2023/12/17 - 2023/12/18
323位(同エリア1493件中)
うーぱんのパパさんさん
- うーぱんのパパさんさんTOP
- 旅行記103冊
- クチコミ24件
- Q&A回答1件
- 98,979アクセス
- フォロワー20人
この旅行記のスケジュール
2023/12/17
2023/12/18
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
4travelで旅行記を作るようになったこの10年ほど、雪降る時期に雪国を訪れるのは初体験。青森市内の「青森らしい」見所を駆け足で巡って来ました。
青森に行くきっかけは、家族が敬愛する棟方志功の記念館がもうすぐ閉館になることを知ったから。飛行機がお得になる12月中旬にチケットを予約していざ決行。ちょうど強い冬型と重なってしまいましたが、それほど影響を受けずに「津軽海峡冬景色」を堪能した冬の旅です。どうぞご覧下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
早朝の伊丹空港。冬だとバスで飛行機まで移動する時にはきれいな朝日に出会えます。
-
冬型の気圧配置が強まり、強風のため引き返す可能性もある「条件付運航」での出発でした。こんな風にトーイングカーで押されてから滑走路に向かいます。
(写真を撮れてるということは、自分たちが搭乗した青森行ではございません。あしからず) -
着陸直前に風の乱れがあったらしく、まさかのゴーアラウンド。その後の上空旋回中も結構な揺れに見舞われ「このまま伊丹に逆戻り??」と心配したけれど、2回目は滑走路に無事降り立ちました。
延着したおかげで接続のJRバスは出発してしまい、後続の青森市営バスに乗って市内へ。青森空港 空港
-
ホテルに荷物を預け、さくら野百貨店で用事を済ませてから青森市観光を始める。
しんまち商店街 市場・商店街
-
この旅一番のミッションを達成するために棟方志功記念館を最初に訪問。
志功さんの名言に出迎えられつつ館内に入る。「アイシテモ、愛しきれない・・・・・それが板画です」棟方志功記念館 美術館・博物館
-
この日がちょうど秋の展示の最終日。テーマは「安於母利妃(あおもりひ)」で、棟方志功ならではの艶やかな女性美を表現した作品が公開中。
-
個人利用であれば展示室内の写真がOKなのもありがたいサービス。自分なりに魅力を感じた作品をカメラに収めつつ鑑賞します。
有名な二菩薩釈迦十大弟子の大屏風をじっくり見学。世の中を慈悲で包んで下さりそうな、強さを兼ね備えたお弟子さん達でした。 -
志功さんの描く仏様は、優しく愛おしい顔立ちですね。
-
女性がモチーフの展示作品を説明した配布資料によると「女人礼讃の原点にはふるさと青森に暮らす母の姿、母性への憧れ」があり「ふくよかな女人像を板画ではダイナミックでたくましく、倭画では強弱のついた柔らかな線と艶やかな色彩」で形作っていったそうです。
-
晩年に製作した倭画「青森山之神図」の一場面。
厳しい自然の中にも優しく迎え入れてくれる故郷の心象を描いたのでしょうか・・・ -
板画家(版画家)として知られる棟方志功ですが、今日のような雪の降る寒さ厳しい日には明るい色調で色付けされた倭画を見ると心がほんわり温まります。
-
可憐な女人像作品をもう1枚。こんな画風の作品もあるんだと少々驚きました。
-
展示室の横で見ることのできる棟方志功の紹介ビデオで、油絵も数多く描き続けたことを知る。
ちょっと古いネット記事ですが、こちらに解説があります。
https://www.marugotoaomori.jp/blog/2009/09/7094.html
貴重な作品を多く所蔵する記念館、諸般の理由で閉館になるのは寂しい限りですが、引継ぎ先の青森県立美術館でも公開・展示されることを願います。 -
棟方志功記念館を終えた頃は風雪共に強くなってきて、青森が雪国であることを実感(痛感?)。タクシーで青森駅傍のワ・ラッセに向かいました。
ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
-
吹きっさらしの外から暖かい館内に入り、ほっと一安心。
ねぶた(ねぷた)の歴史を学ぶゾーンを抜けながら順路を進むと・・・ -
立派なねぶた像が満を持して登場。その大きさや色の鮮やかさに目を見張るばかり。
-
近くで見上げるとさらに迫力あります。これが街路を進んできて回転したりするんだから、圧倒されること間違いなし。
-
優秀制作者賞・市長賞の作品「釈迦降臨」。主役のお釈迦様が写ってなくて恐縮ですが、煌びやかな色合いが素敵でした。
-
文字通りの鬼の形相。めっちゃ怖い。子供が真面目に見たら泣くでしょ?
改めて、真夏のねぶた祭りで本物を観たくなった次第です。 -
お囃子演奏のショータイムとともに行われていた跳人・お囃子体験。奥さんは太鼓、自分は手振り鉦の演奏を体験してすっきりしました。
-
これからも街と人(住民の方と観光客の皆さん)の心をつないでいって下さいねー。
-
13時を回ってお腹も空きだしたので、ここで軽めの昼食。
ワ・ラッセ内のレストランで青森名物「肉煮干しそば」を初体験。割とストレートな醤油の味が東北らしかったかも? -
次も青森ならではの観光スポット、青函連絡船メモリアルシップの八甲田丸を見学。
青函連絡船 八甲田丸 乗り物
-
青函連絡船の歴史や現役時代の様子(青森市民の暮らしなど)を紹介する博物館になっていて、わりとリアルなジオラマが置かれていました。右側の後ろ姿は赤坊さん(もう今は絶滅した・・・?)。
-
こちらのシアタールームは実際に活躍していた頃の船内の雰囲気を残しているかも。懐かしいですわ。
-
現役時代には入れなかったブリッジに上がって、船長室が再現されていたり号鐘が飾られていたりする様子を見学して回る。
前方の窓から望む津軽海峡方面の海はどんより灰色、北海道は雪でかすんで見えません(笑)。 -
地元の小学生が卒業記念に作った青函連絡船の版画が飾ってありました。
棟方志功の地元である青森は、版画を積極的に教育プログラムに取り入れてるみたい。 -
青函連絡船に初めて乗ったのは、小学生の冬休みの時。往復とも夜行便だったので船内の記憶はそれほどないんだけど、船に乗るという新鮮な経験にワクワクしたことを覚えています。
その時は上野→青森が特急みちのく青森→上野が臨時急行の十和田でした。偶然にも両方の列車のサボが飾られていたんだと、撮った写真を見返していた時に気づく。 -
この橋を使って貨車や荷物車を船に積んで北海道に運んでいたんだね。
船自体も河道橋もだいぶ老朽化している状況ではあるものの、貴重な産業遺産であることは間違いなく、大事に保存されることを願ってやみません。青函連絡船 青森桟橋 可動橋跡 名所・史跡
-
雪が小やみになった間に雪の積もった道をてくてく歩いてアスパムを目指しました。館内はクリスマスモードでございます。
青森県観光物産館アスパム 名所・史跡
-
2階では「マチコトバのクリスマス」と銘打ったイベントが開催中。アクセサリーや民芸品の販売ブースがずらっと並び、賑わっていました。
-
青森旅行の記念にリンゴをあしらった平皿、そしてヒンメリの飾り物を買い求めました。
ヒンメリとは北欧で生まれた伝統的な多面体の飾り(モビール)で、クリスマスシーズンの装飾でもあるんだって。知らなかったっす。 -
屋外もクリスマスマーケットらしい出店が。吹雪の中だけど頑張って営業中。
-
どどーんと置かれたクリスマスツリー。周囲にはサンタさんが置かれ、若い子や家族連れが記念写真を撮ってました。このクリスマスツリーの夜景の様子は後ほど。
-
だいぶ歩き回ってくたびれてきたので、ホテルにチェックインして一休み。ホテルまでの移動で首や耳がすっかり冷えて、雪国の生活の厳しさをしみじみと感じたうーぱぱ。
-
18時前に外に出て夕食へ。しんまち商店街の青森駅寄りに店を構える「おさない」で青森名物をいただきます。
お食事処おさない グルメ・レストラン
-
お店の看板にも描かれた帆立のメニューをチョイス。こちらは帆立の貝味噌定食です。
-
そして帆立丼&けの汁。熱々の料理で体を温めました。豪華さはないですがお手頃で美味しくて、我が家のディナーはこれで満足。
ちなみに「けの汁」は津軽地方の郷土食で、津軽の七草粥ともいわれる小正月料理なんだそう。初めて食べました。
https://kyoudo-ryouri.com/food/661.html -
熱々の食事で元気が回復したので、イルミネーションを見るためもう一度アスパムまで行ってみることに。
-
クリスマスツリーが綺麗に輝いてました。三角形のアスパムもライトアップされていて、いい感じにコラボしてるね。
-
時折雪の舞う中、文字通りホワイトクリスマスの夜景を楽しんだ青森の夜。
-
コンサートなど行われていたアスパム館内をさらりと見た所で今回の青森観光はおしまい。
写真は、これまた青森らしい光景である金魚ねぶた。ここアスパムにもワラッセにも、あとホテルロビーにも飾ってありました。 -
ダイワロイネットホテルで迎えた月曜日の朝。積雪の量もぐっと増えて通りは除雪作業中です。
ダイワロイネットホテル青森 宿・ホテル
-
降ってますねー。飛行機が飛んでくれるか心配になってしまう空模様。
チェックアウト時刻までホテル内で過ごし、最寄りのバス停から空港に向かいました。 -
天候調査中の案内がずっと消えなかったけれど、お迎えの伊丹発のJALが無事に到着。
雪の降るスポットに誘導する人、滑走路を除雪する人、ディアイシングやアンチアイシングを行う人、雪の季節にも飛行機が飛べるよう働いている皆さんに感謝です。青森空港 空港
-
滑走路端で十分にふかしてから一気に加速し、青森空港を飛び立って伊丹空港に帰りました。ラストは大阪城のお堀と海が輝いている光景です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
来年もいい旅ができますように(皆さんも、そして自分も)。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
青森市内(青森) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46