡
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電車での移動
津幡→(七尾線普通七尾行き)→七尾
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電車での移動
七尾1219→(のと鉄道七尾線穴水行き)→1248西岸
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電車での移動
西岸1259→(のと鉄道七尾線七尾行き)→能登中島
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電車での移動
能登中島1325→(のと鉄道七尾線穴水行き)→1345穴水
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電車での移動
穴水→(のと鉄道七尾線七尾行き)→和倉温泉
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電車での移動
和倉温泉1459(1515)→(特急サンダーバード36号)→大阪
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この旅行記スケジュールを元に
2024年1月1日、元旦の夕刻に未曾有の大震災に襲われた石川県能登地方。
地震やそれに伴う土砂崩れ、火災、津波などでのどかな風景、美しい街並みは一変し、100名以上の犠牲者と200名以上の行方不明者を出しています。
被災地の早期復興を願い、今を遡ること15年前、2009年2月に訪れたのと鉄道七尾線(七尾~穴水間)の旅行記をお届けします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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2009年2月15日(日)
前夜は富山市内に住む高校時代の後輩宅に宿泊、車で富山駅まで送迎してもらいました。
この当時の富山駅は北陸新幹線の開業前、在来線も地上ホームからの発着となっており、戦後直ぐに建てられた鉄筋コンクリート造り2階建ての駅舎が健在でした。富山駅 駅
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一足先に仮設ホームに移った在来線ホームから、9時24分発の北陸本線の普通金沢行きに乗車し、七尾線が分岐する津幡駅へ。
車両は現在でも北陸本線を移管したあいの風とやま鉄道に引き継がれ、活躍している413系でした。富山駅 駅
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津幡駅に到着。
ここで金沢からの七尾線七尾行きを待ちます。津幡駅 駅
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遅れてやってきた、七尾線からの普通金沢行き。
この車両は415系800番台という車両で、昭和30年代に首都圏・京阪神向けに製造された113系電車に交流電化区間用の機器を搭載、交流電化の北陸本線と直流電化の七尾線を直通する普通列車として2021年まで活躍していました。津幡駅 駅
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津幡駅にあった犬の像。
津幡町には、かつて犬が洪水から町を守ったという伝承があり、それに因んだものだとか。津幡駅 駅
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富山・石川県境の倶利伽羅峠は、源平合戦の古戦場。
津幡駅前には、源平合戦の伝承に因んだ牛の銅像がありました。津幡駅 駅
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津幡駅から七尾線の普通電車で北上すること1時間。
のと鉄道七尾線の始発駅である七尾駅に到着しました。
接続の12時19分発の穴水行きまではまだ時間があるので、しばらく駅周辺をぶらつきます。七尾駅 駅
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七尾駅の駅舎。
国鉄の主要駅という出で立ちの、鉄筋コンクリート2階建ての建物でした。七尾駅 駅
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この日は日曜日。
土・日・祝日限定で発売されている「つこうてくだしフリーきっぷ」(大人1000円、小学生500円)が利用できるということで、迷わず窓口で購入しました。
なお、このフリーきっぷですが、七尾~穴水間の往復だけで元が取れるうえ、2024年1月1日時点でも2009年当時と同じ値段で販売されていたとのことです。七尾駅 駅
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七尾駅の改札口。
JR西日本とのと鉄道が共同で利用しています。七尾駅 駅
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イチオシ
発車時刻が近づいてきたので、そろそろのと鉄道七尾線の穴水行き普通列車に乗り込みます。
車両は新鋭のNT200形気動車。
学生時代の2004年に和倉温泉を訪れた際に乗車したNT100形気動車は、全てこのNT200形気動車に置き換えられました。七尾駅 駅
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イチオシ
今回のと鉄道七尾線の乗りつぶしに利用した「つこうてくだしフリーきっぷ」。
のと鉄道七尾線 乗り物
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イチオシ
七尾駅で買い求めた駅弁の海苔巻き、卵巻き(玉宝)で昼食とします。
この「玉宝」は七尾の名物料理だとのこと。松乃鮨 グルメ・レストラン
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1駅目の和倉温泉まではJR西日本との二重戸籍区間で電化されていますが、和倉温泉から先は非電化となりディーゼルカーのみの運行となっています。
田園風景の中、NT200形は快調に走ります。のと鉄道七尾線 乗り物
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和倉温泉の次の停車駅は田鶴浜駅。
旧田鶴浜町の中心駅で、国鉄書体の駅名標が残されていました。
ちなみに2007年に千葉ロッテマリーンズに入団、後に強打者として名を馳せることになる角中勝也選手も、旧田鶴浜町の出身です。田鶴浜駅 駅
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田鶴浜駅を出た列車は、七尾西湾に沿って走ります。
のと鉄道七尾線 乗り物
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名物の「ひっぱり餅」の看板を掲げた民家がありました。
のと鉄道七尾線 乗り物
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七尾西湾の海岸線にほど近い笠師保駅。
ここも、国鉄書体の駅名標と味のある木造駅舎が残っています。笠師保駅 駅
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七尾西湾は牡蠣の名産地として知られています。
笠師保駅付近の車窓からは、牡蠣の養殖筏が見えてきました。
いつかこの地域が復興を遂げたら、自慢の牡蠣を食べに行きたいです。のと鉄道七尾線 乗り物
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時刻表を読んだところ、このままストレートに穴水まで行っても、和倉温泉・七尾に戻る列車が14時台まで無いと知りました。
それならいっそ途中の気になった駅に降りてみようということで、途中の西岸駅で下車してみることにしました。
西岸駅には12時48分に到着。西岸駅 駅
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西岸駅の木造駅舎。
西岸駅 駅
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西岸駅の駅舎内。
無人化されて久しいようでしたが、待合室として大切に使用されているようでした。西岸駅 駅
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西岸駅の時刻表。
12時59分に七尾行きの列車があるので、そちらで一旦七尾方面に戻ろうと思います。西岸駅 駅
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駅舎内には、地元の催し物のポスターが掲出されていました。
西岸駅 駅
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イチオシ
西岸駅の穴水方面行きホーム。
後にこの駅は、人気テレビアニメ「花咲くいろは」に「湯乃鷺駅」なる架空の駅として登場。
駅名標の表記も「ゆのさぎ」駅に改められ、またアニメのラッピング列車も運行され、多くのアニメファンや鉄道ファンで賑わったといいます。
のと鉄道七尾線が復旧を果たした暁には、何とか再訪の機会を作りたいところ。西岸駅 駅
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国鉄時代のホーロー製の駅名標も残されていました。
西岸駅 駅
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西岸駅の駅名標。
そろそろ七尾行の列車が来る頃です。西岸駅 駅
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七尾行きの列車に1駅乗車し、能登中島駅で下車。
ここも素敵な木造駅舎が自慢の駅ですが、この駅にはどうしても見ておきたいものがありました。能登中島駅 駅
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イチオシ
実は能登中島駅には、国鉄時代の郵便車「オユ10 2565」が保存されているのです。
同車は鉄道愛好家有志の尽力で美しい姿に戻され、大切に維持管理されているとのこと。能登中島駅 駅
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能登中島駅を発車するNT200形気動車。
能登中島駅 駅
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能登中島駅3番ホームで保存されていた、「オユ10 2565」。
2023年時点は駅構内の別の場所に移設のうえ、公開されているようです。能登中島駅 駅
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能登中島駅の駅舎。
能登中島駅 駅
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駅舎脇に、「オユ10 2565」の説明板が建てられていました。
能登中島駅 駅
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能登中島駅の駅舎内。
それなりの規模の駅で、土・日・祝日以外は委託駅員の配置があるようです。能登中島駅 駅
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駅舎内に掲出された駅周辺の地図。
能登中島駅 駅
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駅舎内にも「オユ10 2565」の説明書きが。
能登中島駅 駅
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能登中島駅3番ホームには「オユ10 2565」と合わせて、かつて急行「のと恋路」号として七尾~珠洲間を結んでいたNT800形気動車も展示されていました。
能登中島駅 駅
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NT800形気動車は撮影の時点で廃車から4年が経過していましたが、車内は現役当時のまま残されていました。
2024年現在は穴水駅に移設されたとのことです。能登中島駅 駅
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能登中島駅3番ホームから木造駅舎を望んだスナップ。
能登中島駅 駅
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能登中島13時25分発の穴水行き普通列車で、今度こそ最終目的地の穴水を目指します。
車窓には七尾西湾の絶景が。のと鉄道七尾線 乗り物
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向こうに見える陸地は和倉温泉の辺りでしょうか
のと鉄道七尾線 乗り物
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13時45分、終着駅の穴水駅に到着。
穴水駅 駅
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穴水駅はのと鉄道の一大拠点で、広い構内には車両基地と本社が設けられています。
終着駅のはずなのに、線路が行き止まりにならず遠くの方まで続いているようですが・・・。
それもそのはず、のと鉄道七尾線は2001年までこの穴水駅からさらに北の輪島駅まで伸びていました。
加えて、2005年までは穴水駅から珠洲市の蛸島駅までの能登線も営業していました。
この両区間が慢性的な乗客減に苦しんだ末廃止されたことにより、穴水駅は分岐駅から七尾線の終着駅に役目を変えたというわけです。穴水駅 駅
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牡蠣や河豚、蟹などの海産物に恵まれ、また里山で野菜も採れる穴水の町。
そんなわけで、穴水駅には「まいもん(美味しいもの)の里」という副駅名が付いています。穴水駅 駅
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のと鉄道七尾線は1991年まで、JR西日本の七尾線として運営されていました。
穴水駅には国鉄→JR時代の駅名標が残されており、七尾線の輪島寄り次駅であった「能登三井(のとみい)」・能登線の次駅であった「中居(なかい)」の両駅名を消した跡がはっきり分かりました。穴水駅 駅
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穴水駅の駅舎に掲げられた、穴水町復興祈念公演と銘打ったオーケストラコンサートのポスター。
この旅行の2年前、2007年3月25日朝にも能登半島を震源とする平成19年能登半島地震が発生。輪島市・穴水町・七尾市で震度6強を観測、死者1名、負傷者300名以上、家屋やインフラの損壊など甚大な被害が出ていました。穴水駅 駅
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輪島朝市や輪島市門前町の雪割草まつり・「そばの市」など、輪島市の観光ポスターも掲示されていました。
2年前・2007年の地震から力を合わせて立ち上がった奥能登が、まさか14年後・2024年の元旦にさらに大きな地震で壊滅することになろうとは、いたたまれない思いです。穴水駅 駅
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穴水駅の待合室には、明治時代に日本に滞在した際、能登半島を旅行、穴水町に立ち寄ったというアメリカ人天文学者、パーシバル=ローエルの写真も飾られていました。
穴水駅 駅
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イチオシ
穴水駅の駅舎。
国鉄時代のものがそのまま利用されています。穴水駅 駅
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穴水駅から、能登半島の空の玄関口である能登空港までは11Km。
2003年の能登空港開港は、陸の孤島だった奥能登地域の交通体系に革命をもたらしましたが、皮肉にもこの空港や高規格道路の整備が、のと鉄道七尾線の縮小、能登線の廃止の一因になったとも言われています。穴水駅 駅
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穴水駅前の案内地図。
「藤とハーブとまいもんの里」のキャッチフレーズで町おこしをしているようです。穴水駅 駅
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穴水駅に隣接するのと鉄道本社。
実はこの本社屋、元々はのと鉄道能登線の「のと穴水駅」の駅舎を兼ねて建てられました。
1991年にのと鉄道がJR西日本七尾線の和倉温泉~輪島間の経営を引き継いで以降は、駅舎としての機能が国鉄→JRの穴水駅(3枚上)に集約されることになり、本社としての機能を残すのみになりました。穴水駅 駅
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穴水駅近くにある踏切。
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踏切の脇には、JR西日本のロゴの入った「踏切 とまれ」の標識が。
のと鉄道七尾線の線路そのものは、現在もJR西日本が管理していると聞きます。 -
穴水駅の北側には、かつて輪島・蛸島方面に路線があった名残で、400mほど線路が残されています。
穴水駅 駅
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先ほどの踏切からは、穴水駅構内と車両基地を一望することができました。
穴水駅 駅
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和倉温泉に戻る列車の発車時刻が迫ってきたので、そろそろ穴水駅に戻ります。
第三セクター化されて20年近く経っていましたが、みどりの窓口が営業していたのには驚きました。穴水駅 駅
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名残惜しいですが、改札の中に入ります。
穴水駅 駅
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かつて穴水駅始発の能登線列車が発着していた0番ホームには、懐かしいNT100形気動車NT127号が保存されていました。
方向幕は「輪島」を表示。
七尾線の輪島駅は、現在道の駅として活用されており、復興の暁に訪問してみたいものです。穴水駅 駅
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この駅名標は、のと鉄道能登線の穴水駅が「のと穴水駅」を名乗っていた時代のもの。
駅名標には「のとあなみず」の「のと」を消した跡や、能登線の次駅「なかい(中居)」の文字が。穴水駅 駅
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反対側の方向幕は「蛸島」となっていました。
蛸島駅のあった珠洲市も、今回の大地震で家屋の倒壊や津波により壊滅的な打撃を受けています。穴水駅 駅
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無事和倉温泉駅に戻り、後は14時59分発の特急「サンダーバード36号」で大阪まで戻るだけなのですが。
和倉温泉駅 駅
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越後湯沢発和倉温泉行きの特急「はくたか」の車内で迷惑行為が起きたとかで七尾線のダイヤが乱れ、特急「サンダーバード36号」も発車を見合わせる羽目に。
和倉温泉駅 駅
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予定の発車時刻を過ぎたものの、どうにか発車の目処が付いたようでドアが開きました。
これでようやく帰れます。和倉温泉駅 駅
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定刻より15分遅れましたが、15時14分に特急「サンダーバード36号」は和倉温泉駅を発車しました。
遅延した特急「はくたか」については、金沢~和倉温泉間が運休になったそうで、和倉温泉から越後湯沢までの折り返し便に乗るはずだった方が金沢まで「サンダーバード36号」に急遽相乗りすることに。特急 サンダーバード 乗り物
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七尾線内を快調に走った「サンダーバード36号」は若干ではありますが遅延を回復。
津幡駅から北陸本線に入りました。
建設工事たけなわの北陸新幹線も、金沢総合車両所で休む寝台特急「北陸」も今となっては懐かしいです。JR北陸本線 乗り物
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高架線に上がるとまもなく金沢駅。
「サンダーバード36号」はここで前に車両を増結するため、到着前に駅手前で一時停止しました。金沢駅 駅
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金沢から先は特に至ってトラブルもなく、余裕を持ったダイヤも幸いし、「サンダーバード36号」はほぼ定刻に大阪に到着しました。
最後になりましたが、このたびの能登半島地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。
そして、甚大な被害を受けて寸断されたJR七尾線、のと鉄道七尾線も含め、1日も早く被災地に日常が戻ることを願います。特急 サンダーバード 乗り物
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