2024/01/04 - 2024/01/04
87位(同エリア286件中)
mom Kさん
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お正月も4日目だからだろうか。名古屋駅に降りたものの、年が改まった感覚になれない。人々の様子も店も普段着姿。新しい年の始まりは、静けさが必要。瀬戸に出かけた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄
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JR名古屋駅 神領行に乗車。
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「大曾根」で名鉄 瀬戸線に乗り換えます。
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駅のインフォメーションもお正月休み。それでよいと思います。
川沿いを製陶所エリアに向かっていた。
軒下の細工に目が留まった。三年前は、この裏手の商店街を歩いたので、こんな素敵な和菓子屋さんがあるとは知らなかった。
「川村屋 賀栄」 -
店内も古くからの老舗と分かる設え。
お正月をお迎えしている鏡餅。大きなガラス棚には、
骨董品級のお茶碗や花器が飾られている。 -
街のお馴染みさんが出入りしている。
カウンターの向こうのもろぶたにたくさんのよもぎもちが出来上がっていた。
「一つお願いします。ここでいただきますので、そのままで。」 -
棚の上に並んでいた個包装のお饅頭も一つ選ぶ。猫の肉球をかたどっていて、こちらは明日お家でゆっくり。
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対岸へ。
橋の欄干には、名器の展示。 -
向こうに末広商店街のアーケードが見えます。
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かつての映画館。
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衣料店だけが目立っているのは、数年前と変わらず、やはり閉じられたままのお店が続く。
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お芝居の世界のような旅館は、大学生のプロジェクトチームが再生に入ったようです。
嬉しい。 -
弟の京都の下宿もこんな感じだったなあ。玄関一つの長い廊下、畳の部屋。
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商店街の隙間
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窯元のエリアに入って、分かれ道の真ん中で立ち止まっていたら、後ろから「どちらをお探しですか。」と声をかけられた。どことなくキレがよく、商家の女将さんに見えます。
「窯垣の小道を探しています。」♀「それなら、その道を行かれるとすぐですよ。」と教えてくれた。
一度歩いているのに同じようなところで迷っている。
軒下には、陶器のタイルが埋め込まれていた。
そばの古いお店を見上げていたら、その人は、「建てた時のままなんですよ」と教えてくれた。 -
買い物籠を下げた彼女は、さっさとこのお店に入って行かれた。
ガラス戸越しに覗いてみたら、乳白色の手ひねりらしいマグカップが見えた。飲み口の程よいぽってり感もいい。
戸を開けて入り、見せてもらった。このクオリティでこのお値段は安価なので、思案していたら、別の年配女性が来られ、「それは、いいものなんですが、ここに少し色が出てしまって、このお値段にしているのですよ。」と、その部分を教えてくれた。中の底のほんのちょっとのかげりです。即決めた。
商品の置き方などから卸が主のお店と知った。
前回も通りから見て、魅かれたお店に入った時も、ご主人に瀬戸の陶器産業について教えてもらっていた。縄で縛った瀬戸物が床に積まれていた。あまり目にしない絵柄の小皿に目を留めたら、店主がその模様のわけを話してくれた。昔、流行した絵柄だそうだ。5枚購入。我が家で、箸置きにも大活躍。見る度にこの時の会話がよみがえる。
子どもの頃、祖母は「お皿を出しなさい。」と言わず、「瀬戸物を」と言っていた。
そのお店で、「九州では、それが、唐津物になるのです。」と教えてもらった時の納得。そして、有田や九谷のような「瀬戸焼」というものがない理由も知った。 -
観光客用の駐車場。目的の小道は近い。
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山の中腹を切り開いたような小道。
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この看板を見間違って、進むと
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こんなところに迷い込み、記憶に全くない景色。
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瀬戸にくれば、仕事が見つかる。と言われたほど、大勢の働き手が必要だった時代の工場。明治の輸出品生産でにぎわった時代。
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前は、こんなに上まで上がっていないなあ。
おうちの感じも違っているようなと思っていたら、
やっと人に会えました。
行き過ぎていたようです。 -
引き返して、
ようやく窯垣の小道に入るところが見つかりました。 -
お正月の静かで清らかな日差しです。
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一組の家族連れと出会いました。
町全体が、静かで、お正月のきりりとした気配も漂います。 -
陶器が壁に塗り込まれています。
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案内板で確かめます。
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お正月でお休みでした。前に歩いたときは、7月。その時も閉まっていたので、少し残念。
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開けている時の方が少ないようです。
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塀のデザインを楽しみながらの歩き。
昔は共同で焼いたために、窯の中の台で区別をしたという。 -
その台のようです。中に様々な陶器の一部がはめ込まれています。
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ここは小道にリズムを感じさせるデザイン。
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このおうちの好みは、これですね。
最後は、お寺に出ました。 -
駅のチラシでみた美術展。やはり今日はまだお正月閉館で、明日からと、前に来て知る。建物外観を見て、木造でいい雰囲気と知っただけでも収穫とする。
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駅に戻り、パネルで往時の瀬戸の盛況ぶりが伝わる。
子どもの頃のお正月の町を思い出していた。前日の大晦日とがらりと空気まで入れ替わったあの頃。 -
この包装紙ににっこり。姉妹のようなお二人が、あのお店を守っているのかもしれないなあと思った。
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