50代最初の年末に振り返る若き日々の海外旅（パート８：2005年）　

2005/05/24 - 2005/06/04

経年的に各年一つずつの海外旅をピックアップしておりますが、2004年に関しては、米系エアのマイル稼ぎだらけの旅程で、旅行記としては全く面白味もなく、この年初めて訪問した国というのもなかったので、この旅行記シリーズとしては省略。　

で、翌2005年のお話ですが、この年は、実家を中京圏に有する者としては、非常に思い出深い年でありました。

まず、中京圏の空の玄関が、従来の名古屋空港（小牧）から、知多半島中部、常滑の中部国際空港（セントレア）に移ったことですね。勿論、開港初日にこの空港は訪問したのですが。

そしてもう一つの大きな出来事が、元々青少年公園だった名古屋郊外の長久手を主会場とした愛知万博（愛・地球博
）が開催されたことです。もう北海道民ではありましたが、この年に関しては、全期間入場券まで購入して、実家を拠点に会場へと足繁く通いました。

という訳で、その愛知万博関連の思い出が本旅行記のメインとなってしまうのですが、一応、それぞれの年の思い出深い海外旅を取り上げている途中なので、この年に関してもその内容から。

この年、初めて訪問したのが南半球の大国、オーストラリアでした。実は、恐らくインドネシアとかで微妙な南半球は経験していたと思うのですが、純粋な南半球の国家としては、これが人生初訪問となった記念すべき旅でもありました。

結局その後も、後は南米に1回行っただけ（2007年編で取り上げる予定）なので、今でも純粋な南半球の国家訪問の経験は3か国のみ、という惨状のままであります。

また行きたいな～、南半球…。

（表紙：オーストラリアと言えば、QFのカンガルー。）

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

実はこの旅は、家庭の事情的にも思い出深い旅で、この旅の直前に京都在住の祖父が永眠致しました。

という訳で、海外旅程開始となる1週間ほど前から京都や名古屋に滞在しておりましたが、たまたま遠方に住む自分が、京都の某病院にて、祖父の最後を看取ることができた（父は看取れなかったので…）ことは、本当に感慨深いことでした…。

祖父との思い出を振り返りながら、人生初の海遊館（右上のが入場券。この時、丁度、カエル関連の展示イベントを開催してた）にて、カエルさんやその他の動物さん達をボォーっと眺めつつ、一度きりの人生は精一杯生きないとな、と、心に誓っておりました。

その後は名門大洋フェリー利用で福岡に移動し、何故か福岡からの国内線乗り継ぎからこの旅は始まりとなります。


そういや、当時は、国際航空券旅程の国内線区間は、スーパーシート料金の消費税が免税になる、とのことで、よく国内区間をスーパーシートにＵＧして、ＬＨのＦＦＰに300％積算していたものでした…。下2つはそのレシート。

羽田空港(東京国際空港) 空港

今はどうか知りませんが、当時は、豪州行きの航空券って、国内線がアドオンで凄く安くつけられた記憶なので、日本側も豪側も片道2区間、往復4区間の乗り継ぎ航空券でしたね。

旅程としては往路がFUK-HND/NRT-SYD-ADL,復路がADL-SYD-NRT-CTSの日本側オープンジョーのペックス航空券でした。

成田国際空港 空港

当時のＱＦのペックス運賃は「スーパー・カンガルー」という名称でしたね。

ペックス運賃の各社の名称も、色々と懐かしい。

ＪＬだと悟空とか、ＮＨだととび丸とか、ね。

シドニーオペラハウス 現代・近代建築

日本発の成田でイシューされた初豪州入りの搭乗半券。

往路は乗り継ぎ時間も利用して、プチシドニー観光などにも出かけておりました。

オペラハウス見たときは感動したな～、あー、オーストラリアじゃ、って。

ランドル・モール ショッピングセンター

で、往路のSYD-ADLと、復路のADL-SYD、SYD-NRTのボーディングパス。

QFは本体を回収しない会社でしたね～。長いまま残ってるカンガルー仕様が嬉しい。

この旅の旅程は、

5/24札幌ー新千歳ー関空ー海遊館ー祖父母の家（京都）
25～29通夜・葬儀・葬送など（京都連泊）

30：京都-大阪南港-(名門大洋フェリー泊）
31：-新門司-福岡-(NH252)-羽田-成田-(QF22:機内泊)
6/1：ーシドニー-（QF761）-アデレード（Adelaide Central YHA泊）
2：アデレード観光（My Place Backpackers泊）
3：-(QF756)-シドニー-(QF21:機内泊)
4：-成田-(NH3121)-新千歳-札幌


最後に会計報告も。

交通費：118,988円
食費：4,018円
宿泊費：3,999円
その他：698円

合計：127,703円でした。


マイル稼ぎはそれ程目的でない旅路でしたが、積算に関しては、

AA：22,140マイル
VS：2,676マイル
NW：1,500マイル

という結果でした。
この頃はAAのFFPで上級会員資格を保持していたので、倍のボーナスマイルが付いておりました。あと、NH搭乗分をこの時はVSに付けていたんですね～。NWのマイル数は、日本国内線3区間分のニッポン500マイルですね。この頃にはもう始まっていたんですな～。

という訳で、豪州旅の記述としてはこれでおしまい。

新千歳空港 空港

ここからは同年開催されていた愛知万博のお話です。

1997年から始めていた旅ノートも、この頃にはNo7に到達しておりましたが、このノートの中には色々と万博の思い出が詰まっております。

当時は全期間入場券を利用して、外国パビリオンばかり巡っていましたね。
そこで現地の人と交流するのが楽しくて…。

スタンプを押しつつ…。

可能であれば、現地からいたした人とお話しつつ、お名前や挨拶の言葉なんかも書いてもらったりしていました。

まあ、普通の旅ノートと兼用なので、同じページに御在所ロープウェイの記念スタンプなんかも混在してたりしますが…( ´∀｀ )。

凄く嬉しそうに、丁寧に書いて下さる方も多かったですね。
こっちも嬉しくなりました～♪

そういえば、もうすぐ大阪でも2度目の万博が開催されますね。

お近くの方は、是非全期間対応の入場券など購入されて、リピーターとして会場でプチ世界旅行を楽しまれることをお勧めいたします。

ただ、今回の万博に関しては、既にボイコットを表明している国もあったりして、ちょっと寂しいですけど…。

そして是非、色々な国々の方と、積極的に交流を楽しんでみて下さいね。

万博というのは、観て楽しむイベントでなく、参加して楽しむイベントだと思います。

そして、同じように記念の痕跡を色々と残してみて下さいね。

こんな感じで、20年近くが経っても、当時のことを振りカエルことが出来るんです。

そういや、外国パビリオンが楽しすぎて、あの当時も、行列が出来ていた企業館なんて、殆ど見向きもしなかったな～。

行列に並んでいる時間があるなら、その辺の外国人（特に美女( ´∀｀ )、女性の方は美男）と交流する方が、ずっと有意義よ～♪

実際あの時は、万博皆勤賞なんておばさんも話題になってましたよね。

彼女はその後も世界の万博をリピートしてたらしいですね。上海とかも。

愛知万博と言えば、モリゾー・キッコロですね。

あの愛知万博終了後、会場は整備されて愛・地球博記念公園でしたが、今度はジブリパークになってしまいました。

万博の思い出も、どんどん淘汰されていくのかな～(;´Д｀)。

別にジブリが嫌いな訳じゃないけど、わざとらしい有料施設とか、金儲け主義に走っているのが草。

そもそも愛・地球博の終了後は、そのまま森に帰すってのがコンセプトだったんじゃないの？

まあ、お金落としたい人は落としてってね。愛知の経済効果にはなるだろうから。

と、北海道にやって来る観光客に対してと同じような毒を吐いているクソ旅人でござる。

万博はその名の通り、世界各国が集まってこそのイベント。

愛知万博の時にも思ってたけど、企業の見せびらかしパビリオンなんてどうでもえーねん。そんなもんに無駄な時間は使わんといてな、大阪の人たち～。

まあ、万博としては大阪の方がパイセンだし、きっと解ってるよね、本当の万博の楽しさってやつを！

という訳で、最後は愛知万博ネタで綴らせて頂いた、2005年の海外旅に関する本旅行記はこれにて終了となります。

最後までご閲覧下さり、どうも有難うございました。