2023アメリカ（LA、サウスウエスト）編2～すべての人が楽しめる？パラダイスみてえな街～

2023/10/07 - 2023/10/07

滞在2日目はすべての人が楽しめる？パラダイスみてえな街、ラスベガスへ向かう…バスで。
当初ベガスは予定になかったのだが、アンテロープキャニオンや、グランドキャニオンへのツアーとバスがだいたいラスベガス発だったので。

片道約5時間（途中休憩あり）、北米大陸西側の荒野と砂漠っぽいエリアをひたすら走る。

そしてラスベガスといえばカジノ。ちょっとだけ遊んでみたよ。

エリア ラスベガス (ネバダ州) (アメリカ)

おはようハリウッド。すでに営業しているダイナーのネオンが見える。

早朝は人がまばら。というか、まばらを通りこして貸し切り状態。

ハリウッド ブールバード 散歩・街歩き

車も少ない。昨夜は見た目ギャングな黒人が大音量で音楽かけながらたむろして路上でピザ食ってたり、メキシコ系市民がフレッシュフルーツの屋台出してたり、ものすごく賑やかだったけど、嘘みたいに静かだ。

空いているので、世界一有名な役者の星を見に行ってみようか。

前日はこの星の前でセルフィーを撮る人だかりがすごくて近づけなかった。ミッキー・マウスである。ちなみにその斜め上の星はトミー・リー・ジョーンズ。世界一有名なネズミと、日本一有名な宇宙人が並んでいる。

友人が好きなアン・ハサウェイ発見。近くの店からモップバケツの水流されてちょっと絵面が…でもスター女優の星は水も避けて通るらしい。

アメリカンな朝メッシを食べようと、朝食メニューがウリのチェーン店IHOP（アイホップ）へ。ハリウッドの通りは閑散としていたのに、アイホップはほぼ満席状態。チェーンなのに、テーブル担当のお姉さんがマメに「コーヒー足りてる？」「ケチャップいる？」など聞いてくれて、ちょっと感激。無印良品並に社員教育がしっかりしているのだろうか。朝から心もお腹も大満足。

アイホップ (ハリウッド店) アメリカ料理

朝食のあとラスベガス行きのバスに乗ったのだが、ハリウッドからバスプールまで頼んだライドシェアの運転手が15分ワタクシを待たせたあげく、連絡もなしに来なかった。渋滞で危うく予約したバスに間に合わないところだったが、空いている道を選んで走ってくれた二番手のネイティブ・アメリカン系運転手に大感謝である。
ドタキャンした運転手は日本と仲の悪い国がルーツと思われる人だったので、嫌がらせだったのだろうか…と勘ぐってしまう。
写真はラスベガスへ向かう途中に立ち寄ったバーストーのお店。

レトロゲーム？もあった。急にしゃべるなよ、ビックリするだろ。

砂漠の人工オアシス、ラスベガスへ到着。ロサンゼルスに輪をかけてドライで暑い。この建物の中にはベネチアを模した運河があるらしい。さすがラスベガス。やることが違うネ

ザ パラッツォ アット ザ ベネチアン リゾート ラスベガス ホテル

ラスベガス・ストリップ（大通り）を走る2階建てバスに乗る。乗客はほぼ観光客。週末の日中は大混雑だった。頻繁にお客さんが乗り降りしているので、運が良ければ座れる。景色を楽しみたい方は2階がおすすめ。

真っ昼間のラスベガス。自由の女神や小さめのジェットコースターなんかもある。もちろん昼からカジノで遊べるし、酒も飲める（路上ではダメ、絶対）。

ニューヨーク ニューヨーク ホテル ホテル

ラスベガスの路線バスは郊外行きも昼間は安全、と聞いたのでホテル前を通る路線のバス停へ向かうと、盛大すぎる道路工事でバス停ごとなくなっていた。仕方なくライドシェアを呼ぶ。ロサンゼルスの運転手は喋らない人が多かったが、ラスベガスは話かけてくれる人が多かった。
写真はミラージュというカジノ＆リゾートホテル

ザ ミラージュ ホテル ホテル

写真はミラージュだが、ワタクシが泊まったのは郊外のホテル。郊外はその立地ゆえ、ストリップ（ラスベガスの大通り）のホテルより安く、宿泊者向けにストリップ行きの無料バスも出してくれていた。
ラスベガスのホテルはリゾート料金という、宿代より高い手数料的なものを上乗せする文化がある（冷蔵庫のドリンク代や部屋を汚した場合に備える預かり金と違い、絶対に返金されない）。ベガスでは「そんなんやめちまえ！」という動きもあるようだが、なかなか無くならないらしい。みんなもベガスの宿を予約するときは、必ずリゾート料金をチェックしてね。

自分が泊まったホテルでのちょっと嬉しかった話。チェックインの手続きしてたら後ろに並んでいたアメリカ人のお客さんに「すみませんが、日本人ですか？」と日本語で話しかけられた。びっくりして、そうです、と日本語で答えながら彼を見ると、ベイビーメタル（日本のガールズ・メタルグループ）のTシャツを着ているではないか。今夜ライブがあるらしく、ラスベガスにやってきたとのこと。ベイビーメタルはラスベガス公演やるほど人気なのだ。
「日本も大好きです、いつか行ってみたいです」と日本語で話してくれて、本当に嬉しかった。お兄さん、いつかベイビーメタルのライブ見に、日本へ来てね。

ヤシの木とネオンがパラダイス感

カジノ前の勝負メッシは日本にまだ進出していない、メキシカンのチェーン店チポトレで。野菜、肉、豆、パラパラのご飯を盛り合わせたやつ。これが美味かった。なんでパンダエクスプレス（アメリカの中華ファストフードチェーン）が日本にあって、チポトレがないのだ。確かに日本人万人向けではないかもしれないが、ワタクシは1号店できたら行くよ。なんなら五所川原のエルムに出そうかな。

チポトレ メキシカン グリル ファーストフード

チポトレの近くにあったこちらのカジノでひと勝負する。

ハラーズ ラスベガス ア シーザーズ リワーズ デスティネーション ホテル

ゴードンの店が入ってるらしい。このおっちゃん、ゴードン・ラムゼイはアメリカとイギリスで知らない人はいない、ミシュラン三つ星シェフ。アメリカでは大谷翔平より有名なのだ。
ゴードンは常に怒鳴っていることで有名。ワタクシは彼のこと嫌いじゃないので、料理の質と料理を作る人間の姿勢にめちゃくちゃストイックなんだよ、とフォローを入れてあげたい。

カジノではブラックジャックとクラップスを。結果ちょい負け。でも楽しかった。青森にカジノできたら行っちゃいそうだ。スタッフも親切で、ネイル褒めてくれたり、なんだかいい時間だった。
ラスベガスはカジノだけでなく、シルク・ドゥ・ソレイユなどのショーも楽しめる。次訪れる機会があれば観てみたい。

ミラージュのカジノの雰囲気。ラスベガスではどのカジノでも写真は基本的にダメだったらしいが、最近は撮影オーケーの場所も増えているとか。ただし、ディーラーなどスタッフの許可は必要である。

どこを見ても桁違いの財力を感じる。

夜でも独り歩きできる（人通りの少ない場所はダメ、絶対）。

ほぼ観光の人なんだべな。

本物の看板撮りに行く時間なかったので、これで我慢するとしよう。

ここにもゴードンの店発見。フィッシュ・アンド・チップス（魚とじゃがいものフライ盛り合わせ）専門店なので、まぁまぁ手が出しやすいお値段。でもワタクシは魚とイモ揚げた一品に3,000円出すことをためらったので（ビール付けたら4,000円超えてまう）、外観の写真撮って終了。カジノで勝ってたら食べたかも。

ゴードン ラムゼイ フィッシュ&チップス (ザ リンク ラスベガス店) シーフード

ベラージオの中。ブランドショップが立ち並んでいた。内装は多分イタリア、ミラノのショッピングアーケード「ガレリア」を意識しているんじゃないかな。

ベラージオ 劇場・ホール・ショー

映画「オーシャンズ・イレブン」のロケ地にもなったベラージオのカジノ。めっちゃ広い。カジノエリアだけで迷子になりそう。

ベラージオには屋内植物園がある。植生を活かす、というよりアーティスト渾身のアレンジメントで見る人を圧倒させる系。写真を撮るのがちょっと大変なくらい混んでいたが、これは確かにすごい。花好きなら必見である。

ベラージオ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

きっと定期的にテーマを変えているのだろう。

手前のキノコのかさ、すべて生の花。

日本じゃなかなか出会えないものを見せてもらった。これはうちの花好きオカンにも見せてあげたい。ラスベガスは何やかんやスケールが違う。

ベラージオの出入口。人通りのある場所を撮ろうとすると、写りこもうとするお茶目な酔っ払いに出会ったりする。

ラスベガス名物・ベラージオの噴水ショーはちょうど正面にF1レースの特設観覧席が組まれていて、ほんの一部のスペースからしか見ることができず。ちょっと残念。

またゴードンの店発見。店名は「ヘルズ・キッチン」。地獄のキッチンである。ゴードン主演で同名のテレビ番組から、本当の店を作っちゃったパターンである。怒鳴るゴードンはいないが、ゴードンが監修したおいしい料理が味わえるとのこと。
そしてこの旅行記を読んだあなたは、日本でも数少ないゴードン・ラムゼイを知る人物となった。

アメリカ編3へつづく

ゴードン ラムゼイ ヘルズ キッチン(ラスベガス店) アメリカ料理