おときゅうパスの旅：東京から恐山に日帰りで行ってきた！

2021/06/27 - 2021/06/27

4トラの青森の地図を塗りつぶすため、今更ながら大人の休日パスを使って出かけた備忘録をアップします。

◇今回の行程
・東京→八戸（はやぶさ5号）
・八戸→下北（リゾートあすなろ下北1号）
・バスで恐山へ行く
・下北へ帰る
・下北→八戸（リゾートあすなろ下北4号）
・八戸→東京（はやぶさ42号）

◇交通費
・JR→3,818円（大人の休日パス1日分）
・バス→1,620円（往復）

エリア 下北半島(青森)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

旅の始まりは東京駅から。
はやぶさ5号（7:32発）で八戸へ！

東京駅 駅

今回の行程の切符です。
えきねっとで予約し、2日前に行った新潟駅で発券しました。

大人の休日という事で、
さっそくビールを頂きます。

朝ごはんは、おときゅうパスを提示すると10%割引きになるNew Daysでパンを購入。このあと前日に秋田へ日帰りした疲れのせいなのか、いつの間にか寝てましたzzz…。

ぐっすり眠って10:24分に八戸に到着。

八戸駅 駅

よぐ八戸さ おんであんした…！

10:50発のリゾートあすなろ下北1号に乗り換え下北へ！

リゾートあすなろ下北 乗り物

座席は足元が広くて快適♪

飲み鉄の旅、開始！

窓が広くて解放感のある車両に揺られながら、野辺地まではこんな感じの緑の景色の中を進んで行きます。

野辺地駅でしばらく停車。
青森方面からの接続待ちかな？

野辺地駅 駅

野辺地を過ぎて大湊線に入ると、
やがて陸奥湾が見えてきました。

陸奥湾を眺めながら八戸駅のNew Daysで買った駅弁でお昼ごはん。本当は海鮮系が良かったんだけど売り切れだったので売れ残っていたとりめしです。でも、これはこれで美味しかったから良し！とします。

食後は後方の展望席に移動し過ぎ去る景色を堪能。

1時間44分の乗車を終えて12:34に下北駅で下車。

下北駅って本州最北の駅なんだ。
知らなかった。

下北駅 駅

下北から恐山へはバスで移動。
リゾートあすなろ下北号と接続するナイスな臨時便（12:45発）に乗ります。接続時間は11分で運賃は810円。

山の途中にある冷水（ひやみず）というバス停で少しの間、途中停車。不老の湧き水があるので希望者はどうぞ！との事だったので遠慮なく降りました。

路線バス (下北交通) 乗り物

1杯飲むと10歳、2杯飲むと20歳、3杯飲むと死ぬほど若返るとされる湧き水。運転手さん曰く、飲むとお腹を壊すから飲まないほうが良いとの事。もしここで飲んで便意さんがやって来ても困るので手を洗うまでに留めておきました。

冷水 名所・史跡

終点の恐山で降りる予定だったのですが、
1つ前の太鼓橋で何人か降りたので、
なんと！釣られて一緒に降りてしまいました。

近くにあった三途の川に掛かる太鼓橋。
この世とあの世の架け橋とされていて邪悪な者は橋を渡る事が出来ず地獄行きになると言われています。
→柵があって渡れないので地獄行き決定！(-_-)

恐山 自然・景勝地

橋の下を流れる三途の川。
凄くきれいでした！

終点の恐山までてくてく。

恐山に到着！
先ずは駐車場の奥にある六大地蔵を見る。

そして参拝案内図を見て全体をざっくり把握。

総門！
入山料500円を払っていざ入山！

総門の先はこんな感じ。

イタコの口寄せは昔テレビで見たことがあるので知っます。確かイタコがジャリジャリ、ジャリジャリって数珠をこすりながら何かの呪文を唱え、そのあと亡くなった人の霊がイタコに乗り移って「元気でやっているから心配しなくてよいぞ」とか「体には十分気をつけろ！」みたいな事をしゃべっていた気がする。

どどーん！とある山門！

両脇の仁王像はカラフルなのであんまり怖くない。

薬師の湯！
どんな感じかな？と思ってドアを開けて中を除いたら、いきなり目の前にちょうどパンツを脱いでいたおじさんの桃があったので、何も見なかった事にしてすぐにドアを閉めました。

お寺なのに狛犬！
なぜ？

参道の一番奥は地蔵殿。

恐山菩提寺 寺・神社・教会

お地蔵さまが居てお供え物と風車がありました。

案内の標識に従って奥の院不動明王へ！

熊に注意！

ある～日♪、森の～中♪

奥の院不動明王は勝手に立派だと思ってたけど意外と小さかった。

緑が美しい山と草木も生えない荒々とした岩場。
恐山は二つが隣り合う不思議な光景。

ここから先は地獄ゾーン。

風を感じないにもかかわらず風車がカラカラ回ったり止まったり、いきなり逆回りしたりする不思議な空間。

火山ガスが噴き出しているところもあって硫黄の強い臭いが辺り一面に漂います。

よくわからないけど、みたま石。
あとで調べたら両手で撫でながら祈ると願いが叶うとの事。こういう所って触ったりするのはダメだと思ってた。

無間地獄！
仏教における八大地獄の中で最下層に位置し、大悪を犯した者が死んだあと絶えることのない極限の苦しみを受けるという、たいへん恐ろしい地獄。

なんとなく気になった水の無い川。

大師堂。

奥へ進みます。

平和観音さま。

うわっ！
となった硫黄が流れる川。

恐山菩提寺を建立したと伝えられる慈覚大師の座禅石。

恐山の一番奥にあるお地蔵さま。

塩屋地獄！

三途の川の太鼓橋は渡れませんでしたが、
地獄にあるこの橋はちゃんと渡れました。

賽の河原。
”人はみなそれぞれ悲しき過去を持ちて賽の河原にて小石積みたり”

幼くして死んだ子は親不孝者とされ、その罪を償うために賽の河原で石を積んで塔を造ろうとするのですが、あと少し！というところで地獄の鬼がやってきて崩してしまいます。そんな子供の代わりに親が石を積むのだそうです。

賽の河原の地蔵堂。

水子供養御本尊。
この写真だと分かりずらいけど赤ちゃん抱っこしてます。

幼い子供たちがあの世に行っても寂しくないようにと、たくさんの風車がありました。

地獄から極楽へ！
癒しの景色が目の前にパッ！と広がっります。

極楽浜！

宇曽利山湖（うそりやまこ）

近くに宇曽利山という名前の山は無く、恐山が元々は宇曽利山だという説があります。宇曽利山の呼び方がだんだん変化し、うそりやま→おそりやま→おそれやま→恐山になったとされています。

宇曽利山湖 自然・景勝地

哀愁が漂う無縁仏。

胎内くぐりを通って…

また地獄に戻ってきました！
そんなわけで重罪地獄。

死んでも金を求めて掘り続ける金堀地獄！

”危険”という看板が倒れるくらい危険な修羅王地獄！

延命地蔵尊。
ここは石を積み上げた急勾配の山にあって、
近くに行けませんでした。

最後に展望台から、
シルエットが ”山”って感じな五智山。

帰りもリゾートあすなろ下北号と接続するナイスな臨時便に乗ります。

路線バス (下北交通) 乗り物

40分ほどで下北駅に到着。
バスの中で30分ぐらいぐっすり眠ってました。

下北駅 駅

16:03発のリゾートあすなろ下北4号で八戸へ！

リゾートあすなろ下北 乗り物

座席は展望席に近くて便利な後方の最後部席。

運よく隣が空席だったので
自分の好きなタイミングで展望席に移動出来ます。

帰りも過ぎ去ってゆく景色を堪能。

18時12分発、はやぶさ42号で東京へ！
車体の帯の色が紫色だから北海道新幹線の車両でした。
そして北海道新幹線の車両は今回が初めてだったのでテンションが上がります。

八戸駅 駅

床は北海道新幹線仕様の雪の結晶。

夜ごはんは、八戸駅のNew Daysで大人の休日パスを提示し10%割引で買った駅弁です。おときゅうパスで出かける時の買い物は必然的にNew Days縛りになります。

21時40分に東京駅に到着し新宿経由で帰路へ。

おときゅうパスの振り返りです。
東京から下北までの所定運賃（往復）37,660円に対し、大人の休日パスの1日分の料金は3,818円なので、JRに対し33,842円の損害を与える結果となりました。

おしまい。

東京駅 駅